超能力で学園なTVアニメ動画ランキング 43

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の超能力で学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月05日の時点で一番の超能力で学園なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.6 1 超能力で学園なアニメランキング1位
コードギアス 反逆のルルーシュ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (10507)
37574人が棚に入れました
皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。しかし、その圧倒的な支配にも亀裂が生まれようとしていた。

声優・キャラクター
福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、杉山紀彰、千葉紗子、白鳥哲、井上喜久子、成田剣、渡辺明乃、中田譲治、田中一成、新井里美、高田裕司、真殿光昭、飛田展男、若本規夫、皆川純子、南央美
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

中だるみしない面白さ!

1話の感想 ★★★★ 4.0
力を得る
{netabare}
観たいと観たいと思いつつも手が出なかったが、ようやく観ることにした。
洗脳する能力なのかな?
あと、主人公は天才と…
出だしはまぁまぁ。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
ルルーシュの第1歩
{netabare}
この作品の主人公は知将タイプか。
高圧的な態度に頭がいい…
なるほど、厨二アニメと言われるのは分かる。{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
学園でのひととき
{netabare}
恐らくこのミスが後々、尾を引くことになるんだろう。
今回はうまく躱せたけれども…
妹もルルーシュの弱点になりそう。{/netabare}

4話の感想 ★★★☆ 3.5
ゼロの登場
{netabare}
仮面ダサッ!?
あの格好はないだろう…
何か痛々しくなってきたな…
スザクは主人公しすぎだ。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
スザクの解放
{netabare}
スザクはいい奴すぎてなんか嫌いだ。
ユフィも何か嫌だ。
やっぱり、主人公の方が面白い。
そう思ってしまう私も、厨二病なのだろうか…{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
スザクが学校に馴染む?
{netabare}

今回は学園の話だった。
スザクが一応学校に馴染んだのかな〜?
でも、まだまだシコリが残っていそう。
そろそほ主人公活躍して欲しいな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
ルルーシュ、初の敗北
{netabare}
1度ツマづいて立ち上がる者は大概強い。
ルルーシュは強くなるぞ。{/netabare}

8話の感想 ★★★★☆ 4.5
黒の騎士団
{netabare}
なんと甘美な謳い文句!
あと、もう一押し二押しで大衆は味方に付くな。
媚を売るということではないが、大衆を味方につけた方が結果的に強くなるよな。{/netabare}

9話の感想 ★★★☆ 3.5
着々と広まる
{netabare}
やはり黒の騎士団は市民からの信頼を得たか。
今回はカレンの心情変化の話だった。
これで本気で変えようとする人物がルルーシュ含め2人になった。{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
反撃ののろし
{netabare}
いよいよ開戦!
ようやく、ルルーシュの元にしっかりした組織が。
ランスロットが次回現れると思われるががどうなる?{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
ランスロット登場
{netabare}
やっと、ナイトメアの技術力が追いついた。
圧倒的だと面白くないしな。
ルルーシュの圧倒的な勝利を早く見てみたい。{/netabare}

12話の感想 ★★★☆ 3.5
京都の手助け
{netabare}
初めてゼロとして姿を見せた。
これでゼロとルルーシュは繋がってしまった。
敵のシルバーの髪の軍人は少しづつ真実に近づきつつあるな。
{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
ゼロの葛藤
{netabare}
やはりシャーリーの件が響いているか。
ルルーシュは義理を捨てられるのか…{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
シャーリーの答え
{netabare}
大切な人との縁を切ったか。
これでゼロとして良かったけど、ルルーシュとしては悲しいね…
新たな人物マオに、ゼロをしる軍人。
この2人がキーとなりそうだ。{/netabare}

15話の感想 ★★★☆ 3.5
マオとの決着
{netabare}
マオ、死ぬの早ッ!?
結構前からチラチラ出てきたのにあっさり死んじゃったよ…
ギアスにも当たり外れがあるよね。
マオのは強いがハズレだ。{/netabare}

16話の感想 ★★★☆ 3.5
ナナリーが捕まった
{netabare}
スザクの闇が明らかに。
そりゃ父殺しはトラウマだろうね…
そして、しぶとかったマオ。
まだ、生きていたのか!?{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
ルルーシュの計画が…
{netabare}
本来はスザクをナナリーの護衛役にしたかったんだろうが、それは出来なくなってしまった。
これから、ルルーシュはスザクの事で悩むことになるのだろうか…{/netabare}

18話の感想 ★★★☆ 3.5
ゼロの危機
{netabare}
途中までいい感じだったのに、甘さが出たか。
問答無用で捕虜にしていたら楽だったのに。
しかし、その甘さがまだ人間である故なのかもな。{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
ルルーシュとスザクの考えの違い
{netabare}
スザクの言い分は正しいし、シコリも残らずに済むのだろうが、但しそれにはとてつもない精力と時間がかかるだろう。
感情的にはゼロに従いたくなってしまう。
スザクはよくある正義の味方の典型なのに、行き過ぎな自己肯定がない。
やはり、何故かスザクは気に入らない。{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
初の共同戦線
{netabare}
前回の遺跡が何かありそう。
そして、初の共闘。
これが最初で最後になりそうな予感。
それにしても、ゼロが奪ったナイトメア、ゼロにぴったり過ぎじゃない?
特に見た目が。{/netabare}

21話の感想 ★★★ 3.0
皇女殿下の宣誓
{netabare}
前半の賑やかなシーンとは裏腹に、後半に重要なシーンをぶっ込んできたな。
てか、それよりも黒の騎士団の副官のあの男!
何であんな奴が一番綺麗なあの人の彼氏みたいになってるんだよ!
許せん!{/netabare}

22話の感想 ★★★★☆ 4.5
ゼロの決断はいかに
{netabare}
まさかまさかの展開!?
手を組むのかと思いきやそうは問屋が卸さない。
物語の強制力と言うべきジャストなタイミングでギアスが暴走。
見た目はイカスがもう普通の生活がおくれなくなってしまった。{/netabare}

23話の感想 ★★★★☆ 4.5
心を捨てる覚悟
{netabare}
感動のシーンなのかもしれないが、スザク嫌いすぎて何とも思わなかった。
皇女殿下も嫌いだから特に…
私も厨二病の素質ありだな(笑)
ルルーシュはギアスによって、全てが変わってしまった。
いや、染められてしまった。
もう正義の味方ではなくなってしまった。
それに、何だかあの眼鏡っ子にルルーシュ殺されそう…{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
開戦!!
{netabare}
ルルーシュの真の敵は全員が全員友達とは泣けるな…
まだ、甘いのかもな。
そして、最後のナナリーの元に現れたアイツは何者!?{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
ナナリーがまたしても攫われた
{netabare}
遂に正体がバレてしまった。
これから黒の騎士団はどうなってしまうのか。
ナナリーやC.C.は無事なのか。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 22
ネタバレ

HIROTO さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

討っていいのは、討たれる覚悟のある奴だけだ!(・ー*)ヽ

妹の未来と母親の復唱の為にいかなる手段を使っても戦う。
世界の1/3を持つ大国神聖ブリタニア帝国に対しての反逆遂行が物語。
主人公が悪側にいる珍しいアニメとなっていて悪側からの考え方や正義もわかる。
舞台はブリタニアに制圧された日本(イレブン)となる。

CLAMPのキャラデザは素晴らしい!
どのキャラも魅力的で可愛く、男キャラはカッコいい。
独特で繊細なキャラデザイン。
髪の毛、眼、体型はCLAMPらしさがとても出ていて素敵すぎる。
入浴シーンとかも とても エロイ。女性の体がとても魅力的。

やばい、この中2感はやばい
かっこいい!
下克上っていう言葉はこのアニメの為にあるんじゃないかなって思わされた!
やるなら戦争だ!民間人を巻き込むな!覚悟を決めろ!正義を行え!
素晴らしい、このセリフは。

ルルーシュ
言わずとしれた主人公。
絶対遵守の力 ギアス を持ち、仮面を被りゼロとして黒の騎士団を率いる。
とにかくタイリッシュでかっこいい。
戦場をチェスに様に華麗に操り、勝利に導く。
妹の為に戦う姿はとても美しい。
ギアスの使い方も巧いし、頭もいいし、優しいし。
ここまで絶対的な主人公って中々いない気がする。

枢木スザク
主人公の親友にして宿敵。
日本最後の首相 枢木ゲンブの息子。
腐敗したブリタニアを中から変える為に戦い続けることが信念。
ラインニングの機体性能も然ることながら、操作技術もまさにエースの冠に相応しい。

C.C.
他人にギアスを発現させる能力を持つ、不老不死の少女。
うん。
好き過ぎるルックス、声、話し方、髪の色。
我侭で可愛く、ミステリアスで色気もある。
ピザ好きなとこもいい、自分もピザ好きだからこれだけでポイント荒稼ぎですわ。

紅月カレン
黒の騎士団のエース。
ナイトメアの操作技術は作品随一で紅蓮弐式を完璧に操る。
学園での設定も面白く、実際とのギャップも激しい。この猫かぶりめ!w
そして色んな場面でサービスをしてくれる、本当にありがとうございます。

すべてのキャラクターに自分の確固たる正義がありそれに順ずる姿がとても凛々しい。
それがとてもカッコいい、そんな姿を見せられるとゾクゾクする。

メカニックデザイン
うんうん。
シンプルで動きやすそうで好きなデザイン。
見た目もスタイリッシュで良い感じだね!

キャラクターの心理表現や表情がとてもうまい。
これによって作品にうまく入り込むことが出来る。
喜怒哀楽、よく人間観察をしていて、魅力的な表情をする。

作画クオリティがめちゃくちゃ高い!
もう古いアニメに入るのに、凄いきれいな作画。
アニメーションもとても綺麗に動いて、荒いとこが全然見当たらないのが素直に凄い。
背景も世界観を巧く描いていて、硬質で冷たい雰囲気の戦場やにぎやかなで楽しげな学校もうまく描かれている。
特にブリタニアとイレブンの差を的確に描いているのがとても印象的だった。
これならイレブンの方は反感を持って戦うだろう、心理描写もとても素晴らしい。

コメディ・日常パートも面白い!
シリアス部分とのいいギャップが生まれている。
こういうの挟んでくれると見ていて、ほっこりするしシリアス部分にすっと入っていける。

本当にチェスの様な頭脳戦。
戦場の魅せ方がめちゃくちゃ面白い。
お互いの駆け引き、戦略が とてもわかりやすい。
みていてワクワクする、本当に面白い。
シュミレーションゲーム好きな自分もニンマリ。

次回へのもって往き方がめちゃくちゃうまい。
素晴らしい後への引き方。
次は次はとどんどん引きこまれていく。

2クール目から新しい展開も増えて物語が深まっていく。
依存のキャラクターも魅力がどんどん増していく。

宿敵が無二の親友と気づいた時、どんな顔でどんなことを思うだろう。
何も考えられなくなる。
ルルーシュの心情は実に 真 だった。
その二人が目的を同じくして共闘するのはとてもよかった。
ここのBGMも相まって気持ちの高揚は凄かった。

戦争というありふれたテーマを主体にしていながらも、それにメカニックバトルの面白さやキャラクター描写の深さも加えて素晴らしく面白い作品に仕上がっていた。
ルルーシュは正義感で熱いといったありふれた主人公像ではなく、アンチヒーローとしてダークな部分もしっかりと描きながらも 悪だが正しい と視聴者に思わす力がある。
巻き込まれた主人公はいるだろうけど、自分から戦争をしかけて主導するのも面白い。
物語に入り込むのにこれほど素晴らしい主人公は無く、自分だったらこうできただろうか?と色々考えながら見ることができた。

ユーフェミア皇女
この子は純粋すぎるキャラクターとして描かれていた。
理屈や常識に囚われていない柔軟な発想と大胆な行動力を持っていて、さらに感もするどい。
それ故に本当の意味でルルーシュに勝つ事が出来たし、その真っ白な心はとても眩しく凛々しかった。

{netabare}ルルーシュのギアスの暴走によって 日本人を殺す ことを強いられてしまった。
そしてルルーシュ自らの手で撃たれ、スザクに見守られて息を引き取った。
この出来事が反逆のルルーシュをアニメとして最高傑作1つに上らせたんだろう。
鳥肌が立つくらい衝撃の展開、ユーフェミアの狂った表情、ルルーシュの自責、スザクと最後の会話
素晴らし過ぎる演出でもうずっと泣いちゃいましたよ。
これがこのアニメのターニングポイントとなってルルーシュとスザクに決定的な溝とルルーシュには消えない罪を植えつけた。{/netabare}

{netabare}ブリタニアとイレブンの全面戦争。
スケールの広がり続ける物語。
新たな敵の存在。
母親殺しの犯人は誰なのか?
ナナリーをさらった目的は?
スザクとルルーシュの銃弾の結末は?
{/netabare}
そして・・・伏線も盛り上げも最高の引きで2期へと物語は繋がれた。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 37

SuFDN10231 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルなし

コー​​ドGeass-反逆のルルーシュには間違いなく私のお気に入りの一つではありません、まだ私は、その複雑さの検討が最も困難を発見しました。

ストーリー

ファン「第一印象:ガンダム+ Deathnote =コードギアス。その意見は正常であったと何とか正しいかもしれないが、それは間違いなく許容できる結論ではありません。物語はメカ、学校生活と壮大なメロドラマの美しいミックスです。コー​​ドギアスは、いくつかの馴染みの要素を有していてもよく、いくつかは、「ああ、私はこのタイプを知っている」と思うかもしれないが、1は、プロットに吸収されるときに、彼/彼女は驚くべきねじれを持つ非常にユニークなアニメを見つけます:

このシリーズで私が見つけるユニークなもの、その分類するのは非常に難しい:外面にはメカと呼ばれますが、ロボットとそのパイロットの努力は、主にストーリーの進行状況を作るものではありません、彼らはゲームだけのプレイヤーがありませんルール。 CGはエキサイティングなアクションシーンを持っているが、本当に私を興奮するものは以下のとおりです。良いか悪い男は本当にあると多くの謎が一つずつまたはさらなるを明らかにしている心理的、戦術の衝突、キャラクターの成長や選択や他のキャラクターとの相互作用、当惑。

物語はまだフルーツサラダのような皮肉がたくさんあり​​ます。それは属性をたくさん持っているものの、良好な完全に、まだ識別可能な異なる成分や味は、物語は非常によく一点に焦点を当てています。 、現実的な実用的なが、暗いと個人的な目標と理想と正義のが、利己的と偽善的なビューの戦い。これらの脳ポップの考えでは、ユーモア、皮肉と十代のドラマが政治や人種紛争と一​​緒に追加されます。ここヒューマニズムは、すべての悲劇と苦悩の中に成長しているすべての側面でのおいしい成分が存在します。

アート
技術的には、アニメーションは超一貫性、高精細、鮮やかです。マシンはとてもクールで、爆発のような効果は、火花や水の動きは満足しています。

クランプは、アニメーションを設計する素晴らしい仕事をしました。 1が薄い文字やかわいい男の子が好きではない場合でも、アニメーションはあまりにも満足しない場合があります。

アートだけでなく、アニメーションは、私の意見では、このシリーズの革新的です。古典と現代の概念も使用されています。このシリーズの顕著な一つのことは、服装です。彼らは、ポストモダンなヨーロッパは、まだ(日本の好みに)「アニメ」ファッションにパイロットスーツ、均一な(軍事、学校での両方)とカジュアルに操作インスピレーションを得ています。最初に(実際には善玉である)すぎないように言及手下 '"悪"が、クールな外観、私は "吸血鬼岬」と「マスク」は、古典的な悪と神秘的な外観を示すちょっと役立たずであると考えますが、私は最終的にそれを追加しました



私はいくつかの曲が好きなのに、私は「色」を除いて開口部とエンディングテーマに感銘を受けていませんでした。時には彼らは、気分を破壊したり、私を困らせます。それにもかかわらず、バックグラウンドミュージックは、まだ右の気分を与える:挿入歌がうまく配置され、思い出に残るされています。

キャラクター

文字が強く愛とhaterd両方を鼓舞。いくつかは普通であるが、いくつかは非常にユニークです。あまりにも多くの複雑な文字は、プロットが混乱し、焦点の合っていないようになりますので、それ組成物が有用です。 1ではないすべての文字が例外的であると言うことができますが、それらの相互作用は、ねじれや開発に満ちています! CGはよくアニメのキャラクターの一部のはるかに複雑な新しい味を特色にしました:

ジム・クラスが必要めちゃくちゃスマートで格好良いです、暗い、byronic主人公
英雄の概念の最大嘲笑の良い、親切な男
おそらく任意の文字よりも多くのことを知っていると理解して神秘的な、セクシーな緑の髪のリードヒロイン

自分のキャラクターシリーズが進行し、彼らは細心の注意を払って、彼らが主役とシリーズのアンタゴニスト、両方のヒーローとアンチヒーローや悪役と抗​​悪役の両方の両方であることをように設計されているよう深まります。

テーマについては、私は個人的に彼らは表面上のアクションとスリルだと思い、まだ深いダウン、それは戻って簡単な人間の欲望、野心、欲求不満や意見に骨を抜かれています。それにもかかわらず、このシリーズは間違いなく普通の視聴者にも話を理解できないだろうという海のように深いように深く、憂鬱ではないではないと私はそれが両方のユーモア、ドラマや悲劇にすごみが含まれていることを発見しました。

楽しさ、個人的な応答と全体:


私は本当に、このいずれかを楽しんで、非常に中毒性と謎の多くを提供しています。私は非常に好感の持てる特にルルーシュ主人公メインキャラクターを見つけました。私はそれは本当にクールな発見しました。
コー​​ドギアス反逆のルルーシュR2:また、全体としてこの話は、それが直接の続編を持って、まだ終了していません。

それはストーリーと視覚的解釈が物議を醸すと暴力的なたくさんのことを示しており、質問はお答えできない場合がありますので、私は小学生にこのアニメをお勧めしません "道徳的な教訓は何を?」

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

87.3 2 超能力で学園なアニメランキング2位
SPY×FAMILY(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (910)
3014人が棚に入れました
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている―― 世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。 東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。 西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。 その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。 内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。 〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。 だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった! 3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。 ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

余計なことは考えない。偽家族のやり取りをただ楽しむ

30手前の独り身女性だとスパイ容疑て。
魔女狩りに近いものがあるな。女性のほうが独身でも幸せに長生きしていられるイメージはありますけども。むしろ男の生涯独身で長生きはあんまりイメージないなあ。最近は変わってきているでしょうが。
ヨルさんの余所行きの一張羅がよりによってそんなに露出度高いなんて。

嫁の探し方よ。独身女性の個人情報コピーてさすが国家のスパイ。

アーニャが基本的には表情豊かで可愛くてたまらないのを楽しんでいた。種﨑敦美さんの演技も素晴らしくて好き。

打算が3人ともにあって仮初めの家族を形成しているんだけど、話が進むにつれて絆が強まってこれから本当の家族になるんじゃないかなと期待して見ていました。
家族愛に最近つい涙が出てしまうのです。可愛い娘の頼みは断れないし、娘に良い立場になってほしいし、危険からは守ってあげたい。きっかけは変でも子供を想う気持ちははっきり分かる。
お受験は大変だけども。面接にこぎつけて問題を起こしながらも用意周到に立ち向かっていく姿と合格してもはや素直に心から喜んでいるんじゃないってシーンは好きだった。
アーニャもアーニャなりに父と母の役に立ちたい。良い娘でありたいとなんとも健気ではないか。

家族を作らせるのって仕事ばかりで自らを犠牲にしてきたロイに家族の温かみや守るべきものがいると頑張れるんだぞということを国が教えてあげようとしているように思えるんだよなあ。

ダミアンのツンデレと実は敵方のヨルさん弟がどう関わっていくか気になる。
{netabare}キスするよう言っといて直前で止めようとするなんてとんだシスコンじゃ。{/netabare}


OP
ミックスナッツ Official髭男dism
ED
喜劇 星野源
主題歌は内容にぴったりすぎる。映像もかっこよい。
隠し事だらけ継ぎ接ぎだらけのhomeだし、本音は歯に挟まってるし。
さらには不安だらけ成り行きまかせで仮初めまみれの日常。
多分、ここから本物の家族になるでしょ。
内容は完全に喜劇。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている--世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国""オスタニア""と西国""ウェスタリス""は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。西国の情報局対東課〈WISE〉""ワイズ""所属である凄腕スパイの〈黄昏〉""たそがれ""は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。その名も、オペレーション〈梟〉""ストリクス""。内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。〈黄昏〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。


【MISSION:1】 オペレーション〈梟(ストリクス)〉
西国(ウェスタリス)情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉は諜報員(エージェント)〈黄昏(たそがれ)〉に、東国(オスタニア)で戦争計画を進めるデズモンドの調査を命じる。〈黄昏(たそがれ)〉は精神科医ロイド・フォージャーに扮し、標的と接触できる名門イーデン校に子供を入学させるため孤児のアーニャを引き取る。実はアーニャは他人の心を読む超能力者だった。ある日、〈黄昏(たそがれ)〉を狙うマフィア組織にアーニャが連れ去られてしまう。ロイドは任務の仕切り直しを考えるが……。

【MISSION:2】 妻役を確保せよ
市役所事務員ヨル・ブライアには、殺し屋〈いばら姫〉という秘密の顔がある。ヨルは独り身の女性がスパイ疑惑をかけられる風潮に不安を感じていた。一方、イーデン校の面接試験に向けてアーニャの母親役を探すロイド。彼は訪れたブティックで偶然ヨルと出会う。ヨルの心を読んで殺し屋と知ったアーニャは、自分のためにも彼女を母親役にしようとロイドを促す。

【MISSION:3】受験対策をせよ
ロイドとアーニャの家にヨルが引っ越してきた。家族の体裁が整い、次は面接試験の準備だ。しかし今のアーニャとヨルでは、まともな面接すらできそうにない。そう判断したロイドは、上流家庭の一般常識や3人の間で共通認識を作るため家族で出かけることに。劇場や美術館を巡るが、アーニャたちにはなかなか響かない。さすがの〈黄昏(たそがれ)〉も挫けそうになるが…

【MISSION:4】 名門校面接試験
ついに決戦の日! 準備を整えたロイドたちはイーデン校の面接試験へ向かった。校内に入った途端、ロイドは何者かの視線を感じ取る。それは陰から受験者を採点する教員たちの監視の目。試験は既に始まっていたのだ。採点を行う寮長(ハウスマスター)ヘンダーソンは、ロイドたちフォージャー家の立ち振る舞いに注目し、彼らが名門イーデン校の面接試験を受けるに相応しいかを見極めるべくさらなる試練を指示する。

【MISSION:5】 合否の行方
この日はイーデン校の合格発表。しかしアーニャの受験番号はなく絶望に沈むロイドたち。そこに現れたヘンダーソン。面接でのロイドたちを高く評価して、アーニャが補欠合格者の1番手であることを告げる。そして3日後、補欠合格の連絡が! フランキーも駆けつけてお祝いで盛り上がり、頑張ったアーニャにご褒美をあげることに。アーニャのお願いとは!?

【MISSION:6】 ナカヨシ作戦
アーニャの制服が仕上がった。ロイドはWISE(ワイズ)の作戦会議のため、制服の受け取りをヨルに任せて隠れ家(セーフハウス)へ。そこでオペレーション〈梟(ストリクス)〉完遂のために、イーデン校で“星(ステラ)”と呼ばれる褒章を8つ獲得し特待生になる必要があることを確認する。一方、制服を手に入れたアーニャは大はしゃぎ。しかし裕福なイーデン校生徒を狙う者も多く、アーニャに目をつけるチンピラ集団が現れる!

【MISSION:7】 標的(ターゲット)の次男
入学初日、デズモンド家の次男ダミアンを殴り飛ばして“雷(トニト)”を食らってしまったアーニャ。早くもクラスで浮いてしまい落ち込むが、ベッキーと友達になって学校が楽しくなっていく。そしてダミアンに殴ったことを謝ろうとするが、なかなか言い出せない。オペレーション〈梟(ストリクス)〉遂行のためにロイドも学校関係者に変装しては、陰からアーニャに仲直りを促すのだが……。

【MISSION:8】 対秘密警察偽装作戦
東国(オスタニア)の防諜機関・国家保安局は、国内の治安維持を目的としたスパイ狩りや市民の監視を行い、「秘密警察」と呼ばれ恐れられている。ヨルの弟ユーリも実は秘密警察の一員で、姉や周囲には正体を隠して国を陥れるスパイを追っている。そんな彼が、突然フォージャー家を訪れることに。秘密を抱えたフォージャー家と、裏の顔を持つユーリが相まみえる!

【MISSION:9】 ラブラブを見せつけよ
ユーリに偽装夫婦と怪しまれたロイドたちは、本物の夫婦であることを証明するためにキスをすることに。オペレーション〈梟(ストリクス)〉のため即座に対応しようとするロイドとは逆に、とてもシラフではできないと、ワインをガブ飲みして泥酔するヨル。そんな姉を見るユーリも、同じく泥酔して正常な判断ができず……。

【MISSION:10】 ドッジボール大作戦
イーデン校1年生の間で、今度の体育の授業で活躍した生徒には“星(ステラ)”が授与されるとの噂が広まっていた。アーニャは“星(ステラ)”を入手するためにヨルの特訓を受け、「ほし、つかむ」と決意を固める。そしてセシル寮とウォルド寮によるクラス対抗ドッジボール戦が始まった!勝利に意気込むアーニャたちの前に、怪童ビル・ワトキンスが立ちはだかる。

【MISSION:11】 〈星(ステラ)〉
イーデン校の懇親会に出席するためには、子供が特待生になる必要があるが、勉強が苦手なアーニャは大苦戦。そこでロイドは勉強以外で“星(ステラ)”を獲得する方法としてアーニャに社会貢献をさせようと考えるが、アーニャはボランティア先の病院で失敗ばかり。そんな最中、アーニャはプールで溺れる子供の声を超能力で察知して--!?

【MISSION:12】 ペンギンパーク
〈WISE(ワイズ)〉の任務に忙殺されて、この日もロイドはヘトヘトになって帰宅。そんな時、彼は自分が家族をないがしろにしているという近隣住人の噂話を聞く。わずかな疑惑がオペレーション〈梟(ストリクス)〉に支障をきたすことを恐れたロイドは、仲の良い家族を周囲に見せつけるため、次の休日に水族館へ行くことに。しかしそこでも〈WISE(ワイズ)〉の新たな任務が発生してしまい……!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 14
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

スパイ要素が微妙すぎる。

{netabare}
人気漫画と聞いていただけに期待外れ。
面白く無い部類のコメディアニメだった。
OPEDのヒゲダン、星野源といい、無理やり流行らせた作品と言う印象かな。

このアニメは完全なギャグアニメをしたいのではなく、本筋の話を成立させた上でのコメディアニメをやりたい作品なんだろうけど、本筋の話が適当すぎる。

まずタイトルにもあるスパイ要素が酷すぎる。
1話の時は結構いい感じだなと思ったんだが2話。
なんでヨルさんにばれないのってレベルで、スパイであることを隠す気もない行動。この回だけに限ったことじゃない。
街中で特に意味もなく目立ったりするし本当にスパイなんですかねと言いたくなる。
極めつけは5話。アニオリらしいがあの回はマジでない。
遊園地でスパイ組織総揚げでアーニャのために茶番に付き合うという。
もうこの回で主人公のいるスパイ組織が茶番組織にしか見えなくなってしまった。
この回は特に、合理性とかを完全に無視したギャグアニメになっていて、結局このアニメはシリアス要素に期待して見るべきなのか完全なギャグアニメとして見るべきなのか分からなくなった。
スパイらしい要素を描くなら、例えば補欠合格になった時点で合格確定者を暗殺(はアニメ的にまずいとしても何らかの方法で通えないようにする)、ステラの獲得のために何かしらの自作自演工作を行うなどの展開をやるべきだった。
尤も、確かこの二つは作中でも最終手段的なものとして心の声として描かれていた場面があった気がするけど、実行に移してくれないとスパイらしいことやってるなとはならない。

それと、主人公の子供が泣かない世界を作るためにスパイになったというのも目的と行動が一致しているように思えなくてあまり刺さらず。

まあスパイ要素は置いておいて、これはコメディ作品と言うことで、ギャグ部分はどうだったかというとこれは主観だがそんなに面白くなかった。
ギャグがなぜ面白いかなんて言語化できないけど、たぶん、構図が毎回同じで飽きてしまったことかな。
アーニャが予想外のことをして...と言う構図。
アーニャ絡み以外の部分で面白い要素を作れていない感。
それと、アーニャを見ていると面白いというよりも馬鹿さへのいら立ちの方が上回ってあまり好きになれなかったというのも大きいかも。
アーニャが好きだったなら評価も変わってたかもしれない。

もう一つ駄目な点として雰囲気作りが雑すぎる。
第二次世界大戦中か直後のヨーロッパが舞台らしいが、ところどころ現代を感じるものがあったりで引っかかる。
現代風のオフィスにパソコンが置かれているような感覚でタイプライターが置かれていたり、ものすごく高精度な盗聴器だったり。
一番酷かったのはアーニャがラピュタパロのセリフを言う回かな。一気に現代まで感覚が引き戻されるw
そもそも「アニメ」という単語を聞くだけで現代感があるからヨーロッパ舞台なら尚更そこは「カートゥーン」と言ってほしかったな。
MANGAと言うワードも出てきたしその辺ほんと滅茶苦茶

良かった回としては、ヨルの弟が家に訪問する回。
秘密警察のユーリとスパイの黄昏の接触と言うことで、一歩間違えればスパイばれする状況で会話の一つ一つに緊張感があり良かった。
会話の中でトラップを仕掛けたり、相手の細かな発言を見逃さずに秘密警察であることを特定したりと、スパイものとしての面白さもあった。
その上で、二人の自然な会話の中で行われている過剰に精密な駆け引きがギャグにもなっていて、この回はまさに自分が求めていたような回だった。
その後にヨルに対して、ここまでの仲だからと言って簡単に信頼せず秘密警察の息がかかっているのではないかと疑念をかける部分も完璧。
真意を確かめるにあたって、スパイらしく変装し、かなり綿密な戦略の下で一芝居打つのもまさにスパイアニメと言った感じだった。

今後こういう回が増えるなら手のひら返して絶賛すると思う。

あと、OP映像石浜真史にしては微妙だった。サビ部分の音合わせは好きだけど、サビ前はどうだ?活かしてるだろ?感が強くて。
人気作だから気合入れすぎて却って駄目になったパターン?
ED映像はめっちゃセンスあると思ったけど。
↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
人気作。普通ここはクロスワードじゃなくて数独だろw
てかクロスワードって海外にもあるんだ。
ああ、心を読み取ってクロスワード解いたのか。
何で日本語? その能力のことはもれなかったのね。
こいつ何者。粉塵爆発。まあまあだな。
子供が泣かない世界を作るためにスパイになったって意味不明じゃね。

2話 ☆4
ごり押しOPED OP映像それっぽさはあるけど全然センスを感じないな。殺し屋をやってるってことは弟はしらないの? 条件きつすぎだw
密輸組織の話いる? スパイ既にばれそうw
さすがに言い訳適当すぎんか。

3話 ☆4
アーニャ可愛い。
アニメの話、しかもラピュタパロとかやってくるの世界観ぶっ壊しなんだよな。時代設定のわりに違和感を感じる。
スパイが余計なことして目立つなよ。
これもしかして微妙?

4話 ☆8
もう一枚ありそう。今気づいたけどこれもしかしてギャグ漫画だった? 服結局破れてるじゃんw 親より子に質問しろよ。
いや、志望動機は子供に聞けよ。
てか今適当に校内歩いたら殺せるのでは。リテラシーがない質問だな。急に任務見捨てて切れるのはどうなの?
まあ一話で言ってたな子供が泣くのを見たくないって。
そういった面では整合性が取れてるのか。
ただスパイ=極悪非道なイメージだから子供よりも任務を優先してほしかった感はある。

5話 ☆1
誰かを暗殺しろよ。
ここでだれも暗殺しない辺りスパイっぽくはないんだよな。
は? これガチのギャグアニメなの。
任務を本気でこなそうとするんじゃなくてやりたいのはギャグなのね。なにこれ感がすごい。物理攻撃魔女。

6話 ☆7
料理に暗号ってよく考えられてるな。教師になった方が早くね?
なろうにいそうなチンピラ。てかそんなガバガバなら普通に殺せるくね。は?
まあ本筋かつコメディ多めの回は。

7話 ☆6
茶髪の子かわいい。小学生なのにピタゴラス
ロイドが仲良くなった方が早くね。
こういうサイコパスノリ嫌いだわ。お前スパイだろw

8話 ☆8
スパイ側もこれぐらいの空気感ならリアリティあっていいんだが、スパイ側はお遊びなんだよな。黄昏って主人公か?
ほんとスパイ組織もこれぐらいしっかりしてたら文句なしで面白い作品なのに。てか弟は警察で本人は殺し屋なの?
今回は結構裏組織感あっていいな。

9話 ☆7
情緒不安定弟 しょけえええ これ前回に話まとめられただろw
ヨルを疑ってかかる所はスパイらしくていいな。
けどこのタイプの盗聴器って。これって舞台現代?
時代背景分からなくなるぐらい現代的なものと前近代的なものが混在してる。怪しすぎるな。
けどまあこういう調査をするのは初めてスパイらしいと思った。

10話 ☆4
開幕エレガント。アーニャ出るとつまらんなこのアニメ。
ドッジボールってヨーロッパにもあるんかな。
6歳とは。強いやつ一人いるとだいたい強いよね。
滑ってるぞ。くどい!
ドッジって不意打ちじゃないと大体キャッチされる説ある。
てか外野に回せw うーん、ハズレ!w

11話 ☆4
有能じゃん。試験結果の改竄できるならもう何でもできるじゃん。
スパイなら自作自演で事件起こせ。諸リスクってなんだよ。
MANGAってこの時代絶対海外で一般的じゃないでしょ。
これほんとに時代どうなってんの。
建物も小道具も全部が現代的なわけだけど。
都合良すぎ...。
スパイものならこういう都合のいい展開をを自作自演で作れよって思う。ん?結局自作自演だったの? 今後の話?
それとも子供突き落としでもした?
心読める設定ギャグ以外に活かせんのかなぁ。

12話 ☆4
全然スパイも殺し屋もしてないよね。唐突に重いスパイ任務
ばれるだろw 1時間ぐらい待たされそう。いや引き止めろw

曲評価(好み)
OP「ミックスナッツ」☆7.5
ED「喜劇」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 17
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ちょっと分析的になぜ私が本作に惹かれないか考えてみました。

 断念したといいながら、ちょっとだけチェックいれてました。

 いやあ、面白いですね。このアニメの存在が。コミックも含めてですけど。これが売れるという構造は非常に興味があります。

 まずヨーロッパ某国という場所、スパイ、殺し屋のリアリティについては、意味はないです。ここについて指摘したり我慢できないという人はほぼいないと思います。いるとすれば議論のための議論でしょう。

 ヨルの殺し屋設定について、例えば「ヒゲをそる女子高生を拾う」「スーパーカブ」で法律が云々言っていた人ってどう考えてるんだろう、という疑問すら持ちません。この叩きって、結局、叩くための叩きでした。それは深夜アニメ独特の作法みたいなもので、叩くために見る、という人たちのものでした。
 スパイファミリーの購買層は、こういうまあ歪んだ楽しみ方をしない、メジャー層なんだと思います。だからこそ、売れるんでしょう。

 ちょっとマンガのテイストは違いますが「呪術廻戦」の視聴者層とかぶっているのではないでしょうか。
 どうして本作がそう言えるのか。「呪術」もそうですけど萌えがないですね。性消費があからさまではないです。ヨルにそれを見出すことは不可能ではないですけど、30前のお姉さんですからちょっと違いますよね。まして、アーニャにエロを見出す人は病気ですから放っておきましょう。

 で、30前の殺し屋美人がキスにビビる。これはもう完全に子供向けの系譜です。そして、微笑ましいです。つまり、女子も少年少女にも読みやすいということです。
 逆に、正直いえばどんなつまらない異世界ものでも、この点ではまだなろう系の異世界ものの方が私には合っています。

 で、本作には残酷な描写はあるんですけど、全然生々しくないですね。殺される人はNPCみたいなものです。肝心のいつものキャラが手にかからなければ、それは殺しではない、ということでしょう。

 1話1話で話が切れているので、頭を使わないで済みます。で、家族の話なのでちょっとした感動も含んでいます。エロがない、毒がない。電車の中で電子書籍とかで読むには最高な造りになっています。

 秘密を持った3人が疑似家族になる。心を通わせて本当の家族になる。というのは昨今の流行のモチーフです。スパイとか殺し屋とかいろんな要素をいれて深さがあるように見せながら、実は舞台設定だけという感じです。そこにテーマ性を入れません。
 他の疑似家族モノとちがって、貧困問題やコミュニティ、アイデンティティの問題は入りません。あるのは「秘密」を原因としたギャグと愛情があるだけです。「コータローは一人暮らし」の対極です。

「よつばと」と比較しても面白そうです。「よつばと」は大人が大人の視点で子どもの行動を見て微笑ましさに笑う感じです。本作は大人の目線が完全に子供と同じ水準です。ヨルもフォージャーもつまりはアーニャと同じ水準で物を考えています。その滑稽なところが面白さになっています。

 作者がおそらく俯瞰して書いているのでしょう。面白さを計算してあえてテーマ性を入れないようにしている感じです。そのひっかかりの無い純粋な面白さが、本作の魅力になっているのでしょう。感じでいえばもうちょっと年齢層は高いですが浦沢直樹の「YAWARA」に近い雰囲気がします。これがメジャー向けの作品の作り方として成功しているんだとおもいます。

 この趣味嗜好の差を無視して批評でディスりあっても仕方ないですよね。

 例えば、ドラえもんが名作で面白い作品なのは、万人が認めるでしょう。でも、わざわざ成人男性がレアケースを除いて毎週楽しみに見るか、といえばあり得ません。定食屋に単行本が置いてあれば面白がるでしょうが、じゃあ続きを買うかと言えばそんなことはしません。

 怪傑ゾロリやアンパンマン、デンジャラス爺さんならなおさらです。U10くらいでしょう。
 じゃあ、本作や呪術廻戦なら?ドラえもんよりは年齢層は高いかもしれません。ワンピースくらいでしょうか。そう、つまりメジャーになる要因は作家性のない純粋で軽い面白さなんだと思います。

 ということで、考察厨のアニメオタクで、深夜アニメ、SF、萌えが好きな私が好きな分野ではないという理屈付けです。
 考えてみれば歴代マンガ売り上げトップ10のうち、今でも面白く読めるのって2作くらいです。

 なお、ドラえもん、ワンピースの他、ドラゴンボールと名探偵コナンが入ってますね。スパイファミリーと年齢層はあうのでは?この2作は初めの数巻ならまだ読めますが、それ以降は無理です。ナルトもつらいなあ。ゴルゴ13は別の意味でもはやギャグですが。
 歴代10位で読めるのは、ブラックジャックと美味しんぼ…かろうじてこち亀かなあ。

 ただ、全部圧倒的な名作で素晴らしい作品なのは言うまでもありません。スパイファミリーもここまで行くといいですね。

 


以下 視聴時のレビューです。

1話 ということで、超話題作。{netabare} ラッピング電車があったということは相当気合いが入ったビッグコンテンツなんでしょうね。

 もうちょっと対象年齢層が高めの話を想像していましたが、U15向けでまあ大学生くらいまでは面白がる人もいるかもね、という感じでしょうか。 
 ですが、そう思っていた呪術廻戦とかが売れているから、本作ももう少し幅広いんでしょう。
 むしろ深夜アニメに慣れ過ぎて感覚がおかしいのは私かもしれません。(オタでははい)一般の人が受け入れるマンガの面白さってもともと本作のような感じなのかもしれません。

 多分ですけど、リアリティラインのチューニングを合わせそこなうと醒めてしまうと思います。スパイの現実がどうこう言いだすべきではなさそうですね。
 少年少女の心になって「家族になってゆく」プロセスまたはギャグを楽しむんでしょう。スパイものとしてのドキドキは期待しないほうが良さそうなんでしょうか。

 なお、1話目は娘役の「超能力」設定で心が折れかけましたが思い返して、少年の心で視聴中です。うーん。面白さがわからない。
 後は奥さんしだいでしょう。配信サイトの紹介だと早見沙織さんなので清楚キャラ? {/netabare}


2話 まあ、少年向けのギャグということで。

 サイフォンでコーヒー淹れてるのに何でポットからコーヒー注いでいるんだ?とか、ミックスナッツでピーナッツ入りは安物(OP歌詞)だし木の実と勘違いしてるのって無知すぎるだろうとか、まあ、言いたい事はいろいろあります。

 リアリティライン…つまり設定の作り込みやキャラ造形はリアリティを出すことを諦めた、ドタバタギャグの作り込みですね。荒唐無稽でも面白ければいいやという、少年誌的ギャグの作風ですね。
 これは大人が見るのはちょっとなあと言う内容です。ヒューマンドラマパート次第ですけど、テンプレかなあ…

 なにより内面ですね。藤子不二雄的な少年向けの系譜です。少年向けであることと作品のレベルは違いますので、本作のレベルは高いのかもしれませんが、少年少女またはその心がないと無理でしょう。
 3人の主人公はさておいて、あの情報屋の設定とかいじわるOL3人とかのキャラはちょっと真面目に視聴するのは厳しいかなあ。

 力が入った作画ですし、早見沙織さんの天然ボケに癒されるので時々見るかもしれませんが、毎週追うような感じでもなさそうですね。一応今期の初断念にしておきます。これは重ねていいますが、対象の年齢層が私では無かった、というだけの話で作品のレベルの話ではありません。
(なお、マガジン、サンデー系は少年向けでも読めるんですけど…ジャンプ、コロコロ系の少年向けは特にですね。U15向けとU12向けの違いなんでしょうね)

 なぜ深夜アニメなんでしょう。日曜日の朝向けの気がしました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 34

80.5 3 超能力で学園なアニメランキング3位
SPY×FAMILY 第2クール(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (507)
1901人が棚に入れました
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている―― 世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。 東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。 西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。 その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。 内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。 〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。 だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった! 3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。 ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アーニャの髪型が変??

●秘密の「園」への招待「メッセージ」
2期最終回で非常に重要なものが出てまいりました。
それは「イーデン」校{netabare}懇親会{/netabare}であります。
{netabare}懇親会の「エンブレム」は【🍎】と[GC]という文字の組み合わせで表現されますが
なぜ[GC]なのかと考えたみたところ(言葉の意味はどうでも良くて)
ヴィジュアル的な意味合いが強いのだろうという結論にいたるわけであります。
[GC]→ΘC→👁C(類似形 GG→👓→ΘΘ)

イーデン校とは【Eden】すなわち【エデン】を表しているので【🍎】に繋がり
[GC]=[👁C]であるというのはバンプのOPでアーニャが表現する【一つ目】小僧の
伏線と繋がるものであります。

例えば「インペリアル・スカラー」など本作には兎に角引っ掛かりを覚える特殊な用語が
目につき、とても気がかりなところ多分にあるわけでございますが
すべては「プロジェクト【🍎】」という形の中において伏線回収されるのであろうと予測されます。

懇親会会場となる「知恵の塔」の屋上には「庭園」があり【❋】の形をしています。

【❋】は【8芒星】というものでありまして、「オペレーション【ストリクス】」
フェイズ2、即ちステラ【☆】を【8】個集めるという案件に繋がるものであります。

【☆】とは【5芒星】のことであり、本作においても
【8】+【5】=【13】の「関係式」がまたしても確認できるわけございます。

名前占い的な?観点からするとアーニャの片割れの親友「ブラック【ベル】」と
「ダミアン」とは相性がいいということになるわけですが
いかにも意味深な「ダミアン」という名前について少々深堀してみます。

「ブラック【ベル】」というファミリーネームに対してダミアンは「デズモンド」であります。
「Desmond」の文字列をアナグラムの手法により並び替えてみますと
「Demons+d」となります。
そして「d」を反転させて→「b」これを「ダミアン」に因んだものに変換しますと
「b」→【6】になります。

アナグラムの答えは「Demons【6】」であります。

もしも「デズモンド」家に「3」人息子がいるなら「Demons【666】」となります。

他にも【Eden】校の「制服」とか分析すべき細かい要素はまだまだありますが、
とりあえずは一区切りを迎えたわけであります。

この先「デズモンド」と「ブラック【ベル】」と「【一つ目】小僧」のアーニャ {/netabare}の三角関係が
どのような展開を迎えるか続編に大注目であります。


●ジャンプ系作品の「裏設定」の闇に隠された謎を暴く!?
長文レビューをやたらとダラダラと書くのは、クセみたいなものでありますが
読む側にしてみたら、何が何だかさっぱり意味不明という事態にもなり兼ねないので
せめて本作のレビューについては簡潔にまとめるべきであるはずです。

今回アーニャの秘密に迫るような描写があったため率直にこれを示すことにいたします。

まず本作における不自然な点を箇条書きにしてみます。

{netabare} ①アーニャの髪型
②「ハンドラー」がバカでかい帽子を室内でかぶっていること
③フォージャー家の食卓

今回「ハンドラー」の話には触れず、まずはフォージャー家の食卓にあるものについて
言及していこうかと思います。

そこには【牛】の置物があります、それと向かい側にあるものは
二つで「一対」の関係にあるわけです。

ということで、この度アーニャは同級生の親友とショッピングに出かけます。
アーニャは様々な衣装に次々と着替えまるでファッションショーさながらの模様でありますが、
その様子を映像を見る限り明らかに「髪型」が不自然なのであります。

この謎を「解く鍵」はアーニャの親友、まるで「一対」の関係性にある彼女にあると
予想が成り立つわけであります。

「一対」と言えば、「黒い羊」のキーホルダー…
これも解釈するのが厄介でありますが、話を先に進めると
アーニャの親友の名、その「ファミリーネーム」はまさに
「ブラック【ベル】」であります。

フォージャー家の食卓には【牛】の置物が、その向かいには絵が掛けられています。
その絵に描かれているのは【ベル】であります。

これが「一対」の関係性を示すものであります。

あと一つアーニャの「ファッションショー」で気になったのは「目」
特に【片目】を強調したような衣装があったことですが、
この【片目】を強調する表現は他のアニメでも腐るほど繰り返される裏設定的なワンパターン
でございまして、バンプが歌うOPの映像でアーニャが紅葉のような落ち葉の中央に開いた穴
から【片目】を覗かせる様子が描かれていますが、これもまさに典型的な
【片目】強調の描写であるわけです。

このような【片目】表現を「【一つ目】小僧」と勝手に名付けましたが、
この由来は恐らく【呪術】文化にあるように思います。

アーニャにはエスパーの能力が備わっていますが、【一つ目】小僧が由来ならば
その能力は【呪術】と関係していると考えていいのかもしれません。

時に【呪術】は人に暗示をかけハートを奪うこともあるらしいので
「ダミアン」という意味深な名前の作戦対象が「黒い羊」で繋がれた一対の
二人の魅力に心奪われたとしても、必然と言うべきことなのかもしれません。

【牛】や【羊】というのも【呪術文化】というものを前提に考えたら当然の如くに
繋がりますし、「水星の魔女」では【山羊】が登場しますが、「ガンダム」の「ララァ・スン」
とはエスパーであり【呪術】使いであったわけです。

【牛】や【羊】や【山羊】には【角】が生えていますが、
「うる星やつら」の「ラム」にも【角】が生えています。
ラムには空を飛んだり電撃を放ったりする特殊能力がありますが、その能力は
どうやら【角】と関係があるようです。

アーニャのお気に入りのぬいぐるみにも何か意味が隠されているようですが、
例えば「ララァ・スン」のような能力をっ持った「強化人間」を開発した研究所が
あったように、ある種の「キメラ」{/netabare}は秘密裏に生み出されたのかもしれません。



たまに特殊な用語が出てくるのが本作の厄介なところでありまして
ではネットで調べようかと軽い気持ちで見てみたらネタバレに遭遇なんてこともあり得るから
ファンにとっては悩ましいものがあるのかもしれません。

アーニャに関する重要な設定が出て参りましたので取り敢えず記載しておきます。

{netabare} 「エクリプス」の時は能力が使えないというのがそれですが
かなり意味深なものを感じてしまいます。
「エクリプス」「イクリプス」とは日蝕や月蝕なのどの【蝕】を意味する言葉で
ギリシア語やラテン語をルーツにするものであるとのこと。

この手の「言語感覚」には裏設定的な意図を感じずにはいられませんが、
【蝕】と言えば{/netabare}「ベルセルク」であり、何の作為も無しに偶然被ったとかいう
戯言が通用するはずがないと確信するものでございます。

●食卓で繋がる、点と線
犬編がひと段落ついてからは再び純コメディ路線に戻ったようです。
それでも「オペレーションストリスク」という使命がある限り
ただのホームコメディでは終わらないことだけは確定してるでしょう。

なりすまし家族の日常、つかの間一家団欒
食卓のシーンの背景には秘密が隠されていたようであります。

{netabare}一つはあの「置物」。もう一つはそれと一対のものであります。
一つ目は「チェンソーマン」にも登場しましたが
もしかしたらあちらでも今後一対として描かれるかもしれません。

ジャンプ系は裏設定が{/netabare}しつこいくらい発動されるようです。


ここまで見てきた印象としましては前期とは作風が異なるような気がいたします。

前期ではハートフル家族コメディの色彩が濃厚でしたが
今回はそれに修正が加えられたのか、テンポダウンしてるというご指摘は
ごもっともであるように思われます。

何故これ程までに犬にスポット当ててくるのかと言えば、
{netabare}「プロジェクトアップル」の絡みがあるからなのだと予測しますが
更にこれと「オペレーションストリスク」が連動してくるならば
物語は壮大なスケールで動き出し、テンポは更に悪くなるかもしれません。

そうなれば前期を支持するファンからは賛否両論ありそうですが
個人的には重要キャラのハンドラーが起点となるシリアススパイ展開に
大いに期待するところであります。

【86】が暗示する国はロシアでありましたが、本作ハンドラーの回想シーンで描写されるであろう
と予測される戦争の場面があるとしたら、現在進行形のあれの話になるでしょうか?
そして「アップル{/netabare}シード」に通じるネタも大いに期待したいところであります。





本作に対する当方の基本方針としましては、メインストーリについてはほぼ言及せず
個人的に気になった描写等に焦点を絞り持論を展開していく方向で参る所存にございます。

それについて抜粋すると以下のものになります。

①「アーニャの髪型」
②「オペレーション・【ストリスク】」
③「ハンドラー」の「ⓍⓍ」


気になった点その1
●アーニャの髪型
所謂「アホ毛」というものにも{netabare}重要な {/netabare}意味が隠されていると個人的には推測しておりますが
それは今回言及する「髪型」の話のメインではありません。
「金Ⓧのヴェルメイユ」の「ヴェルⓍイ」の幼少期の髪型がアーニャのものとよく似ていますが
元ネタは恐らく「ⓍⓍⓍⓍⓍⓍ」の「ⓍⓍ」であると予測いたします。

①「ⓍⓍⓍⓍⓍⓍ」の「ⓍⓍ」
②「金Ⓧのヴェルメイユ」の「ヴェルⓍイ」
③「アーニャ」

3人の共通項を抽出し、他の重要情報を組み合わせて解釈すると先の展開が読めたり
本作に仕込まれた謎が解けたりすることがあり得ると確信いたします。

気になった点その2
@オペレーション・【ストリスク】
今回このオペレーションの内容についての説明は致しません。
肝心なのは【ストリスク】という名前、あるいはその由来についてであります。

【ストリスク】とは【フクロウ】のことを指す言葉ですが
英語で【フクロウ】はオウル(Owl)となります。
【ストリスク(Strix)】とは何か?と言えばどうやら
{netabare} 【(古代)ローマ】由来の言葉だということになります。
そう聞いて「あの忌まわしき【ローマ】」{/netabare}と思ったのは当方ぐらいなものかもしれませんが
当然そこに何かしらの意味があるのは明々白々のであることが予想できるわけであります。

意味深な【フクロウ】が引っ掛かった事例を挙げると以下の通りになります。
①「リコリコ」の「アランチルドⓍン」がしていたネックⓍスが{netabare}【フクロウ】{/netabare}
②「惑星のさみだれ」に登場する「【フクロウ】のⓍⓍ」
③「オペレーション@【ストリスク】」

要するに裏設定みたいな話でありまして、【フクロウ】には重要な意味が隠されているため
「惑星のさみだれ」の究極のネタバレになりますが
結論から言えば「【フクロウ】のⓍⓍ」は{netabare}かなり強い(=厳重の岸){/netabare}ということが
軽く推測できるわけです。
そして【フクロウ】と言えばその主人はⓍというのもある意味確定事項であります。
その根拠とは{netabare}「神話」{/netabare}にあります。

気になった点その3
●「ハンドラー」の「ⓍⓍ」
取り調べ時における彼女の「ⓍⓍ」には違和感意外ありません、
もしも{netabare}【髪型】と【フクロウ】{/netabare}と彼女の「ⓍⓍ」が繋がっているとしたら
本作究極のネタバレ的展開も予想可能と言っていいのかもしれません。

話は変わりますが、本作のEDソングを聞いた時は最初「あいみょん」かと思いましたものの
名前を確認してみたらどうやら別人であったようです。
「あいみょん」の「愛を伝えたいだとか」に似てるように思えたのは気のせいでしょうか?

とりあえず、「オペレーション@【ストリスク】」を{netabare}取り仕切っているのは
ハンドラー{/netabare}であると言って間違いないでしょう。

そしてアーニャの「アホ毛」ですがアホ毛と言えば「【水星】の【魔女】」のヒロイン
及びその相方も「アホ毛」が凄いことになっています。
「ⓍⓍⓍⓍⓍⓍ」の「ⓍⓍ」や「【 {netabare}水{/netabare}星】の{netabare}【魔女】{/netabare}」のキャラと本作になんらかの関係性が
あるとしたら?ハンドラーという名前自体が既にそれを物語っているようにも思えますが
「ハンドラー」の「ⓍⓍ」にはそういう意味が暗示されているいうことだと推測いたします。

そういう前提で「プロジェクト・【アップル】」について思いを巡らせてみますと
アーニャは、実は【Ⓧ星】育ちで、ハンドラーも同郷みたいな展開なども
大いにあり得るのかもしれません?

※そして更に蛇足を言いますと【86】の「ハンドラー」ともなにか?関係してきそうな
気配を大いに感じるわけですが、【86】という不自然過ぎるタイトルの意味についてあれこれ考えた
結果として思いついた個人的仮説を補完してくれる材料がまさか本作の「ハンドラー」にあるとしたら
これは世紀の大発見というべきエレガント極まりない結末にございます。

※※「プロジェクト・【アップル】」で思い出しましたが
「【アップル】シード」も意味深なタイトル過ぎるわけであります。
すべてを繋げればすべての源、元ネタが何なのか見えてくるという話にございます。

ということで酢パイ家族ファンの皆さん、
是非とも「アーニャの髪型の謎」について徹底究明してくださいますことを
心よりお願い申し上げます。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

たのしいアニメあざざます!

原作コミックは7巻まで購読中。

【物語 4.0点】
前半1クール目はアーニャのキャラ受けに全てを賭けた構成。
アーニャ回は1パート分のエピソードもアニオリ演出も追加し1話分に長尺化。
原作ではアーニャも、もう少しマスコット、コメディリリーフ寄りのポジションとの印象でしたが、
アニメでは作品の顔として前面に押し出し、シリーズ成功の地歩を固める。

対して後半2クール目に入ると、二本立ての回も交えて、他キャラも掘り下げ。
家族の運営、学園生活攻略に苦慮するプロのスパイたちを笑う日常キャラアニメとして、軟着陸を目指す。
とは言え、{netabare}ロイド&フィオナの地下テニス回{/netabare}などアーニャメインじゃない話でも、アーニャの出番は必ず用意。
1週1アーニャ。ウリの供給は怠りません。


せっかくの本格的な東西対立構造の世界観。
もっとビシッとスパイ、アクション決めてくれという要望もごもっとも。

ただ、フォージャー家はまだまだ任務のための、かりそめの家族の感が強い私。
誰もがフォージャー家の日常こそが真実と安心しきった所で、
有事へのシナリオ転回や、家族を破壊する暗殺指令などの導火線に火をつければ、一層良い味が出るはず。
この観点から見れば、この日常も退屈ではなく、着実な伏線の積み重ねだと感じます。

あんまり急かしちゃもったいない。
だって私もまだまだ可愛いアーニャちゃんやイヌさんたちと戯れていたいしw
{netabare}ボンドの上で寝落ちしたアーニャ。{/netabare}これは間違いなく天使です。


【作画 4.0点】
キャラを引き立てる演出が得意なCloverWorks。
描き込みの作画カロリーが豊富なWIT STUDIO。
必勝タブルスのコンビネーションにより、
中毒性の高いアーニャの顔芸と、迫力のアクションたまにスポーツの両立が実現。


OP・荒木 哲郎氏&ED・平尾 隆之氏。
一線級のアニメーターが絵コンテ・演出を手掛けた主題歌アニメーション。
フォージャー家の団らんに向けて家族3人+1匹と料理が踊る映像もワクワク。
MISSION:16{netabare}「ヨル's キッチン」のヨルさん&毒味係?{/netabare}の苦闘を経た後だと、また違った味わいが出てきます。


【キャラ 4.5点】
独特の幼児語や、人間の心の闇も含むエスパー解説&リアクション芸で作品を制圧したアーニャ。

アーニャを愛でているとつい忘れそうになりますが、
東西戦争回避のための極秘任務「オペレーション梟(ストリクス)」で、
偽装家族による重要人物への継続的関係の構築を主導する主人公は一応ロイド・フォージャー。

さらにこれも忘れそうになりますが、ロイドさんは姓だけじゃなく名も偽名。
エージェント〈黄昏〉(たそがれ)の出自は謎に包まれ、心が読めるアーニャでも読み切れず。
ロイドの過去は関連するサブキャラ回で断片が示されるのみ。
偽りの家族を真実にする上で、本性を幾重にも覆い隠すロイドの演技力は一番の難関になり得る。

こうなると展開の起点として期待できそうなのは妻役の暗殺者ヨルさんでしょうか。
後半2クール目は自分に良妻役が務まるのか悩むヨルの掘り下げを通じた、
フォージャー家の真実味の深化に力点が置かれた面もありました。

ヨルさんも、これまで数多のアサシンが苦悩してきた裏表の顔の使い分けを、天然で済ませてしまう凄いお方w
ですが、ロイドと旧知でヤンデレな?妻役乗っ取り志望のフィオナさん、
管理官(ハンドラー)のシルヴィアさんと、諜報組織・WISEは濃い女キャラばかり。
ヨルさんでも油断すると埋没してロイドさんを奪われかねませんw

このある種の緊張関係?もヨルさんとフォージャー家の試練として機能していたと思います。


【声優 4.5点】
アーニャ役・種崎 敦美さんによる、読心術に裏打ちされたわざとらしい棒読みによる子供のフリなど、
緩急も交えた中毒ボイスは言うまでもなく。

エージェント〈夜帷〉(とばり)ことフィオナ・フロスト役の佐倉 綾音さん。
「すぅ――きぃ―――♡」の怪演も期待通り?でしたw

アーニャの日常と能力を未来予知により拡張したイヌさんのボンド・フォージャー役はナレーション・松田 健一郎さんが兼任。
巨体に似つかわしい、野太く、こもった鳴き声でモフモフ感アップに貢献し、こちらも期待通り。

こもり声で緊迫感をもたらしたのはエージェント〈黄昏〉の標的ドノバン・デズモンド役の土師 孝也さん。
つい最近まで『ダイの大冒険』大魔王バーン役でも場を曇らせていた悪役。
終盤。ロイド役・江口 拓也さんとの、顔の皮が分厚い者同士の腹の探り合いは、
ゆるい日常の中でも忘れちゃいけない戦争の火種を想起。


【音楽 3.5点】
音楽プロデュースは制作ユニット・(K)NoW_NAME(ノウネイム)
サックスが咆哮する一級品のスパイBGMやアクション挿入歌等も提供するが、出番は少な目。
むしろ、とぼけたスパイBGMの笛の音程が外れる「Crisis of my home」などコメディ曲の方が重宝。
(K)NoW_NAMEの無駄遣い感がある内はせかいはへいわw

OP主題歌・BUMP OF CHICKEN「SOUVENIR」
ED主題歌・yama「色彩」
時に痛切な青春ソング等で心をえぐって来る両アーティストも、作品の日常感を受け息抜きムード。
正直この歌い手なら、もっと刺しに来て欲しいという願望はありますが、
せかいはへいわだから、これもこれで良いのでしょうか。


【付記】
2023年。TVアニメ2期放送&劇場版制作も決定した本シリーズ。

2期については引き続き家族の価値を高める日常の醸成を。
アニオリになる劇場版についてはスクリーン映えするアクションにより、
もっとスパイをとの声に応えるガス抜きエンタメ作でたのしいおでけけを。
今年も顔とメディアを使い分けるスパイ✕日常の益々のコンテンツ繁栄を期待しております。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 36
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

なんちゃってスパイアニメ

{netabare}
1クール目から相変わらず。
1クール目でスパイ要素に期待してはいけない作品だなと認識してハードルを下げて見たので、第1クールよりは楽しめたけど。
一般人気が出る理由は理解できるけど、全く面白くはない。

真にこの作品のやりたいことはホームコメディなんだろうけど、それにしてもストーリーが疎かにされすぎている感がある。
もうデズモンドの暗殺と言う目的が遠のきすぎているどころか、どこかに行ってしまってるんだよねw
ステラ集めに関しても。
2クール目で本筋の話が動いたのは最終話のデズモンドとの接触ぐらい。
(なお情報などは一切ない模様)
まあ、名探偵コナンみたいなスタイルと考えることもできるけど、深夜作品でそれをやられるとね。

本編から脱線している話が面白いならまだしも、あまり面白くはない。
大抵アーニャが話のメインに立つからスパイものとしては微妙になりがち。
テニヌ回は論外。完全なおバカアニメなのか真面目なスパイものなのかはっきりしてほしい。1期からそうだけど時代背景さすがに無視しすぎ。
それに、2クール目の犬とテニスに関しては長々と尺を取りすぎててテンポが悪すぎる。大した内容でもないのに無駄に引き伸ばされてて退屈。
この手の作品は一話完結で話を作った方が絶対に面白いだろうに。

まあ、答案用紙の書き換えや、テニス終わった後の美術品の回収はちょっとスパイ(ではない気もするけど)感あって良かったかな。
部分部分で面白いところはある。
ただ、ロイドがスパイらしきことをしているシーンは結構に対して、ヨルさんがただただ強い一般人女性になり下がってしまっているのは残念。
殺し屋設定はどこ行った。と言ってもこの作品の雰囲気的に殺しをさせるのはまずいのか。
あと、犬は登場した回以降空気すぎない?

OPとEDは1期よりも好き。映像も2期は二つともセンスある。

↓1話毎メモ
{netabare}
13話 ☆2
切ってしまってもいいんだけど。BUMPなのに微妙だな。
サビ以外はすき。この茶番感。ヨルさんだけだよねこのアニメ。
ちょろ。さすがに情報売りすぎだろ。
省エネ作画だな。銃持っとけ。グダグダすぎん? つまんねええ。
こいつら不注意すぎだろ誰か流石にアーニャ見張っとけや。
もういいわこのアニメ。急に動き頑張ってる。銃ないんかよ。
ED好き。めっちゃいいじゃんこのED、お洒落だし。

14話 ☆5
犬も能力持ちか。どうせ助かるしな。圧迫面接かな?
これアーニャが怪しまれるだろ。なんであの爆発で助かるw
今回で終わらんのかよこの話。

15話 ☆4
この話どこまで引っ張んねん。この茶番だるすぎるわ。
この女とロイドの心読めや。なんでこう言う時に限って読まない。
クソ弱ってそうこの犬。犬の世話パート普通に面白くないな。

16話 ☆2
この時代にドタキャンて…。料理回つまらんなぁ。
いつのネタだよ紫料理とか。スパイ関係ないじゃんこれ。
この恋愛話スパイ関係ある?

17話 ☆5
エレガントおじさんだ。論破されてて草。父って暗殺対象だっけ?
まあ常に同じだと何もないと思ってしまうわな。
真面目にアホなことを報告してるのはギャップあっておもろい。
このパートいる? 古臭いノリやめろ。

18話 ☆3
ユーリ再登場 そう、こういう話が見たかった。
1番確実性のある方法にしてスパイ感もある。
顔で認証しろと言いたいけどこの頃そう言うのないの?
新聞に載る=へまするじゃん。なんかつまらんな…。変えろや。

19話 ☆6
ただの買収じゃないんか。
それで前回詐欺師みたいな奴雇ってしまったのかw
絶対紙パックじゃないだろこの頃のジュース。
西は安心の国とか言っちゃっていいの?
学園に侵入できるならデズモンド亭にも侵入出来そうだな。
前半パートは面白かった。

20話 ☆7
ロイドがスパイやってるシーンは結構あるけど、ヨルさんが殺し屋やってるシーンあまりなくね?
まあ人殺すから色々まずいんかな。病院とコネあんの?
普段医者のフリしてるん? マジで会話の年代考えろ。狙撃受けそう。

21話 ☆7
実際損失だろw 別の女と絡んでるのが許せんのか?w
ヨルさん殺し屋設定なのに普通の女に格落ちしてない?最近。
夫婦以上恋人未満のゴミ設定とは偉い違いだ。
東西の実情との比較は良かった。

22話 ☆2
テニスアニメかな? テニヌだった。あんな剛速球がまぐれな訳ないw
この時代そんな薬ないだろ。 君らブルーロックにもいなかった?
メガロテニス 今回つまらんな。
ドッジもそうだけど、話逸れすぎてたらつまらんわ。
現実的じゃない小細工…。そこまで仕掛けてる理由が謎だ。
このテニス回まだ続くんかよ…。

23話 ☆4
クソテニスに2話も使うな。これはバカアニメとして見ればいいの?
作画だけすごい。このテニス目的なんだったかも忘れたわ。
テニヌで見た。しょうもないオチ。

24話 ☆4 
その飲み方死ぬぞ。今回クソつまらんぞ。はよステラ集めろ。
挿入曲いい。マジでアニメの話時代背景にあってないからやめてくれ。
百合豚になったダミアン君。

25話 ☆6
絶対接触の機会他にもあると思うんだが。
やっとスパイらしいことしてるし、話も進んだな。会話長すぎて草。
1クール目よりはマシ。

曲評価(好み)
OP「SOUVENIR」☆8
ED「色彩」☆8.5
19話挿入曲「Breeze」☆8.5
24話挿入曲「GOOD DAY」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

90.8 4 超能力で学園なアニメランキング4位
とある科学の超電磁砲[レールガン](TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (10390)
41309人が棚に入れました
総人口230万人、東京都西部のほとんどを占める巨大都市。その人口の約八割が学生ということから、「学園都市」と呼ばれるその都市では超能力の開発が行われているんですの。学生たちが能力の強さに応じてレベル0~レベル5にランク付けされるこの都市で、7人しかいないレベル5の第3位に位置する能力者、御坂美琴お姉さまが本作の主人公となる。この物語は、彼女が通うお嬢様学校、常盤台中学校とそれを取り巻く仲間たちの平和で平凡でちょっと変わった能力者の日常を描く物語ですの。

声優・キャラクター
佐藤利奈、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵、阿部敦

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

タイトルなし

スピンオフなはずなのに、こちらのほうが人気では?
確かに面白いし、女の子たちで和気あいあいとしているのも良い

OP
only my railgun fripSide
LEVEL5-judgelight- fripSide
ED
Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ- ELISA
SMILE -You&Me- ELISA
Real Force ELISA
fripSideの楽曲で圧倒的に盛り上がる
Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-を聴くと涙出そう


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
総人口二三〇万人、東京都西部のほとんどを占める巨大な都市。その人口の約八割が学生ということから、「学園都市」と呼ばれるその都市では、超能力の開発が行われていた。特殊な授業(カリキュラム)を受け、能力を得た学生たちは、定期的な身体検査(システムスキャン)によって、「無能力(レベル0)」から「超能力(レベル5)」の6段階に評価されている。その頂点に立ち、最強と謳われるのが、七人の「超能力者(レベル5)」である。そのひとり、御坂美琴。『電撃使い(エレクトロマスター)』最上位の能力者にして『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。後輩で「風紀委員(ジャッジメント)」の白井黒子たちと、学園都市的日常生活を送っていた--。この物語は、平和で平凡で、ちょっぴり変わった能力者の少女たちの日常を描くものである。


1. 「電撃使い(エレクトロマスター)」
一八〇万人を超える学生が集い、超能力開発を受ける「学園都市」。その日常の裏側には、学生たちによる治安維持組織「風紀委員(ジャッジメント)」の活躍があった。しかし、彼らの目が届かぬ暗がりもある。裏路地で平和を乱す不良学生たち。その彼らを一筋の閃光が襲う。そこには、学園都市最強の電撃姫、『超電磁砲(レールガン)』御坂美琴の姿があった……。そんな日常の中のある日。美琴は、「風紀委員」である黒子の同僚で、彼女のファンだという少女--初春飾利と佐天涙子と会うことに。意気投合して放課後を楽しむ4人だったが、初春が目の前の銀行に異変を感じとり……。

2. 「炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ」
常盤台中学の女子寮、美琴たちの部屋に招待された初春と佐天。下着あさりをしたりアルバムを見たりと定番の行動で盛り上がる美琴たち。しかし、同室になって一カ月の記念日を、美琴とふたりきりで(勝手に)祝おうとしていた黒子は、まったくもって面白くない。しおらしく美琴への切なる想いを吐露する黒子に、初春と佐天はしんみりしてしまうが、当の美琴はいつものことと一蹴。黒子の行き過ぎた行動にお仕置とばかりに強烈な電撃を食らわし、壮絶な能力合戦に発展してしまう。騒ぎを聞きつけた寮監にとがめられ、ふたりはプール掃除を命じられることに……。

3. 「ねらわれた常盤台」
学園都市の一角。常盤台中学をはじめとする、5つのお嬢様学校が集まる「学舎の園(まなびやのその)」。外界から隔絶されたこの区域で、常盤台中学の生徒だけを狙った連続襲撃事件が発生していた。そんな中、黒子たちに招かれて「学舎の園」を訪れる初春と佐天。学園都市の普通の学区とは異なる独特の風景に心躍らせるふたり。黒子たちと合流し、「学舎の園」にしか出店していないパティスリーでケーキに舌鼓を打たんとしたまさにその時、「風紀委員(ジャッジメント)」からの呼び出しがかかってしまう。一方、トイレに立った佐天は何者かに襲われ……。

4. 「都市伝説」
ファミレスに集まった美琴たち4人。科学万能主義の学園都市で語られる、数多くの都市伝説話に花を咲かせていた。いきなり服を脱ぎだす「脱ぎ女」、逆回転する風力発電のプロペラ、幻の虚数学区、使うだけで能力が上がるレベルアッパー、そして、どんな能力も効かない能力を持つ男……。美琴は、とある少年との出会いを思い起こす。なぜか自分の電撃が効かないその少年は、妙におせっかいで……。そんな折、街で女性を案内している少年を見かける美琴。決着をつけろという美琴に、少年は女性の案内を頼むが、その女性はいきなりブラウスを脱ぎだして……。

5. 「とある二人の新人研修」
頻発する車上荒らし対策に、監視カメラの増設をしていた黒子と初春。鳴り出した警報器に付近を探したふたりは、校舎の陰で車の中を物色する不審な学生を発見する。応援を呼ぶ初春の制止も聞かず、車上荒らしを捕まえようと先行した黒子は不意打ちを受け、逃げる犯人を捕まえようとした初春も昏倒させられてしまう。逃げられたのは自分のせいではないとばかりの黒子の態度にカチンときた初春。その上、大事な約束のことまで忘れている黒子に、ついに仲違いしてしまう。風紀委員(ジャッジメント)を目指していたふたりは、過去にとある事件で関わっていて……。

6. 「こういうことにはみんな積極的なんですよ」
事件の捜査を手伝うと言う美琴に、好奇心や興味本位で風紀委員(ジャッジメント)の真似事をするなと釘を刺す黒子。ついでとばかりに、日頃の行いからファンシーグッズに埋もれた私生活にまで口出しされ、美琴はまったくもって面白くない。ファミレスで愚痴の相手をしてくれていた初春が任務に連れて行かれたあと、美琴はテーブルに置かれた腕章を見た風紀委員・固法に、新人の応援要員と勘違いされてしまう。黒子を見返してやるチャンスとばかり、美琴は固法についていくことに。しかし、実際に体験する風紀委員の仕事は、思いのほか地味だったり難しかったりで……。

7. 「能力とちから」
連続爆弾テロ「虚空爆破(グラビトン)事件」の被害が拡大する第七学区。場所にも時間にも一貫性がなく、手掛かりすら残されていない犯行に、風紀委員(ジャッジメント)も警備員(アンチスキル)も手をこまねいていた。犯人の使っている能力は『量子変速(シンクロトロン)』。しかし、これだけの規模の爆発を起こせる能力者は「大能力(レベル4)」以上で、『書庫(バンク)』のデータに該当者は見当たらない。一方、忙しい風紀委員の初春に相手をしてもらえない佐天を見かけた美琴は、彼女から「幻想御手(レベルアッパー)」という能力のレベルを上げる道具の話を聞く。

8. 「幻想御手(レベルアッパー)」
「虚空爆破(グラビトン)事件」の犯人を捕えた美琴たち。しかし、彼は「低能力者(レベル2)」で、あれだけの被害を出すほどの力をもっていないはずだった。煮詰まってしまったふたりは、通りがかった佐天とともに、風邪をひいた初春を見舞いに行くことに。事件の捜査状況を話すうち、佐天の語った都市伝説「幻想御手(レベルアッパー)」に思い至る美琴。黒子によると、使うだけで簡単にレベルが上がるという噂を証明するかのように、『書庫(バンク)』のデータと被害状況が食い違う事件が頻発しているという。美琴たちは噂の書き込まれた掲示板を手掛かりに調査を開始する……。

9. 「マジョリティ・リポート」
取り調べ中、「虚空爆破(グラビトン)事件」の犯人が突然、意識不明に陥ったとの報せを受けて、病院へ向かった美琴たち。他にも同じ症状の患者が出ていることから、「幻想御手(レベルアッパー)」との関連を疑ったふたりは、偶然再会した大脳生理学者・木山春生に相談する。そこに現れた初春と佐天。「幻想御手」を使用した際に予想される副作用についてふたりに語る黒子だったが、偶然「幻想御手」を手に入れていた佐天は、そのことを言い出せないまま、ひとり悩んでしまう。そんな折、「幻想御手」の取引現場に迷い込んでしまった佐天は……。

10. 「サイレント・マジョリティ」
売人からの情報をもとに「幻想御手(レベルアッパー)」を手に入れた黒子たち。増加する「幻想御手」を使った犯行を防ぎつつ、木山にその解析を依頼するが、聴覚からの刺激だけで能力の強度をあげるのは難しいと聞かされる。一方、「風紀委員(ジャッジメント)」としての黒子の活躍を目の当たりにした佐天は、ショックを受けていた。「無能力者(レベル0)」の自分とはまったく違う世界に住んでいる人がいる。そんな想いを抱いてしまった佐天は、同じ境遇の友人たちと「幻想御手」を使い、初めて能力を手にした実感をかみしめていた。しかし数日後、友人が倒れてしまい……。

11. 「木山せんせい」
「幻想御手(レベルアッパー)」の開発者は木山。患者の脳波から開発者の割り出しに成功した美琴たちは、初春が木山のもとを訪れていると聞き、すぐさま「警備員(アンチスキル)」の出動を要請する。一方、木山の車に乗せられた初春は、「幻想御手」開発の理由--「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」の代わりとなる演算装置が必要だったと聞かされる。「幻想御手」の副作用--複数の能力を操って、周りを囲んだ「警備員」たちをなぎ倒す木山。その前に立ちふさがった美琴は、複数の能力による攻撃に苦しみながらも何とか木山を捕まえが、その時、彼女の記憶が美琴の頭に流れ込んできた・・・・・・。

12. 「AIMバースト」
突然、苦しみ出し、倒れる木山。同時に病院では「幻想御手(レベルアッパー)」を使用した患者たちが意識のないまま暴れ出していた。そして、木山の頭からAIMバースト--「幻想御手」のネットワークによって使用者たちのAIM拡散力場が束ねられ、1万人もの能力者の思念が形になった化け物が生み出された。なにかに苦しむように暴れるAIMバーストは、警備員(アンチスキル)の攻撃にますます巨大化する。初春はネットワークを破壊するため、木山から預かった「幻想御手」の治療プログラムを手に走る。そして美琴は、原子力発電所に向かうAIMバーストの前に立ちふさがり……。

13. 「ビキニは目線が上下に分かれますけどワンピースは身体のラインが出ますから細い方しか似合わないんですよ」
湾内と泡浮から、水着モデルを頼まれた美琴たち。なんでも、水泳部でお世話になっているメーカーからのたっての希望で、ウェブカタログ用のモデルを依頼されたのだという。黒子のひと押しもあり、後輩のために一肌脱ぐことにした美琴。当日、初春、佐天と連れだってメーカーを訪れた美琴たちの前には、それぞれ別のルートでモデルを頼まれた婚后と固法の姿が。舞い上がり気味の婚后の様子に戸惑いつつも、試着室へと案内される一同。ずらりと並べられたさまざまな水着から、思い思いの逸品を手にして着替えた美琴たちを、学園都市の誇る最新鋭スタジオでの撮影が待っていた……。

14. 「特別講習」
よく晴れた夏休みのある日。ファミレスに集まって遊ぶ計画を立てる美琴と黒子のもとにやってきた初春によると、佐天は特別講習のために来られなくなったという。とある高校で行われるその特別講習には、あちこちの学校から生徒が集められていた。アケミやむーちゃん、マコちんと一緒に講習を受ける佐天。小学生のような見かけの先生に講義を受けたり、「常盤台狩り」事件で知り合った重福と再会してお昼を一緒に食べたりしながらも、物憂げで、いまひとつぼんやりした雰囲気を過ごす。それは、この講習が「幻想御手(レベルアッパー)」を使用した生徒たちを集めて行われたせいで……。

15. 「スキルアウト」
「武装無能力集団(スキルアウト)」による能力者狩りが頻発。通報を受けて駆け付けた黒子たちは彼らを逮捕するが、襲われた婚后によると、なぜか能力が使えなくなって気を失った後、気がつくと全員が倒されていたのだという。どうやら、背中に黒いクモの入れ墨を入れた革ジャンの男に助けられたらしい。その話を聞いて呆然とする固法。その後も能力者狩りは終息せず、捜査の結果、「ビッグスパイダー」という組織が、闇ルートから非合法な武器を入手して行っていたものと判明する。リーダーの名前は黒妻綿流。婚后を助けた男と同じく、背中にクモの入れ墨があるらしく……。

16. 「学園都市」
ビッグスパイダーのアジトで謎の男に助けられた美琴と黒子。彼こそが本物の黒妻で、現場に現れた固法は彼を「先輩」と呼んだ--。ふたりの関係が気になる佐天たち。しかし固法は、ここ数日、「風紀委員(ジャッジメント)」の事務所に顔を出していなかった。彼女の住む寮に足を運んだ美琴たちは、同室の柳迫から固法が昔、「ビッグスパイダー」に所属していたと聞かされる。過去がどうであれ、なぜ今、固法が「風紀委員」の活動を休んでいるのか分からないという美琴に、簡単には割り切れない想いがあるという佐天。そんな折、能力者狩りの一斉摘発が行われることになり……。

17. 「夏休みのつづり」
夏休み。「警備員(アンチスキル)」の仕事に遅刻した鉄装は、現場で人質にされてしまったり、巡回中に美琴たちに乗せられて一緒に遊びそうになってしまったりと失敗続き。同僚の黄泉川に、気持ちがたるんでると説教され、明日こそはと気合を入れたものの、次の日も失敗ばかりでどうにもうまくいかない。そんな折、完全下校時刻過ぎにゲームセンターで、ひとりゲームをプレイする学生--鴻野江を見かける。以前も見かけたこと、自分の好きだったゲームをプレイしていたこともあって声をかけるが、鴻野江はプレイ途中で立ち去り、ひとり取り残されてしまう……。

18. 「あすなろ園」
寮則を破るたびに、寮監から厳しい罰則(体罰付き)を受けている美琴たち。いい加減、我慢の限界だという黒子は、腹いせとばかり、とある事件の調査に乗り出すことに。美琴を巻き込み、目指した先は第13学区の児童養護施設・あすなろ園。「置き去り(チャイルドエラー)」で学園都市に置き去りにされた身寄りのない子どもたちを集め、保護している施設だった。調査を進めようとするふたりだったが、偶然、ボランティア活動であすなろ園を訪れていた初春と佐天に巻き込まれて、子供たちの相手をすることに。そんな中、美琴は木山とのやり取りを思い出してしまい……。

19. 「盛夏祭」
年に一度、常盤台中学女子寮が一般に開放され、寮生が招いたゲストの訪れる日--盛夏祭。寮生たちがメイド姿で接客するこの日は、メイド養成専門校の繚乱家政女学校の協力を得て、盛大に開催されていた。メイド姿に後ろ髪をひかれながら仕事に連れて行かれる黒子をしり目に、招待した初春と佐天を案内する美琴。ふたりとも、さまざまな展示や発表を見たり、体験したりと大喜び。憧れのお嬢様学校の空気を満喫している一方で、美琴は気が気でないことがあった。実は彼女、ステージでとある演目を披露する大役に、寮生の満場一致で選ばれていたのだ……。

20. 「乱雑開放(ポルターガイスト)」
柵川中学に季節外れの転入生がやってきた。名前は春上衿衣、第19学区からの転入となる彼女は、初春のルームメイトになるという。佐天や美琴たちも引越しの手伝いにやってきて、ニギヤカに片づけを終わらせる。親睦を深めるべく、みんなで遊びに行こうという美琴だったが、黒子と初春は「風紀委員(ジャッジメント)」と「警備員(アンチスキル)」の合同会議に出なくてはならないという。最近頻発している地震に関係する会議で、専門家によると、能力の暴走によるポルターガイスト現象が原因だという。そんな中、初春たちは、春上を連れて花火大会に出かけることに……。

21. 「声」
花火大会の会場で起きたポスターガイスト現象に巻き込まれた初春たちは、危ういところとMARの駆動鎧(パワードスーツ)に救われる。その駆動鎧に乗っていたのは、合同会議にいた専門家・テレスティーナだった。迷惑をかけたと気落ちする春上を、自分と同じで変われるはずだと慰める初春。ふたりは気晴らしに第21学区の自然公園へと出かけることに。一方、ポスターガイスト現象がAIM拡散力場への人為的な干渉にあると知った美琴たちは、木山の関与を疑うが、拘留中の彼女には不可能。花火会場で様子がおかしかった春上に疑念を抱く。『書庫(バンク)』のデータには、意外な記載があって……。

22. 「レベル6(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」
チャイルドエラーとして児童養護施設で育った春上。幼いころ、施設で仲の良かった少女--枝先との間でだけ、「念話能力(テレパス)」の強度が上がる特性を持っていたが、最近になって、別の施設に移されてしまったはずの彼女の声が聞こえるのだという。話を聞いた美琴は、「幻想御手(レベルアッパー)」事件についてテレスティーナに打ち明ける。暴走能力実験の被験者となった子供たちがポルターガイストの原因になっているのではという仮説をもとに、行き先を探る美琴たち。そこにテレスティーナから、木山が保釈されたという連絡が入り……。

23. 「いま、あなたの目には何が見えてますか?」
暴走能力実験で昏睡状態に陥っていた子どもたちは無事保護され、木山のもとからMARの研究所へと移送された。ひとまず一件落着と胸をなでおろす黒子たちだったが、美琴と初春はいまひとつ納得のいかない顔。春上のお見舞いに行こうと準備をしていた初春は、子どもたちへの強い想いを抱いていた木山を思い出し、彼女のもとを訪れる。もう少しで子どもたちを救えたのにと気落ちする木山を、一緒に子どもたちに会いに行こうと励ます初春。しかし、テレスティーナは子どもたちに合わせるわけにはいかないと、すげなく断る。そして、彼女の正体を知った美琴は……。

24. 「DearMyFriends」
MARの研究所から子どもたちを移送する輸送車を追跡する木山の前に、美琴たちが現れる。輸送車がオトリであることに初春が気付き、急ぎ駆けつけたのだ。初春と佐天が木山を子どもたちの元へ導き、輸送車から降り立つ駆動鎧(パワードスーツ)を相手に黒子と婚后が奮戦。美琴は固法のバイクで木山を追い、第23学区の研究所を目指す。その前に立ちふさがる、テレスティーナの駆る巨大な駆動鎧。電撃は封じられ、「超電磁砲(レールガン)」は射程外。能力を計算に入れた攻撃に美琴たちは苦戦を強いられる。子どもたちのもとにたどりつかせてくれという木山の悲痛な言葉に、美琴は……。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 3
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「ビリビリ動画(bilibili)」の語源←美琴やっぱり凄いな笑。

『とある魔術の禁書目録(インデックス)』を1~3期まで一気見したついでに、新作の制作が発表された外伝『とある科学の超電磁砲(レールガン)』の方も1~2期&OVAを一気見してみました。
第2期が放送された2013年以来久々の視聴でしたが、やはりこのシリーズ、面白い!

シナリオ&設定に色々と無理があるので、私の個人評点はそこまで高くはなりませんが(※それでも『禁書目録』の☆ 3.9 よりだいぶ高い ★ 4.2)、本シリーズの主人公兼メイン・ヒロイン(御坂美琴)を始めとするヒロインズの好感度が異常に高いので、視聴がドンドン進んで飽きません。
こういうシリーズは、ありそうで、実際にはなかなか無いのでは?

本シリーズの監督・長井龍雪氏は『とらドラ!』(※個人評点 ★★ 4.6)、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(※個人評点 ★★ 4.5)を始めとする名作・優秀作を何本も制作されている名監督で、私の個人評点もそれらの作品の方がずっと高くなっていますが、こと作品に対する個人的な好感度では、本シリーズの方がグッと高くなります。

なお、最近は日本の制作会社を使ったアニメーション製作(※企画の方)にも手を出して露出の目立つ中国の大手動画共有サイト「bilibili(ビリビリ動画)」は、この御坂美琴の綽名(あだな)“ビリビリ”(*1)からその名称を借用したそうで、彼女の人気の高さは日本にとどまらないようですね。

(*1)本作の派生元作品『とある魔術の禁書目録』の主人公・上条当麻が、美琴が電撃を駆使する超能力者であることから“ビリビリ中学生”と綽名を付けた。

《まとめ》
以上、結構ベタ褒めのレビューになってしまいましたが、これから初めて本シリーズを見始める方は、第1期は若干シナリオの進行がまどろっこしいと感じるかも知れません。
でも、本シリーズの本領は第2期『S』にこそあると思うので、せっかく視聴し始めたのなら、そこでの超展開を楽しみに頑張って視聴を続けてほしい作品です。
あと、本伝である『禁書目録』の事前視聴は特に必要ではありません(むしろ本作の方を先に見て、面白かったら“ついでに”『禁書目録』にも手を出してみるのが丁度良いくらい)。


◆作品別評価

第1期 ★ 4.0 (計24話)
OVA  ☆ 3.9 (計1話)
第2期 ★ 4.4 (計24話)
-------------------------
総合  ★ 4.2 (全49話)


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ     鎌池和馬(原案・原作)、冬川基(作画)
監督        長井龍雪
シリーズ構成    水上清資
脚本        水上清資、大野木寛、砂山蔵澄、浅川美也、天河信彦、國澤真理子、伊藤美智子、山田靖智、花田十輝、土屋理敬、吉野弘幸
キャラクターデザイン 灰村キヨタカ(原案)、田中雄一
音楽        I've sound/井内舞子
アニメーション制作 J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== とある科学の超電磁砲 (第1期) (2009年10月-2010年3月) ========

 - - - OP「only my railgun」、ED「Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-」 - - -
{netabare}
第1話 電撃使い(エレクトロマスター) ★ 佐天涙子&初春飾利の御坂美琴との初対面、白井黒子&美琴の能力 ※OPなし、ED「only my railgun」
第2話 炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ ☆ 黒子と美琴の愛情×友情
第3話 ねらわれた常磐台 ☆ 常盤台学園連続眉毛落書き事件
第4話 都市伝説 ★ 美琴と上条当麻の出遭い、AIM拡散力場研究者・木山 春生、美琴vs.当麻(川原の対決)
第5話 とある二人の新人研修 ★ 黒子と初春の過去話(二人の出遭い、黒子の初仕事)
第6話 こういうことにはみんな積極的なんですよ ★ 美琴のジャッジメント手伝い(固法先輩)、連続グラヴィトン(重力子)爆破事件
第7話 能力とちから ★ 続き、狙らわれた初春、間に合わなかったレールガン(当麻のサポート)
第8話 幻想御手(レベルアッパー) ★ 美琴&黒子のレベルアッパー捜索、木山再登場、涙子の揺らめき
第9話 マジョリティ・リポート ★ 続き、黒子vs.レベルアッパー服用者、レベルアッパーの正体(音楽ソフト)
第10話 サイレント・マジョリティ ★ 涙子の能力発現と副作用(意識不明)、レベルアッパーの開発者判明、初春拉致(木山)
第11話 木山せんせい ★ 続き、vs.木山(マルチスキル)、木山の個人事情(チャイルドエラー、人体実験の罪悪感と決意)、ネットワークの暴走
第12話 AIMバースト ★ 続き ※ED「SMILE -You&Me-」
第13話 ビキニは目線が上下に分かれますけどワンピースは身体のラインが出ますから細い方しか似合わないんですよ ☆ ※ヒロインたちの日常回
第14話 特別講習 ★★ ※涙子メインの日常回{/netabare}

 - - - - - - - - OP「LEVEL5-judgelight-」、ED「Real Force」 - - - - - - - -
{netabare}
第15話 スキルアウト ☆ 能力者狩り、ビッグスパイダー元リーダー・黒妻(固法先輩の想い人)
第16話 学園都市 ☆ 続き
第17話 夏休みのつづり ☆ ※アンチスキルの日常回
第18話 あすなろ園 ☆ 常盤台学生寮寮監さんのコイバナ
第19話 盛夏祭 ★ 常盤台中学寮祭、美琴の晴舞台(ヴァイオリン独奏)
第20話 乱雑開放(ポルターガイスト) ★ 春上衿衣(はるうええりい)転入、RPSK症候群同時多発、花火大会見物と事故、テレスティーナの初春&春上救助
第21話 声 ★ 春上(精神感応(テレパス)能力者・レベル2)の周囲で起こる異常、チャイルドエラーの少女の声
第22話 レベル6(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの) ★ 木山再登場、科学界の元老・木原幻生の能力体結晶投与実験
第23話 いま、あなたの目には何が見えてますか? ★★ 春上と絆理(ばんり)の再会、vs.テレスティーナ木原、婚后光子の美琴救助、仲間を信じる心
第24話 Dear My Friends ★★ 無能力者・涙子だけが出来ること、テレスティーナ撃破、チャイルドエラー救助 ※ED「Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-」{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)14、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0


=============== とある科学の超電磁砲 (OVA) (2010年10月) ============

全1話 ☆ 3.9 {netabare}美琴へのストーカー、アンチスキルの能力者への反抗事件{/netabare} ※約34分

OP「future gazer」
ED「Special "ONE"」


=============== とある科学の超電磁砲 (第2期) (2013年4-9月) ============

 - - - - - - - - - OP「sister's noise」、ED「Grow Slowly」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 超電磁砲(レールガン) ☆ ※4人娘(主要キャラ)紹介回
第2話 寿命中断(クリティカル) ★ 幼少期のDNAマップ提供、布束砥信(ぬのたば・しのぶ)との出遭い ※シスターズ編開始
第3話 超電磁砲量産計画(レディオノイズけいかく) ★ 研究施設潜入、超電磁砲量産計画
第4話 妹達(シスターズ) ★★ ミサカ製造プロセス、夏休みの一日、“妹”との遭遇
第5話 絶対能力進化計画(レベル6シフトけいかく) ★★★ 続き、ミサカvs.一方通行  
第6話 あたし…みんなのこと見えてるから ★★ vs.一方通行、学園都市の第一位、実験動物ミサカの持つ可能性(布束の気付き)、美琴の仲間たちへの気遣いと決意
第7話 お姉さまの力になりたいですの ★ 研究施設群破壊開始、黒子の心配と気遣い、研究施設側の防衛戦力調達
第8話 Item(アイテム) ★ vs.フレンダ
第9話 能力追跡(AIMストーカー) ★ vs.麦野(学園第4位)、滝壺の美琴追跡、布束の感情インストール計画失敗(絹旗)
第10話 原子崩し(メルトダウナー) ★ vs.麦野(レベル5同士の死闘)、目標達成?
第11話 自動販売機 ★ 記憶喪失の当麻との再会、継続されていた実験、一方通行への実験勧誘(過去回想) ※ED「stand still」
第12話 樹形図の設計者(ツリーダイアグラム) ★ ミサカに芽生え始める感情(美琴&当麻との接触)、破壊されていたツリーダイアグラム
第13話 一方通行(アクセラレータ) ★ 市街地隘路の実験、第一次実験(過去回想)、当麻の気付き
第14話 約束 ★ 当麻の常盤台学生寮侵入、鉄橋の一幕(当麻の約束) ※ED「stand still」
第15話 最弱(かみじょうとうま) ★ 当麻vs.一方通行、一方通行のプラズマ攻撃阻止(美琴の懇願、シスターズの協力)
第16話 姉妹 ★ 続き、一方通行撃破(当麻)、当麻の見舞い、シスターズのその後{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP「eternal reality」、ED「リンクス」 - - - - - - - - -
{netabare}
第17話 勉強会 ☆ ※日常回
第18話 お引越し ☆ フェブリとの出遭い、暗部組織「スタディ」リーダー・有冨春樹(ありとみ・はるき)
第19話 学園都市研究発表会 ☆ フェブリとの交流、スタディの実験開始(対美琴)
第20話 フェブリ ☆ 続き、婚后光子の美琴支援、フェブリの素性判明
第21話 闇 ☆ 続き、フェブリの姉(ジャーニー)、美琴の仲間たちへの協力要請、スタディの計画進行、フェブリの命の危機、ティレスティーナとの再会
第22話 STUDY ★ ケミカロイド、布束との再会、有富の狙い
第23話 革命未明(Silent Party) ★ 能力者への怨恨(有富)、布束&美琴の協力、ジャーニー起動開始 ※挿入歌「インフィニア」
第24話 Eternal Party ☆ vs.駆動鎧(パワードスーツ)、有富の最終手段(ジャーニー暴走) ※挿入歌「future gazer」「LEVEL5-judgelight-」{/netabare}
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★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)13、☆(並回)8、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

投稿 : 2024/10/05
♥ : 26
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本家と分家の幸福な関係

原作未読


「は?どこどうみてもレールガンなんて読めないっすよ?」
社内プレゼン大会にてどなたかの資料にあった超電磁砲の綴り。この読み方を巡ってつっかかった5年前の私。「夜露死苦」のご親戚かと思ってました。
カラオケで『only my railgun』を歌ってる子いたけど、知らなかったので「年取ったな俺も」と自身の加齢を感じた3年前の私。

それなりに一般認知度のある作品のようです。
前情報は“本家よりスピンオフのほうが高い”。あにこれのランク、その他口コミから興味津々でした。

 {netabare}兄より優れた弟など存在しない?{/netabare}

先だって本家を視聴済みであるため、そっちと比較しながらの観戦でございます。ではさっそく…


★簡易比較★ 禁書目録(インデックス)と超電磁砲(レールガン)

「科学と魔術が交差するとき、物語は始まる――!!」

作品のキャッチコピーです。これで本家『禁書目録』1期で何が起きてたかというと、“科学”話と“魔術”話とが交互に繰り返されてました。これがスピンオフ『超電磁砲』では“科学”話の一本槍。
律儀に作品世界を体現しようとした本家と比べて、焦点を絞ることで視点の分散を防いだスピンオフといえましょう。

もうひとつは主役級の配分。本家は上条当麻(CV阿部敦)とインデックス(CV井口裕香)の二名。スピンオフは御坂美琴(CV佐藤利奈)白井黒子(CV新井里美)初春飾利(CV豊崎愛生)佐天涙子(CV伊藤かな恵)の四名。
二本柱にして濃いめゲストキャラで回した本家は自由度高く、学園都市の住人に加え外国勢力も取り込んで科学と魔術をうまい具合に“交差”させてました。良くいえば物語に奥行きがあり悪くいえば拡散気味、というコインの表と裏。そしてその濃いキャラのうち一人が御坂美琴ってことになります。作品評価とは別に作者の思惑としては成功してたと思われます。
それに対して四名の群像劇にしたスピンオフは相対的にゲストキャラの色は薄めです。固定四名に焦点を絞り、こちらは視点の分散が起こりませんでした。

総じて『超電磁砲』のほうがシンプル。分かりやすさを評価し私の配点も高めにしてます。



ざっくり“選択と集中”うまいこといきましたね、というのが本作『とある科学の超電磁砲』です。

科学=超能力なる世界観。各個人の適性と指向性というべきでしょうか。“パーソナルリアリティ”を獲得して磨いていきましょうという前提があります。超能力も個人毎のオウンスキルで、強度も個人によって違います。御坂は超能力種別が“電気ビリビリ”で、強度は学園No3の“レベル5”。様々な能力と能力強度のかけあわさった人たちが集う本作の物語舞台が“学園都市”でした。
“科学”にまつわるショートストーリーが積み重なり、{netabare}そのショートストーリーひとつひとつが意味をなしてラストに集約されてくさまは爽快でした。{/netabare}全24話。中弛みをそれほど感じない良作でした。



■そして課題曲『only my railgun』です

南條愛乃をボーカルに起用してから初の作品にして代表曲。10年以上経過しても色褪せない神曲扱いです。そして困ったことにflipsideの楽曲はどうにも肌に合うような合わないような煮え切らない感じの私です。この度理由が分かりました。
トランスなんですよね。短いピッチでドラムンベースがズンズンしながらメロディきれいな踊れるmusic。全盛期は2000年代初頭で日本だと浜崎あゆみ筆頭にavexがずんずんremixを出してた頃。ジョルノさんもご多分に漏れず高音です。
で、トランスの名盤何曲かと比べるとそんなにズンズンしてないし、1曲のなかでの起伏にも乏しかったりします。これがマイナス。
とはいえ踊れないかといったらそんなことはない。むしろ好きなジャンルをアニソンに落とし込んでくれてありがとうくらいに思ってます。この点はプラス。

試しに、『only my railgun』の曲想はMajor Leagueの『Wonder Where You Are』あたりくらいかな~。メロディラインは違うけど。
曲単体では普通っぽく私には聴こえるんですけど、やっぱり画と合わさってのアニソンですよね。OP映像とセットだと映えます。
{netabare}さらに12話と最終話での曲のカットインがほぼ完璧でした。
{netabare}佐天さんが「友達に手を出すな」とバット振り回した刹那に流れたアレです。{/netabare}{/netabare}



※ネタバレ所感

■これは中学生たちの話

良く考えたら思春期の子供たちの話でした。心と体のバランスをとるのが難しいお年頃です。
この“体”の部分を“能力”に置き換えるとしっくりきた私でした。横並びかな?という時代を経て持つ者と持たざる者とに別れていく時期。心の成長の早い者とそうでない者。そんな入り乱れ方が絶妙だった気がします。

{netabare}四人組で見てみます。能力保持者か否かで2対2、大人っぽい子供っぽいで2対2というバランス。
言わずもがな能力を持っている者は常磐台中学の二人、御坂美琴と白井黒子です。持ってないのは柵川中学の初春飾利と佐天涙子でレールガンから本格始動した二人です。

大人っぽい子供っぽいというと語弊があるかも。心が安定しているのと背伸びしているという区分けがしっくりくるかもしれません。前者が黒子と初春です。意図的か天然かの違いはあれどブレの少ない安定コンビ。銀行強盗に巻き込まれた同志でもあります。
一方で後者は残りの美琴と佐天ですね。本音と表に出てくる行動が違う二人というとしっくりきます。子供っぽいグッズを好きだとなかなか言えない美琴なんて最たる例です。伸びしろがあるといっても良いでしょう。なおこの組み分けだと以下3点、

・ジャッジメント⇔非ジャッジメント
・低身長⇔高身長
・フェチ有⇔フェチ無

それでもコンビ変更はございません。
心と体(能力)のアンバランスが思春期の真骨頂ならば、うまいこと縦横2つずつ。計4つのマトリクス図が出来上がるくらいのバランスのとれた四人組に見えます。

本作の成功要因を一つ挙げるとしたらこの思春期のアンバランスさをキャラ配置のバランスの良さで実現にこぎつけたことかなと思ってます。
具体的には立ち止まって考えて成長の伸び代の高さを美琴と佐天に見出すことができました。

{netabare}「一緒に苦労したいんです」(第23話佐天→美琴){/netabare}{/netabare}



■心に残った 其の壱

背景小萌先生 禁書目録に続き笑わせていただきました

{netabare}一升瓶片手にレバテキ頼んでる違和感。テビチとバインセオと筍のお刺身が出てくる謎の屋台で軽く5.6升とか意味不明です。{/netabare}



■心に残った 其の弐

背景木山春生先生 なんで変な先生しかいないんでしょうか

 {netabare}「それでも足掻き続けると誓ったんだ私は.......」
 「教師が生徒を諦めるなんて出来ないっ!!!」 {/netabare}

{netabare}すぐ脱ぐし変な先生と思ってスミマセン。目の下のクマは全てを投げ打って研究に没頭してきた証ですね。本作のMVPだと思います。{/netabare}



視聴時期:2020年5月

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2020.05.24 初稿
2020.12.12 修正
2021.07.25 修正

投稿 : 2024/10/05
♥ : 68

82.8 5 超能力で学園なアニメランキング5位
琴浦さん(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2438)
12345人が棚に入れました
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。と
ころが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。

―2012年8月にテレビアニメ化が発表された。

声優・キャラクター
金元寿子、福島潤、花澤香菜、久保ユリカ、下野紘
ネタバレ

アムールトラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

琴浦さんへの愛を詰め込みましたww【忠告】超長いですww

琴浦さんを一言で言うならば、
「萌えながらシリアス」
になります。

◎前書き(16.5.1加筆修正)
萌えとシリアスを融合した作品は最近増えてきていますが、ここまでシリアスなものは後にも先にも琴浦さんだけかもしれません。
決して完璧な作品とは言えませんが、とても個人的に好みな作品なので、ぜひ一度見てもらいたいと思っています。

※このレビューは超々々長いです。しゃれにならないくらい。(タグを開いてみれば分かります。)
読めるものなら読んでみろww
まじめに読むと少なくとも20分はかかると見ていいです。読むときはその点にご留意ください。もちろん、全部読んで頂けるととても嬉しいですが、多分相当きついです。

〈視聴状況〉
友人に薦められて一回目。
琴浦さんを愛でたくなって二回目。
もっと布教したいと思って三回目。 計三周。

──────────────────────☆彡
まずはキャラデザから。
外れのない可愛らしいキャラデザだと思います。程よいバランスで、凄く取っつきやすいですね。
強いて言えば、鼻がちっと特徴的かな?
まあ、それでも可愛いです。 

しかし、その中でも特に琴浦さん(主人公ヒロイン)の可愛さは異常です。目元の柔らかい感じとか最高です。
なんというか、小動物的な、愛でたくなる可愛さがあります。行動と組み合わされば破壊力抜群です。(荷物入ったダンボールタワーをなぎ倒すくらいに)

そして、そんな可愛い琴浦さんは人の心が読めてしまう。
それゆえに心に傷を負ってしまった。そんな中、運命の出会いを果たし、再生していく。そして、新たな人生を歩み始める。
大筋はこんな感じです。

シリアスを主軸としながら、適度なギャグで見やすく仕上げられています。
こんなに重い題材をよくもこの作品に落とし込めたものだなあ、と。

──────────────────────☆彡
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
作品によく合ったオープニングです。
opアニメーションでぴょこぴょこ出てくる琴浦さんが超可愛いです。
リズムに乗れる、中毒性のある曲です。
コシコシコシ。
題名についてなのですが、
そんな"琴浦"のまた裏話でしょ?←琴浦と掛けてる気がしないでもないですね。


○ed「希望の花」
これは神曲です。曲調もさることながら、歌詞が素晴らしすぎる。
アニメ琴浦さんのシリアス部分を凝縮したような、全国の卒業式で採用できるような曲です。
特に好きなフレーズはこの曲のラスト。

今あなたと、この場所から始めよう♪

シリアスシーンのバックで流れてくるこの曲は反則級ですね。流石に号泣とまではいかないものの、少なからず涙腺が刺激されたことは否定できないです。

○ed「ESP研のテーマ」
第5話限定エンディングテーマです。
内容はタイトルのまんまで、ノリがいい曲です。少し日常のオープニングに似てる気がしないでもなかったです。

○ed「つるぺた」
第6話限定エンディングテーマです。
ぺったんこヒロインであるところの琴浦さんがひたすらにかわいいエンディングムービーでした。

──────────────────────☆彡

Q.でも何で『琴浦さん』はこんなにも見やすいの?

A.4コマ漫画原作なので、とてもテンポが良いです。このポイントは大きいですね。
また、キャラデザや声優の演技力も一役買っていると思われます。

心という、ともすれば物凄く重たくなる題材を扱っているにも関わらず、それを全く感じさせないのが素晴らしいです。
視聴後感は、あーよかった。
本当に良かった。見てるこっちもハッピーだ。


これが4コマ漫画って頭狂ってるだろ。なんだよこの安定感は。(ウフフ)


琴浦さんを見て、不快感が生まれることはまず無いでしょう。
★気軽に見られるシリアス作品として、皆さんにおすすめできます。


○声優について
実は超豪華です。
先輩コンビ(花澤さんと下野さん)は特に神がかってます。
琴浦さん役の金元さんも、琴浦さんの可愛さを充分に引き出しています。以下割愛(キリがないので)。

琴浦さんは間違いなく良作ですが、
その良さ、はたして演技が先かストーリーが先か。
まあ、多分ストーリーが先です。豪華声優をあてられるくらいの良作ということです。
──────────────────────☆彡
以下、各話レビューなるものになります。
<<各話評価>>◎、○、△、×の四段階。

一話:琴浦さんと真鍋くん◎
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは心が読めます。そして、その代償に、人として当たり前の多くのものを失ってきました。
転校した琴浦さんはある少年•真鍋と出会います。その日から、琴浦さんの世界が変わり始めました。

~構成~
○前半
琴浦さんの幼少時代から現在に至るまでの軌跡。真鍋との出会い。
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
○後半
すっかり擦れてしまった琴浦さん。接触を図る真鍋。猛アタックの末、真鍋はとうとう琴浦さんの心を開く。
○ed「希望の花」

~1話のお話~
キャラデからは想像もつかない、まさに衝撃の第一話でした。
1話はどこをとっても精巧な心理描写が成されていますが、特筆すべきは以下の2シーンです。

①前半のラスト
前半ではあまりに惨い琴浦さんの遍歴が描かれます。クラスメイトからいじめを受けて怪物と罵られ、それは小、中、高と年を重ねる度にエスカレートしていきます。
しかも、そんなのは序の口だと言わんばかりの手酷い場面があります。

「これでこの問題児ともおさらばだ」
教師が心の中でふと考えてしまったことです。{netabare}それを、琴浦さんは『読んで』しまいました。
それでも教師か!と言いたくなりますが、ここで責められるべきは教師ではありません。心はどうしようもないものですから、それを表面に出さなかった教師がどうこう言われる筋合いはないのです。
しかし、琴浦さんにはそんなこと関係ない。琴浦さんが心に受ける傷の大きさを目に焼き付けられました。{/netabare}

そして、両親の離婚。
{netabare}まだ幼い琴浦さんが何の悪気もなく放ったセリフが決定打となってしまいました。
琴浦さんは自分を責めます。
しかも、母親は言います。
「あんたなんか、生まなければ良かった」
絶望感は計り知れません。{/netabare}

これらの場面が、霞がかった配色で演出されます。その効果で、視聴者は暗い心情をひしひしと感じています。

そこで訪れる前半ラストのワンシーンです。
それは、琴浦さんがもう何度目になる転校をした日のことでした。
どうせ上手くいきっこないのだから
と淡白な自己紹介をし、指定された席に向かう途中の出来事です。
一応書いておくと、この時、琴浦さんは雑な自己紹介のせいで、既にクラスメイト達からの嫌みを『読んで』います。
そんな中、
真鍋:「あれ、お前誰?」
琴浦さんを全く気にも留めていなかった男子が一人いました。そいつは真鍋。
{netabare}その瞬間、画面全体にかかった霞にひびが入り、砕け散りました。
琴浦さんの世界が変わり始めたのです。{/netabare}

②後半のラスト
琴浦さんが真鍋に独白します。
{netabare}「こうなってしまったのは全部自分が悪い。」
「人と関わると迷惑をかけてしまう。」
「私に関わらないで欲しい。」
琴浦さんは頑なで、なかなか心を開きません。
それでも真鍋は琴浦さんと仲良くなろうと頑張ります。
「そんなこと言って、一番傷付いてるのはお前じゃないか」{/netabare}

このシーン、琴浦さんも真鍋も名言メイカーです。記憶しておきたいセリフがぽんぽん出てきます。
今まで耐えに耐えてきた琴浦さんが心を開くこの場面は感涙ものです。
①、②以外にも名シーン揃いの1話でした。{/netabare}

二話:初めての……◎
{netabare}~あらすじ~
仲良くなった琴浦さんと真鍋は、百合子さんの登場でESP研究会(超能力研究会)に入部します。
活動の一環で占いをやった時、真鍋に恋する少女•森谷さんが、自分の思考を読ませることで琴浦さんを攻撃しました。
真鍋は琴浦さんを守る為、森谷さんと直接口論し、無事平穏が保たれました。

~構成~
○op前
琴浦さんの朝の日常及び登校。
○Aパート
琴浦さんと真鍋がESP研究会に入部。百合子さん、室戸先輩と知り合う。
○Bパート
百合子さんの提案で、琴浦さんは占いをやることに。真鍋に恋する森谷さんとの衝突。真鍋の活躍で一件落着。
○ed

~2話のお話~
2話は個人的には神回の一つです。
この回の山場での真鍋の格好良さはシリーズ通して指折りに入ります。むしろ一番かもしれません。
{netabare}ESP研の百合子部長の提案で占いをやった際、相手が森谷さんの時に琴浦さんは吐いてしまいます。なぜなら、森谷さんの精神攻撃はことごとく琴浦さんのトラウマを抉るもので、到底耐えられなかったからです。
ゲロは汚いですね。普通だったら、やってしまったキャラは少なからず悪印象を纏うことになってしまいます。しかし、琴浦さんはそうはなりませんでした。
山場のシーン。真鍋は森谷さんに言い放ちます。
「琴浦に吐かせるくらい、お前の心が汚いってことだろ」
このセリフが
『森谷さんの心=ゲロ』
という図式を立ち上げました。そして、ゲロの悪印象を琴浦さんから取り除きました。それどころか、琴浦さんの悲惨さを際だたせる結果となりました。
そして──
「好きだからだよ!」
これは、なんで琴浦さんを庇うのかという問いに対する真鍋の答えです。これほど純粋で否定のしようがない答えがあるでしょうか。少なくとも、森谷さんに対してはこれ以上ない答えでした。だって、森谷さんは真鍋のことが好きだから。
真鍋は絶対に計算なんてしない男です。だから、これらは天然から出たセリフです。{/netabare}
天然最強説が急浮上しました。{/netabare}

三話:嬉しくて、楽しくて△
{netabare}~あらすじ~
ESP研はカラオケに行きました。琴浦さんの歌声は酷いものでした。
琴浦さんは真鍋に弁当を作る約束をします。その日、真鍋は森谷流の男等に襲われ、入院します。見舞いに行った琴浦さんは自責に駆られ、いなくなってしまいました。

~構成~
○op前
真鍋、黒板に描かれた相合い傘にハートを付け足す。
○Aパート
ESP研、カラオケに行く。
○Bパート
琴浦さんが真鍋に弁当を作る約束をした日、真鍋は森谷流の男等に襲われる。
琴浦さんが転校してしまう。
○ed

~3話のお話~
心を開きつつあった琴浦さんが、真鍋の怪我をきっかけに再び自分を責めます。
病院でのすれ違いの描き方が良かったです。
{netabare}琴浦さんは真鍋の病室の前で心を読みます。真鍋は何気ない思考の中で、琴浦さんに被害が無かったことを喜んでいます。
それを聞いて、琴浦さんは自分を責めます。
「私がいなければ、こんなことにはならなかった」

せっかく良い感じだったのに、という悔しさを感じるストーリーでした。
1、2話で琴浦さんの悲劇から再生を描き、少し落ち着いたかというタイミングで悲劇がぶり返すという構成ですね。
これはありがちながらもドラマチックで手堅いです。しかも、嫌な感情がぶり返すことは確かに実際あるものだから、違和感も感じません。{/netabare}
あざとかったですね。{/netabare}

四話:変わる世界○
{netabare}~あらすじ~
転校したかに思われた琴浦さんは実家(大豪邸)に帰っていました。室戸先輩の情報網と和尚さんの助けによって琴浦さんを見つけ出すことができました。そして、ESP研は琴浦さんを説得し、一緒に学校に戻ることになります。

~構成~
○op前
琴浦さんが一人で遊ぶ様子
○Aパート
無気力な真鍋。先輩二人の助けもあって、琴浦さんを追い、寺で手掛かりを見つける。
○Bパート
琴浦さんの豪邸にて。琴浦さん捕獲作戦。森谷さんの琴浦さんへの謝罪。
○edのラスト
琴浦さんと真鍋の会話。
「やっといつも通りだな」
「そんなことないよ。ほんの少しだけど、変わったよ」

~4話のお話~
3話で主人公ヒロインがいなくなるという衝撃体験をしてからの、4話です。
室戸先輩がハッキングやらを出来るという設定が追加されましたが、今まで作り上げられた人物像的に違和感なくすんなりと受け入れられました。
さて、琴浦さんはどこに失踪していたのか。
なんと、『琴浦駅』周辺です。

★ 鳥取県東伯郡琴浦町
{netabare}萌え起こしとかいうのがあるらしいですね。
琴浦町は琴浦さん原作サイドと良好な関係も築いている(wikipedia)らしいです。
知らなかったな。

琴浦さんのポスターが作られたらしいです。
知らなかったな。

琴浦さんはナンバープレートにもなってるらしいです。
知らなかったな。…ちょっと欲しいかもしれない。流石に使えないけれども。

萌え起こしって、他にも色々ありますよね。自衛隊とか。
アニメも地域も団体も布教できるという妙案ですね。考えた人は凄いと思います。{/netabare}

琴浦さんが金持ちそうだということはそれとなく示唆されていましたが、それがはっきりと示されたのはこの話(4話)が初めてです。到底日本だとは思えない大豪邸の持ち主でした。そこに暮らすは初老のお爺さんです。
ニット帽を被り、好好爺然とした彼=琴浦祖父は、その実ただのエロスでした。
いかにも大富豪のじじいという感じで、よく分からん思考の持ち主です。孫=琴浦さんのお尻に触れて興奮しております。
同じくよく分からん思考をしている真鍋=エロスと相性が合うのか、この二人の絡みがなかなか良かったです。
果ては、真鍋に対してまだまだだと宣言し、エロスを推進する始末です。{/netabare}

五話:学園天国?○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは無事、町に戻ってきます。学校では森谷さんとの関係が大幅に改善し、森谷さんはESP研に入部します。そして、遅ればせながら新入部員歓迎会を琴浦さん宅で執り行います。
その後、体育祭が開かれ、真鍋は借り物競争、琴浦さんはリレーに参加します。運動神経があまり良くない琴浦さんは最下位になってしまいますが、森谷流のネタで復活します。

~構成~
○op前
琴浦さんが田舎から帰ってくる。
○Aパート
森谷さんがESP研に入部。琴浦さんの新しい家にて、新入部員歓迎会。
○Bパート
森谷流ネタ。運動会が開かれる。
○ed「ESP研のテーマ」

~5話のお話~
4話までは、ギャグで適度に息抜きしつつのシリアスでした。そして、5話は、萌えギャグです。
今話は、純粋に琴浦さんを愛でることが出来る非常に有り難い回であります。
特に印象に残った場面を挙げましょう。
①琴浦さんが回るシーン
{netabare}文字通り、琴浦さんがくるくると横回転して段ボール箱に突っ込みます。落下に巻き込まれて「完」です。
op前のシーンで一度、森谷さんの写真を眺めた後にもう一度回ります。くるくる。
心の中に留めきることが出来ない感情の発露がこれです。まさに萌えの化身というべきか、僕には可愛い以外の形容詞が思い浮かばなかったです。{/netabare}

②琴浦さんと真鍋のいちゃいちゃ
{netabare}二人の好感度メーターは既に共に振り切れています。カンストです。下がる気配などないし、下げる必要もないです。この二人のいちゃいちゃは、ささやかで甘く温かい。その象徴たる、こんな場面がありました。
{netabare}「この家、前の家よりも真鍋くんの家に近いんだよ」
「そんなこと言っちゃダメだよー男の子の心を刺激しちゃ(以下略)」
かあー!いちゃいちゃしやがって!{/netabare}

また、こんな場面もあります。
新入部員歓迎会の後、睡眠中に図らずも琴浦さんと真鍋は寄り添って寝ていました。(偶然の産物)
その場面を激写した部長は琴浦さんに迫ります。
{netabare}「欲しいー?」
恥じらう琴浦さんの横で写真を欲しがる真鍋。部長は写真を消します。
しかし、
「ちゃんと送っといたわよ」
部長、ナイス!琴浦さんの心は幸せに満たされました。{/netabare}{/netabare}
萌えが止まらない回でした。{/netabare}

六話:夏休み!○
{netabare}~あらすじ~
脳筋の森谷さんはテスト赤点で補習三昧です。そんな森谷さんを待ち、ESP研は夏合宿に行きました。琴浦さん爺の招きにより、はるかーランド、海、バーベキュー、花火と楽しんだESP研。楽しそうな琴浦さんの姿を陰から琴浦さん母が見ていたようです。

~構成~
○op前
森谷が琴浦さんが好成績であることに対し、糾弾する笑
○Aパート
はるかーランドへようこそ。
ESP研は合宿的なものに行く。
○Bパート
海、バーベキュー、花火。真鍋が琴浦さんの弁当を食べる。
○ed「つるぺた」

~6話のお話~
まず、触れねばならないのはedテーマの「つるぺた」です。これはなんとも素晴らしい曲で、琴浦さんへの愛をきっと深めてくれることでしょう。
今回も5話に引き続き、萌え回というやつだと思います。やはり琴浦さんは可愛いかったです。{netabare}お化け屋敷で怖がる姿なんてもう、どうしようもなくそそります。
海シーンで「シャーー!!」も最高でした。
そんな中、3話以来お流れになっていた"琴浦さんのお弁当"がついにやってきます。真鍋はバーベキューを差し置いて琴浦さん作の弁当を食べます。当然の選択ですね。偉い。{/netabare}
そしてまた深まる琴浦さんと真鍋の親密度でした。
一方で、琴浦さん母の存在が示唆されております。どうなることやら。{/netabare}

七話:この世界に私は◎
{netabare}~あらすじ~
6話から夏期合宿が続いています。琴浦温泉にて、混浴ネタ、森谷さんの料理ネタ(下手が招いた惨劇)が展開されました。
町へ期間後、森谷さんは缶詰めになります。一方琴浦さんは真鍋に避けられている気がします。しかし、それはサプライズへの準備だったのです。

~構成~
○op前
真鍋と琴浦爺が混浴を目指す
○Aパート
琴浦温泉にて。森谷の料理が引き起こした惨劇。琴浦さんが母への思いを語る。
○Bパート
森谷の勉強。琴浦さんの苦悩。サプライズパーティー。
○ed

~7話のお話~
少しずつ琴浦母の存在がクローズアップされてきています。そんな中でのAパート:ギャグ回、Bパート:ハートウォーミングでした。
7話は殊更に「琴浦さんの幸せな日常」が描かれていたように思います。いつもの仲間、いつもの掛け合い。様々な苦難を乗り越えてきた琴浦さんがやっと手にした日常ですね。
Bパートの話でそれがより顕著でした。{netabare}真鍋の様子がいつもと違うことに気付き、不安に駆られる琴浦さんは未だこの温かい世界に馴染みきれていません。それで先輩二人に相談すると、
「考えるだけ無駄」
先輩方は突き放したのではありません。このセリフは真鍋への信頼ゆえなのです。しかし、それに気付けず琴浦さんは苦悩します。
ラストシーンで真鍋の行動に種明かしが成されます。
「誕生日、おめでとう!」
琴浦さんは心を読めてしまうから、サプライズ企画について他の人にも話せなかったという。
そんなこんなで、真鍋なら心配ない、という日常に琴浦さんはようやく気付くのです。{/netabare}
琴浦さん=サイコという設定とストーリーを絡めた良話でした。
最後はこのセリフで締められます。
{netabare}「お母さま、この世界に私は……」
琴浦さんの世界に変化が起きたということを示すセリフですね。{/netabare}{/netabare}

八話:デートじゃないもん○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんが風邪を引いた日の話です。
前半では、琴浦さん宅での看病が、
後半では真鍋と琴浦さんとの初デートが描かれました。

~構成~
○op前
真鍋から琴浦さんへの誕生日プレゼント(ロケットペンダント)
○Aパート
琴浦さんの風邪。
超能力が使えなくなった琴浦さん。真鍋は煩悩を鎮めつつ、看病します。
○Bパート
初デート。
普段からとても仲良しな二人の初々しいデートです。プリクラをロケットペンダントに入れる演出もあります。
○ed後
琴浦さんの超能力が再発現し、同時に倒れてしまいます。

~8話のお話~
普段からいちゃいちゃし放題の琴浦さんと真鍋ですが、今回は少し様子が違います。同じ二人きりという状況でも、意識しているのとしていないのとでは大きく異なりますから。
デートを意識し過ぎたのでしょう。琴浦さんはいつも以上におどおどとしていて可愛かったです。
{netabare}8話では、一時的とはいえ琴浦さんの読心術が消えます。生まれてこのかた常に超能力と共に過ごしてきた琴浦さんにとって、超能力がないことの方が非日常です。映画館での何気ないセリフが、それを如実に物語っています。
{netabare}「映画見にくると、いつも見る前にラストが分かっちゃうんだよね…」{/netabare}
幸い、今日は超能力が消えています。非日常を満喫する琴浦さんでしたとさ。{/netabare}
どの映画も全てネタバレされる世界なんて、嫌ですね。{/netabare}

九話:まわりにはみんなが○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは、連続通り魔の思考を読んでしまいました。その事実がきっかけで、琴浦さんは再び風評被害にあいます。励ます為、琴浦爺は食事会を開きました。しかし、高級ホテルにて、琴浦さんはお母さまと出会ってしまいます。真鍋の活躍により、琴浦母子の関係にひびが入りました。
一方、森谷さんは琴浦さんに対する罪悪感から、一人袋小路に迷い込むことになります。

~構成~
○op前
刑事さん達の状況
○Aパート
ESP研にて、連続通り魔の話題。帰り道、真鍋は琴浦家にお邪魔することに?
○Bパート
刑事さんとの邂逅。琴浦爺の誘いにより、ホテルでディナー。
○ed後
森谷さんの手が血塗れに。

~9話のお話~
4話以来のシリアスメインといえるでしょう。連続通り魔という非日常の介入により、琴浦さんが築いてきた日常に微かなひびが入ったと思われます。
それにしても、この話では真鍋の安定感を痛感することになりました。{netabare}目が据わっていてとてもではないけれど近づきたくない琴浦母に対し、「俺、琴浦と離れる気全然ないんで」と言うその勇猛さ(?)は素晴らしいとしかいいようがないです。
しかも、それによって琴浦母の心根が垣間見えたのですから、グッジョブです。
そして、ed後のワンシーンが意味深です。さて、森谷さんはどうなってしまうのでしょうか。
次への引きが上手いですね。{/netabare}{/netabare}

十話:だけどあなたはいない△
{netabare}~あらすじ~
森谷さんは通り魔の第一発見者で、友人の証言のせいで逮捕されました。ESP研(真鍋抜き)は犯人を見つけ、事件を解決しようとします。その際、真鍋は琴浦さんの危険を鑑みて反対、不参加となりました。部長が囮となり、作戦を実行に移しました。

~構成~
○op前
学校に報道陣。森谷さんが逮捕された!?
○Aパート
警察署にて。ESP研が乗り込んで森谷さんの証言をする。
○Bパート
ESP研は犯人探しをする。(真鍋は抜きで)
部長が囮になる。
○ed

~10話のお話~
今まで一度たりとも衝突したことのなかった二人(琴浦さんと真鍋)が初めて喧嘩別れしました。{netabare}先輩方は楽観視して静観していますが、琴浦さんは友達がいなかったから、喧嘩もしたことがありません。仲直りはどうなるのか。先への期待が高まります。
一方で、刑事さんの不穏な動きの見せ方が秀逸です。普通な人に見せかけながら、小さな違和感をばらまいていくというのは、なかなか出来ないことかと思います。
「いい友達だよね。だって、平気であなたと一緒にいられるんだもん」
衝撃のセリフです。
そして、衝撃のラストでした。部長が背後から犯人に狙われ、鈍い音を残して幕引きという。{/netabare}これは、11話を見るしかない展開ですね。{/netabare}

十一話:スタンド•バイ•ミー◎
{netabare}~あらすじ~
連続通り魔に襲われたESP研。室戸が身を挺することで、百合子は守られました。しかし、そのことに百合子と琴浦さんは責任感を感じます。責任感ゆえの行動が起点となってストーリーが展開されました。百合子と室戸の関係。森谷さんと真鍋の関係。琴浦さんと真鍋の関係。そして、連続通り魔事件の行方。真犯人は刑事さんでした。

~構成~
○op前
犯人とESP研の大立ち回り
○病院
室戸君は軽傷。琴浦さん、自分を責める。
○刑事さん宅
一人でいる琴浦さんを刑事が保護、自宅に連れて行く。
○小学校前
琴浦さんに逃げられた森谷さんは真鍋に活を入れる。告白。
○病院
室戸君と百合子さんの話。
○刑事さん宅
真犯人は刑事さんだった。
○ed

~11話のお話~
今話は部長(百合子)と室戸先輩にもスポットが当たりました。2話から節々に前振りがありましたが、10話辺りからぐいっとクローズアップされてきて、11話で完全に話題とあいなりました。

{netabare}○千里眼を持つ母親に降りかかった災難のせいで闇を抱える百合子。しかし、悪役に徹し切ることは出来ません。そんな百合子を静かに見守る室戸。二人の間では、少し狂いが生じながらも、儚い関係が出来上がっています。{/netabare}
室戸達の話以外にも、11話では、1話の再来とも思える程に心情が裸にされました。

①森谷─真鍋
{netabare}森谷さんは一途でした。初登場からここに至るまで、真鍋への愛を貫いたのです。ある意味清々しい程の恋心。ここまでくれば賞賛に値するでしょう。
{netabare}「ずっと好きでした」
真鍋は告白をされますが、
「すまん、俺は琴浦が好きだ。お前の気持ちは受け取れない」
断ります。しょうがない。だって、あの二人は……。{/netabare}
森谷さんにとっても二人の関係は大事なものとなっていました。二人の関係が続くことを心の底から願ってしまっていたのです。でも、自分の心は偽れない。だから、告白して散る。
{netabare}これが、森谷流というやつですか。{/netabare}{/netabare}

②刑事•月野さん
{netabare}なんと、真犯人が刑事さんという話。
月野さんは一人ぼっちでした。ずっと誰からも受け入れてもらえずに生きてきた。なのに、自分が持っていないものを全て持っている少女•琴浦さんが現れた。
月野さんはストレスが爆発してしまいます。想像に難くないことですね。
しかし、彼女の二重人格には正直驚きました。ストレスを溜めてしまう表人格とストレスを解消する裏人格『俺』。今後症状が改善してくれることを期待したくなるような終わり方でした。{/netabare}

③琴浦さん─真鍋
{netabare}ここだけが少し不満といえば不満です。
今回琴浦さんは真鍋に縋るばかりで逃げに徹してしまいます。目の前のことから目を逸らしてしまったのです。
{netabare}「悲劇のヒロインごっこ」
『琴浦さん』で出てきたフレーズですね。少しそうなってしまったかと思います。{/netabare}
具体的にどこをどうすればということを言えないのが悔しいですが、琴浦さんの苦悩や成長を描いて欲しかったなと少し思いました。
しかし、真鍋側が琴浦さんに寄るというシナリオとしては、真鍋の思考がよく描けていて良かったです。
{netabare}「俺はずっと琴浦といるって言ったじゃないか」{/netabare}
真鍋は強いですね。
それに、琴浦さんの設定を考えると、このシナリオが最善かもしれないです。{/netabare}{/netabare}

十二話(最終回):伝えたい言葉(ココロ)○
{netabare}~あらすじ~
ESP研は百合子の変心により、「超能力者で遊ぶ部」となりました。その日常が描かれます。その後、琴浦さんが家に帰ると母親が。図らずも、母親が本心ではずっと琴浦さんのことを思っていたことを知ります。「言葉にしないと伝わらない想い」があることを知った琴浦さんは真鍋に告白し、真鍋からも返事を受け取りました。「ずーっと好きだ」

~構成~
○op前
本日をもって、ESP研を解散します。
○Aパート
新ESP研発足。カラオケ。琴浦宅に母出現。
○Bパート
琴浦さん、母と和解。そして、真鍋と愛を確認し合う。
○ed「希望の花」
「琴浦さーん!」
「みんな、おはよう!」

~12話のお話~
大団円であります。涙腺が緩みました。
琴浦さんが数々の苦難を乗り越えてくる姿を見た私達は、その温かさに涙するのです。
しかし、最後まで落ちがありましたね。
{netabare}真鍋:俺、いつも言ってるからな
琴浦:え、言われてないよ
真鍋:え、そうだっけ?
あろうことか、真鍋は口頭で「好き」と言ったと勘違いしていたのです。
琴浦さんか言葉にすることの大切さを知ったのは何だったのか。唖然とする琴浦さんに、真鍋は
{netabare}「ずーっと好きだ」{/netabare}
耳元で。息のかかる至近距離で。目を見て!
琴浦さん、良かったね。本当に良かったね。{/netabare}
幸せな話です。{/netabare}

──────────────────────☆彡
以下、少々細かな話をさせて頂きます。

★森谷流について
{netabare}「もりっ!」を掛け声とするのが森谷流武術です。
両手を大きく広げて、上下互い違いに曲げ、声を上げたなら、あなたも立派な森谷流門下生です。門下生募集中らしいので、入ったらいいと思いますww
この流派は謎が多すぎます。

{netabare}①異様な高学歴
なんと、東大出身とハーバード出身がいるのです。
②あの構えは何なのか
まだ普通に筋トレやっていた方が強くなれそうな?
③森谷ヒヨリの母
彼女のあの格好はなんでしょう。まさか宗教団体じゃあるまいね。というか、原作では確かに宗教団体だそうな。
④敷地面積
きっと相当なものです。琴浦さん爺の豪邸に匹敵しそうな程。{/netabare}

そんなくだらな面白い森谷流は、本編で漏れなくネタにされます。
門下生が少なかった昔、森谷ヒヨリが映ったビラを配っていたそうな。それを回収した真鍋は琴浦さんに引っ越し祝いとして渡します。
そして、その写真は琴浦さんの心のオアシスとなるのでした。{/netabare}

★琴浦さんは何故可愛いのか
{netabare}まず、言えることは「可愛いに理由なんてない」ということです。だから、こんなコーナーはナンセンスな訳ですが、それでもやりたくなってしまったという。
なので、僕なりにやってみます。

①可哀想系ヒロイン
{netabare}主人公がヒロインの酷い境遇を知り、ストーリーが展開するという話は多いですね。「琴浦さん」もその一つであるはずです。こういうパターンが多いのは、それだけ魅力があるからです。ある意味で王道的な魅力があるということです。
男というものは、哀しいかな、女の子を守りたくなってしまうものです。可哀想な境遇を持った女の子というだけで、多少のことは許せてしまう世の中ですから。{/netabare}

②健気さ
{netabare}青年:確かに可哀想ならば嫌いにはなりにくいですね。でも、それは好きとは別の感情ではないですか?
博士:そう、そこがポイントなんだよ。いくら可哀想でも、性格が最悪だったら誰も好きになってはくれないね。
青年:ということは、琴浦さんは性格がいいと?
博士:うーん、それもあるけど、ちょーっと違うかな?
青年:なんですか。もしかして、博士にも分かっていないのですか!
博士:そうさ、分かってない。でも、一つだけ言えることがある。それは──
青年:それは?
博士:琴浦さんは頑張ってるんだよ!ただただ身の不幸を嘆くんじゃなくて、ちゃんと頑張ってるんだよ!「俺は不幸だ」とか、「才能がないから仕方がない」とか言いながら何もしないやついるじゃんか。でも、琴浦さんは違ーう!
青年:お、おう……。
博士:彼女には意志がある。自分ももちろん幸せになりたいけど、他の人が傷つくのはイヤだっていう。それで閉じこもってしまう訳だけど、真鍋がその殻を破った後は、まるで今までの不幸を取り返そうとするかのようだったよ!恋、勉強、部活。精一杯満喫しながら、森谷さんと和解したり、お母さまとの関係改善に努めたりして、自分から幸せを掴み取ろうとしてるんだ!つまり、つまり──
青年:なんとなく分かりましたよ。つまり、健気ってことですね?
博士:そう、健気なんだよ!{/netabare}

③小動物的な?
{netabare}青年:ところで博士、このリスはとても可愛いですね。
(リス:キュンっ)
博士:そうだろそうだろ。可愛いよな!つまりそういうことなんだよ。話が早くて助かるなあ。
青年:いや、なんのことですか。分かりませんから。
博士:(チッ!)
青年:舌打ちしないで教えて下さい。
博士:いやだからさ、琴浦さんは小動物なのだよ。
青年:へえ、どの辺りがですか?
博士:くりくりした瞳!ふわふわした髪!ころころ変わる表情! ふわふわしたもみ上げ!ぺったんこな胸!あと、仕草も!
青年:へ、へえ……
博士:要するに、琴浦さんはぺったんこ可愛いんだよ。
青年:結局何もまとめませんでしたね。
博士:つるーぺたー、ぴったんこ♪{/netabare}{/netabare}

★真鍋と琴浦爺の関係について
{netabare}博士:私は、あんなじじいになりたいよ!
妻:勝手にすればいいわ。
博士:私はお前が心配だよ。くれぐれも琴浦母みたいにならないようにね。
妻:あー、はいはい。(皿を洗いながら)
博士:よし、あの二人の関係について語らおう。
妻:(ジャー)………うーん。
博士:私達も将来的には娘を嫁に出すことになる訳だよな。だけど、琴浦爺の態度について、率直にどう思う?
妻:(ジャー)…………。
博士:ねえ!聞いてよ。
妻:うるさい。
博士:お願い。聞いてくださいお願いします。
妻:(キュッ←蛇口をしめる音)はいはい。で?琴浦爺がどうしたのよ。
博士:彼はさ、娘に寄り付く蠅──つまり真鍋のことだけど──を歓迎してるじゃんか。
妻:そだねー。「この大チャンスを逃すとは何事か!」とか喚いてた。
博士:そうそう。それがさ、果たしてどう評価されるべきなのかってことをさ、語らいたいんだよ。
妻:うざっ
博士:っいまなんて?
妻:そういうのはあの青年とやりなさいよ!私は今忙しいのよ?
博士:そんなに怒らないでよ。じゃあさ、一言でいいから。一言だけ。……ね?それでいいから。
妻:まあそれなら。
博士:で、結局のところどう思う?
妻:あたしは理想的だと思うわよ。だってさ、真鍋いいやつだもの。
博士:………?
妻:……?
博士:それだけ?
妻:うん、それだけよ。親の役割って、子供が引き返せない道に入り込みそうになった時に引き止めることくらいだから。あのじいさんは琴浦さんの祖父でもあり、父でもある訳よね。父親は子供の道を正す。祖父は孫に愛情を注ぐ。それでいいと思うの。だから、真鍋と琴浦爺の関係は理想的じゃない?
博士:(ブンブンッ)うんうん。それが言いたかったんだよ!凄いよ。流石!
妻:そ、そう?なんか照れるわね。
博士:今日は一緒に寝よう?
妻:な、な…唐突ね!?(カァー!赤面)

娘:お父さん、彼氏連れてきたよ!
博士:何を!俺は断じて許さないからな!{/netabare}

★真鍋の精神構造について
{netabare}青年:僕は、彼が何者なのかと問いたいです。
博士:……ん?
青年:つまりですね、真鍋は果たして人間なのかと問いたいのです。
博士:はぁ…。
青年:なんですか。反応が薄いですね。
博士:今、君の真意を測りかねてる。
青年:何と言ったらいいのでしょうか。彼は、少々人間離れしていますよね。例えば、いわゆる『妄想爆発』です。断じて妄想が凄いとかいう訳ではないのですが、意図的にあそこまで思考を制御できるものなのかと。
博士:なーるーほーど。それは確かにそうだ。真鍋は四六時中エロスを思考してて、嫌みなことを何一つ考えないからね。
青年:そうです。彼は聖人君子か何かかと思う程に健全なんですよね。エロスとは言ってもR指定すら付かないレベルだし、何より、人の悪口が一瞬も浮かばないというのは尋常じゃないと思うのです。だってそうでしょう?普段僕たちは穏やかな日常を送ってますが、それは表に出す言葉や表情を意図的に制御しているからです。裏で一瞬も悪いことを考えない人なんていないんですよ。
博士:なのに、真鍋はその枠外にいるからね。
青年:はい、そういうことです。
博士:うーん、どうなんだろうね。確かに現実では考えづらいことだけど……アニメだからねww
青年:それは禁句です。
博士:まあ、相応な精神修行を積めば、無理なこともないんじゃないかな。だから、アニメのシナリオとしてはいいでしょ。「ありそうでない」っていう夢を実現する意味でさ。
青年:大きく出ましたね。
博士:問題なのは現実味じゃないんだよ。納得できるかどうかだと思う。真鍋は、そのボーダーラインなんじゃないかな。だけど、「琴浦さん」の主題は琴浦さんの悲劇からの再生だよね。主題と少しずれてるところだから、多くの人がすんなり入り込めたんじゃないかと思うよ。
青年:はあ、なるほど。僕は違和感感じましたけどね。
博士:そりゃあ人それぞれだからね。それに、何も視聴者全員の最高にならなくてもいいからさ。誰かの心に響けば、それは成功なんだよ。
青年:極論ですね……。
博士:まあ、その人数が多いに越したことはないけどね。{/netabare}

★室戸と百合子の関係について
{netabare}愛が高じた共依存的な関係といえるでしょう。
百合子は千里眼の母親にまつわる事件で少し歪んだ価値観を持ってしまいます。超能力を社会に認めさせるためならば、人の犠牲も厭わないという。
一方の室戸は百合子を愛しています。恋を超越し、静かな熱い愛となっています。
「乗りかかった船だ。どこまでも付いていくよ」
百合子の良いところも悪いところも全て飲み込む発言です。
なんだかんだ言って、琴浦さん─真鍋よりも中毒性の高い愛で結びついているといえるかもしれません。
しかし、盛大な落ちがあります。
{netabare}「どこまでも付いて行くって……?」
「まあ、幼なじみだし、今のところ引っ越す予定もないからね」{/netabare}
まあ、なんだかんだいって一番愛していると思いますけどね。{/netabare}

──────────────────────☆彡
◎最後に
前の方にも書いた通り、「琴浦さん」は完璧とは言えない作品です。しかし、「人の心」をとても丁寧に扱った、最高な作品ではあると思っています。まだ見ていない方にはぜひ見て欲しいです。
また、このレビューを読んで少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
各話レビュー及び小節まで全て目を通してくださった方がもしいたならば、最大級の感謝を捧げます。(計14803字)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 40
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

12話鑑賞済み。総評ぽいもの第1稿を追加(4/7)

まず。
今後、視聴したいと思っている方へ。
・下手な予備知識は持たずに観ることをオススメします。
・原作も最低アニメ4話まで観てから読んだ方が良いかと。いえ原作先でも一向に構わないとも思いますw どっちが優秀かとか、そういうお話でもなく。

原作4巻まで既読。
個人的に2013年冬クールNo.1だと思っております。

採点ポイント。
物語:1話の出来が何より良かったので。落としつつもきちっと掬い上げて、凹んだままにしておかないのが○。
3~4話にかけては連続したお話なので、例に漏れますが。

声優&キャラ:何だかんだでカッコよくエロスな真鍋君、初めての人達との付き合いを通して変わっていく春香さん、真鍋君の妄想に翻弄される春香さん、利用するといいつつも良い人な部分が多い部長、見た目はアレだけでどイケボな副部長。どなたも分かりやすくて、面白い人達だと思います。演じている声優さんもそれぞれ場に応じて演じ切れてると思います。

作画:観てる限りでとりたてて不満も無く。あるとすれば・・・真鍋君が意外と恐くないところですかね~。妄想内での春香さんの胸が盛られ気味なのは仕様でしょうw

音楽:場面場面に合ったBGMしていると思います。1話の段々暗くなっていくところとか、印象的でした。OPも耳に残ります。

総評っぽいもの。
{netabare}
・特筆すべきはまず、1話でしょうか。原作に触れたことない人から見れば「何この鬱展開?」と感じること間違い無しのAパート。触れたことのある人でもインパクト大だったことでしょう。かくいう僕も、主人公である琴浦さんのトラウマを真っ先にまとめて見せるなんて思いもしませんでした。
・各話にしても12話を通しても登場キャラにしてもですが、このアニメのキーワードになるのは「ギャップ」だと思います。狙って作られた落差だったとしても、それが何処でどういう展開で来るのか予測不能、そういう点も印象的でした。
・「右肩下がり」という評価が多い(元々面白いと思わない方は別として)と見受けられますが、それは多分・・・1話(もしくは4話まで)の展開が良すぎた為ではないかな?と思っております。

・アニメを見る上で「女性キャラ」に注目することが多い人間なのですが、この作品では珍しく「男性キャラ」に目が行きました。特に真鍋君。終盤辺りの室戸君も良かったです。
・エロ要素は持ちつつも下品にならず、悪い意味での表裏を持たず、締めるところは締められる、カッコ良いキャラだったと思います。

・個人的な欲を言えば・・・。室戸家と部長の物語をもうちょっと大きく扱ってもらえていたらな~と。幼い頃の2人の出会いと室戸母との交流は原作で少し扱われていますが、これも良い話でしたので~。

・OP&ED共物語と一緒に盛り上げてくれたと思います。OPの方は「コシコシコシ」で脳内をリフレインし、EDは良いタイミングで涙を誘う、名曲だったと思います。特殊EDも良かったですよ?w
{/netabare}

以下各話感想です。
{netabare}
12話鑑賞後----------
いきなりのESP研解散宣言!?
と思ったら、部長なりのケジメといいますか、仕切り直しなのでしょう。

エロス成分久々でしたね~。

新ESP研を祝ってカラオケ行こう~。
って学習能力無いのか?とw

11話で部長への想いを語ってくれて良いところみせてくれたと思いきや・・・見事なまでの朴念仁っぷりでw

琴浦母のエピソードは・・・これも不覚にも心にきましたね。
1話以降、それまでの記憶や言動が全て見たままというわけでは無かったんですね。

琴浦さんは心を読んで、真鍋君の好意を知っていたわですが・・・やはり言葉として伝えてもらえたら嬉しいわけですよね。
ようやくお互いに言葉にできた今回は、他のエピソード含め通して幸せを感じられる回で良かったと思います。

周りに誰も寄り付かず、暗い背景でスタートした作品ですが・・・。
ラストは明るい、幸せそうな表情の琴浦さんが対照的で印象に残りました。

10~11話------------
原作からの変更の強かった印象の9~11話でしたが・・・。
「真犯人の存在」「琴浦さんの力の告白」「裏サイト」等々。森谷さんの実家もその一部でしょうか。

(10話)
部長の真意が具体的に動く回でもありましたね。
琴浦さんの力を利用した犯人探しに反対する真鍋君、否定も肯定もしない室戸(何もしない時点で肯定してるとも言えますが)、対極的な男性キャラでした(注:どちらの対応も正しいと思います)。
超能力の証明(=御舟母の復讐)を琴浦さんの力に頼り切らず、最終的には自らを囮にしての犯人探しになりましたが。
身を挺して部長を庇った室戸君も無茶をなさる・・・。

(11話)
心の声や琴浦さんの危機への登場など、相変わらずのイケメンっぷりを発揮した真鍋君。
そんなに心配なら傍にいてあげなさい。 1話で「一緒にいる」「離れてなんてやるもんか」と約束したわけですし。

部長&室戸君のやりとりは、正直泣けました(後々若干の齟齬があることがわかり複雑な心境ですが)。
自分の復讐心の為に、周囲にどれだけの迷惑をかけ、最悪室戸君を失う結果になり兼ねない、そう思い知り心に刻んだ部長。
何だかんだで、傍で彼女を見守り続ける室戸。初めて自身がどう想っているかを言葉にしましたね。といいますか・・・この方も(色々な意味で)イケメンですね~。

結局アニメでは
『月野が通り魔の真犯人で、二重人格』
という展開だった為、「無職刑事」ルートにはなりませんでしたね。
改「良」なのか「悪」なのか言及する気はありませんが、これはこれで納得できる結末だとは思います。

そして次回はラスボス登場と。

9話鑑賞後-----------
第三部突入ですね。
通り魔事件となっていますが、観た記憶では死者は出てないようですが・・・。
うん原作読み直そうw まだ布教活動中ですけど・・・。

狙ったのか素なのかわかりませんが・・・前触れもなくエンカウントしてしまった琴浦母に対して、冗談交じりっぽくも琴浦さんを庇える真鍋君のメンタルに感動しました。他のESP研メンバーもでしょうか。

アニメでは名称出てたか不明ですが・・・「森太郎」怖いw 

8話鑑賞後-----------
今回のお話に沿えているか不安ですが、観て率直に感じたこと。「何気ない普段で感じられる幸せや楽しさの貴重さ」ですかね~。上手く書けないので、こんな表現になってしまいましたが・・・。
心の声が聴こえると映画すらまともに楽しめない。そのエピソードが、表面上ほど軽く聞こえなかったものでして。

Aパートの看病エピソードの真鍋君に於かれましては、忍耐のほど、ご苦労様でしたw いや・・・ちょっと心の片隅で「真鍋のヘタレ」と思わなくも無かったですがw

さて・・・Cパートから推察するに、ここで「第二部完」というところでしょうか。ここ4話はある意味、今後への伏線だったのでは?と思います。

余談ですが・・・某スポーツ中継の為に、琴浦さん以外の木曜アニメが一週分遅れました。
制作局だから、明け方にでも放送してもらえたんでしょうね、多分・・・。

7話鑑賞後-----------
Aパートは続・帰省回、Bパートは原作でいう「こっそりバイト回」でした。

Aパートでの原油発掘?では・・・リアルで晩御飯を吹き出しました。真鍋君&琴浦爺の妄想が重複してる辺りで限界スレスレ、で原油が出て・・・w

暴走真鍋&森谷の辺りとかも楽しく観れました。

Bパートは・・・何より久しぶりの真鍋君のイケメンタルっぷりが観られて、涙が。原作では確かクリスマスのエピソードだったと思いますが、誕生日に持ってきたこの展開も良かったと思います。直前に母の夢を挟んでいる辺りも、引き立てにはなっていたかと。

とりあえず・・・まだ琴浦母の出番ではないようで安心しましたが、今クールでのラスボスは彼女のような気がしているので・・・。

6話鑑賞後-----------
今回も鬱展開無しの、夏休み回でした。
水着回~水着回~w

しかし・・・初めて孫が友達を連れてくるというだけで、テーマパークを作ってしまう爺さん・・・。間違いなく爺馬鹿ですねw でもそんな祖父がいてくれたから、ここまで来られたのも間違いない話で。

部長は色々ズルいなぁ・・・w

そしてEDが・・・。
こういうコメディ色の強い回しか、前回今回のようなノリの曲は使えないでしょうし・・・可愛かったですけども、何か切ない気もしました。

EDにはお母さんが・・・。
次回予告観る限りでは、まだ関わってきそうにないですが・・・。

要所要所でイケメンタルな要素を見せている(ように思う)真鍋君ですが・・・最近若干エロス成分が多すぎませんか?w

5話鑑賞後-----------
アバン終了で「完」て・・・w
ビデオ鑑賞会(?)&体育祭回でした。

布教中につき、手元に原作1巻がないのですが・・・鑑賞会って森谷さん無しでしたよね?確か。
そのせいなのか、前回までの琴浦さんへの仕打ちの罰なのか、Aパートでの彼女の扱いが結構酷いな~とw
あ、でも拳圧(衝撃波)でロウソクを消した辺りはカッコよかったですよ? サイコキネシスではないでしょうけどw

この回は通して暗いお話がなく、初めて「最終回」と言われない物だったと思います。次回も予告を観る限りでは、明るい展開になりそうです。

が・・・その先は?
期待しています。

4話鑑賞後-----------
行方を眩ましてしまった後のお話。3話の続きになりますね~。

まず第一点。誰か駅名にツッコんで下さいよ、とw
調べてみた限り「琴浦」というの駅は無さそうなので、アニメでのオリジナルなのでしょうが・・・。

真鍋君の凹みっぷりが、若干キャラ的にどうかな?と。凹んでるというより・・・ヤケになってる?自暴自棄になってる?そんな風に見えました。落ち込むだけなら良いですが・・・。
(追記)
彼がイケメンタルなのを前提で観てしまい、悪い方向ばかりに目が・・・。いえ今回もカッコ良かったです。直後に雰囲気を壊すシーンが多かったので、相殺され気味でしたがw

琴浦祖父はまぁ見事なまでに原作通りだったかと。
真鍋君とのコンビは最悪ですね、本当w

個人的には今一つ謎なのは、森谷さんと琴浦さんの関係性についてでしょうか。原作での展開からも、それほど大きな違いは無く、2人で話すシーンになるわけですが・・・。
原作でもアニメでも、殆どと言って良いほど軋轢にもなっていない(ように見える)2人の関係とは、一体何なんでしょうか。琴浦さんは森谷さんの内心を知ってるわけですから、言葉が無くとも理解できるのでしょうが。
森谷さんの中で、一体何がそこまでの変化を促したのでしょうか。
この辺については色々な方の見方・ご意見を見たいと思います。

(追記)
今回は森谷さんの登場で阻害されましたが・・・真鍋君&琴浦さん、まだお互いの想いを両方が言葉にしたことありませんよね?
琴浦さんは心が読めますし、3話でのぶっちゃけシーンを陰で聴いてましたからご存知でしょうがw
でも琴浦さんの想いはまだハッキリと語られていなかったように思いまして。
いや、端からみてる分にはバレバレなんですけどねw

さぁ次回からは新展開?ということで。次回予告を観る限りでは、原作では番外編にあった体育祭ネタのようですが。

個人的には、御舟&室戸コンビの幼少期とか観てみたいな~と。室戸母とのやり取りは、この作品とかなり相性良さそうですので。

3話鑑賞後-----------
これまでは「一度落としておいてから掬い上げる」パターンでしたが、今回は「持ち上げておいて落とす」そんな展開でした。

ここがまず第一の山場でしょうか。姿を消してしまった琴浦さん、そして森谷さんとの今後。作品初の次回へ持ち越しエピソードですね。

森谷さんの実家を道場にした理由は何となくわかりますが、むしろこのエピソードではそうで無かった方が良かったんでは?と思います。倫理的にも、演出的にも。

コミックでは番外編として描かれていたカラオケエピソードですが・・・想像以上に酷かったw 「ゆのっち」みたいな微妙な下手さかと思っていました。

2話鑑賞後-----------
ESP研の2人が出てきて、占いネタ~ひと騒動というパートでした。このペースは・・・今期で何処までやるのだろう?と気になってみたり。

森谷さんの実家がアレじゃないのも気がついてはいましたが・・・。

後半での、琴浦さんへの嫌がらせに対する真鍋君の反応が予想より軽めだったので、ちょっと拍子抜け。1話の琴浦さんの半生が結構な鬱展開だったので、テンションの上下の幅が出るものと予想していましたが。
いや原作通りなら、この後もテンションダウン有なんで、そちらに期待(?)したいと思います。

でも「好きだから」というセリフは・・・良かった。
その後のやり取りがあまり無かったが、3話以降で描いてもらえると嬉しいかな?と思います。

1話鑑賞後-----------
前半、シリアスな展開からのスタートでしたが・・・これは良かったと思います。後からトラウマの要因を小出しにされるより、先に見せるだけ見せておいて、そこから明るいコメディ性を出していく。それだけでも、まず救われた気持ちになれます。
というか、正直泣けました。「TARITARI」以来でしょうかw

確かに、知っていること思ったことを(直接的に)何でも口に出してしまうのは、人間関係を悪化させる要因ではあります。

が・・・幼い頃にその技術を求めるのは酷だったと思います。ある程度成長した暁には配慮や思いやりというものを持たなければならないのも、当然だとは思いますが・・・。

といいますか・・・彼女の両親には何の同情の余地も無いな、と。
何が理由かなのか、外に女を作っていた父。娘のこと・旦那のことと原因は色々あれど、最終的には「産まなければ良かった」と口にしてしまう母。
最悪だな、と。

真鍋君に逢って、彼女にも明るさが見えてきたように思います。
そこが今回の一番の見所かな?

(追記)幼少期~真鍋君に逢うまでが一番の鬱展開かと思いますが、原作通りにいくとまだまだ山あり谷あり・・・。これからも泣かされそうな気がします。

{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 49
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

琴浦さん

ベタながらもかなり良い作品。
あえて原作を読まず、先を知らないままアニメでストーリーを楽しんでいきたい。

自分の性格からして途中で止まりそうな気がヒシヒシとするが、できる限り各話の感想をそれぞれ随時書いてみる。


第1話感想
{netabare}
良い! 凄く良い!! 今まで見た2013/01開始の新アニメの1話で一番良かった!
アバンの琴浦さんがどんどん傷ついていく様子が(穿った見方だが)、逆に「これから彼女どんな良い事があるんだろう? どんな変化が訪れるんだろう?」と凄くワクワクさせられた。
なのでサブタイトルにも出ている「真鍋の隣に座れ」と言われた時は「キターーー!」となった。

アバン後に入るOPもそれまでの展開とのギャップが凄く、ここからはこういう作品になる、アバンで期待した通りになる、と言う事が分かる。

ちょっとベタだけど1話の構成に感心、期待させられたのでこれ以降も期待したい作品。
{/netabare}

第2話感想
{netabare}
い~よい~よ~。期待通りだよ~。やっぱり今の所一番面白い。
真鍋に出会い、また今回ESP研究会に誘われた事による環境の変化、彼女自身の心境の変化がよく表現されていた。

琴浦さんは転校して来た時は無感情に振舞っていたのが、彼女本来の優しさ、明るさが出てきていたし、真鍋はふざける事が多くても馬鹿なわけじゃない。
今回は琴浦さんをいじめる代表だった森谷も、彼女への嫉妬が一番の動機とは言え言ってる内容は転校してくるまでは(残念ながら)琴浦さんにとっては当たり前の内容と、「理解者がいるからといって全て解決ではない」こと「理解者の少なさ」を表してる。

ただOP・EDを見ると森谷もどうやらESP研究会所属となる様で、「どう琴浦さんと和解するか」も今後の見所。
彼女が真鍋と仲良くなった、好意を持つ様になったきっかけも琴浦さんと似た経緯があったようだから、その辺がポイントになるのかな?


それにしても琴浦さんちっちゃくて可愛い。
{/netabare}

第3・4話感想
{netabare}
漏れ出てきていた3話の感想から、「どうやら3話は続くで終わって、しかもあまり後味が良くないらしい」と感じていたので、4話が来るまで我慢して続けて視聴。
うん、我慢して良かった。
と言うかこの2つの話、良い話なんだけどそれぞれの気持ちが複雑に「すれ違って」るんだよね……上手く書けるだろうか。


前半は前回からの続き的に琴浦さんと、真鍋含むESP研と仲良く。
「今が一番だなんて言うな」は言うと思ったけど、よく言ったw


しかし森谷との確執は当然前回では全然解消されてない上に、意中の相手の真鍋が直接的・間接的に目の前で琴浦さんとイチャイチャしてる物だからフラストレーションがたまり、遂には家の道場の門下生に頼んで……。
(ていうか空手の道場かと思ってたけど、この時の稽古内容からして森谷道場って中国拳法?)
ここ、琴浦さんを襲わせるのかと思ってしまった。良くない展開になるらしいことが分かってただけに余計に。
真鍋じゃないけど、本当に「まだ真鍋で良かった」。場合によってはそれこそ取り返しがつかなくなるし。

でも「襲われてる真鍋を森谷が助ける」とかそういうベタな事がやりたかったわけでもなく、単に痛めつけただけ。
ここだけは僕には彼女が何をしたかったのかよく分からなかった。「可愛さ余って憎さ百倍」って事だろうか?


翌日、担任から真鍋の入院を聞かされるわけだけど、ここは3・4話で一番重要なシーンじゃないかと思う。
正確には自分のしてしまったことに恐怖する森谷と、それに気付いた琴浦さんの反応が。
(ここも台詞・その演技・表情・振り返り方と恐怖・動揺・逃避・後悔が良く表現されててこういう所は……「も」ホントに上手い)

と言うか重要かつ色々な事が凝縮されてて何から書けばいいのか……。
よし、時系列に関係する順番に、簡潔に書いていこう。


「大丈夫だよ」と安心させるように微笑む所。
一見2話以降に見せていたような、彼女の本来の優しさの表れに見えるけど1話のアバンで描かれていたように、小さい頃から心の声を聞いて知ってしまったことを素直に口に出してしまい、それが原因で関係を悪化させてしまっていた彼女。
それを思うとただ「優しく抱えこんでしまう琴浦さん」ではすまないことが分かる。
むろん高校生にもなっているんだからそれくらいの成長は当たり前かもしれないが。


そしてそれを森谷は「自分を庇った」かの様に感じたけど、後からの琴浦さんの「自分がいなくなれば元の日常に戻れると思った」と言う考えを聞くと、ちょっと違うんじゃないかと思った。
この件に関して客観的に見れば嫉妬し事を引き起こした森谷が原因だけど、琴浦さんにとっては「自分が転校してきたことで人間関係が変わり、彼女にそんなことをさせてしまった」と言う事件。

詳しく描写されてないから、彼女がどう「変えた」と思ってるか、具体的には「心を読める人間が来た」事か真鍋が自分を好きになったことかその両方かまでは分からない。
ただ、これまでの彼女の事を考えると前者、テレパスに関してだと思っているのじゃないかと個人的には思う。
理由としては
・何度もそのことが原因で人間関係を壊してしまった
・実際2話ではそのことを理由に森谷は琴浦さんをいじめていた
・恋愛感情が原因なら彼女がいなくなったからと言って元には(少なくともすぐには)戻らないが、テレパスである彼女がいることが原因なのなら確かに戻る
という事から。


更にもう一つ、4話の最後に「森谷をあっさり許しすぎ」という意見もあるけど、彼女が真鍋を襲わせてしまったことは本人の悪意の有無など違いはあるものの、大きく見れば「自分の行動が原因で周りに迷惑をかけた」という点においては琴浦さんと一緒だったりする。
だからこそ琴浦さんは「心が読めた」というだけでなく、その気持ちがよく分かるから「大丈夫だよ」という言葉が出てきたのだと思う。
この事で琴浦さんと森谷はお互いにある程度同じ立場に立っている(森谷がそこまで下がったとも言うが……)。
更に時間経過による心の整理もあり、お互いに相手の嫌な気持ちを分かりあったことで謝罪一つで和解出来たのだと思う。

しかし前述の通り琴浦さんはこの件の原因を勘違いしていた可能性が高いので、そう考えると逆にやっぱりここも森谷から歩み寄った形になってる所が大きい気もする(勿論森谷が悪いというのは前提の上で)。
ただ琴浦さんの幸せと同じ様に森谷との関係も終着点ではなく、むしろようやくスタートラインに立ったところなのでそれも今後の見所……かな?


真面目な事を長々と書き過ぎたので、最後に不真面目な事も少々。
・「喜んで大ジャンプ」とか今時まず無い演出描写w もちろん狙ってやってるんだけど、「良い思い出」な回想シーンにまで混ぜるのやめてw
・今回気付いたけど真鍋のエロ妄想、「現実の本人はしない琴浦さんの色っぽい表情が見られる」というのは視聴者的においしいシーンだなぁ。良いぞもっとやれ!
{/netabare}

第5話感想
{netabare}
今回は(今回から?)完全にギャグ回。1話でOPを見た時「こうなるんだろう」と感じた内容そのもの。
実際にはそこから3話半かかった訳だけど、その積み重ねが例えギャグ回であろうと、話に深みを与えているように思う。


そして今回はギャグ回であると同時にほぼ森谷回。3・4話でお互い相手の気持ちに共感したおかげで、琴浦さんと森谷はすっかり仲良しになりたい2人。
(特に「また嫌われた~」と泣く下りはそれだけ森谷の本気度がうかがえる)
良く考えると森谷は今まで暗黒面ばかりが描かれていて、琴浦さん以上に本来の性格が出ていなかった事に気が付いた。
むしろ今度の件で成長し、精神面では琴浦さんが転校してくる以前より良くなってるかも?


更に後半は2話に稽古風景が出てきた時点でかなりおかしかった「森谷道場」がネタに。
いや、アレおかしいとは思ってたけど、この為の前振りだったのねw
すっかりツボにハマって笑いっぱなしの琴浦さん(と言うか僕も思わず笑ってしまったw)
この関連に関してもちろん森谷本人は全く悪くなく、あえて誰が悪いかと言うならこれを持ってきた真鍋。
ついでにこの件、部長と真鍋は直接相手を弄る描写が多かったのに対し、琴浦さんはあくまで自分の中で納めておこうとしている所に性格の差が出ている。
(予告は本編外なのでノーカウント)


そしてEDも今回から変更、その名も「ESP研のテーマ」!
今回の内容を踏まえると前奏の時点で笑えるというか酷いというか(苦笑)


今回の萌えポイント
借り物競争時、自分の方に向かってくる真鍋を見る琴浦さんの、期待と恥ずかしさが半々の顔w
{/netabare}

第9話感想
{netabare}
おじい様からの電話はあんな感じの内容だろうと思ってたw
そして今回はついにお母様とも直接再会。
真鍋はお母様にも認められて2人は保護者公認カップルに!(爆)

この時の真鍋、凄いなぁ。体を張ってお母様に思わず琴浦さんを庇わせてる。
お母様は素直になれないだけなのか、それともまだ琴浦さんに対する愛情が残っていただけなのか?


それにしても未だに森谷に対する批判の声聞くけど、個人的には彼女より部長の方がいまいち好きになれない。
どうも部長は琴浦さんを復讐の道具扱いしている部分が大きい気がする。


ついでに通り魔犯は誰だろ?
普通にみれば一番怪しいのは女刑事なんだけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 13

77.7 6 超能力で学園なアニメランキング6位
斉木楠雄のΨ難(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (793)
4102人が棚に入れました
高校生・斉木楠雄は超能力者である。テレパシー、サイコキネシス、透視、予知、瞬間移動、千里眼など、何でもかんでも自由自在。誰もがうらやむ最強の能力は、実は本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。それ故、人前では超能力を封印。目立たず人と関わらずをモットーにひっそり暮らしていた。しかし何故だか彼の周りには、いつも不思議な人間(生き物)が集まって、次から次へと嵐のように災難が降りかかるのであった!

声優・キャラクター
神谷浩史、小野大輔、島﨑信長、日野聡、花江夏樹、茅野愛衣、田村ゆかり、岩田光央、愛河里花子、内田真礼、細谷佳正、前野智昭、森久保祥太郎
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いつもながらに冴え渡る、神谷浩史さんの語りが小気味良い超能力ギャグアニメ。

神谷浩史さん扮する斉木君の語りが面白い、超能力+学園ギャグアニメ。

朝は"おはスタ"で月~金まで1話ずつ放送されている様です。日曜深夜には一週間分まとめて放送。

生まれながらにして、あらゆる超能力を授かった主人公の斉木君ですが、人の心が読めてしまうし、殆どなんでも出来てしまうので、全てを達観視した様な、諦めた様な、冷めた視点を持つ少年として描かれています。それゆえか常に仏頂面で表情も殆ど変えず、5話終了時点では他のキャラとの会話も一切ありません。斉木君の台詞は独白と解説(全て心の中)のみとなっています。設定もさることながら、結構特異な主人公描写なのではないかと思います。無言の斉木君の頭部左右にくっついている※アンテナの描写は画として妙に笑えます。何なのだろうアレは?

斉木君を見ていると、口調が似ていたり、若干傲慢な印象があったりするので、どうしても物語シリーズの阿良々木君を思い浮かべてしまいますが、斉木君はさらに理路整然、辛らつな言葉を用いるので、印象がかなりドライです。観ている内に明確な差別化が出来ると思います。最初見た感じでは阿良々木君の寛容さを残しつつ、おばかな所を完全に抜き取ったという風に見えるかも知れません。

斉木君のお父さんとお母さんを始めとし、回を追う毎に、斉木君を相棒と呼び、斉木君をして"この男、馬鹿なのである" と断定せしめた純情男、燃堂力君。中二病全開だが意外なナイスガイ"漆黒の翼"こと海藤瞬君。見た目は美少女、心は‥! のΨ色兼備の照橋心美さんなど、面白キャラが続々と登場します。

以下は各話の感想です。話数の右に初登場したキャラの名称を記載しときました。

第2χ(6~10話・灰呂杵志)
{netabare}
暑苦しくもさわやかな好漢、灰呂杵志登場。名の由来は超能力で言うところの発火能力"パイロキネシス"の様です。燃堂君と同じく、予想外の行動を連発するので、斉木君の悩みの種の一つになりそうです。10話の「欺け!マインドコントロール」では斉木君の髪の色とアンテナに何故みんながたじろがないのか理由が明かされます。一応ギャグにはなっていますが、個人的にはけっこうな恐怖を感じる回でした。「な、これで良かっただろ?」って言われても‥でも面白い(笑)
{/netabare}
第3χ(11~15話・蝶野雨緑)
{netabare}
斉木君がエレベーター大の箱に入ったまま落下させられたシーンについて、中学とかで習うと思いますが、移動する電車の中の人は電車と同等のスピードで移動しており、それに準じた運動エネルギーを獲得しており、落下する箱に入っている人もまた、自由落下により運動エネルギーを獲得します。(空気抵抗などの問題を省けば単なる自由落下とほぼ同じ)

跳躍は自由落下によって生じた※運動エネルギーを殺す役には立ちますが、斉木君とか仮面ライダーさんの様な脚力がないと相殺するには到底及ばず、ほぼ無意味だと思われます。また力の加減を間違うと天上に頭をぶつけるし、足りないと床に叩きつけられます。前回のドッジボールで見せた斉木君の不器用さを見ると良く出来たなぁと思います。

ともあれ普通の人の身体能力ではジャンプしても多分助かりませんのでご注意下さい(笑)

※:ロケット推進で言えば逆噴射に当たる。
{/netabare}
第4χ(16~20話・鳥束零太)
{netabare}
またしても斉木君の辛らつな評価が下る。"澄んだ目をしたクズ"霊能力者、鳥束零太の登場で、どうなる事やらと思ったが束の間、何て事の無い人でした。「お互い大変だな‥」と結局は同情の意を表す優しい斉木君なのでした。

灰呂君(※)のキャラも立ってきました。彼の初登場回、ドッジボール回からどんどんとレベルアップし、常軌を逸した灰呂君の熱い性格と口調は今回の「おいっ、立てよ! ダイザァーッ!」に顕著に表れていました。また割と穏やかなテンションの時でも、堂々とした棒読みと評価すべきか、やけにはきはきとした歯切れの良い口調に加え、語尾には異様なスナップが掛かっている‥。だねっ!~なのかいっ!とか‥耳に入るだけで笑かされてしまいます。斉木君(神谷浩史さん)といい、漫画原作では味わえない楽しみですね。声優さんの妙技が光ります。

※:演ずるは日野聡さん、有名どころではゼロの使い魔の才人君の声もやっておられる。バカ犬呼ばわりされてるキャラだけど、こちらもナイスガイ!
{/netabare}
第5χ(21~25話)
{netabare}
22話から3回に渡って描かれる「燃えろ!PK学園体育Ψ」ではついに斉木君のアンテナの秘密の一端が明かされる! 「コイツやけにハチマキがしっくりくるな。」とか、いつもながら斉木君の冷静な視点に笑えましたが、この回、10話の「欺け!マインドコントロール」に関連するお話でもあり、個人的にかな~り危険と思える内容でした。あのアンテナ、斉木君の頭に直接刺さってるし‥。小5の時点で月くらいなら余裕で破壊出来た‥だと? 怖っ!‥でも面白い(笑)丸刈りにした人がすぐに戻ったのも10話のアレと同じ理由なのだろうなぁ‥。

続く25話「燃えるな!防Ψ訓練」は多くの人が学校の防災訓練とかで覚えさせられたお・か・しを使った愉快な言葉遊び回。中には強引なこじつけ文句もあったものの、一定のルールの中で文章を作るという遊びは、詩や俳句に通ずる所があって耳に心地良く、個人的にツボでした。

次回も楽しみです。
{/netabare}
第6χ(26~30話)
{netabare}
いとも珍しい(照橋さんとか海藤君とかの妄想以外では)斉木君の満面の笑みを拝見出来る貴重な回、斉木君いつも冷静なのにコーヒーゼリーの前では少しだけおばかになります。

海藤君の意見に対して度々(心の中で)呟かれる「珍しく意見が合うな」も何回も続けば、最早普通に「意見が合うな」になっても良いのに、そうならないところが斉木君。"友達としての忠告だ"と心の中で呟いても、表面的にはその意を表さないとか‥、コーヒーゼリーは嫌いじゃない、むしろ全然嫌いじゃないとか‥。斉木君のこういう所を見ると、斉木君の自他を分けている原因は、超能力そのものの所為だけではなく、それによって育まれた思考にあるのではないかと思えてしまいます。

でも、スーパーマンというくくりをはるかに越えた超常的な力の持ち主である斉木君が、時に疎外感を感じたり、多少傲慢になってしまったりするのも無理はないなと思ってしまうブリキ男なのでした。
{/netabare}
第7χ(31~35話・アンプ=ねこ)
{netabare}
初回のねこ回は、ねこの言葉をテレパシーで読み取るとどうなるかというもの‥。人間にも色々な性格の人間がいる様に、ねこにも色々な性格のねこがいます。本作中の様な思考をするねこも中にはいるのかも知れません。でも私は自分のかわいさの価値を知っていて、それを人間を操る為の武器として積極的に用いる類のねこは苦手。作中のねこさんもそんなねこで、ねこの内面を見抜く斉木君の前ではその魅力もまるっきり無力でした。

33~35話「うるΨお正月」文字通りのお正月回、斉木君の秘密を脅かす唐突な出来事が‥。でもやっぱり斉木君は超能力で対処。なんともはや記憶の消去という形で‥! でも斉木君の超能力によって消されてしまった記憶の空白は別の記憶に置き換わる様です。記憶を消された人の思い込みに従って‥。マインドコントロールのお話に限らず、このアニメは笑かされてばかりのお話だけでなく、意外にも怖い話も多いのです。

過去の捏造は人の苦悩をひと時だけ誤魔化しますが、張りぼての記憶に光が当てられる度に心に痛みを生じさせるものです。私個人の経験を持ち出せば、残念な事に幼少期の私の周りにいた大人は斉木君の力など借りず、皆自前でそんな事やってました。

斉木君に書き換えられた記憶は"救い"なのかもしれないけれど、人が思い込みや意図をもって書き換えるニセの記憶は、その人の心を鉛の様に重い刃で撫で付け、鋭い猛毒となって心と体を蝕むでしょう。でも思い込みも信じ続けたら本当の記憶に成り代わってしまう事もあるのかも‥。意思の介在が有ろうと無かろうと、人の記憶は刻々と姿を変えてゆくもの、元々人の記憶なんて曖昧なものかも知れません。あぁ、嘘も百言えば本当になるというゲッベルスのすご~く嫌な言葉まで思い出してしまいました。「斉木楠雄のΨ難」あなおそろしや。‥でも面白いっ(笑)

お正月回、お話全体としては珍しくも燃堂君、海藤君、照橋さん、灰呂君が一堂に会する笑いの絶えない愉快なお話でした。上の記述の所為で、こんな気休めの言葉も説得力なかったりして‥(汗)

何とも油断のならぬギャグアニメの様です。
{/netabare}
第8χ(36~40話)
{netabare}
今回のお話は今までのお話よりも早口言葉が多くなりました。聴き取り辛い場面がいくらかありますが、そういう所は聞き流してしまっても良い台詞だらけなので、適当にスルーして観るのがよろしいかと‥。相変わらず斉木君の冷静な分析による心の呟きは面白いです。まっとうな事言っているだけなのに‥。

37話「チョコレートのΨ典」においては海藤君お約束の「ダーク・リユニオンか!?」が炸裂。つい吹き出してしまいました。チョコなのに‥。でもその危機に対する直感は当たっていました。‥観てのお楽しみ。

39話「ノーΨ疑心!斉木久留美」にて手に入れたゲルマニウムリングのおかげで、自身のテレパシー能力の封印が可能になった斉木君。喜び勇んで映画館へと足を運びますが、やはり問題が‥。

常にテレパシーを第三の目として利用してきた斉木君には人の心が読めるのが当たり前、読めないと道行く人全てが斉木君の最も苦手とする人物、普段から全く心の読めない燃堂君同然になってしまいます。燃堂B、C、D~Iと続き、最後だけ燃堂JKとしてしまう所は、単なるこじつけとも、斉木君なりの悪態とも取れますが、そんなふざけた言葉もさらっと言い流してしまう斉木君の超然さにまたもや笑かされてしまいました。

ほぼ万能の超能力者である斉木君でも"慣れ"というやっかいな敵を克服する事は困難だった様です。

マインドコントロールとか月破壊とか、とんでもない能力の持ち主の斉木君ですが、女体化とか幽体離脱まで出来てしまうんですねぇ‥。正に何でもあり。今後、斉木君のまだ見ぬトンデモ能力に御目見えしても、私もう驚きません。多分‥。
{/netabare}
第9χ(41~45話・六神通)
{netabare}
41話「スーパースターΨ登場!」では前回にもちらっと登場した照橋さんのお兄さん、スーパースター六神通こと照橋信が登場、斉木君の辛らつな言葉を借りれば、なるほど変態でした。斉木君の災難はまだまだ続きそうです。

43、44話「今度こそΨ会!蝶野雨緑」では11話の初登場以来ちょくちょくと物語に顔を見せていた「アメイジ~ング」の台詞がお間抜けな印象を残すイリュージョニスト、蝶野雨緑さんが再登場。

人体切断マジックに使う箱、新品で買うと120万円だけど、中古で買うと118万円という所で先ず笑い、その正体はただの箱という所で2度笑かされました。でも訳も分からずに実験台になった助手のイケさん、その後の脈絡の無い不幸な事故も含め哀れ‥。

いい話風になってるけど、蝶野さん、絶対にやっちゃいけない無謀行為をやめただけだし‥。別れた奥さんの顔と声が燃堂君と同じなのも相まって最後は苦笑するしか‥。そもそも用途不明の箱に斉木君を入れた時点でアウトだし、情にほだされて観客の燃堂君を代役に採用してしまったのもダブルアウト。先のイケさんの事から何も学んでいないんだろうかこの人は‥。蝶野さん手品師に向いてないんでないかい? まぁ、面白いんですけど‥

45話「目良さんのおΨ布事情」は、またもややってきた私的に恐怖なマインドコントロール回。頭部のアンテナを片方外して能力開放(自分で外す分には弊害無いんですね)メガネっ娘の目良さんの為に、斉木君はまた世界の認識を作り変えてしまいました。今回は大した改変じゃなかったから良かった気もしますが、斉木君優しいので、今後もどんどん世界が変化していくのではなかろうか‥。斉木君は世界をデザインしている?
{/netabare}
第10χ(46~50話・海藤ママ)
{netabare}
46話。ただのスポーツテストなのに、キャラが面白いのでそれだけで楽しめました。今回も斉木君はいつもながらに冷静沈着、良く動くのは燃堂君と灰呂君。私的には"漆黒の翼"の実力に驚愕しました‥。灰呂君に敗北感を与えるとは燃堂君も海藤君もやはり只者ではない!?

次は帰って来たねこ回、おはスタで放送しているのに結構下品な言葉連発してました。でも動物だから許せる?

48話「クソゲーΨ新作!オルファナスストーリー」
斉木君がクソゲーを買ってきてプレイする。それだけ。クソゲーの特徴を的確に捉えている描写がいくつもあって、斉木君のゲームに向き合う辛抱強さに感心させられつつ、笑っていいのか苦笑いしていいのか‥結局笑かされました(笑)

「おかえりなΨ!真魔」では海藤ママ登場。海藤君のお母さんは意外にも教育ママでした。超能力はほぼ無しの普通の日常アニメみたいでした。

最後は"澄んだ目をしたクズ"鳥束零太の主役回、憑依した霊によって、限定的にでも斉木君のマインドコントロールに匹敵する効果を周囲に与えるとはびっくり、むしろ中の人にびっくり。でも鳥束君の考えてる事は相変らずダメダメでした‥。
{/netabare}
第11χ(51~55話・入達遊太=お隣に住んでる子供)
{netabare}
51話「飛べ!改造人間Ψダーマン2号」はタイトルからして面白くなる予感しかしない‥。中を開けて見れば何の事は無い、子供の夢を壊さない様にサイダーマン2号となって一生懸命に立ち回る優しい斉木君のお話でした。にしてもサイダーマン2号の設定あざと過ぎる。でも昔の食玩キャラに冗談抜きにこういうのありそうですね‥。

52話「Ψ大手一流企業!?父のお仕事」。斉木君ならぬドラえもん、もといクスえもんにすがる父國春、斉木君に交換条件を出しつつ超能力で助けてもらって出社、上司の怒りを息子でブロック、お仕事は漫画編集者だったけど、漫画家さんに口から出任せのアドバイス連発、いいのか? いいや、ダメだ‥この人‥。

3話目は再びサイダーマン登場。そしてその宿敵、リアル"コーラ男爵"も‥! コーラ男爵の顔があの人なので、子供が怖がる理由も分かる気がします(笑)

続いてお祭りとスリのお話、普通に良いお話でした。でも心身喪失気味で立ち直れそうに無い緑アフロの人高橋は放置状態‥。図に乗って見栄張り過ぎたので半分くらいは自業自得なところがありますが‥。哀れ。

最後は照橋さんと夢原さんの女子二人のお話。人の好意を避ける為に謀をめぐらすとは斉木君、罪なやつ‥。今回も超能力で丸く?収めました。

なんて事の無い話が多い51~55話でしたが、やはり安定した面白さがありました。来週も楽しみです。
{/netabare}
第12χ(56~60話)
{netabare}
56~60話まで全部修学旅行のお話。行く先は沖縄。

56話では斉木君の心の声とは別に初のナレーションがありました。担当されたのは古川慎さんという方。あまり聞かない名の方と思って調べてみたらモブキャラ役を中心に活躍されている方でした。(中にはワンパンマンのサイタマとか主役も)斉木楠雄のΨ難ではナレーションの他に、メガネ男、おにいさん霊、男性Bを演じていらっしゃる様です。

58話「超能力者搭Ψ旅客機でGO!」ではジェット機の機長と副操縦士の掛け合いに思わず苦笑。副操縦士の"あそこのメータの針がすごいグラグラしてます"に始まって機長の"その辺のレバーを引いたりしろ!"とか、"そっちの黄色とか緑のボタンをカチャカチャしてみろ!"とか、やけに大雑把な指示。ありがちなコントですが、人がやるよりアニメキャラがやってるのを見る方が面白いのはこれいかに? 多分含み笑いさえ一切無い大真面目で必死な表情でそんな事言っているからなのでしょうね。

沖縄旅行という事なので方言もいくつか聴けましたが、チョイスがかなりあざとい。でも海堂君の「ちむどんどん!」とか、果物屋の勘弁して下さいという表情から繰り出される「がちまやー、がちまや~」などにはなかなかの威力がありました。

初の5話連続の続きものでしたが、さらに次回にも続く模様。

一話完結の物語の方が面白い気はしますが、安定の斉木君がいるので大丈夫でしょう。なんくるないさ~(笑)

ちむどんどん=心がドキドキする
がちまやー=食いしん坊
なんくるないさ=なんとかなるさ
{/netabare}
第13χ(61~65話)
{netabare}
63話「やーさっΨ!沖縄修学旅行」64話「またやーΨ!沖縄修学旅行」では漆黒の翼の怒りが爆発。海藤君、勇気があっても度胸が続かなかったり、腕力とか弱過ぎたりするんですが、見ていて応援したくなる異色の痛快キャラです。

がちまやーな米良さんも目立ってきました。基本ただもくもくと食べているだけの人なんですが、いつでも目が食べ物まっしぐら、前回の水族館と聞いて「じゅるり」にも笑えましたが、今回の食べっぷりにも‥リアルの大食いとかは食べ物を粗末にしている印象があるので全然笑えないのですが、アニメだと手放しで笑えてしまいます。無邪気というか真摯(笑)な姿勢が楽しいキャラです。

今回で修学旅行編は無事終了。次回からはいつもの斉木君に戻る様です。

やーさっさい:えいっ等の掛け声に近いニュアンスの言葉らしい。
またやーさい:またね、また今度ね!の意味の様です。
{/netabare}
第14χ(66~70話・窪谷須亜蓮)
{netabare}
新キャラの窪谷須 亜蓮(くぼやす あれん)くん参上(笑)元ヤンキーの人。目が合っただけでケンカモード、肩がぶつかっただけで殺意剥き出し、こんなに酷い人は滅多にいないと思うけれど、似た様な人は見た事あります。ギャグキャラなんだけど言葉遣いが悪過ぎるのは聞いていてあまり良い気分はしません‥。「自分の襟足を自分で踏むのはもうウンザリだ‥」どういう意味なのだろう‥?

69話「経営Ψ建!純喫茶魔美」では店長の情緒不安定振りが笑えました。全編に渡ってほぼギャグですが、斉木君の優しさの見えるちょっといい話でした。食いしん坊の米良さんのメイド姿も拝めます。時給50円上がっただけでテンション高っ!

何となく最近のお話は初回近くより斉木君の台詞が増えている様な気がします。傍観している姿とか、間とかも面白いので、少し台詞を削っても良いような印象を受けました。

あと先週からOP、EDが変わっていますが、本編に合っているかは別として、どちらかと言うと導入は静かで終わりが賑やかな、以前のスタイルの方が楽しい気持ちになれた気がします。
{/netabare}
第15χ(71~75話)
{netabare}
今回は初回近くの斉木君を思わせる、単純ながら楽しい回が目白押しでした。アンテナだけじゃなくあのメガネにも意味があったとは‥斉木君恐るべし‥。

神話や伝説に登場する神さまや魔法使いの如き力を持った斉木君、そう考えると古典的な楽しさを持った物語と言えなくもない‥。戦いとかにそういう能力を発揮する物語と違って、能力の使い道がワンパターンではないので面白さの性質が違います。

{/netabare}
第16χ(76~80話・中丸工作)
{netabare}
「Ψ強美少女VS絶対に落ちない男」は76話と77話、前後編に分かれたお話。照橋さんあるところにその人あり。変態お兄さん六神通またしても登場。一方で照橋さんに嫌われようとしても、かえってときめかれてしまう斉木君、これが恋というものなのか‥(笑)

78話「Ψキック・サンタクロース」にて「ついにイカレちまったのか、父さん‥。」息子にさらっと言い放たれてしまう國春、既に威厳も何も無しの父。クスえも~んに続いて、サンタクスオ~と斉木君にすがる國春ロースの姿、卑屈な態度もここまで来ると潔ささえ感じられますね‥。続くお母さんの「ここは私に任せて」を聞いて、子の斉木君はともかく、夫國春まで凍り付いてしまいました‥しかも割と長い時間。えも言われぬ戦慄を覚えたのでしょう‥。同情します(笑)

後のシーンの「さ‥三太、殺ーす」と「ぼっ、僕はかんたですっ!」にも笑かされました。駄洒落以外のなにものでも無いんですけど、緑のメガネ掛けた不機嫌面のサンタが玄関先に現れたら、子供、縮み上がりますよね‥。ニセサンタ‥というか犯罪者っぽくて‥(笑)

79話「Ψ新家電を買いに行こう!」ではゼリー製造機に対する斉木君の反応に爆笑。「取っ手まで!」って、それセットじゃないから(笑)野島裕史さん演じる新人店員の中丸工作‥マンガン電池40本で追い討ちをかけ斉木君を篭絡するとは中々のやり手ですね‥。ちゃらんぽらん口調が良く似ていたので浪川大輔さんの声と間違えてしまいました。低くダークな声も出せる面白い人です。

80話「年初めのΨクル」、夢原さん、海藤君の影響を受けたのかいつの間に中二病台詞を言う様に‥。ジャッジメント‥のテーマも流れるし‥(笑)

灰呂君も超能力者として覚醒?という、ギャグなのか、描写をそのまま受け取ってしまっても良いのか、判断しかねるちょっと良く分からないお話もありました。

(笑)を5コも使ってしまう程の面白さ‥爆笑必死の第16χでした。斉木君、淡々と喋っている様で結構暴言吐いてますが、良い人だって分かっているので不快感が全然生じない‥。今回も肩肘張らずに楽しく見れるところに魅力のある「斉木楠雄のΨ難」でした。
{/netabare}
第17χ(81~85話)
{netabare}
「海藤のΨ疑心(前編)」では海藤君の中二風味の脳内組織図が公開されます。総帥とかB級ソルジャーとか、それらしい肩書きが続きますが、下っ端雑用兵とされてしまった燃堂君の説明がテキトー。"組織のゴリラ的存在"って、まぁ、ありそうなポジションだけど‥(笑)

「海藤のΨ疑心(後編)」では「友達ごっこを解消するいい機会だ‥」と海藤君を見捨てようとする斉木君の姿が描かれてちょっと意外。心の声をテレパシーで読み取らなくても結局は助け舟を出したのだろうと信じたい‥。

最後は元不良の亜蓮君の見せ場。温厚な人柄を装っていてもキレやすい性格はそのままなので、不良達につかまってしまった海藤君を助ける為についにやらかしてしまいます‥。人体を破壊しながらの友情物語でしたが割とイイ話でした。

でも今回の一番の主役はやはり海藤君。常に自分の心の弱さと戦い、結局はいつも英雄的な行動を取ってしまう姿、カッコ良いですね‥。荒事に全然耐性無いけど(笑)

83話「仲Ψ無用!?燃堂vs海藤」はケンカの話じゃなくて、ただのエアホッケー対決。怪物的体力の持ち主の燃堂君に対し"漆黒の翼"は頭脳プレー(笑)で対抗。圧倒的な力量差をものともせず互角の勝負を展開。まぁ色々とズルだけど‥。反則行為だらけの海藤君の戦い方を一切咎めない燃堂君のおおらかさは見ていて何となく癒されます。‥おばかなだけ?

「Ψ悪のアルバイター激走!」は燃堂君がバイトをしたらというお話。まぁ当然そうなるな‥という内容。

「ランナーズΨ!」はマラソン大会のお話。ここでも燃堂君の異様な体力が描かれます。もはや超能力の域? 灰呂君の勝利に執着する意外な一面も見られましたが、こういう描写も人間っぽくてたまには良いんじゃないでしょうか?

今回もしたたかに笑かされました。
{/netabare}
第18χ(86~90話)
{netabare}
88話「変形!スーパーΨズ」ねこのアンプの話。ゴキを恐れないのは野良ねこの習性(家ねこさんの場合、恐がる事さえある)だとしても、プラモの部品を飲み込んでしまうのは、子猫くらいしかやらかさない失敗なのでは? とか思いました。

昔うちに住んでいたねこさんは異物を飲み込んでしまって、苦しい目に会った事があります。幸い私の母親がすぐに気付いて、ねこを逆さにして背中を叩きながら上下に激しく振ったので、口からポロリと小さなスプリングが出てきて大事を免れたという事がありました。

ねこは飼い主に似るといいますが、私も小さい頃に同じ様な経験をした事があり、プラモのパーツのスプリングを飲み込んで、殆ど同じ目にあった事があります。嘘みたいなほんとの話ですが、その経験を経て、私もねこさんもそれ以来同じ様な失敗は二度としなくなりました(笑)

成長したねこさんはとても利巧で、人間もそれなりに利巧なので、そんな事はしませんが、飢えた野良ねこさんだったらどうだろうとか、またしても余計な事を考えてしまうブリキ男なのでした。
{/netabare}

超越的な立場にありながら斉木君は結構いいやつなので、素直に笑えるアニメだと思います。続けて視聴していきたいと思います。

面白いアニメなので、つい調子に乗ってあれこれ書いてしまいましたが、キャラも出揃った様ですし、アニメの雰囲気も十分に伝わっていると思うので、各話レビューの方はここら辺でお休みしときます。

最後まで観終えて、わざと外して掛かってくる舌足らずな台詞回しとか、斉木君の微妙な成長、脇役、端役のキャラの濃さにも大いに癒され笑かされました。斉木君は勿論の事、中二病の海堂君とか、暴力的過ぎて初登場回ではあまりいい印象を抱けなかった亜蓮君も、回を重ねる毎にどんどん良いキャラに‥と言うか良いやつに‥(笑)

振り返ってみると第14χの台詞多め早口気味の斉木君の語りに若干の違和感を覚えた位で、全編に渡ってほぼ外れ無し‥。

印象に残っている回は第5χの「燃えるな!防Ψ訓練」第12χの「超能力者搭Ψ旅客機でGO!」第16χの「Ψ新家電を買いに行こう!」等ですが、どの回も笑わせ方に工夫があって飽きずに楽しめました。

2期製作決定しているそうで嬉しい限りです。


※:wikiによれば制御装置という事らしい。どういう経緯で取り付けられたのか、効力などは不明。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 36
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

史上最強のギャグアニメはきっとこのアニメだろう

☆原作ちょい既読☆

〜あらすじ〜
生まれつき超能力者の男子高校生・斉木楠雄
斉木は自分が超能力者であることがばれないように、目立つ事を避けて生活しているが、学校で究極のバカ・燃堂力と中二病患者・海藤瞬、などなど色々な人に付きまとわれ
ている…


題名やあらすじだけで聞くと、なんか難しそうだなぁ〜とか、面白くなさそうだなぁと思うかもしれませんが

これは難しいとかではなく、とってもおもしろいです!
また突込みどころ満載の究極のギャグアニメだと思います!!
たぶん私の中では今までで1番ハマったギャグアニメというくらいです(*´∇`*)

1話ごとに感想を言っていくととても時間がかかり、キリがなくなるので気になった場面だけにしますっ!
ちなみに私は録画失敗で7話からです…ちゃんと最初から見たいなと思います♪

{netabare}
ヤバい(笑)なにこれ超はまる!!!
第一声がこれでした

まず、ここのアニメに出てくるキャラはどれも個性的なんですよね
普通の人はいないんじゃないの?っていうくらいです!

例えば主人公、斉木
斉木ツッコミ上手いですよね笑
それに超能力を使う時の発想がおもしろくて…!
というか、斉木はちっちゃい頃からすごかったんですね!!赤ちゃんの頃から超能力が使えるとは…
まあ親もかなりの変わり者ですが…笑

ってか斉木のお隣のちびっ子生意気ですよね?(名前覚えてません…汗)ほんと笑
心美というオーラからしてすごそうな美人の女の子?のこともおばさんって言うし…
ちびっ子…恐ろしや…
でもでも!心美との組み合わせだと、心美の新しい場面が出てくるし、割と適役なのかもしれませんね♪
けっこう二人の組み合わせ好きかもですね♪


海藤、燃堂、その他色…

まずは海藤
海藤を見て、初めて中二病という存在が分かりました
この人…この人こそ、真の中二病者なんだぁぁぁ!!
はい、この人かなりの中二病なんですよね〜ほんとに
でもでもっ、お母さんノ前では中OFF
また好きな女子の前だと意外とかっこよかったり!?
何気に良いキャラでお気に入りですよ〜!

好きな女子といえばそう…
夢原さん!
このアニメの中で比較的普通?いや、マシな女ことです
しかし、最後まで見た人は忘れてるかもしれませんが、この子は恋に落ちやすく色んな人を好きになっていました!
その中には斉木くんも入っていたり…まあ斉木が超能力で違う人に恋をさせたんですがね
それが海藤!あれ?両想い…??

燃堂!
燃堂は斉木にとって、唯一心が読めない人物
まあ裏なさそうですし、心が読めなくても何考えてるか分かりそうですがね笑
最初はほんとに不良そうで苦手でしたが、見た目だけで判断してはいけませんよ!
人助けもしたりする優しい人です☆

と、まあこんな感じですかね??まだまだ書ききらないくらいです…!

では次は内容について!
まず、最初の方からでてきてた??
猫!私は猫は嫌いでは無かったんですがあの話を見て嫌いになったかも?笑
ほんとなのかな…と少し不安になりました(詳しくはアニメにて!)
あれが本当だったら…なんて憎たらしい猫なんだ!!(●`ε´●)
でも、もの?によってはいい猫もいるはずなので♪猫飼ってる人は嫌いにならないであげてくださいね?笑
ちなみにアニメに出てきたネコ、あんぷって言うんですね…ふむふむ


第12、13話の修学旅行編!あれもおもしろかったです!
1番よかったかも??
斉木は相変わらず大活躍で最後にはコーヒーあんみつぜんざい食べれてよかったですよね!!
あと、何気に海堂ナンパ追っ払ってる時かっこよかった?です笑笑
ピン?取られるとお寝超あれはすごかったですね…
そして照橋さんがみたおっふは斉木ではないっていう笑
笑いも満載でとってもオススメです♪

また、行事つながりで少し……
文化祭!おおお〜ってなったんですが…展示がなんと石!なんですかあれ!?出し物石って最悪じゃないですかぁ…
少し残念でしたが斉木のクラスらしいなと納得??


第21話まさかの斉木ピンチ!
制御装置が壊れ、兄の空助の元へ!!
斉木の頭に付いてる装置って大切なんですね…
ちなみに、その空助も天才!?でも、それ以上に斉木天才すぎで…やばっ!
また、空助すごいやつでウザいやつだと思ったら
超絶ドMだったんですよね…うわぁ‥

あと、照橋さん回は毎回安定に面白かったです♪
それに照橋さん、オーラ出てるんですよね笑笑
周りがキラキラ〜☆ってなってます!
そして照橋さんを見た男子は必ずと言えるほど「おっふ…」と言います
おっふ…照橋さん…
男子にも女子にも大人気の照橋さん!
ちなみに、私も照橋さんに影響されたのか…おっふならずOffってる。という言葉を使ってしまいます…
恐るべし照橋さん…!


最後に、斉木の超能力について!
まずはテレパシー
半径200mにいる人全員の心の思考をよむことができます
すごい!って思うかもですが、膨大な人の思考が頭の中に入ってくるので大変ですよね…

空中浮遊や瞬間移動
それは便利そうでいいですよね!私もこれは使ってみたいかも?笑

他にも便利や少し不便…?な能力がたくさんあります!
基本的に出来ないことはないらしです…
すごっ!?
しかし、そんな完璧な斉木ですが意外な場面も♪
なんと、コーヒーゼリーが好きなんです!
前にコーヒーあんみつも喜んでたような…?
コーヒーゼリーを食べる時の顔はほんとに幸せそうなんです♪
{/netabare}


アニメの中で1番すごいなと思ったのがタイトルに必ず「サイ」がはいってることです!すごい!上手い具合に入ってるのでそこもお見逃しなく!!

歌もまたとってもパワフルで映像も面白いですよ!!!

時々早口で聞き取りにくいところもあるんですが、それも1つの面白さなのかなぁと思いました♪

そして!なんと続編があるらしいです!!!!24話やったので、2期というより3期?でしょうか??

続編もぜひ期待です!
みなさんも気軽に見てみて下さいね♪
ギャグ好きには特にオススメします♪

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

不思議とギャグやキャラは濃いのに、濃さを感じないんだよね。

第1χ
第1話「超能力者のΨ難(前編)」
「生後一か月」のテロップ、親父の両目を自然に隠すし、既にもう親父の立ち位置確定という素晴らしさ!ギャグも基本設定も入りやすい説明回ってやっぱ安心してアニメを見ていられるねえホント!あと見てて思い出した。岩田さんって『AKIRA』の金田と『コロッケ!』のプリンプリンやん!特に声が後者寄りで、めちゃくちゃ懐かしかった!

第2話「超能力者のΨ難(後編)」
母親の容赦の無さ(革靴&スニーカーステーキ)、のび太キャラなダメ親父と両親のキャラがとにかく濃いけど、無個性斉木のお陰か見易い。ギャグ激しいけど大人しいから、あんまり笑いはしなかった。
逆に”ええ!?”って出ちゃったのは、半年間も夫婦喧嘩、しかも動機がコーヒーゼリーで、全窓ガラスを親父が破壊…そっちの真相ですな。その動機で半年とは(苦笑)

第3話「最低Ψ悪!?燃堂力」
小野大輔=燃堂力、いや衝撃だろキャスティング。この方『ヴァルヴレイヴ』のカインや『ジョジョ』の承太郎演じた人よ。そんな人にマジモンの、だけど根はとにかく良い奴なバカ役託すキャスティング担当の勇気スゲエ。”毛病”といい、”ファーストキス”など、やることなすこと仰天だぜ。それを見事にモノにしてる小野Dさんも凄いっす!

第4話「漆黒の翼こと海藤瞬」
恥ずかしいさでいっぱい過ぎて、初見はとっても辛かったです(再視聴時は耐え切れずに場面スキップ使いました)wでも海藤、正義感は偽りなしの本物だから好きなんだよね。で、斉木はなんだかんだで裏から手助けしてくれるし、こっぱずかしさだけを除けば、素直に好きなエピソードです。

第5話「Ψ色兼備!照橋心美」
身も蓋もない事言うけど、斉木よ。もう”おっふ”言って回避すれば良いのでは(苦笑)意地張り過ぎて、ときめかせるとか、あなた天然のテクニシャンかw照橋さんって不思議なことに、可愛い腹黒さなんだよね。美少女なのは確定だけど、本性が余計魅力を増してんだよね。可愛さを。
今週のジャンプでも二人息ピッタリだったし、もうね付き合え!って言いたくなるよ。この二人はホントにねw

第2χ
第1話 熱血!ドッジボール(前編)
高橋の紹介雑(苦笑) ”何かもアウト”とか怖wあと灰呂と燃堂はクラス最強だね!マジデ!

第2話 熱血!ドッジボール(後編)
海藤は女の子投げw灰呂は熱いが面白い。燃堂はまあ良い奴。キャラの中で一番好きかも!

第3話 届け!恋のΨン
恋愛脳な夢原千予回w妄想終わりに流れるナレ誰?つーかこの子、惚れっぽいな。そりゃ斉木もツッコむわ(笑)

第4話 斉木家Ψ建!?劇的大改造!!
大爆笑請負人・斉木の父母(バカップル)回。ビフォー〇〇ナレーションとか、分かり易いパロディやなWあと仮にも思春期息子に息子か娘をあげるはなくね(苦笑)

第5話 欺け!マインドコントロール
子供の頃からマインドコントロールを知っているって怖いな…。あとアニメのお決まりネタを結び付けるとか、細かいねえ(ニヤニヤ)それと今回初めて知った。松崎先生、『鉄血』の”アレ”か!?

第3χ
第1話 天Ψマジシャン!?蝶野雨緑
アメージングはイリュージョン後w

第2話 テレビでΨ会!蝶野雨緑
急成長すぎるだろ!あの斉木が後手回るとか…。

第3話 うさんくΨぞ!ダークリユニオン!
中2病回、やっぱさ見辛えよw恥ずかしいわ(苦笑)でも、海藤良い奴だわ。

第4話 ビーチΨド 夏物語
斉木の母ちゃん、マジ怖え!一気に眼つき鋭くなりすぎwあと斉木、お前酷いわ。”水面を歩く練習をしたらどうだ。そっちの方がまだ成功率が高い”w
そしてほんとに燃堂は水面歩いたねマジで。燃堂のファンになったぜ!!野郎ちくしょう、カッコいいぞ!!

第5話 学校Ψ開!燃堂の憂鬱
あのさ、悩める燃堂を”イラっと来る”ってどゆこと斉木wあとさ、そりゃ分かるけどさ、通報提案早すぎるわ!しっかし今回初めてじゃね?斉木と海藤、意見一致。最後の”え?”もクスッと来たわw

第4χ
第1話 弟子にしてくだΨ
霊能力界の両津勘吉?w

第2話 隣のクラスの霊能力者
チワワにどんだけショック受けてんの?w

第3話 灰呂杵志の木Ψを求めて
皆から慕われているロック・リーだね、灰呂君はwそれにしても木材担ぐ灰呂の背中、キリストかよ。

第4話 留守番のΨ難
最強斉木の苦手2、ゴキブリ遂に登場回!しかも燃堂まで登場。苦手嵐でしたなぁw

第5話 交Ψ3ヶ月の危機
フレーズの使い過ぎってお気に入りでもやっぱねえ…。しかも二人の温度差が引くレベルに明白すぎる。ここまで残念極めた男子、例え知り合いレベルでも嫌だわ(苦笑)

第5χ
第1話 無敵の迷Ψ服で脱出せよ!
第2話 燃えろ!PK学園体育Ψ(前編)
第3話 燃える!PK学園体育Ψ(中編)
第4話 燃えた!PK学園体育Ψ(後編)
第5話 燃えるな!防Ψ訓練!!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

59.7 7 超能力で学園なアニメランキング7位
Dies irae(ディエス・イレ)(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (234)
1249人が棚に入れました
諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、 とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、 殺し合いじみた喧嘩の果てに2ヵ月間の入院生活を余儀なくされていた。季節は秋から冬に―― クリスマスを間近に控えた12月。半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。失ったものは戻らない。ならせめて、 今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。しかし、それすらも崩れ去る。夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺人犯。それを追う黒衣の“騎士"たち。常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。聖槍十三騎士団との戦い。狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。その果てに、蓮はいったい何を見るのか。

声優・キャラクター
鳥海浩輔、榊原ゆい、福原綾香、生天目仁美、前田剛、牧野芳奈、諏訪部順一、成田剣、谷山紀章、瑞沢渓、安元洋貴、いのくちゆか、矢口アサミ、はらさわ晃綺、羽吹梨里、環有希
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

解説聞いてもムカつくだけだった

1話までの感想
{netabare}原作未プレイ、0話→1話の順に視聴。
最初の回を1話って呼べないのがなんかややこしいな。
んで、最初の回は最終回だか物語の概要分かるまでサッパリ不明な作りにするのってたまにあるけど、ウケたのってあるのかね?
ああ、ハルヒがそう?
プリズムアークとか思い出したんだけど…あと桃華月譚、あれはもう最後まで見てもサッパリだったけど、そういう系??
でもって1話、冒頭いきなりのクロスカウンターで妖怪アパート、大抵こういうので始まる場合は2人は親友。
設定的には「ふーん」って感じだったけどギロチンの歌は魅かれた。
ただ、できればもうちょっと…作画なのか音なのか具体的になにをどうすればいいのか分からないけど、荘厳な感じにはできなかったのかな?
今後もこんな感じでミュージカル?やってくれるなら自分は楽しめそう。{/netabare}

5話までの感想
{netabare}ギロチンの歌以外にももっと色んな歌があってミュージカル調な作風なのかな?と思ったら違ってた模様。
歌はギロチンだけ?

で、世界観はようやく見え始めてきたけど、細かな部分は「?」なまんま。
そして参っちゃうのがそういった細かな点は、原作ではしっかりやってるけどアニメでは端折っちゃったのかな?と思ってしまう点。
「これってつまり〇〇ってことかな?」といった考察や解釈をしたところで原作既プレイの人から見たら的外れなのかなぁ、と思うと考えるのも無駄に思えてしまう。
あーこれリライトでも感じたことだ…。

一応原作未プレイ者の自分がアニメの情報のみでの解釈は…
聖槍十三騎士団ってのが居て昔から戦争してるんだって→人殺し=生贄を積むことで“高み”へ行けるらしい(殺すことで特殊能力が強化される)
ただ闇雲に殺すだけじゃなくてそれ相応の強さを持ったヤツを殺した方が“高み”へ行けるらしい
主人公を良質の生贄として育て上げようと聖槍十三騎士団はその素質があるかどうかチョッカイ出したり観察したり生かさず殺さずで成長を促してるらしい
主人公の育成担当だったシュピーネは、手を組んで他の騎士団員を出し抜くつもりだった?→見抜かれて「そんなことはいけませんよ」と奥の手(恐らく香純を盾にするつもりだった)を封じられてあえなく主人公に敗れた?→主人公は現状騎士団の掌の上ってことか?
また主人公がブチ切れたのは目の前でバラバラにされた女性を香純とカン違いした、で合ってる?
香純の殺人は主人公へ生贄を捧げる行為だったが、自発的なのかシュピーネに操られてたのか、はたまた別の何かによって行動してたのかイマイチわからん
マリィはかつてギロチンが娯楽として横行してた時代、処刑された者を生贄として特殊能力を開花させてたギロチンの申し子みたいな存在か
何故そんな能力を主人公が持ってるのかは現状まだ謎、でいいのかな?

※「生贄」や「高み」といったワードは自分が解釈しやすいように引っ張り出した言葉、作中では別の言われ方してたかな
特に「高み」については霊剣山の影響大
ってか霊剣山に比べると妙に安っぽい(人の命が経験値袋でしかない)のでウラがあるかも?自分の解釈が間違ってることも含めて


でもって5話では1話の頃から触れられていながらずっと姿を現さなかった幼馴染の司狼が登場。
こいつは主人公や騎士団と一緒の特殊能力持ちなのかそうでないのか…は今後かな。
ただでさえ騎士団が一枚岩ではないっぽくて面倒なのに、新たに別勢力を出されると…こっちの頭が追い付かなくなりそう。

とにかく不親切なのかミスなのかワザとなのかの見極めが困難。
5話のマリィなんて、普通に話すシーンがない(言葉話せないのかな?)→望遠鏡で観覧車覗くシーンでなんか喋ってる(あれ、話せるのかな?)→再びマトモに喋るシーンなし(やっぱり話せない?)→普通に話す(話せるのか、しかも主人公驚いてもいないので登場の頃から喋ってたのか?)
って感じで混乱しまくり。
ってか嬉々としてギロチン処刑に参加してたクセにマリィを気味悪がる親や村人が意味不明。
最新の5話が一番覚えてるから指摘できてるだけで、全話通してこんな感じの不親切なんだかミスなんだかワザとなんだかよく分からない描写が多い。
これじゃあ原作既プレイ者向けと言われても仕方ない気もするが、全話見終わったらちゃんと分かるような作りになってるのなら…まぁそこまで文句は言うまい。{/netabare}

最終回?11話まで見ての感想
{netabare}え、これで終わり?
全話見てもサッパリ分かりませんでした。
一応残り6話だかがネット配信で続くんだっけ?ニコで無料配信されるなら見るけど、それ以外だったら、う~ん。
ってか実は↑の感想書いた後、意味不明が続いたので「コメント付きで見れば分かるのかなぁ?」とニコ動の方で見てみたんですよ、それがまぁ逆効果でした。
ファンと思われる方の解説がドバーっと書かれるのだけど、それを見たところで「アニメで全然表現できてないじゃん」と、むしろムカっと来る感じで…。
諏訪部の出したダサロボ、どうやら設定では滅茶苦茶強いらしくて作中見せた力はほんの一端に過ぎないってことらしいのだけど(「今のはメラゾーマではない、メラだ」って感じ)、だったらレーザーに予備動作付けるなよ、と。
溜め行動アリの渾身のストレートパンチを出しておいて「今のはジャブだし」って後から震えながら言われても…ねぇ。
ってことでコメントアリで見たのは6話だけで、他はコメ無しで見ることにしたのだけど、あっはっは、尚更意味ワカランね。

聖槍騎士団の連中、なんで仲悪いのかワカラン。
ってかどいつもこいつも態度がオラついてるチンピラ風で、それは司狼もそうで、それにしては「相手をやっつけられない」程度でしかなく小物臭がハンパない。
オラついたクセにバイクで逃亡、まぁそこまではいい。
罠に誘い込んで氷結ののちバイクで轢いて勝利、かと思ったら相手ピンピンしてるし、結局逃げるし逃げられるし。
そこはフェイタリティって声が入る部分ちゃうんかと、凍らせてバイクで向かう瞬間フィニッシュヒムっつって盛り上がるところちゃうんかと。
バラライカも散々オラついた割には主人公取り逃すし、最終回主人公出ないし、代わりの司狼も眼帯に対してスゴスゴ逃げ出すし、な、なんだこれー?

元はパソゲらしいので多分そのノリでやっちゃったんだろうなぁ。
各キャラが二つ名三つ名当たり前で、それは恐らくゲームではセリフの上に名前が表示されるから成立することで、そのノリのまんまでアニメをやられてもついていけない。
CFでナンボ集まったにせよTV放送に堪えうる内容ではない、なぜOADで満足できなかったのか。


ところでこれは「観終わった」でいいのかな?
残り数話配信されたら新たにページ追加される?{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

わけワカメ

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
エロゲ原作。

エロゲ原作のアニメって、本当に二極化しますね。名作か、駄作か。

私はグロ苦手ですが、この作品は大丈夫でした。シナリオ的にも映像的にもあまりクオリティが高くないので、リアリティを感じなかったからかな?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
壮大、且つ、安っぽい。謎の作品。

昔のドイツが? 不死の秘法を編み出して? 現代まで生き続けた? なんかスゴい人が? 日本のとある市で? 大がかりな黒魔術的なことをやろうとしてて? それを止めようと奮闘する男子高校生?

みたいな話、なんですか? (苦笑)

ストーリーの説明不足はまあ、私の読解力がないだけかもしれないんで良いんですが、やはり、作画とテンポがな~。壮大っぽいお話なのに、なんとも漂うB級感。

途中から流し見たこともあるけど、サッパリ分からなかった(は~ぁサッパリサッパリ♪)

最終回は、ある意味で伝説。「続きはwebで!」ってのは知ってたけど、あそこまでぶつ切りするとは思わず、悔しいけど笑わされてしまいました(苦笑)

久々に、時間のムダを感じたアニメでした。web版なんて絶対に観ないだろうけど、web版になっていきなり神作画、神脚本の神アニメになったら、素直に負け?を認めます(笑)

ちなみに、今日はクリスマス。なんかこう、唐突に幸せな夜をブチ壊したい衝動に駆られたので、聖なる夜に一番似つかわしくない作品のレビューにしてみました。多分、一時の気の迷いです(自爆)w
{/netabare}

【余談1~ 剣道部的、剣道描写通信簿w ~】
{netabare}
綾瀬香純の剣道描写。2話、3話にありましたね。2話の段階では良いかな~と思いましたが、3話は不正確でしたね。

まず、振りかぶった時に、左手小指が柄(持つところ)から外れてる。それは剣道ではあり得ない。むしろ、左手の小指、薬指中指の3本の指に一番力入れて竹刀を握るんだよね。左右面打つ位置も低すぎ。あれだと相手の鼓膜破けるよ。ちなみに、あのような剣道人形相手なら、私もガチでやれば、3分で竹刀を真っ二つに折れる自信はあります、遊びで(使えない竹刀使って)やったことあるし(笑)

とはいえ、足運びや音などはわりと正確な印象。

ということで、通知表は(5段階評価)3ですねw
{/netabare}

【余談2~ クラウドファンディング ~】
{netabare}
クラウドファンディングで、23時間で3,000万円集まったのでアニメ化決定。最終的には、9651万円(当時の国内最高額)も集まったらしい(wiki)

でもまあ、深夜アニメ1クールの制作費は2~3億なんて言われるから、クラウドファンディングで集まった予算内では無理だけど。実際には、それなりに色んなところからも予算は出しているのでしょう。細かいことは分からないし、あまり興味もないけれど。

個人的には、「このクオリティで作られるなら別にアニメ化しなくても……」と、出資者が思っていないかが心配で(余計なお世話)。

これ、クラウドファンディングが基本で作られたってことなら、ファンサービスが前提だろうし、だったら全年齢対象じゃなくて、普通に18禁のアダルトアニメで良かったんじゃない? そういうもんでもないのかな?

まあ、私はビタ一文たりとも出資していないので、何の文句もないですが。一部では、「戦犯」「晒し」なんて揶揄されていますが、EDでスタッフロールに登場する自分の名前を、出資者の方々が誇らしく思っていれば、良いですね♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
0話目
いきなり、登場人物の名前が銀英伝なんだけど(汗)なにか関係あるの? バトル作画、安っぽくない? なかなかにワケノワカラナイ世界観だな。

1話目
? 違う世界で登場人物が同じパターン? 「ち、ち、ち~。血がほしい~」って(笑) かすみの剣道描写、竹刀の持ち方、振り方、止める位置。わりと正確です。

2話目
う~ん、ワケワカラン。まあ、なんかバトルものなんだろうな。裏設定がやたら多そう。

3話目
かすみの剣道描写、おしいな~。振りかぶった時に、左手小指が柄(持つところ)から外れてる。それは剣道ではあり得ない。むしろ、左手の小指、薬指中指の3本の指に一番力入れて竹刀を握るんだよね。左右面打つ位置も低すぎ。あれだと相手の鼓膜破けるよ。 ちなみに、あのような剣道人形相手なら、私もガチでやれば、3分で竹刀を真っ二つに折れる自信はあります、遊びで(使えない竹刀使って)やったことあるし(笑)

4話目
なんか色々、説明。安いグロ。

5話目
過去編? ラブコメにするの? まあ、クズには違いないけどw

6話目
いきなり、語ってる? なんか、レクリエイターズに、似たキャラデザの奴いたな(笑)

7話目


8話目
なんか新しい死に方だな(苦笑)

9話目


10話目


11話目
エ? これで終わり? ヤバイ、ウケる(爆笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 28

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

我が総軍に響き渡れ 妙なる調べ 開戦の号砲よ

この作品の原作はゲームのようですが未プレイです。
2007~2009年の間に発売されたゲームの様ですが、2015年にアニメ化プロジェクトが始動したそうです。
そしてこの作品の特徴は、アニメ制作にクラウドファンディングを利用している点だと思います。

3000万円以上に達すればアニメ化が決定すると目標金額が提示され、募集期間は2ヶ月を予定していましたが、僅か23時間で目標金額を達成したそうです。
この短時間での目標達成は、当時の日本史上最速だとか…
それだけではありません。
最終集計金額は9650万円、最終支援者数が5187人となり、2015年8月1日時点で「日本のクラウドファンディング史上最高金額・最高人数」を樹立したそうです(wikiより)
制作前からこれだけ支持される作品も珍しいのではないでしょうか。

物語の設定は…これは少し難易度が高かったかもしれません。
物語の舞台は「諏訪原市」という日本のとある市街地で、主要登場人物も出だしはごく普通の学生…
ですが、主人公である藤井蓮が謎の悪夢を見るようになり、これまでの穏やかな状況が一変して物語が動いていきます。

物語の設定の難易度が高いと感じた理由…
多分に私の理解力が不足しているのが原因だと思いますが、色んなイベントが突然発生するんです。
そしてそのイベントの中二病的なレベルが結構高いのも特徴…
加えてイベント同士の脈絡が希薄に感じたのも、難しさの要因だと思います。

きっとゲームの中での世界観は壮大で設定も奥深いんでしょう。
この手のゲームをアニメ化するのって、やっぱり難しいんですね。
限られた尺の中で、物語のロジカルさをキープしつつキャラを深掘りしていく…
ゲームだからたくさんの分岐があると思うのですが、当然その分岐全てをアニメで追える訳も無く、かと言って抽出の仕方によってはキャラの深掘りする上での濃淡が出過ぎてしまう…

この作品を支持するのは、きっとゲーム版からはまり込んでいるコアなユーザーたち…
当然、お気に入りのキャラだってバラバラ…
この様に纏めにくい条件しか揃っていない制約の中から、万人が面白いと思える作品を捻り出す…
考えれば考えるほど難しさを感じてしまいます。

それと、放送開始から完結まで結構な時間を要したのも、この作品にとってはマイナスだったかも…
1期が2017年の秋アニメで2期が2018年の夏アニメだから約9か月の間がありました。
物語の区切りを経て間が空くのは、まだ物語の全体像が頭に残っているので入りやすいです。
ところが、物語のホントの途中で間が空くと物語の全体像が頭に残りにくいんですよね。
それに設定が難しい作品なら尚更です。

もう残念だと思ったのは、キャラの設定が活かしきれなかった点です。
主人公の周りには、主人公を含め7人の仲間がいるのですが、生い立ちや血筋に纏わる細かい設定があるのをwikiをチラ見した時に知ったのですが、正直知らないことばかり…
もし知っていたら、あの場面…もう少し違う視点で見れたかな?
と思える様な記載もあったり…
この作品をより深く理解するには、予めキャラの設定に関する情報を入れておいた方が良いと思います。

でも良かったと思えるのは、例え期間が空いたとしても1クールに詰め込まず、しっかりと0.5クールを使って残りを描き切ってくれたところでしょうか。
全17話とは中途半端な尺に見えるかもしれませんが、1クール+αとして考えると十分に評価できる点だと思います。
それにキャラデザは丁寧ですし、作画のクオリティーも高かったと思います。
特に終盤の作画は一見の価値ありです。

オープニングテーマは、榊原ゆいさんの「Kadenz」
エンディングテーマは、フェロ☆メン
個人的にはオープニングの重厚さが好みでした。

1.5クール全17話の物語でした。
クラウドファンディングの金字塔を打ち立てたこの作品…
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

84.9 8 超能力で学園なアニメランキング8位
電波女と青春男(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4331)
21090人が棚に入れました
宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
大亀あすか、入野自由、加藤英美里、渕上舞、野中藍
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

バッサリ斬ります。

始めに言っておきます。

私がここまでアニメ・小説というモノに触れることで不快になった作品は他に例を見ません。
また、これは私が100%自分の主観によって書かれたレビューになります。度重なる個人的なアニメ観や私的な事情の垂れ流しが続くので、読んでいただく際はその点をご留意くださいませ。

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【バッサリ斬ります。】(2014.8/19)

この作品との出会いは原作が初でした。

作者の入間人間という方は、以前から物語シリーズで有名な西尾維新と比較される対象として話題になっており、「西尾維新をリスペクトしていて作風が似ている」との触れ込みから試しに1巻を少しだけ読んだことが始まりです。
まあこれが、この作者に触れる最初で最後の機会になるだろうとその時は思ったのですが、まさかのアニメ化。しかもシャフトが制作に携わっているということで、放送時は視聴しました。

正直なところ、私はこの両作者を同列で語られることにかなり疑問を感じています。

本文の方でも書いているように、このアニメについては個人的に気に入っていた部分もあったので途中まで視聴を続けてきましたが、とうとう耐えられなくなり断念しました。それにはやはり良アニメとの間にある圧倒的な壁が関係してきてまして・・・。
ただ、よく耳にする「好きの反対は無関心」という言葉があるように、逆にここまで私に嫌悪感を抱かせた点はある意味すごいことだと思います。これも心を動かされるという、一種の「感動」なんじゃないでしょうか。それが今回、私の視聴を継続させたひとつの要因になっていたかもしれないというのは、正直なところ否めませんね。

そんな感じで、今作に対しては既に悪意まみれな私ですが、ただ悪い部分だけをツラツラ挙げているとさすがに心が壊れて人間ではなくなってしまいそうなので、人間性を保てているうちに良いところを先に挙げたいと思いますw

【良かった点】

・ 主題歌がOP・EDともに最高

OP:Os-宇宙人(神聖かまってちゃん Vo.藤和エリオ)

いわゆる電波ソングと呼ばれるモノですが、藤和エリオ役の大亀あすかさんの特徴的な歌声が、より「電波らしさ」を上手く良い方向へ表現できていたと思います。しかもキャラの心境を表しているような歌詞がなかなか良くて、初視聴のときから好きになりました。

ED:ルル(やくしまるえつこ)

いやもう、安定のやくしまるえつこさんですね。相対性理論のときからのファンですが、個人的にこの方が歌うアニソンで外れたことは一度もありません。この人の歌声は本当に脳が溶けます。

・ 原作イラストを担当しているブリキさん原案のキャラデザが可愛い

僕は友達が少ない、凪のあすからでお馴染みの柔らかくふんわりとした印象を持つキャラクターデザイン。それは今作でも健在です。実は前者は見ていないのですが、そんな私でもキャラだけは見知っているくらいには有名ですよね。とても可愛いです。ところで、このキャラデザって妙に性的で股間にく(ここから先は血で汚れて読めない)

・ シャフトが作品の雰囲気と合っていた

「このアニメが良かったか」と聞かれたら評価にもある通り首を捻ってしまうのですが、シャフト作品としてアニメーションのみを評価するのであればなかなか悪くはありません。作画に関しては少し・・・というか途中からかなり崩れているところも目立ちましたが、良くも悪くも、この作品の雰囲気をシャフト以上に演出することができる制作会社は他にないと思いました。

・ エリオが襖に刺さったところは面白かった

ここだけ笑えましたw

・ 5話のメメさんの台詞は良かった

{netabare}「いーい?エリオ。これからはね、鏡を毎日見る生活をしなさい。」
「そうしたら貴女は、もっとたくさんの人に、好きになってもらえるから。」{/netabare}

この台詞は深くて大人の含蓄に溢れていたと思います。本人も言っていた通り、惚れ直す確率の高いとても良い言葉でした。


【悪かった点】

・ 青春ポイントとかいう設定が寒すぎる

基本モノローグで語られる、主人公が所謂「リア充」的な行動を取ったり、そういう状況に遭遇したときに心の中で増減させているポイント。これを獲得するのに命を懸けているらしく、これの有無で死ぬ間際の満足感が普通の人と天と地の差を生むとのこと。人生の過程はその結末のためにあるのだから、高校生活がいかに重要かわかるだろう、とまで言っていました。

こんなことを考えながら主人公が日常生活を送っていると思うと・・・ひ、ひえ~。
もうブルッときましたw

原作だと最序盤、しかも冒頭で既に語られていて、私のSAN値をガリガリ削ってきたのですが、アニメだと4話まで詳しくは言及されないみたいですねw それでも1話アバンで主人公がなにやらボソボソ言ってますが・・・。

・ 主人公がとにかくウザい、ヒロインたちも見た目以外可愛くない

その作品に触れる上でかなり重要とされる主人公が、前述した要素や、後述する内容も含めてまったく見ていて好感が持てません。

また、担当している入野自由さんの若い声質が、役柄と壊滅的に相性が悪いんです。声が合っていないわけではありません。むしろ高校生らしい声だと思います。ですが、この作品特有の気取った言い回しが、この若さと反発していて悪印象しか生んでません。つまり生意気で痛いガキに見えるということです。さらに、ツッコミ役だからというのもあるとは思いますが、色んなことに対してウジウジと悪態をモノローグでついたり、そのくせ表面では・・・みたいなのがもう△※□○×ワシャーーーーー!!

そして、そんな主人公を「何故か」取り巻くヒロインたち。

これに関してはこの作品に限った話ではないのですが、作者が女の子にやらせたい妄想を露骨に描写するだけの装置になっているかのような・・・ 「キャラの性格」に紐付けされた行動ではなく、「エロ」や「可愛さ」に紐付けされた不自然な性格を強いられている印象を受けます。後述するように命がまったく吹き込まれていないんです。
「お前らはこういうのが好きなんだろ?」っていう作者の思惑が透けて見えて本当に不快です。あまりこういう中二男子の妄想を具現化したような作品に対して無粋なことを言うのもアレなので、文句はこのへんにしておきますが・・・ ヒロインたちが何故主人公に取り巻いているのか、またああいう態度をとるのかは終始不思議でしたね。まあ好きになるのに全部理由が必要ってこともないですから、この件に関してはスルーがいいと思います。理屈じゃないんですよ。

ただ、エリオに限ってはOPの歌詞にもあるように、主人公に惹かれる理由は多少理解できました。
しかし、実は私がこの作品内で一番苦手なヒロインがこのエリオだったりもして・・・。キャラの性質上仕方がありませんが、担当声優さんの「萌え」を意識した演技がものすごーく鼻についてしまって、その後の鶴田姫子役(咲-saki-)のときは普通にいい演技だっただけに残念です。

リューシさんに関しては、もう言葉もありません。
強いて挙げようとすると暴言しか出てこないのでここでは自粛します。というか、私がこのアニメの視聴に耐えられなくなったのはこの子のせいなので悪い印象しかありません。このキャラは苦手ではなく、嫌いです。

・ キャラクターに命が吹き込まれていない

主人公のモノローグや台詞が本当に・・・ 本当にもう、油断すると垢BANされかねない言葉が次から次へと止まらなくなりそうなくらい壊滅的に殺人的に悲劇的に最悪です。それはモノローグに留まらず、日常会話にまで現れだし、そしてなんと主人公以外の登場キャラも似たような台詞を吐き出す始末。

なんて言ったらいいんでしょう。
率直な印象を挙げるとすれば「ラノベの悪い部分だけを切り取ったような会話」。

内容がカラッポなものを、わざわざ無駄に遠回しに、無駄に大げさに演出するだけの寸劇。
それ故に台詞が無駄に長くなり、会話のテンポがこの上なく悪くなっています。これは原作を読んだときでさえ既に感じていたので、アニメ内でひとつの「シーン」としてあの会話劇が描き出されると、もう得も言われぬとてつもない化学反応を起こしていました・・・。

そして、私が寸劇と称したのは、それを、キャラクター(作者)が「自分たちは面白いことをしてますよ~」と言わんばかりに垂れ流して、誰かに見せびらかしているような不自然さがあるからです。まあ視聴者が見ているのだけどもw それをメタ的な意味合いで滑りネタとしてやっているのならまだ笑えますが、真面目に面白いと思って努めているとしか思えないキャラクターたちが手に負えません。

そんな薄ら寒さが端的に言えば「痛い」です。

少しキツイ言い方をすれば、よくこういう作風に対して巷で使われている(私は全く賛同できませんが)「言葉遊び」というものに影響を受けた凡才が、ちょっと頭のよさげな言葉を並べてみました、という具合。
物語を作る上で「言葉遊び」を技法として取り入れるのではなく、「言葉遊び」をしたいがために物語を構成している。言わば目的と手段が入れ変わっている状態ですね。それが文章やアニメを見ているとかーなーり伝わってくるんです。

これらはどう見ても『言葉遊び』などではなく、ただ『言葉に遊ばれている』だけです。

ここが西尾維新と入間人間の一番の差、そして、実力の違いです。
「そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物のほうが本物よりも本物だ。」と某作品内で西尾維新さんの手がけたキャラは語っていますが、全然そんなことないじゃないですか。あんまりですよ偽物さん・・・。

西尾維新の会話劇は、無駄がない。
入間人間の会話劇は、無駄で構成されている。

西尾維新の会話劇は、中身はないが内容はある。
入間人間の会話劇は、中身がない上に膨らませる。

西尾維新の会話劇は、登場キャラの性格に紐付けされている。
入間人間の会話劇は、作者のこうさせたいという妄想がキャラに紐付けされている。

西尾維新の会話劇は、それを構成する上で作者の技量が要されている。
入間人間の会話劇は、作者の技量を披露するためにそれが構成されている。

「電波女と青春男」に限らず、このような要素を感じる作品は少なくありません。
それが本作では露骨に表れているだけであって、たとえ作品自体が本質的に上記のような作られ方をしていなかったとしても、視聴者にそう感じさせる描き方や魅せ方に問題があるのだと私は思っています。

例えば、キャラクターの場合。

とある物語の作者とその視聴者がいたとして、作者が視聴者に対して何らかの思惑を吹き込んだキャラを作ったとします。それは楽しさだったり、エロだったり、萌えや可愛さだったり。まあどんな作品でも魅力的なキャラは必要ですし、ある程度こういう思惑は誰しもあるものだと仮定します。
しかし、その思惑があることを認識しているのは作者だけなので、たとえ視聴者が裏を知っていたとしても、その作られたキャラは本来ひとつの人格として自然に映りますよね。楽しくて笑う、悲しくて泣く、嫌なことに怒る、これらが作者に意図されたものではなく、登場人物が自立して表現しているように見えるからこそ、キャラクターとして物語の中に存在できるのです。
ところが、この「作者の思惑」が透けて見えてしまうと、その瞬間初めて、キャラクターの性格がウケを狙っている「作り物」だと視聴者に認識されてしまいます。そうなれば当然そのキャラクターの魅力や可愛さを形作っている人格は破綻し、いわゆる「命が吹き込まれていないキャラ」の出来上がり。そんな作者の妄想や願望をたれながす空っぽの操り人形を見ても萎えるだけです。

そこをキャラの魅力を内包しつつ、上手く狙っていると認識させないようにできるかどうかが、本質的な意味での「キャラクター」を作るために必要なことなんじゃないでしょうか。

まあハッキリ言ってしまうと、入間人間はこれができてないんですよね。
そういうこともあって、両者の作品には一万歩譲って作風が似ているという見方ができても、これら埋めることのできない圧倒的な差異が内容の質にあるということ、そもそもプロと素人くらいやっていることが全く違うんだということを、素人の私に声を大にして叫ばれちゃってるワケです。


入間人間は、どうしようもなく、偽物なんです。


今回、たまたま制作がシャフトだったこともあり「電波女と青春男」というアニメに触れることになりましたが、このレビューで語った内容は今作品に限った話ではありません。最近の、こういった何を真似たのかいかにもなラノベ特有の言い回しと、作者が狙っているとしか思えない露骨で安直な「萌え」がとても顕著です。

それは、アニメとしては2006年の「涼宮ハルヒの憂鬱」からだんだんと増えていき・・・ やはり、この作品が世に与えた影響は消費者・生産者問わず大きく、作者の意図はどうあれ、特にキョンを意識しているかのような台詞回し、モノローグが多くの作品から垣間見えてくるのが痛々しすぎます。それを作者が小洒落ていると思って書いたと思うとますます身の毛がよだちます・・・。

ああいうのは、何度でも言いますが「物語を構成する要因のひとつ」としての面白さだから許されているのであって、先述したように、「面白いことを書こう!」という作者の思惑を具現化するための物語であってはならないんです。「人間」を描くことができないのなら、心の機微を表現できないのなら、始めから何でもありのギャグ作品かキャラの魅力を引き出すことに終始する日常系作品を作っていてください。


貴方たちが作ろうとしているのはラブでもコメでもありません。


さて、そろそろ区切りもいいですし、私は毒を吐きつくして疲れてきたので、このレビューもここらへんでお開きにしたいと思います。始めにも言った通り、今回の感想は100%私の主観に基づくものなので、痛々しい奴の戯言程度で解釈していただいてかまいません。ですが、私が伝えたいことはほとんど書けたと思うので、個人的には大満足です。
ただ、これはもう批判や感想というよりは八つ当たりに近く、今まで似たような作品に触れて溜まっていたものをこの場を借りてすべて吐き出したようなものなので、正直支離滅裂な内容になっていることは否めませんねw
また、他作品に対するフラストレーションも一緒に解消できたので、これからは清々しい気持ちで、またいろいろなアニメを視聴していける気がします←


「 それでは皆さん言ってみましょう、腹の底いらずの淡白なセリフで。」


これが、私のレビューを読んでくださった方が最初に浮かべるべき、正しい感想だということを念頭に置いて、今回の一連の自己満文章を終わりたいと思います。最後までお付き合いくださってありがとうございました。


「 さん、はい、『あっそ』。」


ほんとに鳥肌立つなァこの台詞・・・w

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15

アラジン♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【ネタバレ有】 「自分の中の“現実”を書き換えることが出来るかどうか…!」

  
 正直な感想としては、なかなかに“評価が難しい作品”だと思う。


 例えば、“物語”だが、このサイトの評価でも☆3.4となっている通り、あまり高く評価していない人が多いのが現実であり―、確かに、客観的に観れば☆3.5~☆4.0の間くらいが妥当なところだろう。


 ただ自分としては、表面上のストーリー以上に、深く読み解く要素が数多くあり、そこら辺にある、“内容の無いアニメ作品”とは異なる作品だと感じた。



 まず、簡単にこの作品を説明すると―、
 ―自分のことを宇宙人だの超能力者だの言う、“痛い女の子たち”と、この手のラノベ原作のアニメにつきものの、とにかく“ツッコみまくる主人公”が織り成す、「日常系アニメ作品」である。



 評価が難しいと言った理由は、これから説明する“2つの大きなテーマ”にある。


 1つめのテーマは―、
 ―「宇宙人(や超能力者)の存在を信じるか否か―」
ということである。

 実にシンプルなテーマだが、これが、この作品の“キャラ”や“キャラの考え”、また、“主人公に起こる出来事”などを考える上での、全ての中心であり、“作品そのもののテーマ”と言っても過言ではない。


 具体的に言うと、(上でも述べたとおり)、この作品には、“電波的な痛いキャラ”がたくさん登場するわけだが―、
―このテーマに関して言えば、“自称・宇宙人”のヒロイン・“エリオ”と、“自称・超能力者”の“星宮社(ほしみややしろ)”、そして、そんなことを全く信じていない、いわゆる“普通”の高校生、主人公・“真(まこと)”がメインとなる。


 初めに釘(くぎ)を刺しておきたいが、宇宙人の存在の有無に対して、答えを出すことが論点ではない。
この1つ目のテーマをもっと正確に言うなら―、
 ―「自分の固定概念を打ち消して、全く別の見方や考え方をすることが出来るかどうか―」
 ―「自分とは全く違う考え方に出会ったとき、それを受け入れることが出来るかどうか―」
ということである。


 (上でも述べたとおり)、真は、宇宙人や超能力者を全く信じていない。
 つまり、(現実世界で“宇宙人信仰”をしている人たちを除けば)、真とは自分たち視聴者の“分身”であり、“自分に投影して”考えることが出来る。



 ストーリーに沿って見ていくと―、
 ―“真”は初めから、“エリオ”が宇宙人だとは思っておらず、事実、第4話において、エリオは、“記憶喪失による心の傷を隠すために、自分を宇宙人だと思い込もうとしていた…”ことが判明する。

 つまりはここで、(自分たち視聴者も)、この作品がより“現実的な”世界観の作品だと確信し、エリオが普通の生活に戻っていくことに、今後の話を持っていくものだと思ったわけである。


 そしてその後に、自称・超能力者の“星宮社”が登場するわけだから、真同様、「またか…」という気持ちになり、当然、彼女のことを“痛い女の子”という扱いしかしなかった…。

 しかし、この星宮社の“最終話での言動・行動”により、真含め自分たち視聴者も、今までの考え方を改めさせられることとなる―。



 何度も言うが、“最終話の最後の最後”まで、真含め自分たち視聴者も、「宇宙人・超能力者などは(この作品内においても)存在せず、電波的な人たちが虚言を吐いているのだ―」、というのが共通の認識であった―。

 しかし、最終話の最後の最後に、星宮社は「超能力を見せてやる!」と言い、真の目の前に、隕石を落とし、彼女は姿を消す―(原作ではこの後も存在が確認されている)。

 そして何度も、“最後の最後”と言っていることからわかる通り―、その後、頭を整理する間もなく、この作品は終わる訳だから―、真含め、自分たち視聴者も、「果たして何が正解で、どこからどこまでが本当なのか…」が曖昧になったまま、この作品は終了するのである…。


 それまで、全く信じてなど無く、日常系の“ほのぼのとした気分”でいたわけだから、最終話のラストのあの“衝撃”は、その振り幅で凄まじいものがあった―。

 そしてこの最終話の“隕石事件”によって、今までの考え方(事実としてとらえていた、超能力など存在しないという出来事全て)を見直す必要が出てきたわけである(…のだが、(真同様)確認する術はない)―。


 そしてここで原点に帰すわけだが―、この作品は最終的に、“果たして何が正解か、どこまでが本当か、を確認することが出来ない”―という状況で幕を閉じる。

 それはすなわち、上でも述べたテーマそのものであり、“宇宙人・超能力者の存在の有無を確認すること”…ではなく―、

 ―「自分の固定概念を打ち消して、全く別の見方や考え方をすることが出来るかどうか―」に帰るのである―(作中でも真は、おそらく前よりは、その存在を信じている様である…)。




 そしてもう1つのテーマは―、
 ―「自分が不利な立場になると分かっていても、多勢の意見に飲まれずに、自分が正しいと思う道を進めるか―」
ということである。


 これこそが、この作品をただ低評価にするか、そうしないかの“境界”であり―、1つめのテーマに隠れたこのテーマこそが、この作品の評価をどうするか考える上での岐路(きろ)となる…わけだが―
 
 ―自分としては、この2つ目のテーマこそが、この作品の“本質である”ことを確信している。



 (以下、少しストーリーの説明―)、

 “エリオ”は記憶喪失からくる心の傷を隠すため、自分のことを宇宙人だと言い、学校を中退して、体を布団でグルグル巻きにして街を徘徊(はいかい)していた―。

 その結果、同級生や街の人からも“変人”扱いされ、“忌み嫌われた存在”になってしまっていた…。

 しかし、彼女は、真の活躍もあって、自分は宇宙人ではないと自覚するようになり、少しずつ、過去のトラウマを乗り越えようとしていく―。

 そこで彼女は―、学校には戻りにくく、母親へのお金の気遣いもあって、働くことを決意する…のだが、社会は簡単に彼女を見放す―。

 街でも有名な変人の彼女を雇ってくれる所は無く、面接は全て落とされてしまい、彼女はひどく落ち込むが、そんな彼女に真は優しく手を差し伸べる―。



 …というのが、簡単なストーリーなのだが―、
 ―“フィクション”の世界に“現実”が入ってくると、こんなにも一気に、寂しくて切ない世界になってしまうのかと思った―。

 彼女は確かに、人とは違う言動や行動をとっていた。
 しかしそれは、心に傷を負ってしまっただけ…、進む道を間違えてしまっただけ…なのに、バイトの面接を断られたとき―、ふと急に…、それまで“フィクション”だった世界に、“現実の無慈悲さ”のようなものが入ってきて―、

 ―なぜこんなにも、現実は、現実の人たちは冷たいのだろう…、どれだけ自分中心なのだろうか…、と切なくなり、観た当初は、正直怒りさえ覚えた…(もちろん、これがフィクションだと分かっているが、“現実を投影した”フィクションであるが故である…)。


 その後、母親のおかげで、エリオは、おばあさんが経営している駄菓子屋で働くことが出来るようになる、…のだが―、

 ―ここでも、彼女が働いていると知った、元同級生たちは、「彼女が働いているからもう来るのはやめよう」と言って来なくなる…。


 そんな彼女を真は支えるのだが、それまで、すごく“良い人”だった真の友達・“流子(りゅうこ)”までもが―、
 ―「藤和(とうわ)さん(=エリオ)と仲良くしているところを他の人に見られたら、丹羽(にわ)くん(=真)まで疎外されちゃうよ」と言う―。
 (この後流子は、「私って嫌な奴だよね…」と、真に言うが、ここで自分の好きな男の子(=真)に対して、“保険”のようにこういうことを言う事がすでに、自分の中では“アウト”である―)。


 だが、この流子の言葉は、実に“現実的”で、“弱い人間が社会を上手く生きていく上で”の正論だと思う…、
…が正しいとは全く思わない―。



 (ここから少し感情的になるが、失敬…)


 現実でもよく見る光景―。
 自分中心に物事を考えたとき、まず真っ先に“周りの目”を気にする。そして自分の可愛さあまり、自分はその人・ものを嫌いではないのに、“周りに同調して”、嫌われものを避けるようになる―。

 どうして気付かないのだろうか―。
 そこでどうするのが一番かっこいいかを―。どうすれば何より“自分を嫌いにならずにすむか”を―。

 それがその先、もっとつらく、きつい場面に出くわした時の、自信になり、打開するきっかけになることを―。
(経験則から言わせてもらえば、“年齢以上に立派な人間”は、こういうことの蓄積からきている―)。

 それこそが、その瞬間分かる人と、分からない人の差であり―、“大した人間”と“大したことない人間”の差なのだと思う―。



 (ここからは真の言葉だが―)、

 ―「自分に対する言い訳さえあれば、人はどんな間違いも、後悔も乗り越えられる―。」
 もしここで、エリオを見捨て、自分も周りと同じ、“大したことない普通の人間”になっていたら…、おそらく死ぬ間際、いや現実ならそれ以降ずっと、後悔の念が頭から消えることはないだろう―。

 けれど、その瞬間は周りと切り離されようとも、自分の心の中で正しいと思った行動をとったのなら―、しばらくの間、きつい日々を過ごしたとしても、間違いなく、心はきっと晴れていると思う―。



 ここまで書いてみると、この考えに至れる“真”は、決して、“ただの普通の高校生”ではなく、“勇気ある立派な人間”だと気付かされる―。

 そしてこれこそが、(また原点に帰るわけだが―)、
 ―「自分が不利な立場になると分かっていても、多勢の意見に飲まれずに、自分が正しいと思う道を進めるかどうか―」ということである―。



 この作品は、物語自体に“厚み”はない―。
 なので、低評価にするのも間違ってはいないと思う。

 しかし、この作品は、この“2つの大きなテーマ”に沿って観てみたとき―、決して“内容の無い作品ではない”ことが分かり、改めて考えさせられることだろう―。
 
 要は、“自分たちの受け止め方次第”ということである―。


 (それと最後になったが、OPは中毒性があるので注意!)

 (終)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

友達ってのは酸素でも水でもない。 どちらかというと嗜好品の分類だよ。

しゃべるときは布団をかぶらずに


原作はライトノベルな本作品。
タイトル通りな電波なOP曲は始まりの印象としてはインパクト大だ(苦笑)
歌詞を聴きとるのが難しい・・・w
私はもちろん原作未読

基本的なストーリーはラブコメ・・・?
両親の仕事の関係で叔母の家に行くことになった主人公は
独身なはずの叔母の家の玄関先で簀巻きになっている少女を見つける、
その少女は自分を宇宙人だと自称する少女だった。という感じだろうか?

第一話、主人公の長いひとり語りからストーリーが始まる。
もうぶっちゃけ、ハルヒのキョンから何人目だという自分語りだが
これこそライトノベルの主人公的な匂いがプンプンと漂う。
自分語りをする主人公=世間と一枚壁をはさみ他人や自分を客観的に見れツッコミ役、
そしてラノベのような世界観に憧れてはいるが至って普通という
印象が私の中ではついてしまっている、本作品の主人公はその印象通りと言えるだろう

そしてヒロイン、これがもう、強烈な印象。
主人公が叔母の家に上がった瞬間、玄関先で上半身を布団にくるんで
足だけ出ている状態で寝ているという・・・うむ(苦笑)
更には喋っても「何喋ってるんだ?!」という状態。
演じられた大亀あすかさんはベストな配役だった。

ただ、このヒロインが「電波」というのか、「可笑しい人」なのかが
私の脳内では判断しかねたが少なくとも「電波女」というキャラ付けとしては印象大だ。

その後もストーリーが進めば進むほど電波なキャラが出てくる。
電波女の母親は39歳なのにキャピキャピ、
主人公のクラスメイトはコスプレ少女にヘルメット少女、超能力少女と
非常に濃ゆいキャラクターたちばかりだ。

同時にシャフト独特の演出と角度も光る。
ただ、絶望先生やひだまりスケッチ、魔法少女まどかのような
癖の有り過ぎる演出は本作品ではあまり見られず見やすい。
内容が電波でぶっ飛んでいるので演出は控えめにしたのだろうか?
確かにこの内容であの演出をやられると、くどすぎたかもしれない。

しかしながら、その分作画のレベルが異常に高い。
原作絵を書いているブリキさんの絵を再現できるのか!?と
アニメ化前は話題になっていたが、作品でのキャラクターの作画とデザインは
ものすごく可愛く描かれており、雰囲気も抜群だ。
電波女の初脱皮?シーンでの光の粒子など神秘的に見えた

この可愛さに関しては、原作ファンの人が「ブリキ絵の再現」について
こだわっていたのが納得出来る。
キャラクターデザインがかわいすぎる上、独特の雰囲気を醸し出している。
この雰囲気こそがブリキ絵であることを実感しました

特に4話以降のエリオの可愛さはなんだこれというぐらいに可愛い
ストーリー的には主人公を中心としたハーレム的ラブコメなのだが
エリオの言動や行動が可愛すぎる。
だが、同時に6話あたりから作画のレベルが下がってしまっているのが残念だ。
6話から最終話まで作画が安定しない部分が出てしまったのも評価を下げる点になった

同時に一話からセリフ回しがうざい。
製作が同じ「化物語」では独特なセリフ回しとキャラたちとの会話が楽しめたのだが、
本作品ではそのセンスがなく、ネタを散りばめただけで面白みのないひねった会話は
ストーリー進行を遅くしているだけで、いらいらが募ってしまった。
同時に電波女のSF的電波要素は涼宮ハルヒの憂鬱の長門の設定を感じさせた

簡単にいえば「西尾維新に憧れる作家」が描いたんだな~と感じる、
だが、劣化コピーのような印象はどうにもオリジナリティをだそうとしすぎていて癖が強い
喩え話というか比喩表現がヘタでピンとこず、最終話までそこに面白さを見いだせなかった
化物語を納豆とするならば本作品は納豆にケチャップいれた感じだろう
この組み合わせを受け入れる人にはグッとくるのかもしれない。

ただストーリー的にメリハリが薄い。
序盤の1話~3話までの電波女事エリオが自分を宇宙人じゃないと自覚するまでの
ストーリーはラノベの一巻らしく勢いがあり、見やすいのだが
4話以降の展開は平凡的で電波的要素も薄くなっており、青春ラブコメって感じだ。
ストーリーの方向性が見えないというのが最大の原因かもしれない

爆笑できるようなセリフもなければ、感動できるようなストーリーでもない
黙々と「キャラの可愛さ」を堪能するための補助的ストーリーにしか過ぎず、
そのための濃すぎるキャラ設定という印象が強く残ってしまい
キャラ萌え以上の魅力を本作品では見いだせなかった。

個人的にはエリオが可愛かったと同時にリューシも可愛かった。
だが彼女、リューシが主人公を好きになるきっかけがまったく描かれず
一話の時点から主人公にベタぼれっぽい感じだったのは非常に気になった
初登場して次の登場のときくらいにはもう好意を見せており、
3話が終わる頃にはすでに主人公に恋愛感情がある感じだ。

同時に終盤で唐突にもう一人のヒロインである前川さんが
主人公に対し好意をいだきアピールしだしたのが驚いた
そのハーレム状態に対しての主人公の魅力を感じない。
まあ・・・ラノベの主人公らしいといえばそれまでだが(苦笑)

全体的にキャラクターの設定が先行しすぎており、それにストーリーがついて行っていない。
エリオの電波設定も序盤のみ、リューシの恋愛要素も唐突、新キャラの登場も唐突と
ストーリーに脈絡がなく唐突に進んでいく展開が多く
物語が進んでいるのか止まっているのか、物語の方向が何処に行っているのか
今期ではわかりづらかった。
特に新しい宇宙人が出てきた終盤はどうしたいんだろう・・・という感じが強まった

ストーリー的にも完結してないのが評価を下げてしまったポイントだ。
震災の影響で一話切れたせいもあるのだが、全12話観終わった後に
1つの作品を「観終わった感」が薄く、回収されていない伏線や設定も多い
2期があれば、ストーリー的にもすっきりした完結を見られるかもしれないが
その前にDVDに収録される震災の影響で放映できなかった話が気になる。

2期があれば見たい作品ではある、だが2期のストーリー展開が
一期と同じ感じでストーリーが進まない、方向性が見えないのであれば
見るのがどんどんきつくなっていく作品になってしまう可能性がある。

個人的には中盤は楽しめたのだが、序盤と終盤が何とも言えなかった。
リューシもエリオも確かに可愛い、だが、ストーリーが楽しめなかった・・・。

恐らく賛否両論が恐ろしいまでにはっきり分かれる作品だ。
エリオやリューシの可愛さにやられてしまった紳士はストーリーも楽しめるだろうが
エリオにどん引きし主人公をウザク感じてしまった人は楽しめない。
第一話でこの作品を見るか見ないかを決めることをおすすめしたい。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 8

77.1 9 超能力で学園なアニメランキング9位
無能なナナ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (550)
1745人が棚に入れました
「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者――。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!

声優・キャラクター
大久保瑠美、下野紘、中村悠一、中原麻衣、増田俊樹、中島卓也、井上雄貴、大塚剛央、山谷祥生、手塚ヒロミチ、堤雪菜、小坂井祐莉絵、田丸篤志、富田美憂、二ノ宮愛子、大野智敬、鎌倉有那、髙坂篤志、遊佐浩二
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ぽんこつなナナ

どんな話なのか書くと何を書いてもネタバレになりそうなので詳しく書けないですが、能力者と敵が頭を使った駆け引きをしながら戦うのがとても面白いです。
特に最初のつかみがバッチリでしたね、驚かされました

残念なところは、かけひきに雑な部分がかなり多いところです

盛り上げ方が上手いと思うし、最後のほうの展開は好き
まだまだ続きそうな終わり方だったので、2期の制作が楽しみ
細かいことは気にしないほうが楽しめると思います。

【このアニメの変なトコなど】
{netabare}
【予想】
1話で崖から転落した中島くん、たぶん生きてるでしょうね。
漫画で崖から転落した人が本当に死んでるのはあまり見たことない。

【このアニメの変なトコ】
・暗殺したいって言うのにあんなメチャクチャな能力者達を集めるのは危険だとおもう。チームになられたらどうしようもできなくなりそう
・なんで敵の詳細もわからないのに一人に暗殺をやらせるの?協力者もっと必要でしょう
・推定殺害人数。能力と殺害人数の関係が適当すぎるような
幽体離脱や瞬間移動は本人次第でいくらでも殺害できそう、舌で舐めて治療や人の能力無効はどうやったら十万人以上も殺せるの?
暗殺者を騙すならもっともらしい嘘を入れないと暗殺者がギモンを持っちゃうんじゃ?
ナナは何も不思議に思っていないみたいだけど、それで頭がキレる?
・みんな自分の能力をペラペラと喋り過ぎ。せめて敵にまで話すのはやめたほうが
・強い能力持ってるのにみんな都合良い時だけ頭わるくなる
・人類の敵の姿を知らないのに、敵が人の姿をしていることもあるかも?って誰も考えないのはなんで?
・ナナは姿が見えないってみんなに言ってたけど、姿が見えない謎の敵がいるのにみんなのんきすぎない?
・行方不明と死者がいっぱい出ているのにみんな恐怖とか危機感とか全然なさそう

【ナナは無能力者だけじゃなくて、ぽんこつ?】
・最初に中島をターゲットに選んだのはミスじゃない?
能力のアンケートにみんなが正直に答えるかわかんないけど、先に全員の能力がわかってから一番厄介な人が警戒していないうちに不意打ちするのが一番安全じゃないかな?一人でも死人が出たら警戒されてやりづらくなると思う
能力者が自分の能力を隠そうとするならともかく、ペラペラしゃべってくれる人ばかりだから、聴いてから動けばいいのにって
中島くんはナナにとってはただの人と一緒だから後回しで良かったんじゃ?

ナナの行動も見落としが多くてご都合主義で助かってるだけだから、タイトル通りの無能な暗殺者だなーって思う
能力者は警戒はしてるみたいだけど、力をずるく使えばもっと確実に勝てるのにそうしないのも不思議

・渋沢は過去に飛んだ時にナナの記憶が書き換わったって言っていたけど、過去のナナが気配に気づいたならその後のナナの行動もまったく同じにはならないので未来である現在はもっと変わると思う。でも変わってない、ナナぽんこつすぎじゃない?
過去の自分は渋沢の気配に気づくだろうって言ってたけど、ナナはこの時よりも近くに人がいても気づかないことが何度かある
ナナは犯行時に周りを全然気にしてないから・・・

・キョウヤはナナの思考を読む能力が嘘じゃないか?って疑問持ってたから、どこまで心が読めるか試せばいいのに、そうしないでずっと心読まれるのを警戒し続けてるのもなんで?って思うし、ナナに能力を疑っていることを言わないほうがいいんじゃない?

ナナもキョウヤが疑ってますって言ってるのにカマかけられるかも?とか思ったりしない

・最初の崖突き落しはその日にツネキチに見破られています。ツネキチは未来念写の結果が変えられないことを知っていて、事前に自分の死を予知しています
ちゃんとナナを警戒しているけど、それなら襲われた後の結末が確定するまではナナに力を明かすのは危険だと思わない?
寝ている間に能力が発動するならなんで、ナナを同室に置いておくのでしょうか?
そんな命かけてまで脅してナナに要求したのは、住み込みで指圧マッサージ

おじいちゃんか!

・ミチルに中島殺害現場の写真を見られて、ミチルが疑うことなく差し出したから殺害を保留。
さっさと殺したほうがいいんじゃ?
ナナちゃんは何回、能力者に裏をかかれてピンチになれば学習するの?

・ネクロマンシー、死体の言葉が聞けるのなら人類の敵の手がかりは得られるとおもうけど、何人も行方不明になって死者も出ていてもそうしない
倫理観壊れてそうな人いっぱいいるのに、みんな自分の命よりも死体の気持ちを尊重する常識人、ふしぎ

・ユウカは入れ替わって待ち伏せして確かめるほど慎重なのに、誰かにナナのことをしゃべらないし、ナナもヒミツを誰かに喋られたかも?とか思ってなさそうだし、次の日の晩になんでユウカは死人の目を使って小屋の中の様子を見ないのかな?
ナナのほうも翌朝ユウカを背後から押し倒したなら、真っ先に針奪ってとどめさせばよかったのに
唯一の殺害道具を奪われただけでも致命的だし、キョウヤがいつ邪魔してくるかもわからないのに、ドヤ顔でユウカに種明かしして勝ち誇っている場合じゃなくない?
ネタバラシはモノローグでやればいいでしょう

・瞬間移動の子が死亡した時のスマホの処分のときに、こんなぽんこつなナナにはキョウヤの動きをあんなに的確に予測できるとは思えないです

・ナナが動機という防波堤って言って自分は大丈夫だと確信しているのがよくわからないです、幽体離脱の人のときも動機がわかんないから決め手がないって言ってるけど、そんなに動機大事?
幽体離脱しちゃえば殺し放題だから動機判明するまで泳がせておく余裕なんてないとおもう
非常識な能力があふれかえっていて、いつ殺されるかわからない危険な場所で、動機が絶対的な真理っていうのはどうなのでしょうか?

幽体離脱の人もナナが心を読める能力持ってるって言ってるのに「殺意がばれるから口封じしなきゃ」って思わなかったのかな?
私がこの人だったら真っ先にナナをどうやって排除するか考えるけど・・・

・先輩は姿かたちと能力までコピーできるのなら、正体を明かすメリットあるの?あれだけ万能な能力持っていたらもっとうまく立ち回れるとおもう


【遺作】
このアニメの放送の半年前にお亡くなりになったクレヨンしんちゃんのお父さんでお馴染みの藤原 啓治さんが一回だけCVとして出てきました
声優の収録ってかなり前に済ませるのですねー

これが遺作になるのでしょうか?
長い間お疲れ様でした、ご冥福をお祈りいたします。

{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 44
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想{netabare}
原作未読。
第一印象はあれ?こっちが先なのか。
で、何が先かというと…
個人語りになるので畳んでおくけど、{netabare}私はどうにも恐くて“なろう”の本サイトは未だ一度も覗いたことがありません。
とはいえ噂はちょくちょく耳に入ってくるワケで。
で、やれ異世界転生だ転移だしてチート授かって無双するものが多すぎるので、その逆パターンで「チート持ちの転生者を能力の無い現地人がコロコロする作品って無いの?」みたいなことを思ってたら、どうやらあるらしい。
人気があるかどうかは不明だけど。
で、それを聞いた私は「なんだよ、それアニメ化すりゃいいのに」と思ったことがありまして。
そしたらまぁこの作品はその希望したものにかなり近い…っぽい。{/netabare}
へーえ、マンガの方がフットワーク軽いのか?
できればこれが人気になってなろうが追随するようになったら楽しそうだけど、そこまでの期待は…う~ん?

意外性という意味では、これまた変な話になるけどナナの声が微妙に清水愛っぽく聞こえて、その時点で疑っちゃう(清水愛ってそういう役多いよね?)。
それと厳密には掲載誌違うみたいだけど大雑把に「ガンガン」という括りで見たら“ハッピーシュガーライフ”が先にあるワケで。
スクエニってこういうの好きなのかな?というよりハピシュガの反応を受けてこっちもアニメ化することになった…とかだったら嬉しいけどさ。

あくまで1話見た限りでは、今後なにも特別な能力の無いナナが知恵のみで異能力者をコロコロする展開を期待しちゃいます。
知らんから実際どうなんだかは不明だけどね、そうだったらいいなぁ、と。
ついでになろうの転生者コロココ作品とやらもアニメ化してくれたらもっと良いんだけどなぁ。{/netabare}

4話までの感想{netabare}
こりゃまた判断に迷う、いや面白いんだけどね。
設定というか描写に「穴」があるのは意図的なのかヘボいだけなのか。
あくまで登場人物本人は「自分の能力を完全に把握してる訳ではない」らしいので、意図的なのかなぁ?
例えば時間遡行といっても、過去の自分に未来を経験した自分が乗り移る(その時間に自分は一人だけ)のと、タイムマシンに乗って戻る(その時間に自分が複数居る)とでは大きく違う。
(面白いかどうかは判断任せるとして“シュタインズゲート”がその違いを明確に別のモノとして扱ってるので、入門用として見ても損は無いかも?)
この作品ではそれがごっちゃになってるような?
不老不死もそう、最初聞いたときは不死身と混同してる?と思ったが、4話で実年齢は見た目よりずっと上のようなことを仄めかしている。
じゃあ妹って何歳?とか、過去の大戦とやらは実際何があったのか体験してるのか?とか謎が深まる。
そして未来予知。
これもどちらかというと予知というより未来決定能力の方がしっくり来るような…視点を変えれば未来の自分が過去の自分へ電話レンジもとい写真を送るとも解釈できるワケで、それって時間遡行と被らない?
で、写真だけだというなら「人類の敵」は人間を操る能力があるとか変身能力があってナナに化けてたとか、いくらでも言い訳が出来そうだけど…まぁここら辺もなにかトリックが仕掛けられてそう。
細かいところではナナが慌てて窓から出て行った割には、窓がちゃんと閉じられてることを不自然がらないのが不自然。

ナナの上司もそうだけど、作中言われたことを鵜呑みにできない胡散臭さを感じる。
じゃあどこまで疑えばいいのか…が現段階で判別できなくてなかなか疲れるw
原作未読なワケだけど、ちゃんとキリのいいところでアニメは区切ってくれるのだろうか?
謎は謎のまま、というより謎なのか謎でないのかよく分からない段階でアニメ終わると厳しいかも。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
あれ、ちょっと作画というか現場ヤバいのか?
全体的におしなべて作画が低クオリティなのはむしろ「まだ大丈夫」の範囲なんだけど、どうでもいいカットで突然枚数が多かったりするのはとてもキケンな香りが…。
「単に予算が少ないだけ」なのと「調整が上手く行ってない」との差になるのかな?
具体的には6話、ナナとキョウヤが葬儀の場から席を外して林の中で対話するシーン、キョウヤ「オレの心の声とやらが聞こえているんだろ?」ナナ「…ええ」のところ、カメラが顔に寄ってくという演出なのだけど、ただ拡大するだけじゃなくてわざわざ枚数かけてる、これ結構手間だぞ。
なぜここにそんな労力を?
凄い重要なシーンなら分かるのだけど、そこまでって感じはしない。
というかここでそんなに凝るなら他に凝るべきところはもっとあるだろう、これまでも会話のシーンでカメラを回転させることで原画枚数をケチるのを散々やってたじゃーん?
たまたまそこ任されたアニメーターが頑張っちゃった?
本編は結構楽しんで見てるので、現場がゴタゴタしてそうなのは不安なのだけど…はっ、そうやってヒヤヒヤさせる狙いか!?
だとしたら上級者向けが過ぎるw{/netabare}

7話感想{netabare}
この島には死体がゴロゴロあるだと?…き、きき、キターーー!!!
こういうのを待っていた。
やっぱ「あれ?この世界おかしいぞ」と、神の視点の視聴者ではなくキャラクターが疑問に思う展開はグっときますな。
しかも前任者の可能性だって?…キディグレイド…うっ頭が。
…。
とはいえどこまで掘り下げてくれるかは謎だなぁ、もう7話だもんねぇ。

と、実は7話まで全然調べてなくて気付いてなかったのだけど、このアニメの監督って“ヘボット”の人だったのね。
うっわこれは恥ずかしい、私が。
「4話までの感想」で時間遡行や未来予知についてツッコミ入れたけど、知らないワケ無いや、コレ。
「知ってはいるけどたまたまうっかり」ってことでもないだろう、ヘボットやってたのなら。
じゃあ意図的にボヤかしてたことになるけど、まぁそういうことだろう。
むしろヘボット的に考えるならナナが変装してると錯覚したゾンビは本当にナナ…前の周回の。
なーんてトリックが頭をよぎったけど、さすがに無いよね、まさかね。
けど「委員会」をエース岡ポジションではなく太陽系会議ポジションだと思うと結構納得できちゃう設定…な気がしてきた。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15
ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

推理、分析、笑顔の裏に隠された人の汚い部分をあばくアニメ

【分析】しながら最善策を考える描写が多くて楽しめました。この作者さんは哲学好きそう。私は人物の心理面における複雑さを描いた作品の方が好みですが、ストーリー展開の複雑さに重点を置いて分析していく流れを見せるこのアニメもなかなか楽しめました。あれこれ予想を立てながら見ることができるのでパズルを解くような楽しさがあります。

■善悪の描写がリアル
敵対関係を描きつつも善悪という視点は無く、そこに利害関係しかないところがリアルですね。後ろ暗い部分の無い人なんて現実にはいませんから、その表と裏の両方を描くことで違和感を感じさせない仕上がりになってます。誰を信じたらいいのか分からず推理する楽しみも生まれます。

■声優さんがすごくあってるなと思いました
大久保瑠美さん演じるナナの性格がおもしろいですね。{netabare}アニメ「ゆるゆり」の吉川ちなつと声も性格も同じでこのキャラ演じるならこの人しか居ないという感じ。あの笑顔の奥に潜む闇属性とのギャップが笑えます。
ミチルを演じる中原麻衣さんも小さな闇を抱えてるキャラに声当てることが多いので、何かあるんじゃないかとワクワクしながら見てました。{/netabare}

■ストーリー
話や設定はよくある展開だなという感じ。でも見せ方が上手いので普通に楽しめました。

■1話、最後にまさかの展開
ありきたりな日常を描きつつ能力者たちや世界観を見せていく展開ですが、女の子にカッコ悪いところを見せたくないなとか、ジャイアンキャラに絡まれて汗をかく様子とか、人物の心理的変化に対応したストーリー展開なので普通に楽しめました。最近のアニメの1話目はその普通に楽しめる作りにすらなってないものが多いので。。普通に楽しめるだけで感心してしまいますね。

能力を打ち消す能力とか、自分でも自分の能力が分からないとか、上条当麻かな?と思いました。そして最後、全然違いました。{netabare}お前が主人公じゃないんかい!打ち消す能力がモブキャラのように使い捨てられててシュールで笑えました。

■2話、時間を止められる男?過去に戻れる男?
能力の本質が分からず周りの人間が違った解釈をするという描写がリアルですね。宇宙のすべての概念や物理理論もまさにこれと同じ原理で成り立ってます。どこまで探っても本質は見えないという終わり方とか、実用的に問題ないレベルまで探って終わるところとか、かなり現実のそれに近いです。
正義感の強い人間ほど空回りするという描写もリアル。正しさが一つしか無いと勘違いしてる人ほど他人の意見聞かないですもんね。一番楽な生き方ではありますが、宇宙の本質は実はそうではない。

■3話、なぞの男
能力が分からない、目的が分からない、性格もパターンが見えない(笑)
分析力のみで戦うことしかできない普通の人間であるナナにとっては最強の敵ですね。そして最強キャラを連想させる中村悠一さんの声がとてもあってる。そして、まさかの不老不死かい!それ見たナナのドン引きする表情が良かったです。うんうんそういう気持ちになるよねという感じ。細かな感情の変化が予想としっくりあってるアニメは見ててとても共感できます。

■4話、ヒーリング娘
え、この子、中原麻衣さんが声当ててるの?とビックリ。こんな大人しいキャラも演じられるんですね。いやでも、今までのイメージからして、裏に闇を抱えてる展開もありそうだなとワクワクしてました。

■5話、未来予知男
写真をすり替えるんだろうなと最初見た時から思ってましたが、そのままでしたね。普通すぎる。キャラの性格も普通過ぎる。予想する楽しみが無くて今回は微妙でした。

■6~7話、ネクロマンサー
操ってると思ってた男が実は操られてたという描写がシュールですね。よく使われる展開ですが、死体から情報を抜き取られるとナナがまずい立場になると言うハラハラする展開の裏に隠されてたので驚きました。そっちに頭が回りませんでした。
しかも恋人ですらない、ストーカーが好きな相手を殺して死体を自分のものにしていただけという。ナナは最初から気づいていた?っぽいですね。「狂ってるな、私は人殺しかもしれないけど、死者をもて遊んだりはしない」という発言に違和感がありましたが、どうやらこの時点ですべてを見通していたようですね。人殺しと殺してないのとでは比べようも無いはずなのに、人を殺してる自分の方がましというナナの言い回し。お前も人殺しだろうと言うニュアンスを微妙に含めて挑発することで、物理的に不利な立場を精神的に優位に運んで逆転させようとするナナ。最初から映画館の火事で死亡したという話の中に矛盾を感じ、作り話だと気づいていたようですね。なぜ死因を隠す必要があるのか?→自分で殺したから隠したい。

■9話、先輩
やっぱりミチルに裏の顔があったのか!期待してた展開でした。
でも実は本当のミチルはいい子で、能力者がミチルに変身していただけという落ち。
海を渡ろうした能力者が銃殺されたのを見て身を隠していた先輩。1話から思ってましたけど、そもそも銃で狙われたらほとんどの能力者は死にますよね。世界を変えるほどの脅威にはならないだろうと思ってました。おもしろいからツッコみませんが。

■10話、ナナの過去と秘密
ナナが素の表情を見せるシーンが増えてきて良いですね。

■11~13話、ナナ以外の人殺しが登場
ミチルとナナがどんどん仲良くなり、あ、これ裏切りか死亡か何かのフラグかなと思いました。
そして最後、ナナがミチルをかばい死にかけ、ミチルが傷をいやすのと引き換えに死亡。
今回はひねりの無い展開でしたが、今までが人の汚い部分を見せる展開ばかりだったので、シンプルな友情シーンが輝いて見えました。
結局、ミチルは最初から最後までふつうにいい子でしたね。でもミチルは死ななくても良かった気がします。友達が死ぬ描写はいろんなところで使いわれすぎて驚きが薄いですし、生かしておいた方が二人の絡みがまた見れる楽しみも残りますし。たった一人の癒し系が消えてしまって今後どうなるのか。ミチル復活? or 他の癒し系登場?あの先輩がミチルか誰か死んだ生徒に変身して入れ替わる展開もあるかもしれませんね。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10

69.5 10 超能力で学園なアニメランキング10位
きまぐれオレンジ☆ロード(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (152)
852人が棚に入れました
超能力一家の長男に生まれた春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。超能力が使えるのは家族だけの秘密なので、正体がバレるたびに転校を繰り返していた。ついこの間、くるみが100メートルを3秒で走るという騒ぎを起こしてしまったため、恭介は7度目の転校を余儀なくされてしまった。7度目の転校で引っ越してきた街で、恭介は赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、ひと目惚れする。だが、まどかは学園一のスケバン少女で、男子からも恐れられていた。最初の頃、まどかは恭介のことをあまり相手にしていなかったが、恭介の優しさに触れていくうちに、まどかも恭介に次第に惹かれていく(いわゆるツンデレ状態)。ところが、まどかの妹分である檜山ひかるも、ひょんな事で恭介を好きになってしまう。まどかは、姉という立場で2人を応援するが、3人の関係は奇妙な三角関係に発展してしまうのだった…。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【懐古録】オレンジ☆ロードと私

作品紹介ではなくほぼ自分語りです。

80年代のラブコメといえば必ず挙がるタイトル。
あだち充や高橋留美子は“現代用語の基礎知識”レベルの一般教養だとして、ラブコメの+αを求めるなら女子は少女漫画の豊饒な大地から摂取し、男子は乾いた土地から数少ないものを選ぶか“基礎知識”のみで満足してたと思う。ガキンチョにとって必要なのは「お前はもう死んでいる」か「屁のツッパリはいらんですよ」くらい。思春期で色気づいてもおおむね“基礎知識”の中古本があれば無問題。
小学生だったこともあって正直なところJUMP連載中はむさぼるように読んでた記憶がありません。
漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』の印象です。

そんな自分が思春期になって、あれはきっと再放送かなんかだったと思う。ブラウン管(古っ)から聴こえてくるやけに大人びたお姉さんの声とビジュアルをいいなと思ったのが運のツキ。
一時期アニメ雑誌を定期購読してた時がありましてヒロインランキングでも必ず顔を出してたのが鮎川まどかだったと思います。当時“嫁”という概念があったらおそらく自分史上初めてその座に躍り出たのが彼女。南ちゃんや響子さんとは全く違うのだけはわかってるんですけど何が魅力か言語化するのが難しい。なんかそっち行きたいんだけど踏み入れてはいけない大人の領域の象徴みたいな存在でした。


あわせて挿入歌と主題歌のクオリティが高くサントラを持っておりました。
野郎声も悪くないですけどここはやはり和田加奈子さんでしょう。

【OP】鏡の中のアクトレス/中原めいこ
 →「キャンセルの電話に嘘の匂い…」大人っぽいっす

【ED】夏の蜃気楼(ミラージュ)/和田加奈子
 →ザ・オレンジ☆ロードな楽曲。ずっと鮎川まどかのカット

【ED】悲しいハートは燃えている/和田加奈子
 →たぶんこの曲にしっくりきそうな女子高生ヒロイン今の時代いないっす

【挿入歌】サルビアの花のように/和田加奈子
 →アレンジが思いっきり80's

【挿入歌】ジェニーナ/和田加奈子
 →サルビアと同じく作詞が湯川れい子氏。明菜っぽい。せつないっす

【3期ED】もうひとつのイエスタデイ/和田加奈子
 →ルージュの伝言みたいな詞。高校生ですよ

こう挙げてみると高校生にあるまじきアダルティーな楽曲ばかり。そりゃドキドキするわけだ。


キャラに入れ込むとかグッズ(サウンドトラック)欲しくなるとかヲタ気質が具現したのはたぶんこの作品からなんだと思います。加えてスタッフに目配せするのもたぶんここから。
ファイナルファンタジーのシナリオで有名な寺田憲史さんがいるー、とわくわくして、キャラデザの高田明美さんをここで認知して『機動警察パトレイバー』へと流れていった気がします。『エヴァ』で有名な鷺巣詩郎さんですが私にとっては『ふしぎの海のナディア』の人ですね。
あらためてwiki見たら96年の劇場版では京都アニメーションが制作協力していて音楽を梶浦由紀さんが担当してたりちょっと驚きも。
もう一度観たいかと言われると微妙だけど、大事に心にしまっておきたい作品には変わりありません。



■されど時は流るる…

懐かしさも手伝ったのか数年前、『きまぐれオレンジ☆ロード』の単行本を手に取ったことがあった。

 {netabare}たいして面白くもなくて一抹の寂しさみたいなのを覚えましたね{/netabare}

エスパー設定とか妹が双子だったとか骨子部分もすこーんと抜けてる自分に気づく。
30年前というのはそういうことなんでしょう。
それでも不良っぽさとあどけなさの同居した大人びてる少女への憧れと共に、終わりゆく夏の夕暮れの記憶というものは自分の中に根付いてるわけで。

いい歳こいてお近づきになろうものなら下手すりゃお縄になるって今でも、私にとって鮎川まどかは大人のお姉さんのまんまそこに居続けるのよね、きっと。


 {netabare}「LIKE or LOVE ?」{/netabare}




2020年10月13日 まつもと泉氏逝去の報に触れて


― たとえれば「夏」 いくら年月が流れても
きっと ぼくらは この「季節」を忘れないだろう

4月 まどろむような陽射しの中で
初めて出会ったことや

6月 きらめく光と風の中を

8月 熱い浜辺をふたりでかけぬけて
いったことを

それは 単に 過ぎゆく「季節」ではなく
ともに過ごした「永遠の夏」の時代

夢のような80’s
このときめきは……忘れない ―

(きまぐれオレンジ☆ロード最終巻巻末より抜粋)




視聴時期:----- 

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2020.10.13 初稿
2021.08.28 タイトル修正

投稿 : 2024/10/05
♥ : 47

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我が青春のバイブル

原作:漫画(週間少年ジャンプ) 既読

全48話  

放送時期:1987年~1988年

学園恋愛ファンタジー


簡単に説明すると、主人公が超能力を使える恋の3角関係ものです。

あらすじ
転校で引っ越した街を散策していた恭介は、赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、一目惚れ。だが後日、まどかは学園一の不良少女で男子からも恐れられている同級生だった・・・



主人公 春日恭介
中学生3年生です。
容姿はごく普通。性格は優柔不断。
特徴は超能力が使えます。
物を動かす能力
テレポート能力
予知夢能力   など・・・

超能力が使えるのは、恭介の他に双子の妹と、2人のいとこと、母方のおじいさんおばあさんです。
恭介の父親は使えません。母親は能力者でしたが、既に亡くなっています。


鮎川まどか
恭介のクラスメート。
黒髪ロングな美少女で、綺麗なお姉さん系。
大人っぽくて落ち着いた性格。
クーデレ(元祖クーデレだと思う)です。
不良していたが、恭介の影響でだんだん普通の女の子になって行きます。

檜山ひかる
2歳年下の中1
まどかと一緒に不良していました。
右目下にある泣きボクロとボーイッシュな栗色ショートヘア。外見は可愛い系で、恭介の前では可愛く振舞います。
まどかの幼馴染で、お姉さんの様に慕っています。
明るく、嘘はつけない性格。

3角関係の恋愛ものです。

当時ジャンプ読んでました。

アニメは中学時代、リアルタイムで観てました。

当時、同年代の恋愛アニメが少なかったせいもあり、リアルでもまどかはクラスの男子の憧れ的存在キャラでした。
自分もその一人で、よくノートにまどかの絵を書いてました。(ウイングマンも) (^^;

ストーリーは、今思うとベタだな~って思います。
映像も、今のアニメと比べたら全然です。^^;

でも、まどかを見るだけでも嬉しくて、ニヤニヤしてしまいます。^^

恭介は、超能力を使って二人の間をフラフラしてて、優柔不断です。
ちょっとイラっとしますが、まどかとひかるの関係上、仕方がないかな~っと。
(-ω-) 


2012年、何年ぶりかにもう一度見ましたが、自分的には懐かしくて思い入れのある作品なので、楽しく観れました。



あなたは まどか派?orひかる派?

恋の3角関係と、魅力的な二人のキャラ 
そこに超能力と云うスパイスが良い感じに加わって
面白くて楽しめる作品になってます。

恋愛ものが好きな方にはオススメです!
映像は温かい目で見てくださいね。^^;

OP
 「ナイトオブサマーサイド 歌 - 池田政典
*「オレンジ・ミステリー」歌 - 長島秀幸
*「鏡の中のアクトレス」歌 - 中原めいこ

ED
*「夏の蜃気楼(ミラージュ)」歌 - 和田加奈子
*「悲しいハートは燃えている」歌 - 和田加奈子
*「Dance in the memories」歌 - 中原めいこ

挿入歌
 「サルビアの花のように」歌 - 和田加奈子
 「危険なトライアングル」歌 - 池田政典
*「ジェニーナ」歌 - 和田加奈子
 「ふり向いてマイ・ダーリン」歌- 藤代美奈子
 「アゲイン」歌 - 藤代美奈子
 「ブレイキングハート」歌 - 坪倉唯子
 「NIGHT & DAY」歌 - BLUEW

*印は好きな曲です。
アルバム 勿論購入してます。
オススメです。 (*´ー`)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 63
ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

今見ても、いや昔見た時以上にいい女でした!

契約してるdアニメの新作リストで懐かしいタイトルを見かけて
なんとなく1話を視聴。

あれ・・?
このお決まりの三角関係の行方はどう締めくくったんだっけ・・・?
って
最終話を見れば解決するんだけど、途中の内容もほとんど忘れてたの
もあってあれよあれよと48話を全て観てしまいましたw
(こんな事してたら、観たい作品いっぱいあるのに時間がいくらあっても
足りませんね><!)

美しくて圧倒的な存在感。ちょっと不良で人を寄せ付けない
大人びたお姉さん、鮎川まどかと
元気が取り柄でどこまでも恭介一途の積極的な妹的キャラの
檜山ひかる。
そしてそんな二人のいる学校に転入することになった
どこまでも優柔不断で中学男子を代表するようなキャラ
(っていうか当時の自分の気持ちを代弁するようなキャラ)で
一見、普通の男の子だけど実は超能力を持つ春日恭介の
男女3人の甘酸っぱい恋の三角関係を描いたラブコメディです。

~~遠い昔の自分の記憶に残ってたそれぞれのキャラ達~~

懐かしく見続けてると今見ても
ひかるちゃんと恭介の印象は確かにそうだったよな~って感じ。

だけど鮎川は思ってたのとちょっと違う感覚に。
当時はカッコ良いけどちょっと自分には手の届かない
パーフェクトな大人の女性だったよなって見てたと思うんですけど
久々に見る彼女は
可愛い妹分のひかるを大切に思うあまりにに思いを抑えようと
するんだけど、つい恭介への好きの気持ちがついあふれでちゃう。

優しさのあまりに恭介同様に三角関係に心が揺れ動く
恋に、生き方に不器用な思春期真っただ中な女の子でした。

鮎川の
恭介だけに見せる優しくて穏やかな笑顔がやっぱり素敵すぎますね。
デレたかと思ったら突然そっけなくなったり、ビンタくらったり
いつも気まぐれで猫のような彼女に振り回される
そんな感覚は当時もあったよなって思って観てました。

そんなミステリアスに感じてた彼女は、今回の視聴では
ずっと一途に恭介だけを思い続ける純粋で真っすぐな女の子
に思えました。
(要するに前よりずっと身近に感じちゃったってことです。
 そしてひかる派だった自分は今回で圧倒的にまどか派にww)

こんなんじゃ恭介のことをとやかく言えるわけもなく・・・

おバカな展開でつまらない回も正直あるんだけど、そこはキャラの
魅力で突き進みますw

延々と続いていく
三角関係の最後どうなるの・・・・?
(忘れてる人はラスト2話だけでも見直すのお勧めです!!)

{netabare}
最後の締めは少し唐突ではありますけど
超能力を生かしたタイムスリップによる鮎川と恭介の
出会いにつながる
伏線回収の素敵な物語でした。

お互いが、お互いに憧れ、自然と好きになったんだなって・・
そして2度目のファーストキスへの流れが美しくてなんか一度は
見たはずなのに改めて感動しちゃいました。

{/netabare}


原作者のまつもと泉先生、
鮎川まどか役の鶴ひろみさん・・
時は流れ、亡くなってしまった人達もいて寂しくもありますけど
きっと三角関係っていったら
この作品ってなるだろうし、マドンナっていったら鮎川まどかは
ずっと自分の心に残り続けるんだろうなって思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10

87.9 11 超能力で学園なアニメランキング11位
とある魔術の禁書目録[インデックス](TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (8077)
35500人が棚に入れました
超能力が科学によって解明された世界。能力開発を時間割り(カリキュラム)に組み込む巨大な学園都市。その街に住む高校生・上条当麻のもとに、純白のシスターが現れた。彼女は禁書目録(インデックス)と名乗り、魔術師に追われていると言う。こうして、上条当麻はオカルトの世界へと足を踏み入れる。

声優・キャラクター
阿部敦、井口裕香、佐藤利奈、伊藤静、谷山紀章、勝杏里、こやまきみこ、新井里美、岡本信彦

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

その幻想をぶち壊す

最弱とかいうけど、右手で全ての魔力消すって最強では?

電磁砲を最初に見てからしばらくして見始めたので、シスターズの話が流されているようで少々残念だったという印象。
あと、小萌先生がロリなのに喫煙というギャップ萎え。あんまり見たくないキャラクターになってしまった。申し訳ない。

幻想をぶち壊すまくるのは好きだったけども。
後は専ら川田まみさんのOPとIKUさのEDを楽しみにして見ていた。


OP
PSI-missing 歌 川田まみ
masterpiece 歌 川田まみ
ED
Rimless〜フチナシノセカイ〜 歌 IKU
誓い言〜スコシだけもう一度〜 歌 IKU
挿入歌
雨 歌 川田まみ
jellyfish 歌 川田まみ
主題歌はアニソン史に残る名曲なんじゃないかと個人的には思っている。魔術絡みの不思議な世界観をOPで表現している。
EDでは特に誓い言のほう、なんだか切なくなる楽曲。でも、ずっと聴いていられる。


以下あらすじ。
1. 「学園都市」
東京西部の大部分を占める巨大な都市。総人口二三〇万人の約八割が学生というところから、そこは『学園都市』と呼ばれており、住民である生徒達には、超能力を開発する特殊なカリキュラムが組まれていた。学園都市のとある高校生・上条当麻(かみじょう・とうま)の評価は落第寸前の無能力(レベル0)。なぜなら彼の右手には、“異能の力ならなんでも打ち消す”謎の力が宿っていたからだ。そして彼はこの右手のおかげで、“神のご加護”まで打ち消し、常に不幸な人生を送っていた。そんな夏休みのある日。上条の部屋に純白のシスターがいきなり空から降ってきた。そして、その少女はこう言った。自分は“魔術”の世界から逃げてきた──と。

2. 「魔女狩りの王(イノケンティウス)」
謎のシスターさんを自分の部屋に匿い、上条はひとまず補習に出かけた。しかしその帰宅途中、自分の部屋の前でインデックスが血まみれになって倒れているのを発見する。それは、彼女を回収するため追ってきた魔術師の仕業だった。赤い髪、目の下にはバーコード、漆黒の修道服を着た長身の青年。ステイル=マグヌスと名乗るその魔術師は、上条に向かって突然ルーン魔術を唱えた……! 炎の魔人「魔女狩りの王(イノケンティウス)」の奇襲に遭い、絶体絶命の上条だったが、そのとき昏睡状態であるはずのインデックスが目を覚まし、不思議な言葉を発し始める

3. 「必要悪の教会(ネセサリウス)」
インデックスの「自動書記(ヨハネのペン)」が発動し、九死に一生を得た上条。再び意識不明になったインデックスの傷をふさぐには魔術による治療が必要だった。しかし、超能力を持つ者はその開発の影響により、魔術を使うと全身から血を吹き出し死んでしまうらしい。そこで上条は、超能力を持たない担任教師を頼って月詠小萌のアパートへ向かう。自分の右手に宿る力は、インデックスを救うはずの回復魔術すら解除(ディスペル)してしまう。小萌のアパートの外で待機する上条は、何もできない自分に憤るのだった。そして、小萌を触媒とし何とか回復魔術を成功させたインデックスは、自分の抱える事情──追っ手の魔術結社と自身の魔道書について語り始めた。

4. 「完全記憶能力」
インデックスを追ってきた魔術師はステイルだけでは無かった。長刀を持つ女性の魔術師、神裂火織。上条は彼女の圧倒的な剣技で体を切り刻まれていく。貴方を殺す前にインデックスを「保護」させてくれという神裂に、ボロボロになりながら抵抗する上条だったが、神裂の操る魔術「七閃」の前に、為す術も無くついに倒れ伏した。朦朧とした意識の中、決して自身を殺そうとはしない神裂に対し、想いと疑問をぶつける上条。しかしその願いも虚しく、上条がゆっくりと目を閉じようとしたその時、神裂の口から意外な事実が語られる。インデックスの数奇な運命とは。彼女の完全記憶能力がもたらす悲劇とは──。

5. 「十二時(リミット)」
一〇万三〇〇〇冊もの魔道書の内容を頭の中に収めているため、常人の一五%しか脳を使えないインデックス。完全記憶能力を持つがゆえに、その記憶をきっかり一年周期で消さなければ、彼女は死んでしまう。その事実を知らされた上条の元に、神裂から連絡が入る。タイムリミットは午前0時。それを過ぎてしまえば、インデックスは死んでしまう。その前に別れを済ましておくように、と。高熱と激痛にうなされるインデックスを前に、何とか記憶を消さずにすむ方法を探る上条。その努力もむなしく、彼の前にステイルと神裂が現れる。はたして、上条にインデックスを救う術はあるのか──。

6. 「幻想殺し(イマジンブレイカー)」
インデックスの記憶を一年周期で消さねばならない原因は、彼女の持つ完全記憶能力によって脳が圧迫されるせいでも、一〇万三〇〇〇冊の魔道書を記憶しているせいでもなかった。わずかな違和感から、上条はその事実にたどり着き、教会の手により、インデックスの脳のほとんどを使用して仕掛けられていた「何か」を、右手の「幻想殺し(イマジンブレイカー)」で破壊する。それと同時に発動する「聖ジョージの聖域」。インデックスの脳に収められた魔道書を狙うものたちを排除すべく、次々と術式が展開される。ステイルと神裂の助けを借りて、上条の右手は、神の作った幻想をぶち壊すことができるのか--。

7. 「三沢塾(かがくすうはい)」
とある事情でインデックスとクラスメイトの土御門と青髪ピアスの三人と共に、ファストフード店に立ち寄ることになった上条。満員の店内で相席することになったのは、食い倒れた自称「魔法使い」の巫女さんだった。電車賃がなくて帰れないという彼女は、塾の先生だというスーツ姿の男たちとともに姿を消す。奇妙な出会いの帰り道、上条の前にステイル=マグヌスが現れる。アウレオルス=イザードという錬金術師によって、進学予備校「三沢塾」に監禁されている『吸血殺し(ディープブラッド)』--吸血鬼を殺す力を持った少女を助け出す手助けをしろ。ステイルは上条にそう告げる。

8. 「黄金錬成(アルス=マグナ)」
三沢塾に囚われた少女の名は、姫神秋沙(ひめがみあいさ)。上条がファストフード店で出会った少女だった。ステイルとともに侵入した三沢塾のロビーには、甲冑を着た死体--ローマ正教の一三騎士団の遺骸があったが、生徒たちはまったく気に留める様子がなかった。ステイルいわく「コインの表と裏」のように、表の住人である生徒たちが、裏の住人である外敵の存在に気づかないよう、結界が張られているのだという。結界を破るには、魔術の「核」となる物を壊すしかない。表の世界に影響を及ぼせない上条たちは、苦戦を強いられる。そのとき、生徒たちの無機質な視線がふたりを捕らえ、その口が呪文をつむぎ始める--。

9. 「吸血殺し(ディープブラッド)」
吸血鬼を呼び寄せる姫神と、吸血鬼の力を必要とするアウレオルス。そして姫神には、 彼と行動を共にする「理由」があった。一方、上条を追って三沢塾にたどり着いたインデックスは、アウレオルスの手に落ちてしまう。アウレオルスの居場所を突き止めた上条とステイルは、なんとかそこにたどり着くが、目の前には眠らされたインデックスが。それを見たステイルは、アウレオルスが力を求める理由を語りはじめる。 自分の目的がすでにむなしいものとなったことを知らされたアウレオルスは、上条たちに牙をむく。言葉のままにすべて実現する「黄金錬金(アルス=マグナ)」を駆使するアウレオルスに、上条はその右手を武器に立ち向かう--。

10. 「お姉様(みさかみこと)」
インデックスに関わる事件に巻き込まれたせいで、結果的に夏休みの補習をサボることになってしまった上条は、8月下旬になっても、再補習を受け続ける日々を送っていた。学校からの帰り道、自販機にお金を飲み込まれるという「いつもの」不幸に見舞われた彼の前に、常盤台中学に通うビリビリ中学生、御坂美琴が現れる。彼女の披露した「裏技」のせいで自販機を壊してしまい、ほうほうのていで逃げ出したふたりの前に、軍用ゴーグルをかけた奇妙なしゃべり方の少女--「ミサカ」と名乗る美琴の「妹」が現れる。それを見た美琴はなぜか態度を豹変させて、御坂妹とともに立ち去ってしまった。そして、家路に着いた上条は、美琴と一緒に帰ったはずの御坂妹に出会って……。

11. 「妹達(シスターズ)」
拾った黒猫をつれて、ミサカとふたり「猫の育て方」の本を探しに古本屋を訪れた上条。目的の本を探し当てて、店の外に出てみると、猫と一緒に待っていたはずのミサカの姿はなく、おびえる黒猫の姿が残されているだけだった。不審に思い、周囲を探す上条が見つけたのは、細い路地裏に転がる革靴と、その先に、血の海に倒れている常盤台中学の制服を着た少女--御坂妹の姿だった。しかし、通報した上条が、警備員に連れられて再び現場を訪れると、残されているのは革靴だけ。死体は血の跡も含めてきれいになくなっていた。そんなはずはないと周辺を探す上条の前に、寝袋を担いだミサカと、たくさんの「御坂妹」が現れ--。

12. 「絶対能力(レベル6)」
自分たちは美琴のクローンであり、殺されているのは「実験」だと言うミサカ。彼女たち--「妹達(シスターズ)」の正体と行なわれている実験について確かめるため、美琴の部屋を訪れ、彼女が巻き込まれている「事件」に気づいた上条は、美琴のあとを追う。ミサカたちを使って行なわれているのは、学園都市最強の能力者「一方通行(アクセラレータ)」を、「レベル5」から前人未到の「レベル6」に進化させるための実験だというのだ。その実験を止めるためには、「一方通行(アクセラレータ)」を止めるほかないと決意する美琴。ミサカたちが犠牲になるのは、過去に研究のためにDNAマップを提供した自分の行動が原因だという美琴の前に、上条が立ちはだかる。

13. 「一方通行(アクセラレータ)」
自らを犠牲にして「妹達(シスターズ)」を助けに行くという美琴は、立ちふさがる上条に容赦なく雷撃を浴びせる。しかし上条は、決して右手を使おうとしない。美琴がなぜそこまでするのかと問いかけると、倒れた上条は意外な言葉を口にする。実験を止めるには、「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」の出した実験の大前提--「一方通行(アクセラレータ)」が最強という現実をひっくり返せばいい。そのために、自分が戦って彼を倒す、と。ひとりで軍隊を相手にしても笑っていられるような能力者と戦って勝てるはずがないと訴える美琴だが、上条は彼女から「一方通行(アクセラレータ)」の居場所を聞きだそうとする。そのころ、学園都市の西のはずれにある操車場では「一方通行(アクセラレータ)」とミサカの戦いが始まろうとしていた--。

14. 「最強(さいじゃく)VS最弱(さいきょう)」
絶体絶命のミサカのもとへと駆け付けた上条は、桁違いな「一方通行(アクセラレータ)」の強さの前に防戦一方。しかし、反射的に突き出した上条の「右手」が、「一方通行(アクセラレータ)」の顔面に突き刺さる。圧倒的な強さを誇る最強であったがゆえに、肉弾近接戦闘は初めてだった「一方通行(アクセラレータ)」は、その現象に面食らう。そして、再び上条の右拳が容赦なく打ちつけられる。形勢逆転かと思われたその時、風--空気の動きを操る「一方通行(アクセラレータ)」の反撃が上条を襲った。そこへ忠告を無視した美琴が駆けつけるも、上条は来るなと叫ぶ。そんな中「一方通行(アクセラレータ)」の力は、風を操ることで空気中にプラズマを生み出すまでになっていた。人類には防ぐことのできないその力への対抗策を思いついた美琴は、倒れているミサカを揺り起こす-。

15. 「御使堕し(エンゼルフォール)」
「一方通行(アクセラレータ)」を倒した無能力者(レベル0)として、一躍有名人となってしまった上条。統括理事会は、混乱が収拾するまでの間、彼に一時学園都市の外に出るように命令する。行先は海。不法滞在者のはずがなぜか問題なく学園都市を出られたインデックスとともに、温泉旅館「わだつみ」に腰を落ち着ける上条。しかし、小萌先生の配慮で久しぶりに会えることになっていた両親と幼なじみの従妹は、諸事情で到着が遅れていた。翌朝、到着した父親の刀夜たち。……だったのだが、なぜか母親の詩菜はインデックスで、従妹の乙姫は美琴の姿をしていた。どんなたちの悪いいたずらだよ!と憤る上条だったが、どうやら、世界的に「人間の外見と中身が入れ替わってしまう」現象が起きているようだった。そんな上条の前に、赤い外套を着た奇妙なシスターが現れる--。

16. 「父親(かみじょうとうや)」
上条の前に現れた赤いシスターはミーシャ=クロイツェフ。ロシア教会の対幽霊部隊『殲滅白書(Annihilatus)』に所属する彼女は、世界中でおこっている怪現象の大本となった大魔術『御使墜し(エンゼルフォール)』の発生源を探るべく、日本へとやってきたという。時同じくして、『御使墜し(エンゼルフォール)』の人格入れ替えから難を逃れたイギリス清教『必要悪の教会(ネセサリウス)』のふたりの魔術師も顔を現した。神裂と、そして上条のクラスメイトでもある土御門。彼は学園都市にスパイとしてもぐりこんでいた魔術師だったのだ。大きな規模の魔術である『御使墜し(エンゼルフォール)』の術者を探し出すため、上条はミーシャと神裂、土御門と行動を共にすることに。しかし、他の人には違う人間に見える神裂の姿が、とある混乱を巻き起こす--。

17. 「大天使(かみのちから)」
大規模魔術 『御使墜し(エンゼルフォール)』を止めるには、術者を倒すか、儀式場を壊すか、どちらかしかない。いくつかの不審な行動からミーシャが術者だと予測した上条と土御門は、彼女を追って上条家へと向かう。一足先に現地にたどり着いた二人が見たものは、刀夜が写る写真立て。その姿は、海の家で見たものとまったく同じで……。術の影響を受けないのは術者だけ。慌てて旅館へと戻った上条は、海辺で刀夜と対峙する。なぜオカルトなどに手を染めたのかと詰問する上条に、刀夜は彼の不幸を取り除くために行なった過去の出来事を語り始める。そこに現れ、「標的」を抹消しようとするミーシャ。そして、それを阻止しようとした神裂が、驚くべき事実を口にする--。

18. 「偽者(レプリカ)」
夏休みの最終日。まったく手をつけていない宿題に悪戦苦闘する上条。一方、いつもどおりの日常を過ごしている御坂美琴。日課のコンビニへの立ち読みに出かけようと学生寮の玄関を出ると、ひとりの男が待ち構えていた。海原光貴--常盤台中学の理事の息子で、最近、美琴に付きまとっている青年だった。彼が苦手な美琴は一計を案じ、通りかかった上条を捕まえて、1日だけ恋人の振りをしてほしいと頼む。デートの様子を見せつけて自分を諦めさせようという計画だ。しかし恋人らしい振る舞いのできなふたりは計画を途中であきらめ、美琴はお詫びに何かおごると店に入っていく。残された上条の前に現れた海原。しかし上条は、「もうひとりの海原」が、美琴の後を追って店に入っていく姿を目撃し……!?

19. 「打ち止め(ラストオーダー)」
『絶対能力進化(レベル6シフト)』計画の失敗--上条とのケンカに負けたことで、日々、不良たちの襲撃を受けるようになってしまった「一方通行(アクセラレータ)」。立ち寄ったコンビニからの帰り道、彼の前に汚い毛布をかぶった少女が現れる。彼女は「ミサカシスターズ」の一人。『妹達(シスターズ)』の最終ロットとして作られた二〇〇〇一体目=「打ち止め(ラストオーダー)」だった。「打ち止め」は、成長の途中で計画が打ち切られて困っているので、研究者とコンタクトを取ってくれないかという。断る「一方通行」を無視して彼の家までついてきてしまう「打ち止め」。奇妙なカップリングとなった二人がファミレスを訪れたとき、アクセラレータは、『量産化能力者(レディオノイズ)』担当研究者・天井亜雄の姿を見かける。

20. 「最終信号(ウイルス・コード)」
『ミサカネットワーク』を統括する個体として作られた「打ち止め(ラストオーダー)」。彼女を引き取ってもらおうと、『絶対能力進化(レベル6シフト)』計画の担当研究者・芳川桔梗の元にやってきたアクセラレータだが、芳川は「打ち止め」の危機的状況を示唆する。彼女の脳にとある命令が上書きされたことによって、『妹達(シスターズ)』が暴走、全世界が驚異にさらさせるというのだ。「打ち止め」を保護するかの選択を迫られるアクセラレータ。タイムリミットは九月一日午前〇時ちょうど。「打ち止め」と別れたファミレスで、天井の姿を見かけていたアクセラレータは、すでに閉鎖された実験の研究所で彼を発見する。逃げようとする天井を難なく捕え、「打ち止め」を確保するが、タイムリミットを前に、ウイルスが起動準備に入ってしまい--。

21. 「正体不明(カウンターストップ)」
インデックスとの出会いに始まった上条の長い夏休みは、どうにか終わりを告げた。そして始まる新学期。上条のクラスには、小萌先生の家に居候していた姫神秋沙が転入生として現れる。一方、留守番を任されていたインデックスは、自分の昼ごはんが用意されていないという重大な事実に気づき、上条の教室へとたどり着くが、小萌先生に追い出されてしまう。導かれるように食堂に迷い込むが、購入方法がわからずインデックスは途方にくれるのだった。そこにふらりと現れた少女--風斬氷華の助力により、なんとか食事を採ることに成功したインデックスは、それをきっかけとして風斬と「ともだち」になり親交を深めていく。……そんな平和な学園都市に、魔術師の侵入が確認された。

22. 「石像(ゴーレム)」
放課後。上条とインデックスは、「ともだち」になった風斬とともに地下街へ。『魔法少女カナミン』コスプレに着替えて撮影をしたりと、インデックスいわくの「ガッコー生活」を楽しんでいた3人だったが、風紀委員(ジャッジメント)の少女に呼び止められる。学園都市に侵入した「テロリスト」捕獲のため、隔壁をおろして地下街を閉鎖するという。即刻避難を命じられ、地下街を移動している途中、3人は奇妙なものを見つける。それは壁に張り付いた眼球-ゴーレム魔術の一端だった。その眼球から放たれた「ぶち殺す」という物騒な言動に、インデックスと風斬を逃がそうとする上条。そんな彼らのその目の前に、美琴とその後輩・白井黒子が風紀委員として現れる。これで避難も無事成功……と思いきや、なぜか上条を巡って美琴とインデックスの「戦い」が始まってしまい……!?

23. 「風斬氷華(トモダチ)」
地下街は騒乱の渦中にあった。上条と別行動をとっていた風斬の前に、学園都市に潜入した魔術師・シェリー=クロムウェルの放ったゴーレムが立ちはだかる。その巨腕がまさに振り下ろされんとした時、小萌先生から彼女の秘密を聞いた上条が駆け付ける。自分はインデックスと一緒にいられる存在では無い、と戸惑う風斬に上条は「ただ友達を助けに来ただけだ」と告げる。この世界にはまだまだ救いがあり、風斬の居場所も簡単に壊れはしない、と--。上条は警備員(アンチスキル)たちと協力して、シェリーのゴーレムを撃退しようと試みる。一斉射撃の隙をついてゴーレムの懐に飛び込み、術者であるシェリー自身に攻撃をかける上条。しかし、成功したかに見えたその決死の一撃は、シェリーは奥の手によって阻まれてしまう。一方、先に脱出したインデックスと美琴は--。

24. 「虚数学区・五行機関」
上条、風斬を仕留めそこなったシェリーは、インデックスにその矛先を向けた。上条、風斬はそれぞれの想いを胸に、インデックスを助けるべく行動を開始する。地下鉄構内でシェリーと対峙した上条は、彼女の口から戦う理由を聞かされる。応えた上条の言葉に激昂したシェリーは容赦ない攻撃を浴びせるも、インデックスの言葉をヒントに、なんとか彼女の攻撃を回避する上条。本当は自分の気持ちに気づいているはず。自らの信念すら信じられずに苦悩するシェリーに、上条の右拳が突き刺さる。一方、「強制詠唱(スペルインターセプト)」によってかろうじてゴーレムの攻撃をかわしていたインデックス。しかし、ついに追い詰められ、巨大な拳が目の前に迫ったその時、風斬が現れ--。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

一流の厨二作品とは何か。

 この作品がわたしにとって、衝撃的だったのは、なぜこの作品がウケているのか、わたし自身にさっぱりピンとこなかったところ。
 別に「つまんねー、クソ!」って言いたいわけじゃない。中高生向きの作品がわたしにとってつまらない、だなんてことはしょちゅうあることなので、そのこと自体には、特にこれといった感情はない。まあ、アニメのマーケットってそういうものなんだから、そこにケチを付ける気はさらさらない。
 問題は、自分が好きではないものであっても、ある程度までヒットしているものは、「ああ、はいここの部分のウケがいいんだよね。自分は好きじゃないけど、こういうのが好きな人たちは多いよね」みたいな理解の仕方が、できることも多い。たとえば、SAOは意味がわかった。けれども、この作品は、そういう形の理解すらできなかった。正直、わたしにとってはちょっとした抽象芸術ばりに、わかりにくい作品…。自分が、年をとったからなのか…、何なのかわからないが、いまひとつ掴めなかった自分が口惜しく感じたわけです。

 だけれども、この作品に対する中高生のみなさんの反応を見る限り、本作が10代の視聴者にとって、きちんと「面白い」作品として機能しているんだろうなぁ、ということは状況証拠的に明らかにわかる。
 つまり、この作品は、厨二作品とは言っても、ただの厨二作品ではなく、おそらく「一流の厨二作品」といってよいであろう水準に達している、ということだ。

 しかし、そういうものが「わかるつもり」だった、わたしが、もはや「わからない」大人になってしまっていた…。そのことに、わたしは愕然としてしまった。

 一体、「一流の厨二」(=中高生の評判が高い作品)とは何なのか、ということを考えるきっかけをくれた、という意味では、とても重要な作品になった。

■二流の厨二作品の場合

 ちなみに、私がここ数年で観た厨二作品で面白くみられたかどうかの対戦成績は、

・コードギアス ◎
・青の祓魔師 ○
・SAO ネタとしては○。ベタには△
・聖剣の刀鍛冶 △
・禁書目録 ×

 という感じ。
 この対戦成績からして、おそらく、「厨二設定」そのものが全くダメってわけではないのだと思っている。
 キレイな中世ファンタジー世界。「俺つぇぇえぇぇ!!」主人公。かわいい女の子といちゃいちゃできる世界。なんだかんだでご都合主義。子どもの理屈が通ってしまう世界。他の人にはわからない(本人的には)複雑な過去をかかえた悲劇の主人公…という…という、とってもとっても「ナルシスト乙」な設定。
 そういった人々が活躍する世界観は、小さい頃からコンテンツを大量に消化してきたのエリート教育(?)の成果もあって、未だに観てもどうにか耐えられる。

 では、何が耐えられないのか?

■おそらく、演出の方法なんじゃなかろうか

 繰り返しになるけれども、中二作品というのは、基本的にご都合主義の作品なわけだ。『SAO』にせよ、『禁書目録』にせよ、いい年こいた大人がみたら、まあ、「おいおい、そんなわけあるかよ。」という稚拙な脚本に見える。中二病の脚本というのは、一流の中二病だろうが、二流の中二病だろうが、いずれにせよ、稚拙な脚本なのである。ある観点にたてば。

 だが、一方で、やはりそこには明確な違いがある。一流の厨二作品と、二流の厨二作品には、売上や、リアルタイムの中高生の評判からして、明らかに違いが見られる。同じ厨二コンテンツでも、禁書目録、SAO、青の祓魔師は、中高生に大人気を博し、聖剣の刀鍛冶、など、一部の厨二作品はほとんど似たような要素をもっているにもかかわらず、売れない。売れない厨二作品=「二流の厨二」になってしまっている。
 では、何が一流と二流を分けているのか?
 絵の良し悪しだとか、厨二好きする設定の良し悪しだとか、ヒキの強さとか、いろいろある。いろいろあるだろうが、禁書目録の不思議さは、SAOやコードギアスとくらべても、物語の「ヒキ」にあたる部分はかなり弱いし、設定もそこまでえげつない設定ではない。絵にもそこまで、強いクセがあるとも思えない。超電磁砲の登場人物は露骨に美少女系だが、禁書目録のほうの主要な女の子は、美少女系というよりもホンワカかわいい系なので美少女系ヲタへの訴求力という点でも今ひとつだろうと思う。
 要するに、禁書目録の不思議さは、ヒキの強さとか、設定の強さみたいな、コードギアスやSAOがもっていたようなタイプの強みではないのだ。

 では、何が違うのか。
 これは、わたしの勝手な予測だが、あまり売れていない厨二アニメである『聖剣の刀鍛冶』などは、あにこれの感想をみてみると、中高生の視聴者にとってですら、ご都合主義な物語に見えている。一方で、禁書目録は、中高生にとっては、どうやら、さほどご都合主義にみえていない、ということだ。
 では、ここで言う「ご都合主義」とは何なのか?

 …たとえば、ネタの投入量が1クールなわりに多すぎないか、プロットの構成が雑すぎる、などなど…といったポイントだ。

 ただ、難しいのは、繰り返しになるが、中二病シナリオの中では、「ある種のプロットの雑さ、はむしろ許される。あるいは推奨される」ことがある…ということだ。
 たとえば、『SAO』を見てみよう。

・あまり充分な仕込みがなく、主人公ははじめて会った女の子と仲良くなれる
・よくわからない理由で悪役は、ゲスな動機をもっている。
・少し一緒に過ごしただけの人が主人公を慕ってくる

 …等、こういった「ご都合主義」は許されている。ごく正直にいえば、どの部分についても、ちょっと口をあんぐりとしてしまうようなご都合主義だ。

■diegetic time 虚構世界内のもの 対 non-diegetic time虚構世界外の時間

 しかしながら、『禁書目録』と、『聖剣の刀鍛冶』に違いがあるとすれば、一つの大きなポイントは、「視聴者にとっての唐突感」だろうと思う。
 どういうことかというと、誰かと仲良くなりますよ、という描写があるとして

1.アニメの演出上、実時間では2分かけて仲良くなる。
2.アニメの物語世界内では1年かけて仲良くなる 

 という二つの描写は、両立する。なんで、3分が一年か、というと
 要するに、「ちゃらーらー、ちゃらーらー」とかいうBGMが流れてる間に、5秒毎に、画面が切り替わるようなアレだ。「そうして月日は過ぎ去った」的な。

 カタカナで恐縮だけれども、前者はダイエジェティック(diegetic=フィクション世界内の)の時間と言い、後者は、ノン・ダイエジェネティック(non-diegetic フィクション世界外の)時間という言い方になる。

 そして、おそらく、これはわたしのごく勝手な予想だが、
 中高生のオーディエンスというのは、non-diegeticな尺で一定の幅の描写があれば、それで充分に感情移入して見られるのではないだろうか?
 そして、その「一定の時間の幅」は、おそらく3分とか、5分程度の短い時間でOKなんだと思う。どんな下らない動機や、きっかけでも、non-diegeticな少しの描写があれば、それだけで中高生のオーディエンスは、納得してくれるような気がしている。
 たとえば、わたしが全く感情移入のできない『禁書目録』は、物語世界内の時間の経過はかなり短い物語になっている。しかしながら、主人公の上条当麻のお説教はかなり長いし、non-diegeticには、きちんと一定の描写が成立している。

 一方で、ある程度までいい年こいたオーディエンスになると、non-diegeticな描写以上に、diegeticな一貫性のほうを要求する率が高いのではないだろうか。
 たとえば、突如登場した敵役が、「3年前のあの日、ああいう事件があって、その後もずっとおまえは気づかずに、おれにとって…云々」みたいなことを述べれば、敵がなぜ恨みを抱いているのか、というdiegeticな動機の説明にはなる。そのような、diegeticな動機の説明をすっとばしても、non-diegeticに、5分程度の動機が描写されていれば、中高生向けコンテンツの物語というのは成立してしまうように思う。っつーか、『禁書目録』への違和感を説明すると、ぜんぶそこになる。

 わたしの脳内の構図をまとめておくと、


[厨二視聴者への描写]
  ・non-diegeticな描写:3分~5分程度で良い
  ・diegeticな説明:non-diegeticなものと同等で良い。
       あればあったで機能するが、
       あまりなくても問題ない

[いい年こいた視聴者への描写]
  ・non-diegeticな描写:10分~20分。あるいは何か強力な描写が必要。
  ・diegeticな説明:必要とされる説明の重たさが、
     厨二視聴者の場合よりもきっちりと必要。
     ここがきちんとしてないと文句がつく。


 という感じ。
 もっとばかっぽく、言い換えれば、こういうことだ。

 年の幼い視聴者向けの作品というのは「うぉおおお!!!」とか3分ぐらい叫び続けているのが、けっこう大事で、
 分別のついた大人向けの作品というのは、「うぉおおお!」と叫ぶことよりも、「ああ、そりゃ辛いよね。辛いだろうねぇ」という類推や納得感を与えるような演出をきちんとしてやることのほうが大事。
 と、まあ、そういうことだ。
 なんで、「うぉおおおお!」とか1分間ほど叫んでいるのが大事なのか、といえば、「子どもに感情を伝える手段」というのは、そういう最も直接的な手段こそが何よりも伝わりやすく、子どもの感情を惹きつけるからだと思う。

 分別のついた年の人間からすれば、何の実効性もあるかどうかわからないような時に単に、「うぉぉおおおお!」とか叫んでるだけのガキンチョとか、単に見苦しいだけに見えたりする…わけだが、子どもというのは、そういう生き物ではないし、生まれてから時間がたっていない生き物が、「世の中のことわり」がわかっていないのは当然なわけで、「世の中のことわり」などから類推されるような想像力は、子どもにはない。

 「子どもにしかわからない作品=叫び続ける作品」という意味では、禁書目録は、非常に象徴的な作品になっていると思う。
 逆に「大人にしかわからない作品=まったく叫ばない作品」という意味では、たとえば黒田硫黄の『セクシーボイスアンドロボ』(TVドラマじゃなくて、原作のほうね。原作!)の描写なんかは、中二病まっさかりの、子どもが読んでも意味不明な作品なんじゃなかろうか、と思う。いろいろな社会経験的な想像力を介さずに読んでもさっぱり面白くないだろう。

 結局のところ、作品の「魅力を理解する」ための、とっかかりが、
 直接的な感情の惹起によって成立している(厨二)のか、さまざまな社会的想像力を介して成立している(非厨二)のか、というところで作品の魅力の成立のしかた自体が変わっているのだと思う。

 その点で、この作品は、最初から最後まで、社会空間的な描写や、人格描写をすっぱりと抜いた形で成立しており、その徹底っぷりったるや、わたしには全くわからない統一的な計算がはたらいている。
 わたしにとっての、この意味不明っぷりたるや、感動的ですらある。


■中二病という現象の、生理学的説明

 中二病という現象が起こってしまう理由の説明としては、子どものほうが夢見がちだとか、現実の世界のリアリティと仮想の世界のリアリティに区別があまりない時期だからとか、いろいろな理由はある。
 だが、実は、中二病的な描写というのを、diegeticな時間という点から考えてみたときに、上記のわたしの仮説が、ただしいのであれば、
 これは、おそらく、「子どもと、大人の体感時間の長さ」が問題なのではないか、という気がする。

 よく知られているように子どもの体感時間は大人よりも長い。年をとればとるほど、一年の過ぎ去り方ははやくなる。

 …とすれば、子どもは「5分の描写」でも、大人にとっての「15分の描写」に相当する感覚でいる可能性がある。
 また、そもそも描写そのものが「はじめて見るタイプの描写」である可能性が高く、どんな描写でも驚いてくれる可能性が高いし、「人々の合理的な動機の水準」そのものの感覚がいまひとつきちんと成立していない発達段階にある子どもの感覚なので、動機そのものに「十分な動機」「不十分な動機」の区別があまり成立していないのではないだろうか。

 …とすれば、なぜご都合主義でありながらも、『禁書目録』や『SAO』が厨二として成立する最低限の条件を満たしているのか、ということは理解できる。

 …たぶん…ね。




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■厨二もいろいろ

 主に某ラスコさん向けコメント。(2011年10月追記)

 「ファンタジーがだめなんじゃ」との、ご指摘、感謝。
 でも、ファンタジー自体が受け付けない、ってことじゃない気はする。設定自体ではコケないもの。クライマックスの演出あたりで、食傷気味になるっていうか、なんか、味のしない料理を延々食べさせられてるような気分。
 バカ理論も、そういうものだと思ってるので、ひっかかりはない。
 で、あと「厨ニ格好良さ」自体も、まったくわからないわけではなくて、Fateとか、伝勇伝あたりはそれぞれ、何がアツいのか、感覚的に理解可能ではあるので。あと、コードギアスとかもぜんぜんイケる。まあ、コードギアスは厨二抜いてもよくできてるしね。レールガンのほうは、黒子だけで見通せて、なんかバトル系のクライマックスでの厨二発言は、スルーしながら見る感じ。そう、ギアスと、レールガンは、厨二をオールスルーしてもいける、というか、スルーすればいけるというか…。楽しんでないのは確か。
 たぶん、「プロの厨二病」にもたぶん、いろいろあるんだと思うのだよね。テイルズ、とかはわたしはぜんぜんダメぽ。

 なんていうだろう。
 インデックスとか、テイルズあたりのセンスの厨二は
・「一流の厨二作品」と
・「二流以下の厨二作品」
 の区別が、体感的なレベルでぜんぜんつかない感じ。
 二流以下のこの手の作品って、けっこうたくさんあると思うんだけど、そういうものと、インデックスの違いが、感覚的に見分けられない。状況証拠的に「10代の子たちがこれだけ、ハマってるんだから、たぶん一流の厨二なんだろうな」という感じで。つまり、ジャンプとかで似たような設定があったとして10週打ち切りとかになるような作品があったとしても、それとインデックスの違いが、どれだけあるかって言われてもわからない自信があるもの。

 でも、確かに「ファンタジー」がネガティヴってことじゃないけど、ファンタジーに対する積極的な欲望は、マジでないのかもしれない。空飛んだり、かまいたち発生させたりする欲望は、あるかって、言われると……たしかに、無いね…!改めて言われると、ないかも。10代後半ぐらいで、見事に消え失せた気がするわ。
 20代以後、予算とか人とか時間とかをダイレクトに動かせるかどうか、とかそういうところで悔しい思いをすることは多かったから、そういう怨念とか欲望は、蓄積されてきた気はする。攻殻の荒巻さんとかみたいな上司こそ、けっこうベタな欲望として機能する気はするけど。あんなのが窮地で協力してくれたマジで、ボロ泣きして感謝すると思うよほんと。
 10歳の頃『ネバーエンディングストーリー』はwktkで見た記憶があるけど、20歳の頃『ハリーポッター』ではすでにすっごい醒めてたもんな。
 あと、もしファンタジーに対する積極的な欲望があるとしても、この手の欲望の解消先としては、アニメはほっとんど魅力的じゃなくて、ゲームのほうが遥かによくできてる、と思ってる人間だからなぁ。『Portal』とか『Oblivion』では、超能力的なものとか、魔法的なアクションの欲望は満たされてる気がする。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 42
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ラノベアニメのリトマス試験紙?

原作未読。既刊49巻らしい


 「ラノベもんはこれくらいでちょうどよい」


不得意ジャンルと自認してます。あまり目くじら立てずに肩の力を抜いて観るべきものなのでしょう。各々独自な世界観で勝負していて当たればデカい。世界観構築の実験的試みはどんどんやったらいい。

既刊49巻ともなればライトノベルを代表する作品のひとつと見做せます。ラノベを楽しめる要素が詰まってるとも言えるし、一方でラノベの限界も見通せるとも言えるのではないでしょうか。

『とある魔術の禁書目録』から派生しての『…超電磁砲』『…一方通行』らスピンオフ。
本家の禁書目録は3期まで放送済み。スピンオフの超電磁砲は目下3期を放送中(2020年5月)。深夜アニメ視聴層の支持が高い作品です。
アニメの世界に足を踏み入れたらどこかでは『とある○○』を耳にしますし、超電磁砲の3期をやるなら遡ってみようかしら、が今回の視聴動機だったりする私です。

原作はご長寿シリーズ。アニメもスピンオフ込みで続編や劇場版もある。
良くも悪くも“ライトノベル原作のアニメ”との相性をはかるリトマス試験紙となりうる作品でしょう。それだけでも観てみる価値はあるのだと思います。



『とある…』に絞れば、『…超電磁砲』『…一方通行』の原典に触れることで後々の本家と分家の相関がすっきり整理されました。文字情報追ってるばかりでは得られない腹に落ちる感覚があります。
別の未視聴もの。例えば『Fate』や『物語シリーズ』なんかもそうだし、『ガンダム』に至っては向こうから拒絶のオーラを出してるんじゃないかと思えるくらい新参者のハードル高かったりしますが、その心配はおそらくないと思います。とりあえず原本おさえておけ!ということです。



さらに『とある魔術の禁書目録』に絞って内容の話題に移ります。

「科学と魔術が交差するとき、物語は始まる――!!」がキャッチコピー。どうやら2期も3期も似たようなフレーズなので作品の核となるメッセ―ジと思われます。
科学(といっても超能力みたいな異能力)と魔術(こっちはイメージ通り)については、異能力という点で本作での魔術と科学は同類であり、宗教VS科学やらオカルトVS科学という概念の点では対立するものであります。特に宗教と科学は対立と調和を繰り返しながら今日に至ってる歴史も事実。当然ながら渾然一体としてんじゃん?という説もある。テーマとしてはすこぶる面白いのです。
舞台や背景についても科学は学園都市なる本作のメイン舞台がまずありき。ロケーションは立川や多摩センをモデルにしてるようですが、学術都市として計画されたつくばが真っ先に思い浮かびます。
同じく魔術は本場ヨーロッパから輸入。主なプレイヤーとして“イギリス清教会”なる組織が登場します。宗教と魔法を想起させるしかけです。ちょい出てきた“ローマ正教”もパンチが効いてました。これ要するにプロテスタントとカトリックでしょう。
“科学と魔術”が交差してのあれやこれやと一緒に、魔術側も一悶着ありそうな感じですね。


全24話の構成は小説第1巻から第6巻までを順次追ったかたち。少ないもので3話、最大6話使って1巻分描いてるようでした。6つのエピソードで構成されたアニメ1期ということになります。


{netabare}・1巻#1-#6 インデックスが1年ごとに記憶を抹消されてるというお話。
・2巻#7-#9 吸血鬼を召喚したいおっさんの話。予備校が舞台。
・3巻#10-#14 被実験体としての御坂シスターズとアクセラレータのお話。
・4巻#15-#17 上条の家族をも巻き込んだりして、人々の外見と中身が入れ替わるお話。
・5巻#18-#20 実験中止後のアクセラレータと御坂妹No.20001とのお話。
・6巻#21-#24 風斬氷華をサブヒロインに迎え英清教会が学園都市に干渉してくるお話。

{netabare}はじめと終わりのエピソードの内容はがっつり“科学”と“魔術”が交差してる感ありますが、中間は2“魔術”→3“科学”→4“魔術”→5“科学”な配置順でした。バランスを取ってるし、構成においても≪交差している≫キャッチコピー回収しっかりしてます。{/netabare}{/netabare}


“科学”と“魔術”が交差するという着眼は面白いし、教会の存在みたいに宗教を匂わせるなど独創的な部分と納得性のもてる背景が共存する世界観を醸し出しております。
冒頭で述べました。独自の世界観で勝負しているラノベ界で実験的な試みはどんどんやってほしい、と。アニメからだけでもその点成功してることが見てとれる作品です。



そして個人的な作品評価。
結論は、毎度のことながら自分には合いませんでした。
インデックスや合法ロリ教師みたいなロリキャラ、巨乳メガネに釣られることも御坂&同室の新井里美師匠の百合に惑わされることもありません。
だったら物語で魅せてほしいところを、各エピソードなんかしら違和感を覚えながらの完走でした。

{netabare}・1巻#1-#6 会ったばかりの女の記憶がリセットされるだけ。生命をかけるほどか?
・2巻#7-#9 敵の目的はインデックスで、当の彼女はおびき寄せられるでも騙されるでもなく遭遇。
・3巻#10-#14 100XX体目で御坂が動いた。それまでなにしてたん?感はある。
・4巻#15-#17 ミーシャは神崎/土御門/とうまに接触する必要あった?内々で進めりゃいーのに。

残り2エピソードは楽しめました。

・5巻#18-#20 No20001とアクセラレータの関係がいい感じ。
・6巻#21-#24 ノーコメント{/netabare}


納得いかなかったりするスイッチの場所は人それぞれだし整合性取れてるアニメが必ずしも面白いわけではありませんよね。どうせ設定に綻びが生じるなら、せっかくなのでほとばしる厨二感でもがっつり出して欲しかった気がしてます。
イマイチな作品評価を下してるところではありますが、それでも


 「ラノベもんはこれくらいでちょうどよい」


厳密にはプロテスタントとカトリックの粗だって相当なもんだったりツッコミどころは満載ですよ。それ通り越して作品ならではの雰囲気が各々あればよいのです。
今回、初の『とある…』初体験でもちろん良さげな雰囲気を感じましたし、一神教をパロディにできる日本人のおおらかさは気に入っております。


10代、20代前半の時ならまだしも、いい大人にお薦めできる作品か?を重視してる私にとっては、残念ながらこの作品は“不可”。非ヲタ一般人に推薦したところでインデックスが登場した瞬間に爆死する未来しか見えないのです。合法ロリ先生含めてやっと許容できるようになった最近の私です。
とはいってもですよ。深夜アニメのメインストリームがこういったラノベ発の作品であることを変えられないので、文句言うことが分かってるなら観ない。観る時はおおらかに構えとこうと思いました。


残り2期3期も期毎2クールとけっこう時間取られますが、それでも続編は観るつもりですよ。



視聴時期:2020年4月

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2020.05.24 初稿
2020.08.15 タイトル修正
2020.12.11 修正

投稿 : 2024/10/05
♥ : 62

88.0 12 超能力で学園なアニメランキング12位
とある魔術の禁書目録[インデックス] Ⅱ 第2期(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (7175)
32895人が棚に入れました
夏休みも終わりに近づいた頃。美琴との疑似デートに連れ回されたり、そのついでにアステカの魔術師と戦うハメになったりと、上条の日常は相変わらずにぎやかで忙しかった。当然、山積していた夏休みの課題はまったく手つかず。学生寮の彼の部屋ではインデックスが『超機動少女カナミン』を垂れ流し、スフィンクスがぐったりしている。まったく先の見えない状況の中、上条の孤独な戦いは続いていた。 上条が夏休みの宿題に追われていた頃。学園都市近くの海中から、テトラポッドの上に上陸する者たちの姿があった。金属鎧で全身を包んだ彼ら――イギリス清教の騎士たちの背後で、突然響く鍔鳴りの音。振り返る彼らの目の前に、七天七刀を手にした『聖人』神裂火織が立ちふさがり……。

声優・キャラクター
阿部敦、井口裕香、佐藤利奈、伊藤静、谷山紀章、勝杏里、こやまきみこ、新井里美、岡本信彦

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

2期も幻想をぶち壊す

登場人物が増えすぎて若干混乱してきた。

事件もすぐに移り変わっていくので、テンポが良いぶん、掘り下げは甘いかもしれない

この作品でも主題歌を主に楽しんでいた。
OPは変わらず川田まみさん。
EDは新たに黒崎真音さん。


OP
No buts! 歌 川田まみ
See visionS 歌 川田まみ
ED
Magic∞world 歌 黒崎真音
メモリーズ・ラスト 歌 黒崎真音
挿入歌
Pray〜祈り〜 歌 IKU
OPは前半と後半でノリががらっと変わる印象。前半ではかなりテンポよく、後半では壮大な感じ。神をイメージしたような前半もかなり好きだが、未来では自分を乗り越えていくような感じで特に後半の楽曲が好きで映像も良かった。
EDも後半が好きかな。特にイントロ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
舞台は総人口230万人弱、東京西部の大部分を占める巨大な都市。その人口の約8割が学生ということから、『学園都市』と呼ばれていた。 学園都市の生徒達は、超能力を発現させるための特殊なカリキュラムが組まれていて、その能力によって、『無能力』(レベル0)から『超能力』(レベル5)までの6段階で査定されていた。 主人公・上条当麻(かみじょうとうま)は、学園都市の高校生だが、その評価は落第寸前の無能力(レベル0)。


1. 「8月31日(さいごのひ)」
夏休みも終わりに近づいた頃。美琴との疑似デートに連れ回されたり、そのついでにアステカの魔術師と戦うハメになったりと、上条の日常は相変わらずにぎやかで忙しかった。当然、山積していた夏休みの課題はまったく手つかず。学生寮の彼の部屋ではインデックスが『超機動少女カナミン』を垂れ流し、スフィンクスがぐったりしている。まったく先の見えない状況の中、上条の孤独な戦いは続いていた。 上条が夏休みの宿題に追われていた頃。学園都市近くの海中から、テトラポッドの上に上陸する者たちの姿があった。金属鎧で全身を包んだ彼ら--イギリス清教の騎士たちの背後で、突然響く鍔鳴りの音。

2. 「法の書(ほうのしょ)」
暗号で書かれた魔道書『法の書』と、それを解読できる修道女が、天草式十字凄教によって拉致される。元・天草式の教皇(プリエステス)である神裂と連絡が取れない事態に、魔道書の持ち主であるローマ正教との衝突を危惧するイギリス清教。ことが起こる前に事件を解決するため、学園都市にステイルを派遣する。 一方、秋のイベント攻勢に向けて盛り上がる学園都市。各学校では、最初に開催される能力使用全面解禁の学校対抗運動会--大覇星祭に向けて、着々と準備が行われていた。そんな折、上条の元にインデックスがさらわれたという知らせが舞い込む。犯人の要求通り、学園都市の外にある廃劇場にひとりで向かった上条は……。

3. 「天草式(あまくさしき)」
天草式十字凄教により、上条たちの目の前で再びさらわれてしまったオルソラ。上条はステイル、ローマ正教のアニェーゼたちとともに、彼女を救うべく、天草式の潜むパラレルスウィーツパークへと向かう。彼らが特殊な移動法『縮図巡礼』の力で逃げおおせる前に、オルソラを確保するか、天草式を制圧しなくてはならない。主力であるアニェーゼたちに陽動を任せ、上条とステイルはオルソラの確保に向かう。武器を手にした天草式の少年少女たちが襲い来る中、またもステイルにオトリにされる上条。なんとか逃げおおせて物影に隠れようとした彼は、ガムテープで自由を奪われたオルソラと遭遇、彼女を助けることに成功する。しかし、彼らの前に傷だらけのステイル。

4. 「魔滅の声(シェオールフィア)」
オルソラの保護に成功した上条たち。しかし、天草式十字凄教教皇代理の建宮は、彼女をローマ正教に渡してはいけないという。『法の書』の解読ができるオルソラは秘密裏に殺される。直前にローマ正教のシスターたちに攻撃を受けていた上条は、彼の言葉を信じるが、ステイルにローマ正教内の事件に介入はできないと諭される。ひとりオルソラと仲間を救出に向かう建宮を前に、自分の無力をかみしめる上条。どうしたらよかったのかと自問し、どうしてもあきらめきれない上条は、ひとり「オルソラ教会」へと向かう。そして、アニェーゼをはじめとする大勢のシスターたちを前に、オルソラを救うと宣言する。

5. 「蓮の杖(ロータスワンド)」
インデックスの「魔滅の声(シェオールフィア)」を破り、再び攻勢に転じたローマ正教のシスターたち。数において絶対の劣勢を強いられる上条たちは、なんとか聖堂のひとつに逃げ込むことに成功する。逆転の策は『法の書』の解読にゆだねられるが、オルソラの知るそれはダミーの解読法だったことが判明する。そこで、ある作戦を思いついた上条は、単身、アニェーゼの元へと向かう。司令塔たる自分をつぶせばどうにかなると思ったら大間違いとばかりに、司教杖を構えるアニェーゼ。彼女が杖を傷つける度に、どこからともなく襲いくる衝撃。上条はなすすべなく打ち倒される。

6. 「残骸(レムナント)」
大覇星祭を間近に控え、なにかと忙しい学園都市。常盤台中学の全体体育授業を終えた美琴とともに、ランジェリーショップでの買い物に出かけた黒子。しかし初春から強盗事件の一報を受け、渋々「風紀委員(ジャッジメント)」支部に急行する。監視カメラの映像には、キャリーケースを奪い合う男たちの姿を映されていた。しかもケースは第二三学区のエンブレム付きで、宇宙線対策が施された特殊なものと判明。学園都市外部の人間らしき彼らと接触・制圧し、難なくケースを奪い返した黒子……だったが、突如その現場で謎の少女に襲われ、再びケースを奪われてしまう。『空間移動(テレポート)』系能力『座標移動(ムーブポイント)』を持つその少女は……。

7. 「座標移動(ムーブポイント)」
『座標移動(ムーブポイント)』の能力を持つ少女・結標と対峙する美琴の姿を見、その言葉を聞いてしまった黒子。美琴の世界を守るべく、逃亡する結漂を追いつめ、戦うことを決意する。一瞬の攻防が勝敗を決する『空間移動(テレポート)』能力者同士の戦い。一手先を取られ、身動きの取れない黒子に、結標は自分たちの計画を語り始める。外部組織『科学結社』と結託し、『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』を復元を目論んでいるというその計画に、同じ高レベル能力者として黒子を誘う結標。

8. 「大覇星祭(だいはせいさい)」
学園都市すべての学校が参加する大規模運動会「大覇星祭」。学園都市が一般開放される数少ないイベントとあって、開会式前から大盛況。いつものように美琴に絡まれた上条は、「負けたら何でも言うことを聞く」という条件で大覇星祭の結果で勝負をすることに。しかし、第一競技・棒倒しに備えるクラスのもとに戻った上条を待っていたのは、まったく大会にやる気のないクラスメイトの姿だった。美琴との勝負に早くも赤信号と思われたその時、体育館裏手で、対戦相手の学校教師からバカにされる小萌先生が。彼女の儚げな姿を見て、心技体全てが一致団結した上条のクラス全員は殺気を放ちながら相手チームへ突進する。

9. 「追跡封じ(ルートディスターブ)」
聖人を一撃で葬る霊装『刺突杭剣(スタブソード)』が学園都市に持ち込まれたと土御門らに聞かされ、大覇星祭の真っ最中に捜索を協力することになった上条。偶然にも、事件の張本人である運び屋・オリアナ=トムソンと接触した上条は、土御門、ステイルと合流して尾行を続けるが、彼女の仕掛けた罠が待ち受けていた。上条の右手で何とかやり過ごしたものの、オリアナに逃亡の時間を与えてしまう。土御門はステイルの協力を得て、オリアナの位置を特定するための魔術を展開するが、それすらも見越して仕掛けられた彼女の罠が発動、ステイルが傷を負うことに。土御門はオリアナの仕掛けた罠そのものを潰すため、さらなる魔術を行う。

10. 「速記原典(ショートハンド)」
なんとか罠を解除するも、オリアナの魔術により吹寄が倒れてしまう。無関係の一般人すら巻き込むオリアナのやり方に激怒する上条。ステイルのサポートを受けて、上条は土御門と共にオリアナを追いつめるが、あと一歩で無人バスに乗り込まれ、取り逃がしてしまう。ステイルの機転で、バスを爆破するも、難なく炎をかいくぐるオリアナ。魔道書の原典を一瞬で書き上げる『速記原典(ショートハンド)』を駆使しての戦いになだれ込む。渦中、ケガをしていた土御門は行動不能に陥り、変幻自在の魔術の前に上条も追い詰められていく。我が身を顧みない右手の一撃で上条に逆転を許したオリアナは、『刺突杭剣』を手放し、逃亡する。

11. 「刺突抗剣(スタブソード)」
『刺突抗剣』の正体が『使徒十字(クローチェディピエトロ)』であると判明したことで、リドヴィアの本当の目的を知った上条たち。この状況が明るみになり、インデックスが動くことになれば、外部の魔術師の侵入を許すことになる。この事件を彼女に悟らせないよう、上条は、両親とインデックス、そして美琴と彼女の母親・美鈴と昼食の席を囲んだり、多分な誤解による美琴と黒子の理不尽な攻撃を受けたりしていた……。一方、イギリス清教からの報告を受けていたステイルは、緊迫した状況下にもかかわらず小萌先生に喫煙をとがめられ、お小言を受ける羽目に。そんな安息(?)のひとときも、土御門からの連絡で終わりを告げる。

12. 「天文台(ベルヴェデーレ)」
かろうじてオリアナの襲撃を退けた土御門。しかし、吹寄に続いて、姫神までがオリアナの手にかかり、重傷を負ってしまう。一般人を巻き込むことも辞さない彼女たちのやり方に、強い怒りを覚える上条。しかしそれは、オリアナにとっても想定外の事故だった。二度と過ちを犯さぬため、『使徒十字』で学園都市を支配する--その目的を果たすべく、再び動き出すオリアナ。一方、上条は彼女のあとを追いながら、その行動の不自然さに思い当たる。イギリス清教の報告から『使徒十字』の使用には星座が関わっていると推測されたが、決定打に欠けるまま、上条はオリアナを追いつづける。その頃、彼女の足跡を追っていた土御門が、あることに気付き……。

13. 「使徒十字(クローチェディピエトロ)」
イギリス清教からもたらされた追加報告によって、『使徒十字』の使用条件を知った上条たち。オリアナの目的地『天文台』をどうにか特定した彼らは、土御門の「裏技」を使って、その目的地--第二三学区の飛行場へと急行する。彼らの前に立ちはだかるオリアナ。彼女の罠の前に土御門が倒れ、『速記原典』を駆使した変幻自在の攻撃に上条とステイルも苦戦を強いられる。刻一刻と暗くなっていく空。夜になって星座が見えると、『使徒十字』が発動してしまう。連携を無視した攻撃で、かろうじてオリアナの隙を突くことに成功する上条とステイル。何とか形勢逆転まで持ち込もうとするも、満身創痍のオリアナは、自らの戦う理由と求める答え、そして魔法名を口にする。

14. 「水の都(みずのみやこ)」
大覇星祭最終日に行われる大抽選会・来場者ナンバーズ。不幸の代名詞であるはずの上条は、何を間違ったか、一等賞の北イタリア五泊七日のペア旅行に当選してしまう! そしてなぜかパスポートを持っていたインデックスとともに、上条は幸せな旅行を満喫すべく出発した。しかし、当然のように出発前の空港でトラブルに巻き込まれ、現地に到着してからも現地ガイドに置いてけぼりを食らい、自力でホテルを目指すはめに。その上、現地語の通訳として頼みの綱であるインデックスが行方不明になってしまう。言葉もわからないイタリア・キオッジアの地で、ひとり放り出されてしまった上条だったが、そこに救いの女神--オルソラが現れる。

15. 「女王艦隊(じょうおうかんたい)」
突然の襲撃を受けた上条たち。運河から現れた巨大な氷の帆船に乗り込むことになった上条とオルソラは、そこで意外な人物--アニェーゼと顔を合わせる。氷の帆船は大規模霊装『女王艦隊』の護衛艦の一隻で、彼女は侵入者である上条たちの捜索を手伝っていたのだという。彼女は罪人として『法の書』事件の責任をとらされ、同じ部隊のシスターたちは『女王艦隊』で使役されていたのだ。ここから逃げたいのなら、自分の言うことを聞けと取引を持ちかけるアニェーゼ。その取引内容とは、アニェーゼ奪還を企てるも捕まってしまったルチアとアンジェレネの確保だった。部下を助けてほしいと懇願するアニェーゼの言葉に従い、どうにか二人の救出に成功する上条たち。

16. 「刻限のロザリオ(こくげんのロザリオ)」
天草式に救出された上条たちは、彼らの手を借りてアニェーゼ救出に向かう。『女王艦隊』に突入し、かつての仲間たちと戦うルチアとアンジェレネ。一方、旗艦である『アドリア海の女王』にたどり着いた上条とインデックス、オルソラは、艦内を壊しながらアニェーゼを探す。氷の鎧たちの攻撃を受け、ふたりとはぐれてしまった上条の前には、ローマ正教の司祭・ビアージオが現れる。「主の恵みを拒絶する」右手を持つ上条に、嫌悪感を隠さないビアージオは、十字架を使った術式を駆使して彼を追いつめる。一方、インデックスとオルソラはアニェーゼの囚われている中枢部へとたどり着く。驚くアニェーゼにルチアたちの言葉を伝えるオルソラ。
17. 「罰ゲーム(ばつゲーム)」
大覇星祭でとある約束をとりつけ、ご機嫌な睡眠と素敵な夢を満喫する夜を送っている美琴。同室の黒子は、毎夜発せられる愛すべきお姉様の甘美なる寝言に身もだる、眠れぬ夜を送っていた。一方、退院した一方通行(アクセラレータ)と打ち止め(ラストオーダー)は、芳川の知り合いの元に預けられることに。特殊な力を持つふたりが案内された先は、研究機関とは程遠い、ごく普通の教員--『警備員(アンチスキル)』黄泉川愛穂の家だった。そして、散々なイタリア旅行から帰国した上条は、土御門や青髪と他愛のないバカ話に興じてみたり、不用意な一言から吹寄にバイオレンスな一撃を食らったりと、平和な日常を過ごしていた。そんな彼のもとに、美琴からある連絡が届く。

18. 「検体番号(シリアルナンバー)」
ここはイギリス、ロンドン。ローラとステイルが愉快な、しかし命がけのドツキ漫才を展開したり、『必要悪の教会(ネセサリウス)』の女子寮に届けられた最新鋭の全自動洗濯機を前に神裂が悪戦苦闘したり、オルソラたちが興味津々だったりしていた頃……。日本の学園都市では、大覇星祭の罰ゲームで美琴の愛玩奴隷と化した上条が大きなため息をついていた。美琴にはゲコ太ストラップ欲しさに携帯電話のペア契約を迫られたり、突然現れたミサカにゴーグルの捜索を手伝わされそうになったり、美琴との姉妹(?)対決に巻き込まれたり、さらにゴーグル盗難犯の打ち止め(ラストオーダー)が混乱に拍車をかけたり……。

19. 「木原数多(けんきゅうしゃ)」
紆余曲折を経て、打ち止め(ラストオーダー)と再会した一方通行(アクセラレータ)。はしゃいで転んだ彼女を手当てするべく薬局に向かった彼の前に、突然、黒づくめの集団が現れる。『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』--学園都市の暗部に属する者たちは、予告もなく一方通行に襲いかかる。その中には白衣の男--一方通行の開発に携わった研究者、木原数多の姿があった。『ベクトル操作』を無効化して一方通行を打ち倒した彼は、なぜか打ち止めは自分が回収すると言う。そして逆上する一方通行に、打ち止めの存在する、本当の理由が明かされる……。同じ時。『警備員(アンチスキル)』たちを無力化し、雨の降りしきる学園都市へと侵入してきた者がいた--。

20. 「猟犬部隊(ハウンドドッグ)」
絶体絶命の一方通行(アクセラレータ)の前に現れたインデックス。場違いな乱入者に木原たちが見せた隙を逃さず、一方通行は車を奪って彼女とともに逃走する。巻き添えを避けるべく、助力を仰いだカエル顔の医者に、打ち止めを守ることだけを優先するべきだと諭された彼は、木原たちを追いつめるべく行動を開始する。一方、上条は助けを求めてきた打ち止め(ラストオーダー)とともに一方通行を探していた。『猟犬部隊』に追われ、レストランに逃げ込むふたり。その前に姿を現したのは、学園都市に侵入し、『警備員(アンチスキル)』や『猟犬部隊』を無力化した黄色い服の女性--ローマ正教『神の右席』に所属する魔術師、前方のヴェント。彼女の容赦ない攻撃が……。

21. 「学習装置(テスタメント)」
『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』を追いつめ、次々と潰していく一方通行(アクセラレータ)。統括理事会からの命令で打ち止め(ラストオーダー)が捕えられたことを突き止めた彼は、学園都市を敵に回す覚悟をする。彼女を救うために手段は選ばない。一方通行は再び「闇」へと踏み込む……。一方、はぐれてしまった打ち止めを探す上条の前にヴェントが姿を現す。再び激しい戦いが始まるかと思われたその時、あるものを感じ取ったヴェントはその場を離れ、その原因を叩こうとする。虚数学区・五行機関の展開。ヴェントの魔術を封じるため、アレイスターがミサカネットワークを操ったのだ。莫大な閃光が放たれたそこからは無数の翼が広がり、巨大な『天使』の姿が出現する。

22. 「天罰術式(てんばつじゅつしき)」
打ち止め(ラストオーダー)を救うため、『ベクトル操作』の通じない相手--木原との絶望的な戦いに挑む一方通行(アクセラレータ)。チョーカーの電池切れで能力はおろか、まともに立つことすらできないはずの彼は、それでも木原に食らいつき……。虚数学区・五行機関展開のため、犠牲にさせられた「ともだち」--風斬氷華を助けるため、『神の右席』前方のヴェントに立ちはだかる上条。彼は、風斬自身も戦っている事実を感じ、なお拳を握りしめる。そして、風斬を元に戻すべく、全ての知識を動員して解決を図るインデックス。「核」のもとにたどり着いた彼女は、打ち止めも、風斬も、そして学園都市をも救おうと、己の本分たる祈りを捧げる--。

23. 「開戦前(かいせんまえ)」
ヴェントの襲撃に伴う騒動が解決した学園都市。上条にもこれまで通りの日常が戻ってくる。ご飯の支度に忙しかったり慎ましやかにお弁当の交換を楽しんだり、小萌先生の家に結標が転がり込んだり、インデックスを交えてクラス全員参加のすき焼きパーティが開催されたりと、みなが平和を謳歌しているかに見えた。しかし世界中で学園都市に対するデモや抗議活動が活発化。その動きに呼応して、諸勢力との戦争の危険性を感じた保護者たちは、学園都市から子どもたちを回収しようとする運動を始めていた。上条は、自分がその中心にいる事に思い悩んでいた……。一方、学園都市の暗部と取引をし、「闇」に己を売った一方通行(アクセラレータ)に、ひとつの命令が下される。

24. 「武装集団(スキルアウト)」
世界各地で次々と起こる科学サイドへのデモや抗議活動。学園都市への風当たりはさらに厳しいものとなっていた。緊迫する世界情勢の中、もうひとつの『脅威』が、学園都市を襲う。それは、酔っ払った御坂美鈴が学園都市の生徒を見つけて見境無く絡みまくる、という『無差別テロ』だった……!! 最初の犠牲者として選ばれたのは、不幸にも美鈴の顔に既視感を覚えた学園都市最強の能力者だった。その後も被害は拡大を続け、罪のないタクシー運転手の次に標的となった上条当麻は、酒臭い吐息だけでなく、インデックスの怒りを一身に浴びることに。そして、辛くも逃げおおせた最初の犠牲者--一方通行のもとに、学園都市の『上』から、とある情報がもたらされる。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 6
ネタバレ

コヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

とある魔術の禁書目録第2期感想

さて、「とあるシリーズ」の全ての視聴が終わり、少し時間が経ちましたが漸くレビューを書きます。

1話目感想
{netabare}1話で完結しているのでサクッと観れました。やはり御坂美琴は良いです。あ、でも一応ヒロインは禁書目録か。
って事で、闇咲逢魔に連れ去られたヒロイン・禁書目録。想いを寄せる女性の呪いを解くため、魔道書「抱朴子」の知識を求めて学園都市に侵入し、インデックスを誘拐。呪いを解く為なら命だって捨ててやるゼって感じですが、まるで上条当麻の能力を見せつける為だけに登場したキャラですね。
でも普通に考えたら、上条当麻の能力が異常ってだけなので、魔術や呪いの恐さも教えてくれました。闇咲逢魔さん、お疲れ様でした。でもやっぱり禁書目録がどうしてもヒロインって感じがしない。別に嫌いって訳じゃないんですけど・・・。{/netabare}

2話~5話感想
{netabare}ローマ正教が保有する伝説の魔術師が記した魔道書「法の書」と、それを解読したとされるローマ正教のシスター・オルソラ=アクィナスが日本で誘拐される。
またも誘拐の話ですね。天草式の人がサムライチャンプルーのムゲンに見えて仕方なかったです。沖縄っぽさを全開にしたらこうなっちゃうんですかね?
釘宮さんの声というだけでちょっとテンションが上がったキャラ・アニューゼ=サンクティス。最終的に上条当麻にぶん殴られますが、やはり女性キャラを、しかもロリキャラを本気でぶん殴るのには抵抗がありました。 {/netabare}

6話~7話感想
{netabare}さて、上条当麻と禁書目録は一旦置いといて、ジャッジメントの白井黒子の登場です。同僚の初春も出てきますね。
都市内でキャリーケースが奪われた事件を調査し、事件の犯人は白井黒子より上位の空間移動能力者・結標淡希だと判明。夜の学園都市を舞台に「残骸(レムナント)」とそれぞれの正義を巡って戦う。
メインキャラ以外でもこういったサブキャラにも魅力があるのはとても良いのです。瞬間移動って本当に便利だなぁ。{/netabare}

8話~13話感想
{netabare}体育祭・大覇星祭。ステイルと土御門、そして上条当麻は、都市に潜入したローマ正教のシスター・リドヴィア=ロレンツェッティと、運び屋オリアナ=トムソンを追う。
我らがヒロイン・御坂美琴が結構出てきますね。もっと上条当麻との絡みがあれば良かったのですが、本当に禁書目録ってヒロインっぽくないな。
観ていて一番気になったのは、土御門と上条って体操服姿が似合わない。何だか観ていて若干緊張感がなくなりました。
男性三人が寄ってたかって女性一人を倒すと。いや、そりゃまあ、オリアナさんは強かったですけどね。
そして結局は花火が上がったから魔術は完成しなかったって事ですよね?
結果だけみれば、あれ、今までの苦労って何だったの?と少し気になりましたが、取り敢えず、気にしない事にしましょう。
そう言えば、姫神秋沙が少しだけヒロインっぽいところを見せましたが、どうしてだろう、彼女ってあんまりヒロインって感じがしない。サブキャラとしては全然良いんですけどね。{/netabare}

14話~16話感想
{netabare}大覇星祭最終日。来場者数ナンバーズで1等を当て、北イタリア5泊7日のペア旅行を手に入れる。そこで巻き込まれの常習犯である上条当麻はローマ正教が「アドリア海の女王」と呼ばれる霊装で学園都市、ひいては科学サイドそのものを崩壊させようとしている事態に巻き込まれてしまう。
再度登場するのが、シスター・オルソラ=アクィナスとキャラ・アニューゼ=サンクティスですね。あ、あと天草式の面々か。
あれだけ本気でぶん殴った相手が実は良い人でした・・・みたいな?
釘宮さんの声結構好きなんで全然良いんですけどね。
そしてこの話で一番好きなところは、女王艦隊を率いる司教ビアージオ=ブゾーニをぶん殴るところ!!
何だか久しぶりに男性キャラをぶっ飛ばしてます。やはり悪役は男性キャラに限りますね。←完全に個人的主観です。
{/netabare}

17話~22話感想
{netabare}物凄く久しぶりに出てきました、一方通行と打ち止め。やはりこの二人は良い!! もうこの二人をメインとしたストーリーがあっても全然面白そうなんですが。
そして大覇星祭の罰ゲームとして1日御坂美琴に付き添う事になる上条当麻。禁書目録にはこういった絡みがないからヒロインとしては薄いんでしょうね。まあ、絡みがあったとしても断然御坂美琴なのですが。
さてさて、あと久しぶりに出てくるのが、風斬氷華。まあ、出てくると言っても最後の方にチョロっとだけですけど。
上条当麻がどうというか、一方通行の話が面白かったですね。最強と思われた一方通行の能力も弱点を知ってしまえば、意外と弱い? まさか寸止めしたら勝手に殴られるとは。一方通行はもっと最強っぽくないといけないですが、打ち止めを助けようと必死になっている一方通行様は物凄く格好良かったです。
あ、あと、本作の主人公ですね。ヒューズ=カザキリの核となっている風斬氷華のあの姿にちょっと引きました。折角可愛いキャラなのに、顔の半分欠けたりだとか、ちょっと残念なキャラですね。{/netabare}


23話~24話感想
{netabare}ヴェント襲撃と「猟犬部隊」が暗躍した「0903」事件が解決して、この騒動により、学園都市の危険性を感じた保護者達が、学園都市から子供達を回収しようとする運動が活発化。
それと暗部組織「グループ」に身を落とした一方通行の話。
スキルアウトとか出てくるので、能力でドンパチは殆どなしですね。何よりも第3期を期待させるような終わり方。
一方通行と打ち止めのその後も非常に気になるので、是非とも3期が観たいです{/netabare}

全体の感想
{netabare}上条当麻が「不幸だ~!」と言いながら、女性キャラの裸体を見た後に言ってましたが、そこはどうなのだろうかといつも不思議に思ってみてました。いや、そりゃあまあ、面と向かって「幸せだ~!」なんて言ったら変態さんになっちゃいますけど。
不幸だ不幸だと言いながら、あまり不幸な感じがしなかったのは僕だけなのかな?
そして上条当麻の「幻想殺し」も蓋を開けてみれば、やっぱりチート的に最強な能力なんですね。
とある魔術の禁書目録はキャラも勿論魅力的なキャラが一杯なのですが、ストーリー重視で観る作品って感じですね。魔術の説明もちゃんとしているので話が面白い。内容まで確りと理解出来たわけではありませんが、ストーリーを観る分には十分説明があったかなと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 16

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぶち壊してもらう幻想が浮かばないよ。とーま (最終稿)

主人公が正義、敵は悪であって討伐して当然という主張は
現在の価値観にマッチしているのでしょうか??
様々な思想文化にふれることができ、価値観の多様化を
誰もが認識している今、正義も悪も多元化しています。

どちらが正義で悪か?などということは誰にも判別することなど
できようもなく、平和的解決や共存ができない為に
かなしく争うしかないのが現実です。

わかりやすい悪役では視聴者には飽きがきます。
悪役の魅力について後で書きたいと思います


・一度はハマッた禁書
熱中しましたが現在は熱が冷めてしまったアニメシリーズです。
禁書を否定するのではなく飽きた者として感想を書きます

飽きた理由は、ラノベ原作ですが今まで読んできた
少年漫画のパターンを踏襲しておらず、ストーリーが長引くほど
人気少年漫画の引き伸ばしと同じようにしか感じられないからです。
新作が出ればキャラ目的で視聴しますが
ストーリーに期待はあまりしていません。

この作品が生み出すキャラクターには魅力を感じます
スピード感のある展開はダイジェストを見ているような気もしますが
テンポを重視してアクションシーンにも見せ場があります。

主人公にあえて普通の高校生らしさを残してあり
視聴者が感情移入しやすい為
トラブルを一緒に解決した気分にもなれますし
熱血漢で情にあつい彼の性格は
ヒーローの王道であると思います。

なぜ、じぶんは飽きてしまったのか
それは王道ヒーローである主人公の性格にあるのだと思います。
アクセラレーターが主人公格として描かれる物語は
楽しめます。。
こちらは自分にはマネできない個性であって共感より
憧れを感じるからかもしれません
ダークヒーローの方が好みにあうようです。


・超能力と魔術が勢力争いをする図式
説明をこねられても、どちらも人知を超えた能力と考えたとき
一緒だとしか感じません。両陣営が醸し出す雰囲気は違いますが
能力バトルをする点で一緒です
片方が心理戦で対抗するだとか、力が無いものが集団になって
強者に抵抗する図式でもありません。
能力バトルは見た目に華やかですが少年詩のバトル漫画で食傷気味です。
漫画の必殺技応酬をみているときと同じ感覚ですね

学園都市中枢やら十字聖教やら設定で大きな外堀を作ってしまった後に、
主人公近辺の内装工事を始めている印象が強いです。

事件が予想だにしない所から降りかかるのは、この為でしょう
身近に敵がいる可能性が無いため、日常はのんびりしていますね
バトル中の主人公はカッコイイですが、日常の彼は台詞の言い回しが
癖があって好みでないので、もう少し普通の口調で話して欲しい

超能力や魔術に解説があまり入らないのは好感をもっています。
カッコイイ呪文詠唱や技名があればロマンで片付け深追いしません。
解説が多いラノベ作品をつまらなく感じてしまいます
勝手に妄想させて欲しい。。丁寧すぎる説明はくどいし
ストーリー展開のテンポが悪くなってしまいます


・落ちモノヒロイン(天から降ってきた)
普通に生活していた主人公が突如別世界から現れた
ヒロインによって未知の世界に足を踏み入れる
これに新鮮味がありません。。
ヒロイン自身が物語を展開するわけでなく
主人公と一緒に巻き込まれるだけでは
従来の落ちモノヒロイン以下の存在価値です。
シスター服はかわいいし、言葉を話すマスコット的な役回りに思います


・悪役に魅力がない
主人公は一般人の良識で行動して、敵は倫理感がない。
敵は絶対悪の存在して登場させて決着は拳でつける
敵は人知を超えた存在なので対話のしようがない
。。。

・悪役の役割
悪役は社会のルールや倫理を理解している前提で
それを破壊するという形を描写しなければ
『ルールに縛られない生き方』という
憧れを感じることができません。
悪役の役割とは、視聴者が出来ない禁忌を
代行してくれる役であり、悪意の代行にカタルシスがあります。

悪役は主役と同等の魅力を備えていなければなりません
ドラゴンボールのフリーザに憧れや魅力を感じたのは
悪役としての役割をこなしていた為です。

アクセラレーターにだけには魅力を感じれました


・新キャラ投入でしか物語が広がらない
・主人公を強く見せるためスケールの大きい敵が登場

新キャラはゲストの扱いですので、1パートが終われば
基本用済みです。。
毎回ゲストヒロインを設ける為に学生しかいない都市の設定が
功を奏すしていますね。


・さいごに
過度な性的描写ないですしね。健全な萌えアニメとして
楽しむぶんには、ゲストヒロインとの絡みも
美琴とのラブコメも楽しむことはできます。
しかし、それでは壮大な設定はあまり意味がありません。
学園ラブコメ+バトルであれば
世界規模まで風呂敷を広げてしまったのは愚策ではないでしょうか
新しい強力な敵が登場してそれを倒す、日常話のループでは
飽きてきてしまうのも仕方がないと思うのです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 28

88.8 13 超能力で学園なアニメランキング13位
とある科学の超電磁砲S(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3557)
20740人が棚に入れました
総人口230万人の8割を学生が占める「学園都市」。そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生はレベル0(無能力者)からレベル5(超能力者)の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超電磁砲(レールガン)」の通称を持つ御坂美琴は、学園都市で起こる様々な事件を解決していく。
レベルアッパー事件、ポルターガイスト事件が解決し、穏やかな日常を取り戻した学園都市。御坂美琴は、後輩で風紀委員(ジャッジメント)の白井黒子や、同僚の初春飾利、その友達の佐天涙子と夏休みを満喫していた。そんな美琴の日常に、彼女の運命を大きく動かす、ある出会いが迫っていた…

声優・キャラクター
佐藤利奈、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵、ささきのぞみ、阿部敦、浅倉杏美

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルなし

禁書目録でさらった流した?シスターズを前半では掘り下げ、後半はオリジナルで。どちらも良い
というか、とうま君はどこが最弱なんですかね。無効化て最強だよなあ。
悪人になろうとするもどこか善人ぽさが残るアクセラレータも良いな


OP
sister's noise fripSide
eternal reality fripSide
ED
Grow Slowly 井口裕香
リンクス 三澤紗千香
やっぱりfripSideじゃなきゃね。
eternal realityの作曲小室哲哉だと!


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
総人口二三〇万人を数える、東京都西部に広がる巨大な都市。その人口の約八割を学生が占めることから、「学園都市」と呼ばれているその都市では、世界の法則を捻じ曲げて超常現象を起こす力--超能力の開発が行われていた。その頂点に立ち、最強と謳われるのが、七人の『超能力者』たちである。そのひとり、御坂美琴。電気を自在に操る『電撃使い(エレクトロマスター)』最上位の能力者にして、『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。後輩で『風紀委員(ジャッジメント)』の白井黒子。その同僚でお嬢様に憧れる初春飾利と、都市伝説好きな彼女の友人、佐天涙子。そんな仲間たちと、平和で平凡で、ちょっぴり変わった学園都市的日常生活を送っていた美琴に、突然の学園都市の『闇』が迫る--。


1. 「超電磁砲(レールガン)」
『学園都市』。一八〇万人を超える学生が集い、超能力開発が行われている巨大区域。教師によるボランティア組織『警備員(アンチスキル)』や学生による『風紀委員(ジャッジメント)』によって守られたその日常の裏側には、今日も路地裏でいたいけな少女に絡む不良学生たちの姿があった。そんな不良学生たちを、一筋の電光が一蹴する。しびれて地に伏す不良たちの中に傲然と立つその人の名は、御坂美琴。学園都市に七人しかいない『超能力者(レベル5)』の第三位にして、『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ少女の姿だった。そして、白井黒子、初春飾利、佐天涙子。四人による学園都市の日常が、ふたたび幕を開ける。

2. 「寿命中断(クリティカル)」
『広域社会見学』を前に、買い物に出かける美琴たち。ショッピングモールへの近道を使うが、普段は人通りのない狭い裏路地に、なぜか多くの学生たちの姿が見える。不思議に思う美琴たちは、その原因となっている『マネーカード』の入った封筒を拾う。固法によると、第七学区のあちこちで同様の現象が起きており、拾得届けも日増しに増えているのだという。そんな折、噂に目のない佐天に連れられ、終日マネーカード探しに付き合うことになった美琴。完全下校時刻になり、へとへとになった彼女の耳に、件の封筒の『落とし主』らしい少女を見つけたという、『武装無能力者集団(スキルアウト)』たちの会話が飛び込んでくる--。

3. 「超電磁砲量産計画(レディオノイズけいかく)」
いるはずのないところで目撃された自分。『超能力者(レベル5)』のクローン製造計画と軍事利用、そしてそれが自分のDNAマップを元にされているという噂……。美琴が出会った不思議な少女・布束によって呼び起されたその記憶によって、美琴の心は冷やされていく。なにかを知る様子の布束を問い詰めるも、謎めいた言動で煙にまかれてしまう。そして、長点上機学園の生徒であるという布束について調べるうちに、点と点が結び付いていき……美琴はとある研究施設に忍び込む--。

4. 「妹達(シスターズ)」
忍び込んだ研究所で、美琴は『クローン製造計画の中止』を知る。自分のDNAマップが悪用されなかったことを確認し、晴れ晴れとした気持ちになった美琴は、初春や佐天たちとショッピングに出かけることに。近く行われる『広域社会見学』に想いを馳せ、黒子が引いてしまうほどのテンションの高さを発揮する美琴。初春たちも少々戸惑い気味ながらも、かわいいものを前に心がときめく。意外な才能を発揮したりする美琴を中心に、四人は楽しい時間を過ごす。瞬く間に過ぎていく、夏休みの一日--。そんな学園都市の風景の裏側では、とある実験が静かに進行していた。

5. 「絶対能力進化計画(レベル6シフトけいかく)」
自分と同じ能力に干渉されたような、気味の悪い感覚に導かれ、美琴がたどり着いた先には常盤台中学の制服を着た少女が佇んでいた。鏡に映したように、自分とうり二つの姿をした少女。二人の間を沈黙が支配する中、少女の発した奇妙なひと言とは--。「ミサカ」と名乗るその少女にすっかりペースを握られた美琴は、彼女に言われるままに、木の上の猫を助けることに。事が済んだ後、ミサカは美琴を「お姉様」と呼び、彼女のクローンであることをあっさりと認めてしまう。そのちぐはぐな状況に、美琴は戸惑うばかりだった。

6. 「あたし…みんなのこと見えてるから」
中止されたはずの計画が続行されていた--『妹達(シスターズ)』を運用した絶対能力者(レベル6)への進化法。美琴の探り当てた情報は、予想以上の『実験』内容に大きなショックを受けながらも、その実験場にたどり着いた彼女を待ち構える無残な光景。それは、ミサカが惨殺される現場だった。怒りのままに、その場にいた『白い人影』に攻撃を加える美琴だったが、彼女の全力の一撃は簡単にはね返されてしまう。白い人影は、学園都市の第一位、あらゆるベクトルを自在に操る『超能力者』、一方通行(アクセラレータ)だった。

7. 「お姉さまの力になりたいですの」
『実験』の名のもとに次々と命を落としていく『妹達』。殺される運命を受け入れた彼女たちの姿と、なにより、過去の自分の行動により『実験』が成立している事実に、美琴は深く罪の意識を抱く。そして布束との再会を機に、美琴は計画に携わっている研究機関に対して、ただひとり、戦いを挑んだ。サイバーテロを仕掛け、直接、施設に忍び込み、打撃を与え続け--。そんな張りつめた戦いの裏側で、様子のおかしい美琴を心配する黒子。相談すらしてもらえない自分の無力さに悩みながらも、研究機関で相次ぐ不審火の報告を聞き、パトロールに出かけた彼女は、『幸運のカード』を探す子供たちと出会う。

8. 「Item(アイテム)」
『妹達』と、それにかかわる『実験』を中止に追い込むーーその決意を胸にした美琴の手によって、次々と稼動不能にされていった研究施設も、残すところあと二箇所。しかし、『実験』を行う者たちも、美琴に蹂躙されるまま、ただ手をこまねいていたわけではなかった。ターゲットは電気を操る能力者。施設に潜入したときのみ、その排除にあたるべし--。そんな奇妙な依頼を受け、とある暗部組織が動き出す。そのことも知らず、病理解析研究所に潜入を果たした美琴の前にめぐらされた数々の罠。そして彼女を誘うかのように、ひとりの少女が姿を現す。一方、残るひとつの施設、脳神経応用分析所には、布束が現れ--。

9. 「能力追跡(AIMストーカー)」
施設防衛の依頼を受けた暗部組織『アイテム』のひとり、フレンダによって張り巡らされた罠を突破し彼女を追い詰めた美琴。その目の前を、まばゆい光の帯が駆け抜ける。現れたのは『アイテム』のリーダーにして『原子崩し(メルトダウナー)』の名を持つ、第四位の『超能力者(レベル5)』麦野沈利だった。消耗していた美琴は逃亡を図るが、麦野の激しい攻撃は止む気配を見せるどころか、着実に後を追ってくる。それは麦野の背後にいるもうひとりの『アイテム』のメンバーの能力で--。一方、脳神経応用分析所に呼び出された布束は、かつて自らがかかわっていた研究の後始末をつけるべく、決意を固めていた。

10. 「原子崩し(メルトダウナー)」
『原子崩し』と『能力追跡(AIMストーカー)』--『アイテム』の強力な連携によって、美琴は追い詰められる。追う側である麦野は、今戦っている相手を学園都市第三位の『超電磁砲』と認め、一騎討ちを挑む。能力を使いすぎて実力を発揮できない美琴は、フレンダの残した爆弾入りのぬいぐるみを使って対抗しようとするが、麦野も暗部組織の戦い方を見せつけるように、己の弱点をカバーする『切り札』で美琴のもくろみを打ち砕く。それでも美琴はなんとか絶体絶命のピンチをくぐり抜け施設の破壊に成功したが、麦野の執拗な追撃は続き--。

11. 「自動販売機」
関係していた研究機関は全て稼働を停止し、『実験』を中止に追い込むという自分の目的は達せられた。孤独な戦いを終えて、ついに日常へと戻った美琴の前に、ツンツン髪の少年、上条当麻が姿を現す。なにかと絡んできてはやりあっていたはずなのに、その事実を覚えていない上条にキレる美琴。さらに自分を慕う後輩の黒子が乱入してきての大騒ぎが始まる--。以前と変わらぬ、日常の空気に安心しかけた美琴の前に現れたのは、『妹達』。自分がとどめを刺したはずの『実験』は、依然として継続されている。愕然とする美琴に、さらに驚愕の事実が立ちはだかる--。

12. 「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」
これまで自分が相手にしていたのは、学園都市そのものだった。『実験』--『絶対能力進化(レベル6シフト)計画』という巨大な“闇”を調べるうちに、どうしようもない無力感に囚われそうになる美琴。しかし、自分の全てをかけてでも、この計画を終わらせなくてはならない。美琴はついに、計画の実行を示唆した学園都市最高の英知を結集したスーパーコンピュータ『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』を標的に定める。一方、捨て猫を前に逡巡している『ビリビリの妹』に出会った上条は、巻き込まれるように猫の世話を押し付けられることになり--。

13. 「一方通行(アクセラレータ)」
『樹形図の設計者』ーー学園都市が誇る、『未来予測』すら可能な超高速演算装置。すべての始まりであるそのハイテクコンピュータをハッキングし、忌まわしき計画を阻止しようと施設に赴いた美琴は、そこで衝撃の事実を知ってしまう。すでに、『樹形図の設計者』は何者かの攻撃を受けて大破、稼働していない--。自分の為すべきことを見失った美琴は、半ば自暴自棄になりながらも、手近な施設に襲撃をかける。『樹形図の設計者』が壊れてしまったのならば、計画に関わるものをすべて潰してしまえばいい。だが、破壊の限りを尽くす彼女の目に映ったのは、施設内でモニタされていた実験の光景で--。一方、見失った御坂妹を探すうち、上条は、路地裏で信じられない光景に遭遇する。

14. 「約束」
お姉様から、何か言ってくださるまでは、じっと待つ。そう決意しながらも、連日の美琴不在に不安を募らせる黒子。そんな彼女のもとに、意外な人物--お姉様にちょっかいをかけていた上条が現れた。黒子は、わずかでも美琴の手掛かりを得ようと、自分の部屋に招き入れる。しかしそこに寮監が見回りにやってきてしまい、上条をベッドの下へと追し込める。ベッドの下で息を殺す上条だったが、そこである資料--自分が出会った御坂妹が参加している『実験』の裏側に隠された真実を見つける。美琴の孤独な戦いを知った上条は、夜の学園都市を走りだす。一方、美琴は、自らが為すべき最後の選択肢にたどり着いていた--。

15. 「最弱(かみじょうとうま)」
すべての始まりの原因となった自分が、計画を止めなくてはならない。そのためには死を選ぶことすらためらわない--。そう決意する美琴を、ボロボロになりながらもなんとか止めた上条。そして、彼は「みんなが笑っていられる幸せな結末」をつかみ取るために、ミサカたちがいる次の実験場へと走る。待ち受けるのは、学園都市最強の『超能力者』一方通行。身の程を知らずに立ち向かってくる『最弱』上条当麻に対して、『最強』一方通行の容赦のない攻撃をが叩き込まれ……。時がすこし経ち、上条を追ってようやく戦いの場にたどり着いた美琴。そこで見たものは意外な光景で--!

16. 「姉妹」
上条の拳によって地面に沈んだ一方通行が展開した秘策は、空気、風、大気、そのベクトルすべてを手中に収め、上条にぶつけるということだった。『最強』を超える『無敵』にたどり着こうとしている一方通行によって、上条は打ち倒される。さらなる絶対的な力を振るおうとする一方通行。美琴はそれを阻止しようとするが、超能力者である自分がこの『実験』に参加してしまえば、上条の狙い--『最弱』が『最強』を倒すことによって『樹形図の設計者』の未来予測をぶち壊す--が崩れてしまう。それを止めることができるのは『妹達』だけだった。美琴は、「アイツの夢を守ってあげて」と御坂妹に助力を頼み--。上条当麻と一方通行が再び対峙し、最後の激突を迎える--。

17. 「勉強会」
『最弱』の右拳によって、美琴のクローン『妹達』を巡る事件に幕が引かれ、再び平穏な日常が戻ってきた。そんなある日。寮監の厳しいチェックをくぐり抜け、美琴と黒子は時間外外出許可を取る。目的は、佐天の部屋で行われる勉強会(実はその本質は『鍋パーティ』なのだが)に参加するため。このところ、美琴が黒子たちの相手をできなかった、その埋め合わせとして企画されたのだった。佐天、初春、白井は、夕方の待ち合わせまで、それぞれの自由な時間を楽しむ。そして美琴は、『妹達』が収容されている、カエル顔の医師の病院を訪れていた--。

18. 「お引越し」
『乱雑開放』事件以来、入院しリハビリに励んでいた枝先が無事、退院できることに。独り暮らしをしたことが無い彼女を案じる春上は、二人で同居することを決める。春上の引っ越しの準備を進める初春はどこか寂しそうだった。そして迎えた枝先の退院の日。お祝いのために美琴たちで集まることにしたのだが、信号機のトラブルが発生し、風紀委員の黒子と初春は出動を余儀なくされる--。一方、ひったくりを捕まえた婚后たちは、見知らぬ学生に能力を使い解決したことをとがめられる。その裏側では『アイテム』の面々が、奇妙な任務に振り回されており……。

19. 「学園都市研究発表会」
公園の花畑で倒れていた見知らぬ子供を見つけた美琴たち。フェブリと名乗る少女は、なぜか美琴の名前を知っていた。美琴には全く心当たりがなく、風紀委員にも該当する迷子の情報は届いていない。すっかり佐天に懐いてしまったフェブリを、佐天と初春が協力して預かることに。次の日、各種データベースに写真照会をかけるも、やはりフェブリの情報はなく、フェブリは『置き去り』として処理されることになった。あすなろ園への受け入れが決まったフェブリだが、入園までの5日間はみんなで面倒を見ることになる。美琴は自分も名前で呼んでもらえるよう、奮闘するが--。

20. 「フェブリ」
学園都市の、非能力系発表会、通称『学究会』会場内で、警備ロボットの暴走事故に巻き込まれそうになるフェブリ。大事には至らなかったものの、誤作動するはずのないロボットが動き出したという、不審な点が残っていた。一方、ゲコ太人形を巡って攻防戦を繰り広げるうち、フェブリと仲良くなった美琴は、固法たち風紀委員の面々と合流して、銭湯にて裸のお付き合いを敢行する!楽しい時間を過ごしたその帰り道。突然、駆動鎧が襲いかかってくる。美琴が能力で制御しようとしたもののなぜか通じず、婚后の助けでようやく撃退するが、今度はフェブリが倒れてしまい--。

21. 「闇」
フェブリを回収しようとしている何者かの存在。そして、フェブリが『科学的に作られた人造物』であるというカエル顔の医者の言葉--。フェブリを巡る状況は、にわかにきな臭さを増してくる。そしてミサカから伝えられる、フェブリの『姉』の存在と、『学習装置』の痕跡。暗部が関連している可能性を示唆されたことで、佐天たちに真実を伝えられないでいた美琴だが、婚后の何気ない一言を受けて、皆でフェブリを救おうと決意する。警備員ですら触れることも許されない、学園都市の深い闇。その存在を知らされてなお、佐天たちは真っ直ぐにフェブリを救うための方策を考え始め--。

22. 「STUDY」
フェブリに残された時間は、72時間。彼女を救う手がかりを得るべく、美琴は収監されているテレスティーナの元に向かう。学園都市で暮らす子供たちは、全て実験用のモルモットだと吐き捨てるテレスティーナ。しかし美琴は、その闇を覗き見てもなお、学園都市を嫌うことはできないと答える。2人はにらみ合うが、ついにテレスティーナは美琴に手がかりを与える。それは、フェブリが『ケミカロイド』と呼ばれる存在で、彼女を作ったという学究会への糸口だった。一方、偽情報をつかまされた『アイテム』の面々は、自分たちをはめた相手を追い詰めるべく、 行動を開始する……。

23. 「革命未明(SilentParty)」
学園都市では能力のレベルのみで価値を判断する。そして能力の開発は、先天的資質に負うところが大きい。ならば、現行の方式とは異なる方法で能力者をゼロから作り出すことができれば--。罠にはめられた美琴と布束に向けて、有冨の口から語られる『ケミカロイド計画』の全貌。彼ら『スタディ』は学究会当日に大規模公開実験を行い、学園都市に革命を起こすという。薬で体の自由を奪われた美琴は、自分の過去がもたらした事件をひとりで背負おうとする布束に、以前の自分の姿を重ねる。そんなふたりの前に、信頼する仲間たちが助けに現れ--!

24. 「EternalParty」
有冨たち『スタディ』による『革命』--二万体もの駆動鎧を使ったテロが始動する。その企みを阻止せんと、学究会各会場で奔走する黒子、初春、佐天、婚后たち。さらに多くの風紀委員たちの力を借りて、駆動鎧を会場敷地内に押しとどめ、テロの進行を防ぐ。思わぬ抵抗に、『ケミカロイド』ジャーニーへの負担は増してゆき、布束は自分の選択に迷いを見せる。そして、美琴とフェブリは本丸である有冨たちの元にたどり着いた。もう自分は、ひとりではない。共に戦う皆の姿を胸に、美琴は迫る駆動鎧をなぎ倒して進む。その先に待っているのは--。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 3
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

私は、この街を・大切な人たちを守りたいから

(2013.4/20 1話)
原作(漫画)1巻~7巻まで既読。
今期№1の期待作品と言っても過言じゃないです。

作画が前作より綺麗になって、OPも安定のfripsideさんなので文句の付けようがありません^^q

{netabare}図書館での食蜂操祈との会話は原作でもありましたが、ちょい役で終わりそうな感じ?{/netabare}


演出は前作の1話冒頭での「ほんとっ、退屈しないわねぇ。この街は」の御坂のセリフを今作では1話のBパート終わりに上条が「まったく、退屈しませんねぇ。この街は」で締めていたのでよかったです。

気になるのは、アイテムの4人とアクセラさんの活躍です(*´▽`*)

(2013.4/27 2話)
{netabare}学園都市の科学者、闇に利用されていた御坂美琴の能力、いや美琴自身か。
しかし、それが無ければ妹達(シスターズ)は生まれなかった。

人通りの少ない所を選んでいるという事は、レディオノイズ計画と何か関係が?


そんな可愛らしいコンビニ弁当、見たこと無いですww さすが、市場に出回る前の商品を実験的に取り扱ってる学園都市ならではですね^^;

布束さんの目元が原作と随分違う。どちらかと言えばアニメ版の方が好みですww

それにしてもインデックスさん、ED意外と良かったですよw{/netabare}

(2013.5/5 3話)
{netabare}妹達(シスターズ)ついに、登場ですね!!!

レディオノイズ計画の阻止、それは上条さんが行った事だが、それ以前に阻止しようとしていた人物が彼女か。
と言う事は、御坂はこの段階では妹達(シスターズ)の存在を知らない。

レディオノイズ計画、その本当の目的は…とある彼女。{/netabare}

(2013.5/11 4話)
{netabare}学園都市の潜む闇に自分が関わっていない事が分かって?気分の良い御坂だが…
何気ない1日を過ごしている間に、実験が進行していたら?
彼女のショックは、相当なものだろう。

ってか妹達(シスターズ)の目のトーンが禁書1期の時より、明るくなってる!


レディオノイズ・レベル6計画のキーパーソンとされているアクセラレーターと御坂が対面するのか?{/netabare}

(2013.5/18 5話)
{netabare}クローンだからこそ、他の生物にも優しくなれる。シスターズ、おっさんかヾ( ̄o ̄;)
禁書とは違う、シスターズの性格変化に「グッジョブです!( ´ー`)q」

温かな光に包まれた日常から、寒気を覚えるほどの暗い闇の非日常へと…

反射前のCGを使った作画、愛を感じます。それと一方通行、髪長くなってる気が^^;

EDが劇場版みたいで、次回への期待がさらに高まる終わり方でしたね。{/netabare}

(2013.5/25 6話)
{netabare}一方通行vs御坂美琴、例え勝敗が分かっていても目の前で起こっている事からは逃げるわけにはいかない。

今さらですが岡本さんの狂気じみた演技、アクセラレータにぴったりですね(^^)

ただ力を求めるアクセラレータ。彼の哀しい過去が、学園都市の闇に利用されているとしたら?彼もまた、加害者ではなく被害者。

絶望へと叩き落された美琴。力があっても届かなければ… 一人じゃどうしようもできない事も側にいてくれる誰かが居れば大きな力になる。

1期の佐天さんが言った「御坂さん、いまあなたの目には何が見えていますか?」の答えが「あたし…みんなのこと見えてるから」なんでしょうね。{/netabare}

(2013.6/2 7話)
{netabare}私が…私がDNAマップを提供したせいで彼女たちの生命が弄ばれている。そんな自己嫌悪と罪悪感が美琴を押しつぶそうとしている。

佐天さん、初春のスカート捲るの手慣れ過ぎでしょwww

自分に出来ることを精一杯やる、簡単なようで難しいor難しいようで簡単なのか…
今の黒子にできる事は御坂を信じて待つことだけ。

次回、ついにアイテムの面々が登場するので楽しみです!{/netabare}

(2013.6/10 8話)
{netabare}アイテム遂に、登場!
滝壺さん大人っぽい感じですね。
それと絹旗最愛の声がイメージでは少し高めだったんですが、まぁそれは置いといて/(-_-/)(\-_-)\オイトイテ…

学生が人口の8割を占めるこの都市は何かと技術を狙われる事も多い。だから暗部と呼ばれる能力者で構成された裏の組織が必要となってくる… その構成員にレベル5が何人か属しているという意味では学園都市の存在理由に問題がありそうです。

いやしかし、戦闘シーンの作画は目を見張るものがあると思います!{/netabare}

(2013.6/16 9話)
{netabare}LEVEL5の第3位と第4位の直接対決! 汎用性では麦野に勝る美琴だが単純な「力」では麦野に劣る美琴。

滝壺さん、それミンティア?www  「アイツからは、危険な匂いがする!」そりゃ、ミンティア食べてあんな目されたら誰でもビビるよ!(実際は能力体結晶なんだけど)
AIMストーカーと名の付くだけの事はありますね滝壺さんwww やはり(諸刃の剣だけども)8人目になるのは彼女か?

所かわって、美琴以外にもレディオノイズ計画に反旗を翻す者が密かに動いていた。
「これ以上戦いたくないという、彼女達の声が誰かの心を動かすかも…」そういった意味では布旗が行った行為は正解だった。

麦野沈利vs御坂美琴、軍配はどちらの手に!?{/netabare}

(2013.6/22 10話)
{netabare}レールガァンΣ(T▽T;) ぐわわぁぁん! 麦野ダサすぎwww
そんなんでヤラレルようじゃLEVEL5とは言えないわな^^;麦野ん激おこじゃんか(゚д゚;)

パリィパリィってparryの事? まぁ、何はともあれ窮地を脱した美琴だが計画がとん挫したわけではない。
上条さん、ついに登場!予告も上条さんだったので超電磁砲ではなく禁書目録を観てる気分になったのは私だけ…?{/netabare}

(2013.6/29 11話)
{netabare}冒頭、禁書1期の1話を観ているようで懐かしく感じました^^

禁書でも同じシーンがありましたが上条さんと美琴の絡み、少し変わってますね。
「前に1万円飲まれちゃって…」なんて言ってなかったような^^;それに「チェイサー!!」の時のカットとかも。
確かに御坂フィルターから見た上条さんはイケメンにしか映ってない!
シスターズと上条さんの会話が原作通りで笑ってしまいましたwwww

自身のクローンだからこそキツイ一言を浴びせてしまった、感情があるとも知らずに…
天井さんちょっと老けた? アクセラさん、それガムですよね!?ガムだと言って下さい(゚д゚;)!!

美琴の苦悩が前とは違ってよく描かれていて解りやすくて好かったです。(個人的にですが^^;){/netabare}

(2013.7/8 12話)
{netabare}妹達(シスターズ)10032号と上条さんのシーンで訳を話したがらない10032号を見ていると、布旗の「細やかな抵抗」(シスターズへの感情プログラムのインストール)が功を奏しただろうなと思い観ていて嬉しくもあり切ない。

所で、1期で木山先生がツリーダイアグラムに申請を行った時期とそれが破壊されていた時期は整合するのか?
→申請を行った時期が7月24日なのに対して破壊された時期が7月28日なので一致しない。と言う事は、木山先生が行った申請は統括理事会にとって都合の悪い情報に関しては却下していた事になる。

そこから導き出される結論は…学園都市に住む学生は統括理事長であるアレイスターの実験に利用されているモルモットに過ぎないという訳か。
話が脱線しましたが、次回いよいよ上条さんvsアクセラさんの対決が!?{/netabare}

(2013.7/13 13話)
{netabare}ツリーダイアグラム、それは今の美琴にとって最後の希望とも言えるものだった。かつて木山春生が、望んだように…

結局、猫の名前は「保留」になったのかwww 禁書1期の時は10031号が実験対象だとは知らずに上条さんと居た10032号が一方通行と実験を行ったとばかり思っていました。 そこの所も分かりやすく描いているので構成上、不満は無いです。

原作とアクセラレータ(一方通行)vs10031号の戦闘シーン、違うんですね。スタッフの遊び心に感謝です。

アクセラレータも好んで殺しているわけじゃない。「自分」を誰かに認めてもらいたいという欲求を、科学者たちに利用されて最強・無敵の存在になる事を望んだ。 禁書1期では実験を楽しんでいるように見えましたが、レールガン2期だと呆れている感じでしたね、自分自身に。{/netabare}

(2013.7/20 14話)
{netabare}黒子の変態っぷりが前より増してるだと!? 上条さん、完全にモノ扱いwww
レディオノイズ計画を知るシーンが猫のせいでシリアスじゃなくなっている…

橋の上での会話シーン、上条さん声抑えてしゃべってる? それに、こっちの方が禁書よりキャラに感情移入しやすくて観やすい。

やっぱり利奈さんの演技力凄い!!ってか上条さん、イケメンすぎるだろ(゚д゚;)!
ED変わりましたが、2クール目もインデックスさん唄うんですねwww{/netabare}

(2013.7/27 15話)
{netabare}当麻の登場シーン、演出だけみると不自然というか展開が早いですがそこは禁書1期を観ていたので違和感はないです。
声のトーンもだいぶ違いますね、一方通行の粉じん爆発後の作画もカッコいいです。
ただ、あのセリフが聴けなかったのは残念(-_-;)

ED変わったと思ったんですが前回だけの特殊EDのようです^^;
ここ数話、禁書と被っているストーリーが多いので1期のような日常回などが無いのでこれから先もシリアス路線で進行するのか、もしくはオリジナルストーリーで展開していく?{/netabare}

(2013.8/4 16話)
{netabare}OP変わるかと思ったんですが、まだみたい。というよりは変えないでも良いんじゃない?

保留:「今夜は、風が騒がしいな( ´,_ゝ`)」

「歯ぁ食いしばれよ、最強~」のくだり、今作の方が最弱らしさが出てるので良いですね。禁書1期の時は、セリフにも勢いがあってそれはそれでカッコいいんですが、何か主人公補正入ってるんでね^^;

何かが変わるかも…それはアクセラレータから見た「世界」ではなく学園都市から捉えた「世界」の視点でしかない。
だけど、最強(存在意義を覆す者)と出会い価値観が徐々に変化していく。

インなんとかさん、1カットのみの登場だったかww
御坂妹:「今作のヒロインは、あなた(インデックス)ではなく私です!ぶふぉっ(((*≧艸≦)」{/netabare}

(2013.8/15 17話)
{netabare}OPの編曲に小室さんなのはいいですが、何か盛り上がりに欠ける、コレジャナイ感はあります。

シスターズ達を取り巻く一連の問題が一段落した後の日常回ですが、超電磁砲はこうでなくちゃね。
ってか掃除機は学園都市に住んでるにしては普通のデザインなんだ^^;
初春の異名:「守護神(ゴールキーパー)」がでてきたと言う事は、漫画同様に18話以降は初春にもスポットが当たるのか?

それにしてもクローンの寿命があんなに短いなんて、学園都市の科学技術ならもっと伸ばせそうなのに…。゚+(。ノдヽ。)゚+。

「お姉さまの方が、フェフェ…ヾ(*´∀`*)ノフェフェフェ♪」やっぱり日常回では黒子が良い味だしてますwww

EDはアリサ(CV:三澤紗千香)が担当なんですね^^; 個人的には1クール目のEDが良かったです。{/netabare}

(2013.9/7 18話)
{netabare}レベル5を相手のデータ収集に何か目的がありそう… まさか、また木原一族が黒幕だったり?

初めて、自分から率先して動いてできた友達の引っ越し。初春にとって悲しくないわけがないよね( ノω-、)クスン
学園都市、近未来の技術が満載のこの街で金剛さんの口上はギャップが有り過ぎるwww

学究会、ねぇ。何かヤバい事に首を突っ込んでいそうな感じがする…

シスターズ(大勢)と美琴が一緒に食事している光景を思い浮かべると、なぜか上条さんが居るwww

温かい、温かい事はこれからの季節にピッタリですね!食べ物にしろ飲み物にしろ(ホットティーetc…)でも、お酒は別ですけどねwww そんな温かさの重要性を教えてくれるのが初春の能力(サーマルハンド)なんです!

フェブリと名乗る少女の目的は、美琴絡みですがどうなることやら^^;{/netabare}

(2013.9/14 19話)
{netabare}黒子の「お~オォオォオォヾ( ゚∀゚)ノ゙オォオォオ」が完全に新井さんwww
西洋人形に似た出で立ちの幼い少女は、何も知らずに大きな力に利用されているとか?

ものすごく不味いキャンディを平然と舐めているのは、何かの薬品の副作用を抑える為だったりして。
にしても、嫌われ過ぎだな御坂^^;

ここで、青ピ登場ってwww

レディオノイズ計画とは別にまた、新たな計画が美琴を襲う。{/netabare}

(2013.9/21 20話)
{netabare}バッテリーが入ってないのに動きだした警備ロボ。となると電気系能力者による操作ではなく、「何か」で動かしていた事になるけど…AIM拡散力場なのか?いやそれだと、能力者が干渉できるから違うか。

所変わって美琴の思惑も空しく、ピンクゲコ太はフェブリの物にwww 温泉回は黒子が荒ぶりそうな予感しかしないけど^^;
予想が外れて、まさか黒子がいらない子になるとは(゚д゚;) しかしもう、佐天さんは都市伝説の研究家より保母さんの方が向いてるな。

無人ロボと電波干渉?とフェブリ、それと謎の結晶体は関係性がありそうだけど…まだまだ解らないことだらけですね。

何!?フェブリが人工物?クローンとかでもなく!?(・_・;){/netabare}

(2013.9/29 21話)
{netabare}フェブリはアンドロイドではなく、クローン? だとしたら妹達(シスターズ)の件がオリジナルストーリーでも整合性を得ることになるけど。

美琴はシスターズの件で、自分自身が原因で出来た闇と向き合った。だが、今回は自分自身でなく学園都市という世界の闇が目の前をうろついている。

いやいや、「私が、独りで…」って前回から何も成長してないようにみえるよ? 何の為の友達なの・仲間なの?巻き込みたくないのは分かるけどそれじゃあ、同じ事の繰り返しになる気がするんだけども。

どうにか、あの時と同じような事になるのは避けられた美琴ですがフェブリを造った奴らの目的は依然解らずじまい。{/netabare}

(2013.10/7 22話) 
{netabare}フェブリが関わる計画の黒幕ではなく、美琴たちの協力者?として登場したのが木原・テレスティーナ・ライフライン。
1期の顔芸&鬼畜っぷりは健在なんでしょうか? まさか間接的ではありますがアイテムの4人が美琴に協力するなんてね。

ケミカロイド、それがフェブリの正体。科学物質を使って人工的に造られた、対能力者用の試作品とでも?

高位の能力者だから、みんなが仲良くしてくれる。それは、憧れや利用したいという気持ちも含まれていると思うのでテレスティーナの言う事にも一理ある。しかし、そうじゃない人でも自然と誰かの為に行動する事で仲良くなれている存在が美琴の近くに居ると思うけど(上条さんとか、上条さんとか…)

それにしても布束は、一体何がしたいんだ? レディオノイズ計画の時も関わっていながらシスターズに「感情」をインストールしたり今回の一件でも関わっているのにフェブリを助けようとしたり。分からないですね^^;{/netabare}

(2013.10/14 23話)
{netabare}能力至上主義の学園都市に不満を抱き、別の視点から能力者を造りだす計画・「ケミカロイド計画」は学園都市の根幹を揺るがす物になるのか?

造られた人間、造られた能力、そんなもので都市機能を運営できるのか。また、兵器として利用されるのがオチなんじゃ…
「老害」である木原幻生ですらLEVELの枠から抜け出る事はできなかった。しかし、ケミカロイド計画はLEVEL(限界)の枠を設けない事である種の可能性を見出そうとした。
人の可能性の結果である能力者に怪訝し、造られた人で可能性を模索するのは結局人の可能性を信じているからでは?

そんな計画に参加している布束には、彼女なりの理由があって参加していた・させられたという方が正しいですね^^;

布束の巻き込みたくないという気持ちは優しさではなく「助けて」と言えない弱さの表れだと、知っている美琴はかつて助けられた上条からその事を学んだ。

御坂達4人では解決できない事でも他人の力、シスターズの力を借りれば解決への糸口が見つかりそうだけど。{/netabare}

(2013.10/19 24話)
{netabare}科学者・研究者としての正しさを見つける為の決意をした布束と人としての正しさを行動で示す美琴たち。
好奇心が誇示欲となってしまった有富の歪んだ野望を防ぐことはできるのか?

前作から登場していた湾内さん、泡浮さんの能力連携からの婚后光子の〆や黒子の戦闘シーン熱いですね。

婚后さんの会社の技術力凄いな^^; なんて思ってたら麦野登場!?(゚д゚;)あくまで利害が一致した上での手助けなんでしょうが、良いですね(*´▽`*)

AIM拡散力場の暴走を誘発する最終フェイズ、それが連鎖的に広がれば能力者の持つパーソナルリアリティを乱す事もできる。
って、シスターズの声のトーンwww

まさかの最後の最後で食蜂操祈が絡むとは…{/netabare}

ストーリー上、一方通行(アクセラレータ)戦やレディオノイズ計画をやる意味があるのか?と思っていたら持つ者の葛藤と持たざる者の葛藤を描く形になったので物語の展開としても文句なしです。
とある科学の超電磁砲Sの「S」はsister's(妹達)とstaunch partner(信頼できる仲間)の意味合いだと思いたいですね。
欲を言えば、もう少しシスターズの出番と活躍が観たかったです!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 50
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ビリビリと仲間達

超電磁砲(レールガン)の名を持つ御坂美琴とその仲間が協力して超能力を使いの学園都市で起こる事件を解決していくストーリー第二期になります。

非常に安定感があって今期鉄板で楽しめそうです。

OPも前作の雰囲気のままなかなかイイですねー。

※1話感想{netabare}
能力や人間関係を紹介しつつも事件解決をする彼女たちの日常を表すスタートでした。

最初の不良集団はベタでしたね。
中学生相手にゲスな事をしていましたがビリビリで
良いお仕置きになったと思います。

病院では色々と危機一髪でしたがジャストタイミングのチームワークで乗り切りました。
佐天さんのあの剛腕キャッチには驚かされました。
結果的には相手も含め誰も傷つかず一安心。

食蜂さんの存在や美琴の過去など今後の展開を匂わせていましたが、
どうなって行くのかとても楽しみです。
婚后さんのキャラは面白いので1期より少し目立つ活躍しないかな。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の新キャラは心を読むスキルなんですかね?
まだ能力が謎なのが興味を引きますね。
(パッと見た雰囲気がちはやふるの詩暢ちゃん似な気もしましたw)

いずれにしろ心理戦は得意そうで1話で出た食峰さんと絡み
今期は精神的な駆け引きやトリックで楽しませてくれる予感がします。
御坂妹の存在もチラホラしてますし
クローン研究への掘り下げもありそうでこの先が楽しみです。

それにしても先週今週と学園都市治安悪いです。
黄泉川さんもっと頑張れじゃん!

佐天さんは前回といい、一皮剥けてきた気がします。

EDもなかなか良かったです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
先週、新キャラがちはやの詩暢っぽいって言ったけど、
こちらも「砥信」でしのぶって読むんですね。先週は名前に気づきませんでした。
この作品、人物の漢字難しくてサイコパス並に変換が面倒です。

美琴がラボに潜入するお話でした。
私服は新鮮。中学生にしては意外とお値段の張るコーディネート。
着替えにホテルの一室を使う贅沢さには驚きです。
普通はトイレ&ロッカーだよね?

なんだかメタルギアを彷彿とさせる潜入でした。
それにしてもビリビリって汎用性高いです。
機密やセキュリティーまで突破できるとは…。
流石にツッコミたくなりますがスルーしてあげます。

クローン計画を知り驚いていましたが、凍結と分かり一安心。
…してしまったようですが水面下で動きつづけています。
大きな事件へと発展していきそうで早く続きが観たいです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美琴浮かれてましたねー。
浮かれてた方がまともな性格になるのも可愛いちゃ可愛いけども。

今回はほぼ日常回で春上さんの水着ショーが見所だった気がします。
話はそんなに進んでないけど会話で出た
「社会見学」とか「電波で繋がる」という話は今後、鍵になるかも。

クローンの方は「布何とかさん」こと、しのぶちゃんも一枚かんでる様子。
敵か味方かそれとも!?…今後どういう存在になるのか気になります。
最後にとうとう御坂妹を発見しましたし、
クローンの扱いが惨いシーンで終わりましたがどうなって行くのでしょうか?
{/netabare}

※5話感想{netabare}
前半は緩く後半は一気にシリアスに。
この作品は締めるところはしっかり締めてくれるので流石です。
御坂妹は赤ん坊を助け、猫を助け、最後にバッヂを求めて、人間味を感じました。
少ない時間でしたがちゃんと生きていて、それ故に死は残酷に映りました。
やはりこんな計画は許されないですね。
美琴の視点からこのストーリーを追うのも非常に楽しみです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
美琴の怒りはよく分かるけど力押しではアクセラレータにはかなわなさそうですね。
美琴の能力が強いだけに相性が悪さが力の差になっています。

それにしてもこの実験は余りにも酷いのです。
クローン技術上がってもこういう倫理的な事も
しっかりしないと恐ろしい世界になってしまいますね。
しのぶちゃんも味方に付けて仲間みんなで協力して阻止して欲しいものです。
一期よりも二期の方が応援しやすいシチュエーションになりそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
黒子達を巻き込みたくない美琴と、
美琴の力になりたい黒子の気持ちが交差して少し切ないですね。

人的被害は出していませんが美琴はテロリストとして悪には悪で対抗する形になっています。
話し合い等正攻法は効かないでしょうから致し方ない所ですかね。
とはいえ余りダークヒロインにはなって欲しくない気持ちもあって複雑です。
良い方向へ転べばいいのですが…。
次回はラボ側の対抗策が出てきそうでまた楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
アイテムという組織が登場し美琴と対決していく構図になりました。
まずは狡猾な導火線&爆弾使いが相手。
レベル違いの相手にもよく戦っていて戦い慣れしているのが伺えます。
美琴が闇の炎に抱かれて消えるのかとも思いましたが、
レベル5は伊達じゃないですね。鮮やかな逆転でした。
次回は複数相手にしなければいけなそうで、苦戦が予想されます。

一方、しのぶちゃんも独自に動き出しました。
共闘もありそうですが、どうなって行くんでしょうか。楽しみです。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
アクション満載で見応えのあるバトルでした。
ビーム兵器(?)の使い手と能力追跡者が相手で押されていました。
戦略的撤退すべきなのですが気持ちが勝って施設破壊に固執しています。
次回はタイマンバトルみたいですが体力的に限界で冷静な気持ちではないので心配です。
増援も無さそうですしどうなる事やら…。

しのぶちゃんの方も超捕まってしまい超心配です。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
いやいや単純にバトルで楽しめました。
麦野さんイキイキしてましたねー。怒らすとおっかなくて敵ながら好きなキャラです。
(cv小清水さんこういうキャラやはり上手いです。)
今回は相手の罠を上手く利用して勝てましたがまたの再戦も観たくなりました。

ラボから撤退させとりあえずは実験を止められましたが、
コレで終わるなんて上手い話ではなさそうです。
しのぶちゃんも捕まってて心配なままですし…。
インデックスと重なるシーンがあったけど続きはアチラでって事でもないよね?
コチラはコチラで事件を追うものだと思って次週以降も楽しみにしておきます。

心配といえばフレンダのお仕置きもなので、程々にして上げて欲しいです。
きっと、スゴくおっかないんだろうなー…。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
学園都市の暗部は底知れず。
あれだけ頑張って破壊し撤退させたけど大局を動かすに至らず…でした。
それでも心折れず覚悟を決めて決意を新たにする姿を見せられては応援せざるを得ません。
次回以降も応援のしがいがあります。

それにしてもみんな精神年齢高いですね。
自分の中学生の頃と比べるとなんだか恥ずかしくなります。(^_^;)
{/netabare}

※12話感想{netabare}
美琴はツリーダイアグラムをハッキングして
エラーを起こさせる計画を実行しようとしましたが
既にツリーダイアグラム自体が存在していなかった様です。
今の学園都市の機能はどうやって賄っているのでしょうか?
予知能力系の能力者等でも酷使してるのかな?
色々と謎が深まってきました。

猫のお話は完全にインデックスでしたね。
既知の話ではありますが美琴視点でどう描かれるのか楽しみになっています。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
観ていてとても痛々しかったです。
死んでゆくシスターズも痛々しいし、美琴の絶望感や無力感も痛すぎます。
レールガンの視点だと美琴の心情に触れているだけあって同情の気持ちがより強くなります。
本当に趣味の悪い実験ですね。

当麻も事件を知りインデックスとの交差が強くなってきました。
この連鎖を止めるには当麻の右手にかかって来ています。

たけどこのシリアス展開だと黒子や佐天さん達はしばらく出て来れないかも…!?
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回はインデックスと交差していると言うより、インデックスそのものでした。
まぁ名シーンだし逃せないですけどね。
既視感もあるので新鮮味に欠けはしますが心情などもより深く解ってきます。
来週もインデックスでしょうね。しばらく当麻の応援です。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
相変わらずインデックスしてますが
…あれ?本編より気合い入った感じがします。気のせい?
当麻はやっぱりカッコいい!殴るシーンはスカッとしました。
アクセラレータは元々気質があったとはいえ
あれだけ殺してたら色々と麻痺しちゃうでしょうね。彼も被害者だと思います。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
ちょっとした最終回気分。
一方通行を無事倒してくれました。分かっていても立ち上がるシーンは漢を感じます。
ここ数話は良いリメイクが観られました。
美琴の恋の方も進展するといいのですがまだまだ素直になれず先は長そう。

どうやら来週は日常が戻る様子です。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
久々に平和な一日。このメンバー揃うのも久々。
シスターズも無事回復していくようだし一安心。
インデックスのキャラは相変わらず顔映さないシステムなんでしょうか?
隠されると気になってしまいます。

品ぞろえ豊富なペットショップならネズミの真空パック売ってるんですかね?
行った事無いから良く知りませんがちょっと怖い。

美琴は相変わらずお金持ち。
スッポンと霜降り肉の鍋は贅沢だけど合うのでしょうか?
もったいなくて試す気にはなりませんが…。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 退院4:友情2:メガネ1:学究会1:犯罪1:眠り姫1

事件の匂いがプンプンしつつも友情が良く現れた回でした。
インデックスのリメイクが悪い訳ではないけれど、
レールガンとして観たいのはやはりこのメンバーでのチームワークですね。
レールガンらしさが帰ってきました。
何やら『能力』に否定的で嫌みな性格のメガネ集団が暗躍しているようで不安が高まります。
もしかして、しのぶちゃんも関わっているのかな?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 迷子7:ゲコ太2:学究会1

『チャイルドエラー』って何?孤児的な感じなのだろうけど…意味分かる人居たら教えて!

フェブリちゃん人見知りしない可愛い子ですね…美琴以外には。
まぁ、最後に少しは仲良くなれたみたいなので良かったかな。
暗躍しているメガネ軍団は何をしようとしているのでしょうか?
嫌な予感もしますし気になります。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 実験4:人造人間3:ゲコ太2:銭湯1

そんな気はしてましたが、フェブリちゃんは人造人間だった模様です。
暴走ロボットもなぜ動いたのか不明ですが操縦席から出てきた結晶(?)やアメ玉が鍵かな?
メガネ軍団の動きにも注目です。

あと今回は婚后さんが活躍が観られてちょっと嬉しかったです。
また活躍が観られるでしょうか?
{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 仲間5:闇組織2:捜査2:72時間1

スタンドプレイよりチームプレイ。
レールガンはみんなが活躍しないとね。フェブリを助けるため頑張って!
しのぶちゃんはどうも裏がありそうでメッセージを送って来ているのかな?
何となく敵では無い気もします。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 科学者5:仲間2:裏切り2:アイテム1

しのぶちゃん敵ではない様で少しホッとしたけれど、
その分メガネ君はとてもとても嫌~な感じ。
約束も守らないし正に悪役の科学者の代表的なスタイル。
ハラハラとさせてくれながらも
気持ち良くみんなでやっつける王道展開になりそうです。(アイテム含む)
確実に楽しめそうだけど一捻りは欲しいと思ってしまうのは贅沢かな?
次回以降も期待しています。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 革命6:仲間3:ワガママ1

テロリストを仲間を信じて協力して倒す!
…という良くあるアクション映画の王道の様な展開ではあるけれど
美琴の真っ直ぐな気持ちには共感できますし気分良く見られます。
こういう展開が嫌いな人って少ないんじゃないかな。
来週は皆活躍してアクション満載の予感ですし応援しつつ楽しめそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 仲間7:バトル3

いやいや爽快爽快! 気持ちの良いラストでした。
実弾使われても怪我人0とか無茶が平然と成立していたり
色々都合良すぎるんですけどレールガンはこうでなきゃ。
考えたら楽しめません!
最後はみんなの協力や活躍でスカッと晴れやかに締めてくれました。
2期で使われた名台詞を色々と持ってきたのも◎。
今までの話を呼び起こしてくれました。

フェブリは冷静に考えても学園都市で保護した方が良い気もするけど
いつの日か伏線となって帰ってきてくれると思います。
また続きが観たいです。
{/netabare}

【総評】
必要なのは理解していますが
途中でインデックスのリメイクが入るのでやや新鮮さは失われた所はあります。
それでも最終的にはその時の美琴の行動を踏み台にして
仲間を信じる事とは何なのか答えを見つけ成長を見せる展開になっていますし
全編通しての満足度は高いです。

やはり小難しい理屈や一人でも立ち向かう姿はインデックス本編に任せて
レールガンは爽快なアクションと仲間との絆がメインで良いなと再確認出来ました。
学園都市を舞台にして住み分けがしっかり出来ていて
それぞれの色が楽しめるのは嬉しい限りです。

きっと何れ3期もあると思いますので今から楽しみに待っています。

2期もエンターテイメントが詰まった爽快な作品に仕上がっています。
万人受けする内容でどなたにもお勧めできます。
1期を観ていない方は1期からどうぞ。
インデックスを観ていなくても楽しめます。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 78

86.8 14 超能力で学園なアニメランキング14位
涼宮ハルヒの憂鬱 第2期(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (3792)
19173人が棚に入れました
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
入学式後の自己紹介で、このぶっ飛んだ発言をした県立北高校の1年生「涼宮ハルヒ」。成績も運動神経も容姿も優れているのに、傲岸不遜な態度と中学以来の奇人ぶりから、クラスで浮きまくる。その上、普通のクラスメイトをつまらないと拒絶し、ますます孤立していた。
そこで、ハルヒの前の席に座るクラスメートの「キョン」が話しかけたことをきっかけに、SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)に加入させられてしまうのだった…。

声優・キャラクター
平野綾、杉田智和、後藤邑子、小野大輔、茅原実里、松岡由貴、桑谷夏子、白石稔、松元惠、あおきさやか
ネタバレ

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

意図とした悪の行為も無意識での悪の行為も悪にしかならないわけでその悪質性と価値に違いはない

【満足度再評価】2019/7/28
【初投稿】2018/9/16

トライ&トライで賛否両論、何を是とし何を否とするか、アニメファン(だけ)が盛り上がった。な物語。



原作小説がバカ売れし(多分)、ラノベ業界やアニメ業界を多いに賑わせたレジェンドな作品。奇抜な構成やセリフ回しなど多くの「匂わせ」や「含み」を持たせ考察マニアにはたまらん作品でもあり京アニの丁寧な描写が更に売れるきっかけとなった(多分)。

私はハルヒは嫌いだが長門の儚さや朝比奈の柔らかさは何とも表現しがたい尊さで絵も音楽も声優さんたちのハマり具合もとても良い。
本当は考察サイトをググりまくって色々知った上で2周目の周回をすべきなのだが攻略サイトを見ながら完全クリアしたりしてもクリアが必然となって面白さを感じれない、クリアしても達成感を微塵も感じない私は知識量ゼロなので当たり前に未だ謎だらけ。
「杉田さん」の名前を覚え初めて男性声優の名前を覚えれた周回にもなってとても満足!

んでもちょいちょい居眠りしちゃう「氷菓」のような文学的展開はもう少し脚色しちゃっていい気がする。まぁ、好みの問題だけど。


と、毒にも薬にもならんク◯レビューはこのぐらいにして、この視聴で2周目の完走なのだが作品の評価は他のレビューアさんたちが素晴らしいレビューしてるのでそちらを参照いただきたい。
今回は非オタな連れにアニメを無理矢理完走させてみたのでそれについて主に書いていく。連れは初見、1期は二人とも未視聴、消失は私だけ視聴済みであります。


連れ概要
深夜アニメはほぼ見ない、ディズニー&リラックマ大好き、オタクに嫌悪するのに本当はマンガと映画が大好きな四捨五入したら30歳の女の子。視聴済み深夜アニメは坂道のアポロンと猫物語(黒)序盤まで。


まずはヒロインに対する総評。
「連れ」
序盤でヒロイン(ハルヒ)が明らかに悪役で絵は可愛いけど人として可愛くない。可愛くないというのは傍若無人、言葉も行為も甚だ暴力的で意図的に悪い奴に描かれているようにしか見えなくのめり込めない。本当に人気のキャラクターなの?ウケの良い、多くの人に受け入れられるヒロインの要素がまるで無い。良いこと言ったり気遣いしてても普段がマイナス要素に振り切れててプラスに戻らないからマイナスな女の子以外に当てはまらない、最終話になっても。だそうだ。
「私」
似たようなものだが恐怖で支配された世界は北朝鮮にしか感じず意図的にク◯女に描写されているのは1周目で感じたし消失を見ても分からなかった。ただ消失の中身忘れてますけどね。
1期で放送順と作中の時系列順をバラバラにしたのはそれを緩和させるためだったのかも知れない(多分)。

クソ回と名高いエンドレスエイト
「連れ」
何これ?こんなに引っ張って普通に終わるってただ長いって思わせたかっただけ?長さの表現なんて半分以下でも良いやん。退屈過ぎて寝ちゃったし。(他の回でもちょいちょいうたた寝してます)
「私」
単に毎回違う服装や微妙に変わるセリフに裏があるのかもと思い必死で見てた。が、分からないしググってもないから考察もしてないから意図が全く分からん。ただ、長門が長く先の見えない世界でループし続けるカオスを描いてそれをひたすら観察し続ける長門に対する評価が欲しかったのかなぁ(妄想)。

この作品は作中に発声されたセリフと脳内セリフが巧みで口を開いてないのに何故かハルヒにセリフが伝わってたり杉田さんの声の巧みさも見所だと思うのだがそれを伝えても以下の結論に達してしまった。

「連れ」
深夜アニメの深く考察しなきゃ分かりにくい物語や設定は何回も見ないといけない、1回の視聴で多くを理解できない作品なんて多くの視聴者がファンで無いとするならば一過性であるはずの「消費」に対して何の意味もないしエンターテイメントとして「面白かった」となりにくい。反対にそれが深夜アニメで良しとするならばその世界がその範囲で満足してるんだから別に良いんじゃない?売れたいっていうより見たい、見せたい程度で良いなら。


もちろん非オタ、アニメに触れない人みんなが同じ感想、同じ意見じゃないけど他のカワイイダケ深夜アニメを見せたらどんな反応だったのだろうかと思うと正直恐ろしい。クズの本懐を見せたときは1話で「スマホでマンガ見てるみたい」と飽きてたくせに坂道のアポロンは原作マンガ既読だったせいか律ちゃんにキャッキャ喜びながら見てたしワンピースは面白いと言いながら月1回見るか見ないかの散発視聴するような奴が言うことなのでニュートラルな視点とは言い難いのだが。
別日に消失を見せた上で作品の話を聞きたかったのだがこんなのまだ見るの?ともう見たくないと言わんばかりのセリフ。確か消失は面白かったはずだからせめて作品の全体像を掴んでほしかったのだが。


私はアニメ全般好きだ。連れよりアニメを見ているからこそ色々許容しながら、ボカシを入れながら、自分の理想を押し付けながら作品を見ているので連れに言わせたら私も「オタク」の分類らしい。それだと似非オタクと表現すべきなのだが。

昨今はいとも簡単に「プロ」と名乗れる。プロのパチスロ&パチンコライター、プロのYouTuber、プロの絵師、プロの歌い手、プロのゲーマー。SNSのお陰で簡単にスポンサーが付いたり金を稼いだりできるようになった。職人=プロフェッショナルじゃなく簡単に得られる他人の知識でさも自分の努力のたまものと思い込んでいる幼稚なスキルと未熟な社会性を駆使し、子供の小遣い稼ぎのようなものもプロを名乗る時代は色々な言葉が曲解され本来もつ言葉の価値がデフレ傾向であろう。本物のオタクもプロも溢れかえった「エセ」のせいでその陰を潜めてしまい私が知ることはできないのかもしれない。

この業界が広く周知され多くの消費と金を生産し、その金が更に多くの作品を生み出すためのものとなることを望んでいたのだが、問題は本来もっと別のところにあるのかもしれない。




付録
平野綾炎上とアニメファンについて。この作品でググってたらこんなのが引っ掛かって記事を見せてみた。
多少過激なので伏せておこう。
{netabare}
「連れ」
声優さんやアイドルって死ぬまで処女なの?人として色々経験することで演技が深まることもあるだろうし職業はあくまでもオプションだよね。人として豊かになるためのオプションを是としないファンってファンじゃなくて人との距離感が分からない、執着をコントロールできない痛い人じゃん。ジャニーズファンもファンと言うよりオタクだし度を超えた妄想を押し付けてキモいけどオタクって言われる人達って応援していることやパトロンみたいな存在であることを忘れてるんじゃないかな。金を対価に理想を押し付けるけど作品でその対価をもらってるはずなのに更に人間像を要求って狂ってるとしか言いようがない。そんな要求って声優さんたちが不利な非等価でそもそも誰がどう見ても過大な要求は成立してないことを理解してないんじゃないかな。そんなの口約束でもサインのある念書があっても法的に成立しないような契約を押し付けるなんて怖すぎる。
しかもこの人(平野綾)って結局この作品で(非オタに)人気にならなかったからわざわざ流出させて炎上商法したんだろうけど好感度無くて不快感の多いタレントが売れるのってあんまないっしょ。昔からある売れる要素が無い残念な人がやる手法じゃん。叩くほどもなくほっとけば消えるから好きなキャラクターだけ意識して応援すれば良いじゃん。叩く方も必死すぎてウケる(笑)
キャラクターが人気なのと声優さん自体に人気があることは「=」じゃないしさ、多分キャラクターの半分もその人(声優さん)のファンっていないよね?キャラクター自身じゃないんだし。
そもそも声優さんが芸能界で人気になることって結局無理じゃない?だってかわいらしい絵で演技して商売することと見た目や身体を使って演技して商売することとは全く違うじゃん。商売相手が違えば需要がないことは火を見るより明らかだよ。


こんな事を言ってたが誰が書いてる記事を複数見せただけで当時のTwitterのやり取りが転載されてたわけでもないのであくまでも一個人の限られた情報下での感想として見ていただきたい。
ただ、アニメ業界とファンのあり方については一考の価値ありと思い記載しました。{/netabare}



最後にこの物語はハルヒが望んだ世界のようでキョンが無意識のうちに変化を望んだ物語なのかもと妄想を張り巡らせたたが結論は原作見ないし知ることはできないんだろうな・・・。
等とつらつら書いたが最後にふと思った。この作品のハルヒ単体の人気(支持)ってあるのだろうか?


杉田さん知ることできたし銀魂見たいんだけど・・・長っ!
レビューは無理だな(笑)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 21
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いろんな意味で問題作ですね。God knows..はアニメ界屈指の神曲

この作品の存在を知らないアニメファンはいないと思います。

観たか観てないかは別として、そして完走したかそうでないかも別として。


日常に潜む異世界。

これがこの作品のメインテーマですね。


このハルヒの世界は本当にスケールがでかいです。

いやもう、ご都合主義だとかなんとか言わせないほどに、ひたすら強引にでかいですね。

観た人じゃないとわからない、意味不明のスペクタクルがここにはあるんですよね。


メインヒロイン(主人公?)の涼宮ハルヒの超わがままで自己中心的で気分屋な性格が、周りのキャラや出来事を作っていくんだけど、これがまた突拍子もなくすごいです。

一つだけ言葉を引用すれば

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、私のところに来なさい。以上。」

これですよね。

こういうことを涼宮ハルヒは本気で望んでるんですよね。
そしてそうじゃない現実世界に退屈している。

その退屈がどういう事態を招くのか。
それがわかった時には、こりゃやばいアニメだよって感じるんだと思います。

もうぶっ飛んでるこの日常を描いたのは素晴らしいですね。


そしてこの作品のもっと良いところは、主人公が語りべとなって物語を巧妙に進めていくところでしょう。

ハルヒが語るんじゃないです。
ハルヒとたまたま同じクラスになった同級生のキョンという高校生が語るんです。

この語りがまた上手い!

ナレーションっていう役回りがありますけど、そういうんじゃないですね。
キョンが物語を進める口調は本当に独特で、あたかも落語のテンポで個人的な主観を聞かされるんだから、これは面白いです。

そういう意味では、一話から完全に引き込まれます。

後々、こういう語りをどこかで聞いたことがある気がするんですけどね、思い出せませんが。

さて、そういうことでこの作品のテーマは壮大です。

出てくるキャラたちもまた唯一無二の魅力があって、その壮大なテーマを持つ物語を彩っています。


この作品の世界観はずばり。

{netabare}

涼宮ハルヒが自覚なしに巻き起こす、宇宙レベルの危機。
そして周りにいるキャラ。
ただのハルヒの気分、まさに憂鬱が、宇宙そのものの根源を揺るがす。

今いるこの世界が無くなってしまうかもしれない。

ぶっ飛んでますよね。

そしてその周りにいるのは
宇宙人(情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース)
やら、超能力者やら、未来人やら、ごく普通の冴えない男子やら。

このとんでもない人種たちの行動がまた面白くて笑える要素になってます。

{/netabare}

こういうものですよね。


ただ、これは賛否両論あると思いますし、実際にいろんな事態になってしまった作品でもありました。


それはこの二期で放送された、「エンドレスエイト」
というエピソード。

これは他にはまずあり得ない演出でしたね。

個人的には、さすがに参りました。

ここまでやられると精神的にちょっときます。

どういうものかというと。
これは完全にネタばれですからご注意。

{netabare}
タイムリープとかタイムパラドックスとかいろいろとアニメで描かれることは多いですけど、この作品で描かれた、同じ時間をループする。

というエピソードが「エンドレスエイト」なんですが。

この作品においては、そのループした時間を
繰り返し何度も何度も(実に八話に渡って)放送されたんですね。

概ね二ヶ月間、同じことを繰り返したわけです。

さすがに観る側も混乱したでしょうし、それを通り超えてイライラしたと思います。

シュタインズ・ゲートやひぐらしの鳴く頃に、なんかでもそういうちょっとしたイライラが表現されますけど、
ここまでループに執着した作品はまずないと思います。

これは本当に問題だったようで、元スタッフからの謝罪に近いものや心境暴露なんてのも出回ったほどです。


僕も最初は観る回を間違えたのかな?
なんて思いました。

でもよくよく見ると、作画やシーンの切り替えが少しずつ違うんですよね。
これは手が込んでると思いましたけど、アフレコもそうらしいです。

同じ台詞を八話に分けて、一話ずつ収録していたらしいですね。

声優さんたちもさぞかし疲れたと思います。


唯一つ良かったところは、本当に作画担当が違うので、キャラデザまで違っていて、回によって好きだったりそうでなかったりがわかることです。

これが間があいて観たのなら変化に気づかないかも知れませんが、本当に繰り返すだけなので、そういう細かいところに気づいてしまうんです。

着ている服や小物も毎回変わってますけどね。


{/netabare}

こんな感じで、このエピソードをクリアできたら完走できるみたいなハードルがあったのは事実だと思います。


あと、やっぱり特筆すべきは文化祭のシーン。

これはネタばれじゃないと認識して書きます。

作中に文化祭のシーンが描かれるんですが、その時に演奏された
「God knows」という曲。

これは本当にすごいです。

どれだけの動画が公開されたのか知りませんけど、軽く見積もっても
数千万回は視聴されている、モンスター動画です。

僕はバンドをずっとやってまして、洋楽からなにから聴いたり弾いたりしてますけど、この曲のクオリティーはハンパありません。

ギターをコピーしてみましたが、なんともセンスが良く、とてもアニメだけにとどまるのはもったいないほどのロックだと感じました。


聴いたことがなければぜひチェックしてみてください。
有料ダウンロードもできると思います。


この作品は登場人物を紹介してしまうだけで概ねネタばれになるので
今回はやめておきます。


28話ですが、それ以上に長く感じる気もしますが
やっぱり名作という呼び声高い作品なので、断念してしまうかどうかは別として、挑戦してもいいんじゃないかと思います。


読んでくださってありがとうございました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 31
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい

谷川流さんのライトノベル原作の作品です。私にしては珍しく原作既読です。SFタイムトラベルものなので、私の趣味にぴったりの作品。

世界を創るほどの能力を持った涼宮ハルヒが、SOS団なる奇妙な部活を立ち上げ、未来人、宇宙人、超能力者を集めて部員にする。しかし、当のハルヒにはその認識がない。SOS団に集まった未来人、宇宙人、超能力者は、それぞれ異なった立場で異なった世界観を持ち、それぞれ異なった目的をもってハルヒに関心をもち、見守る。そんな設定です。

SFの三大巨塔である未来人、宇宙人、超能力者が一同にあつまる、というお話なら「さぞや非日常的作品なのだろう」と思いきや、ごく一般的な公立高校一年生のべたべたの日常に、有り得ないほど濃いSF的非日常が、仲良く混ざり合っている、緊張と弛緩のベストミックス的な独特の雰囲気をもった作品です。

この作品の雰囲気を決めているもうひとつの要素は、主人公のキョン(声:杉田智和さん)の目線から見た「語り」がベースとなっている点。原作のラノベの地の文を、ほぼそのまま杉田さんが語ります。この語りがとっても味があってGoodです。少なくとも私は好きです。京都アニメーションは原作に忠実という定評があります(最近はちょっと違う場合もあるようですが)が、原作の地の文まで忠実に再現してくるとは・・・。

この作品において、1期と2期の関係はちょっと変わっています。他の一般的なアニメ作品と違っているので注意が必要かもしれません。1期は、原作のいくつかのエピソードを、時系列を無視してシャッフルし再構成したような構成になっています。それに対して2期は、1期のお話の間を埋めるエピソードを追加した上で、全体を時系列に並べなおしています。なので、初めて見る場合は2期だけ見れば1期も見たことになります。ただ、1期の時系列シャッフルの構成は実験的であり、これはこれで面白いので、興味があれば1期の順序で見るのもいいかもしれませんね。

劇場版「涼宮ハルヒの消失」は2期の続きに見るとちょうどよいです。「消失」は、テレビ版視聴済みが絶対的前提となっていますが、1話~6話の「涼宮ハルヒの憂鬱」と8話の「笹の葉ラプソディ」だけ視聴でもなんとかなります。

この作品は、京都アニメーションの代表的な作品ですが、この頃の京アニはアニメ作品でいろんな実験をしています。前述のハルヒ1期の時系列シャッフルもそうですし、もうひとつ有名なのは「エンドレスエイト」のエンドレス。この作品は、原作では短編で、アニメとしては1話分のお話です。それを、題名どおりエンドレスで8回放送したのです。
{netabare}
夏休み後半を延々と1万5千回程度繰り返す、というお話です。アニメでは、その繰り返しのうち、8回分を抜粋しています。1話目は繰り返しに気がつかなかったパターン。2話目~7話目までは繰り返しに気付くが、ループから脱出できなかったパターン。8話目は、繰り返しに気付いてループからの脱出に成功したパターン。(原作は8話目相当のみです。)なにこれ、手抜きじゃん?と思われるかもしれませんが、これがまた全然手を抜いていない。8話すべて、絵や音の使いまわしは一切なし。登場人物の服装(夏休みなので私服です。ゆかたもあります)が毎回変わるので、それを楽しむのも一興かもしれません。バックの風景とかも毎回違いますし、声の収録も毎回べつべつに行われたようです。キョン役の杉田さんとか、回を重ねるごとに飛び出すアドリブの熟練度が増していくのがおもしろいです。
{/netabare}
これについては、放映当時から「手抜き」だとか「視聴者をばかにしている」だとか「消失を劇場版でやりたいための時間稼ぎ」だとか、大ブーイングが起こりました。(そのころ書かれた2chのスレとかを読むとおもしろいですよ。)たしかに同じお話を8回も放送するのはどうかとは思いますが、1期の時系列シャッフルと同様、エンドレス8回も京アニの実験の一つだったのだろうと思っています。まあ、あれだけ非難が上がった(それに対して肯定的な声はほとんどなかった)のだから、実験としては失敗だったと言わざるを得ないでしょう。でも、今までにないコトをやってやろう、という京アニの挑戦的姿勢は評価されるべきだと思いますね。

20話~24話の「涼宮ハルヒの溜息」もちょっと変わっています。
{netabare}
SOS団で学園祭向けの映画を製作する、というお話です。それだけ聞けば、なんかホンワカして楽しそうな印象ですが、実際はまったく逆です。ハルヒが無意識のうちに映画と現実の混同を起こすことにより、現実世界に深刻な影響を与える、というな、ホンワカは残しつつも、かなりハードな内容です。
話の内容はさておき、5話構成のこのシリーズの特徴は、次回へのつなぎの部分です。話と話のつなぎがブチっと切れます。会話の最中であろうが移動の最中であろうが、突然ブチっと切れてED開始。次の回の冒頭は直後から始まる、といった感じです。これも賛否両論があるでしょうが、独特の味を出しているのは確かです。
{/netabare}
現在の京アニとは絵の味が若干異なりますが、これはこれでいい。さすが京アニですね。OPやEDは1期のものは1期そのままとなっていますので、2期を見れば両方視聴することができちゃいます。曲はどっちかというと2期より1期のほうが好きです。

ラノベでは「消失」の後にも面白いエピソードがいっぱいあるので、個人的には3期以降を期待しているのですが、京アニにはやる気がないようで残念です。「驚愕」とか、アニメ化すると絵的におもしろいと思うのですが・・・。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15

87.6 15 超能力で学園なアニメランキング15位
咲-Saki-(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (3258)
15653人が棚に入れました
宮永咲(みやながさき)は高校一年生。奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。
原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。二人の天才美少女がインターハイの頂点を目指す。

声優・キャラクター
植田佳奈、小清水亜美、釘宮理恵、伊藤静、白石涼子、福山潤
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

第1回、勝手に秋の咲祭り ~麻雀って楽しいよね~

始まりました、「第1回、勝手に秋の咲祭り」。季節も秋に変わったので、お気に入りシリーズを順番に紹介していこうと思います。本編よりも気合を入れ過ぎた「余談」もあるので、麻雀の魅力を味わっていただけたらと思います。


◆この作品で伝えたかったこと◆

この作品で伝えたかったこと、それは「麻雀って楽しいよね」ということだと思います。

本作の主人公の咲は子どもの頃家族と麻雀を打っていたが、家族がバラバラになってしまったのと同時に、麻雀から離れてしまった。

しかし、高校生になって和と出会ったことによって麻雀部に入部することとなり、多くの人たちと対戦することによって心の奥底に沈んでいた気持ちを思い出す。そんなストーリーだと思います。

麻雀って聞くと、なんだか暗くて危ないにおいがする。賭け麻雀だったり、雀荘のタバコのにおいだったり。

でも本当は、音楽やスポーツとおんなじで、麻雀も人と人とをつなぐもの。新たな出会いをくれるもの。

山の嶺に咲く花のように、麻雀は私たちに美しい世界を見せてくれるのかもしれません。


◆高校別好きなキャラ選手権◆

私の好きなキャラを高校別に選出しました。基準は見た目、ではなくて、「性格」と「プレースタイル」を重視です。

☆清澄高校
{netabare}竹井久(伊藤静さん)・・・清澄高校麻雀部部長にして、中堅。あの「悪待ち」はまったく真似できませんが、自分のスタイルを貫き通す姿は魅力的。ちょっとおばさん臭くて、まとめ上手なところも私は好きです。{/netabare}

☆風越女子高校
{netabare}福路美穂子(堀江由衣さん)・・・名門風越の部長にして、先鋒。閉ざされた青い右目を開くと、場の状況を的確に把握し、自分に有利となる高度な打牌を見せます。密かに久に想いをよせているところが、またGood。{/netabare}

☆鶴賀学園
{netabare}加治木ゆみ(小林ゆうさん)・・・部長っぽいけど実は部長じゃない、大将。特別な力は持っていませんが、その場に応じた臨機応変な打ちまわしが上手いです。落ち着いた雰囲気と、冷静で的確な判断力も魅力的。{/netabare}

☆龍門渕高校
{netabare}天江衣(福原香織さん)・・・前年度インターハイ出場校の、大将。「一向聴地獄(イーシャンテン地獄)」や「海底摸月(ハイテイラオユエ)」などの強力な必殺技をもつ、まさにラスボス。でも本当は子どもで、さみしがり屋なところがかわいい。{/netabare}


☆おまけ~ルックスランキング~

{netabare}1位、東横桃子(斎藤桃子さん)・・・加治木を慕う姿と、よくわからないけど見た目がなぜか好き。あと○が大きい。
2位、福路美穂子(堀江由衣さん)・・・一番の美人はやっぱり福路さん。青い目もきれいです。あと○が大きい。
3位、原村和(小清水亜美さん)・・・エトペンを持っている姿と、頬を染めた表情がかわいい。あと○が大きい。{/netabare}


◆忘れられない思い出◆

この作品も私がアニメを見始めた「初期の作品」なので、忘れられない思い出が詰まっています。

{netabare}私が学生だった頃、バイト仲間と「チーム麻雀」というものをつくり、毎晩毎晩朝まで麻雀を打っていました。バカみたいな毎日でしたが、今思うと懐かしく楽しい時間だったように思います。

そんな麻雀を打ちながらよく見ていたのが、この「咲」という作品。特に県予選決勝戦の大将戦のラストは、飽きるくらいに見返しました。

『清一 対々 三暗刻 三槓子 赤1 嶺上開花 32000です!』{/netabare}

咲という作品があったからこそ、私の若かりし青春があったのかもしれません。


◆まとめ◆

咲の大きな特徴の一つに、「麻雀を知らない人でも楽しめる」ということがあると思います。

私も咲と同じように子どもの頃から家族と麻雀を打っていたので、ルールはそれなりに理解していますが(符の計算はできませんが)、麻雀のルールはかなり複雑で細かいです。

でも、この作品はそんなことを知らなくても十分に楽しめる。「バトルアニメを見てるのかな?」と見間違うかのような派手な演出と、常軌から逸した異能バトルによって、よくわからないけど面白い。あと何故だか「百合展開」も織り交ぜてくるので、飽きずに見ることができます。

それでもやっぱり、麻雀のルールを知っている方が楽しめますよね。

ぜひ咲を見て、麻雀の秋を味わってみてください。


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。



◇余談◇

『第1回、松実玄の麻雀入門教室 ~麻雀入門は、おまかせあれ!~』

※ 「勝手に秋の咲祭り」ということで、またまた勝手に私(玄)が阿知賀編に登場する松実玄ちゃん(現在のサムネの女の子)に扮して麻雀教室を開催致します。麻雀を知らない方でも理解できるように努めましたので、興味のある方はぜひご一読願います。(ただし超絶長いです、ごめんなさい)

{netabare}
☆自己紹介☆

玄 :こんにちは。阿知賀高校麻雀部の「松実玄(まつみくろ)」です。今回は私が講師となって、みなさんに麻雀のルールや魅力を紹介させて頂きます。精一杯頑張りますので、おまかせあれ!

玄 :それでは、今回いっしょに麻雀教室をやってもらう特別ゲストを紹介します。どうぞー。
和 :こんにちは。清澄高校麻雀部1年、「原村和(はらむらのどか)」です。玄さん、今日はよろしくお願いします。
玄 :和ちゃん、久しぶり。今日はよろしくね。
優希:清澄高校麻雀部1年、「片岡優希(かたおかゆうき)」だじぇ。ところで玄さんは、のどちゃんといっしょでおっぱいが大きいじょ。
和 :こら!優希!
玄 :そうですね。和ちゃんは小学生の頃からいい物をお持ちで・・・。今では、私よりも大きそう。
和 :玄さんまで・・・。
玄 :それではお二人とも、今日はよろしくお願いします。


☆大まかなルール☆

優希:で、何から始めるじぇ?
玄 :まずは、大まかなルールを説明をしたいと思います。和ちゃん、麻雀ってどんなゲームかな?
和 :そうですね、麻雀は麻雀牌を使って遊ぶテーブルゲームです。最初に牌(13枚)を配ってスタートし、親から順番に山から牌を引いて手を変えて、一番早く「完成の形=あがりの形」をめざす競技です。
優希:さすが、のどちゃん!あとは、あがった手の形(強さ)によって相手から取れる点数が変化するんだじぇ。
玄 :二人とも、そのとおり!麻雀は「手を完成させるスピード」と、「手の強さ」で勝負を競う競技なのです。


☆麻雀牌とその種類☆

玄 :それでは、優希さんに質問です。これは何でしょう?
優希:何って、玄さん。これは「麻雀牌」だじぇ。(※みなさんも、Google先生で「麻雀牌」と画像検索してみてください)
玄 :優希さん、そのとおり。絵や文字が書かれているこれらの牌を『麻雀牌』と言います。麻雀牌には1~9までの数字が書かれている『数牌(スウハイ)』と、「東」や「中」といった漢字が書かれている『字牌(ジハイ)』があります。
和 :「数牌」は大きく3種類に分類できますね。赤い文字で「萬」と書かれている『萬子(マンズ)』、青色で「丸」が描かれている『筒子(ピンズ)』、緑色の「竹」の絵が描かれている『索子(ソウズ)』の3つです。
優希:「一萬(リャンワン)」や「六筒(ローピン)」、「七索(チーソウ)」みたいに、それぞれに1~9までの数字があるから、数牌だけで27種類の牌があるじょ。
玄 :すごい!優希さん。これも算数ドリルの成果ですね!
和 :いえ、玄さん。これはただの九九の問題です。特別すごくはありません。そもそも何で、玄さんが算数ドリルのこと知っているのですか。
優希:のどちゃんはおっぱい大きいのに、意地悪だじぇ。ちなみに、「字牌」には方角が書かれた『風牌』と『三元牌』ってのがあるんだじぇ。
玄 :「三元牌」は何も書かれていない『白(ハク)』、緑色の文字の『發(ハツ)』、赤文字の『中(チュン)』のことだね。この三元牌は3枚そろえると、「役」がつきます。
和 :「風牌」は『東(トン)』、『南(ナン)』、『西(シャー)』、『北(ペイ)』のことですね。それぞれにあった条件で3枚そろえると、風牌も「役」がつきます。
優希:二人とも、初心者の人にはまだ「役」はわからんじょ。字牌は東、南、西、北、白、發、中の7種類だから、麻雀牌は全部で34種類。それぞれにおんなじ牌が4枚ずつあるから、全部で34×4=「136枚」の牌を使ってゲームをするんだじぇ。
和 :これはさすがに算数ドリルの成果ですね。
玄 :優希さん、すごい!この麻雀牌を13枚配った状態でゲームはスタートし、順番に山からに1枚ひいてはいらない牌を捨てる。1枚ひいてはいらない牌を捨てる、を繰り返して「上がりの形」をめざすのです!


☆上がるための条件その1☆

玄 :それでは、優希さん。上がるためにはどうしたらいいでしょう?
優希:タコスをたくさん食べることだじぇ!
和 :優希、この場合タコスは関係ありませんよ。
優希:のどちゃん、タコス力は重要だじょ!
玄 :私もおもち好きだよ。
和 :玄さんまで・・・。「上がるための条件」は大きく分けて、「2つ」あります。一つ目は『4面子1雀頭』といわれる『上がりの形』をつくることです。(※Google先生で、「麻雀 アガリ形」と検索してみてください)
優希:『面子(メンツ)』は、「3枚の牌でつくる1グループ」のことだじぇ。『雀頭』は、「同じ牌2枚でつくる、2枚1ペア」のことだじぇ。
玄 :つまり、3枚1グループが4つ(4面子)と2枚1ペアが1つ(1雀頭)の「14枚」で上がりの形になります。基本的に手札に13枚の牌を持った状態でゲームは進行するから、最後に14枚目をひいて上がりの形が完成するんだね。
和 :3枚1グループの面子には、『順子(ジュンツ)』と呼ばれるものと、『刻子(コーツ)』と呼ばれるものがあります。『順子』は「2-3-4」や「7-8-9」のように「同じグループの数牌を連番で集めること」です。『刻子』は「中-中-中」や「三萬-三萬-三萬」のように「同じ牌を3枚集めること」です。
優希:『雀頭』はさっき言った「同じ牌2枚でつくる、2枚1ペア」のことだじょ。通称、『頭(アタマ)』とも言うじぇ。
玄 :この「頭」を1つと、「順子」か「刻子」を4つ組み合わせて、上がりの形をつくります。たとえば、「二萬-三萬-四萬-三筒-四筒-五筒-七筒-七筒-七筒-五索-五索-六索-七索-八索」といった感じになります。(※Google先生の2番目の画像のアガリ形の手です)


☆上がるための条件その2☆

和 :それでは、二つ目の条件ですね。二つ目は『1ハン以上の役が必要』ということです。
優希:さっき玄さんが言った手を子が門前(メンゼン=鳴かないこと)でつくった場合でドラを「五索」とすると、最高で「リーチ、一発、ツモ、タンヤオ、ドラ、ドラ」で跳満(ハネマン)12000点だじぇ。
玄 :そう、今優希さんが言った「リーチ」、「一発」、「ツモ」、「タンヤオ」、「ドラ」が役です。6つ(5つ)全てが1ハンの役なので、合計6ハンで「跳満(ハネマン)」となります。(※詳しくは次回説明予定)
和 :麻雀には何種類もの役(全37種類)が存在しますが、一番基本的なのは『リーチ(立直)』だと思います。
優希:のどちゃん、「リーチ」ってなんだじぇ?
和 :『リーチ』とは、「上がりの1つ手前の状態になったことを相手に宣言すること」です。このリーチ宣言をすることで、1ハンの役がつきます。
玄 :ちなみに、『テンパイ(聴牌)』っていうのは、「あと1枚牌がそろえば上がりの形になる状態」のことだね。反対に、「上がりの1つ手前の状態にないこと」を『ノーテン(不聴)』と言います。
和 :ただし、リーチをする時には以下4つのことに気をつけなければなりません。一つ目、門前でないと、リーチの役はつきません。二つ目、リーチをする時には、供託金として1000点を場に支払わなければなりません。三つ目、リーチ後は、自分の手をいじれません。四つ目、自分の捨てた牌と同じ牌でロンすることはできません。
優希:さすが、のどちゃん!まるで先生みたいだじぇ。のどちゃんの場合は、エロっエロっな先生だけど。
和 :優希、何を言っているのですか。先生なら、私は玄さんの家庭教師に興味があります。赤縁のメガネもかけていただいて、ぜひ個別指導していただきたいです。(※ごめんなさい、私のただの妄想です)
玄 :私に家庭教師できるかな。ところで、『ロン』っていうのは「相手の捨て牌から上がること」だよ。それに対して、「自分がひいた牌で上がること」を『ツモ』って言います。
和 :『ツモ』という言葉は、もともと「自分が山から牌をひくこと」を意味しますね。ただし門前でツモって上がった場合は、『門前ツモ』という役がつきます。
優希:でも、のどちゃん。最初のうちは「門前ツモ」だけで上がることはほとんどないと思うじょ。
玄 :そうだよね。だから最初のうちは手を組み替えて「テンパイ」の状態にして、「リーチ」をするのが一番確実に役がつく方法かな?
和 :そうですね、玄さんの言うとおりだと思います。


☆鳴くよ~ポン、チー、カン~☆

玄 :ところで、門前ってどういう意味なのかな?
優希:『門前(メンゼン)』は、ポンやチーみたいに「鳴いていない状態のこと」だじぇ。
和 :『鳴く』とは「山から牌をひく代わりに、相手の捨て牌をもらうこと」ですね。ちなみに「鳴く」は通称で、正式には「フーロ(副露)」と言います。
玄 :この「鳴く」には「ポン」と「チー」があるんだよね。
優希:『ポン』は「同じ牌を2枚持っているときに、誰かが捨てた牌を3枚目として吸収して刻子をつくること」だじぇ。たとえば、手持ちに「中-中」を持っていて、誰かが「中」を捨てたときに「ポン」と言って自分の牌としてもらうんだじぇ。ちなみに、ポンの場合は「誰からでも」鳴くことができるじょ。
和 :『チー』は「順子(数字の3枚続き)の欠片を持っているときに足りない牌を吸収して順子をつくること」です。手持ちが「一萬(イーワン)-二萬(リャンワン)」だったら「三萬(サンワン)」を、「七筒(チーピン)-八筒(パーピン)」の時は「六筒(ローピン)」か「九筒(キューピン)」を鳴くことができます。ただし、「チー」の場合は、「自分の前の人(左隣に座っている人)からしか」鳴くことができません。
優希:あと、咲ちゃんが得意な「カン」もあるじぇ。
玄 :たしかに、刻子ができている状態(同じ牌を3枚持っている状態)で「カン」って鳴くこともできるよね。ただ「カン」についてはルールが複雑だから、また今度専門の人に説明してもらおうと思います。
和 :ところで、玄さん。「ポン」「チー」「カン」と鳴きの説明をしてきましたが、初心者の方は鳴かない方がいいですよね。
優希:なんでだじぇ?のどちゃん。
和 :たしかに鳴くと手の進み(完成する速さ)は速くなりますが、先ほど説明した「リーチ」という役で上がれなくなってしまいます。「リーチ」以外の役を自由に使いこなせるようになるまでは、無闇に鳴かない方がいいと思うのです。
玄 :そうだね、和ちゃんの言うとおりだね。初心者の方は無理に「鳴かずに」「テンパイ」して、「リーチ」をするのが私もいいと思うよ。


☆実際に麻雀をやってみよう!☆

玄 :これで今回説明する内容は以上です!
優希:じゃあ最後に、のどちゃんがまとめをするじぇ。
和 :それは玄さんがしなくていいのですか。
玄 :和ちゃん、お願いします。
和 :わかりました。今日の麻雀入門教室のポイントは以下の3つだと思います。

①2枚1ペアの「頭」を1つと、3枚1グループの「順子」か「刻子」を4つつくること
②手を組み替えて「テンパイ」の状態にして、「リーチ」をすること
③「ポン」「チー」「カン」の鳴きは極力使わないこと

玄 :うん、そのとおりだね。
優希:あと、麻雀に興味をもった人は実際に打ってみることだじぇ。
和 :そうですね、今の時代はネット麻雀などもありますから、一人でも打つことができますよね。
玄 :うん、あとはスマートフォンのアプリでも無料でできるから、いろんな人に麻雀やってもらいたいね。(※オススメは一番下に記載)
優希:そのためにも、のどちゃんと玄さんが一肌脱ぐじぇ。
和 :なんでそうなるんですか!
玄 :まあまあ。それはともかく、麻雀に興味をもった方は、ぜひやってみてください!今日は和ちゃんと優希さん、お手伝いしていただき本当にありがとうございました。
和 :いえいえ、こちらこそありがとうございました。とても楽しかったです。
優希:そうだじぇ。次やる時も呼んでほしいじぇ。
玄 :そうだね。ただ次回はまた違うゲストの方に来てもらうから、麻雀教室ではこれでお別れなのです。
和 :そうなのですか、それは残念です。また必ずどこかで会いましょうね。
優希:今度は卓の上でだじぇ!
玄 :うん、お互い頑張ろうね。二人とも、本当にありがとうございました。

玄 :麻雀入門教室を読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました。来週も頑張って開催する(※予定)なので、その時はぜひよろしくお願いします。次回は、「役を覚えて、強くなろう!(仮)」です。
玄 :それではまた来週も、おまかせあれ!


※ 最後までお付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。もし何かご意見やご質問があったら、メッセージボードまでお願いします。

※ あと、初心者にオススメの無料スマホアプリは「麻雀雷神」の一人打ちです。リーチや上がりなどのアシスト機能がありますし、対戦相手がそこまで強くないので、初心者の方でもおそらく楽しめると思います。興味のある方はお試しあれ。


{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 38
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
GONZO(第1局 - 第14局)
ピクチャーマジック(第15局 - 第25局)
【CV】
宮永 咲 - 植田佳奈
原村 和 - 小清水亜美
片岡 優希 - 釘宮理恵
染谷 まこ - 白石涼子
竹井 久 - 伊藤静
須賀 京太郎 - 福山潤
天江 衣 - 福原香織
龍門渕 透華 - 茅原実里
国広 一 - 清水愛
福路 美穂子 - 堀江由衣
池田 華菜 - 森永理科
加治木 ゆみ - 小林ゆう
東横 桃子 - 斎藤桃子
宮永 照 - 中原麻衣
藤田 靖子 - 浅野真澄
三科 健太 - 白石稔
{netabare}
※はいてない&つけてない女の子しか存在しない、そんな楽園の様な(笑)世界における、麻雀を題材にしたアニメ。
百合要素も結構あるかな?
しかし…視聴者を引き込む為、普通じゃない魅力的な打ち方がキャラ付けに必要とはいえ、超能力の分野でしょ、ここまで行くとw
でも牌譜監修が現役のプロ雀士(たっきー)だったりで、実はきちんとしてたりします。
ちなみにタッキーって麻雀プロなのに、なぜか衣装のスポンサーついてたりする、イケメン雀士なので興味ある人は「滝沢和典」でググってみたらいいよw
作品的にはキャラ押しなんで、麻雀わからなくても見れるかな?
対戦相手とか登場人物が多いから、好みにうるさい人でも絶対にお気に入りの子が見つかるハズ!
ちなみに自分は鶴賀学園のステルスモモちゃんにヤラレました♪存在感薄いはずなのにキャラ立ってるんだよな。{netabare}胸も意外とあるしw{/netabare}
{/netabare}
ここから咲…じゃなかった、先は麻雀知らないと読んでもつまらないかもしれない。
…ハイソコ!麻雀知ってるけど面白くねーよとか言わない!(苦笑)
{netabare}
『流し見してて、お!?って思ったシーンを書いてみる。』

【4話、咲と和がカツ丼プロとの対局の場面】

状況はオーラスの0本場 ドラ5

東家 22700 知らんおっさん
南家 18500 咲
西家 25700 カツ丼さん
北家 33100 のどっち

ここでおっさんが気合い入った声で曲げて(リーチして)くる。捨て牌が2段目ラストぐらいだから10~12順目辺りかな?煮詰まってるねぇw
おっちゃんは親だから連荘あるんで安手でもいい状況だけどリーチの声からしてこの局で逆転できそうな手を仕上げてきたっぽいねw
そこに咲ちゃんがノータイムで宣言牌のまたぎ、⑥を一発目で切る。

ちなみにそんときの咲の手牌は

南南南北北二二二三四五七九

とツモorトップ直撃で逆転な手をダマテン中。まぁ⑥は怖いトコだけどラス目だし行くしかないわなw
リーチかけないのはツモか和から出る以外は見逃す&六や北引きでの手変わり待ち…ってとこかな?
…実際のトコはカンしてリンシャンに八がいるのを知ってたからリーチせずだったっぽいが。。。なにそのチート能力w

その同順、トップ目の和の手が

②②④赤⑤⑥三四四赤五六赤578 ツモ八

赤ガメてんのねwこれで他家にドラ爆の可能性少ない&アガリトップな状況からベタオリはしないけど八は切りにくい。とりあえず②落としで回し打ちへ。

実はこの2順前からカツ丼プロは

八八222234②③④⑤⑥

って感じでテンパイしてる。
テンパイ時に後ろで見てた眼鏡副部長が「リーチかけず?」って言ってるがトップと7400差な状況で逆転するには高めツモ&裏1条件。
2位でもOKだってんならともかく、トップ狙うんだったらリーチはありえねーっつのwどーした副部長w

ここで次の藤田プロ(カツ丼)のツモがドラの5。(ね?副部長、リーチしてたらカンもできなかったよ?w)
すかさず2カン→リンシャン牌が咲の当たり牌な八(だから咲さん、なぜ分かるんだw)→打⑥
このときに咲が一発目で⑥を強打しているってのが活きてるんだよね。
しかも少考しての安全牌な②切りだから、回し打ちつまり対子落しの可能性も高い。
受けを変えるなら絶好のチャーンス!

そして見事に和の②でロン、直撃3900で逆転トップ…と。

一見カツ丼プロがのどっちの②対子落しを読み、3面張崩して②待ちにしたっていう華麗な打ち筋に見えて、実は無理のない、理にかなった麻雀だった…という。
流石プロだね!!


…って…ちょっと待ったあぁぁ!!

のどっちの②落とし、少しヌルくね??
親のリーチ一発目はもう1つの現物、8切りでシャンテン維持がベターじゃないかなぁ。。。
少なくともおいらなら8切りだぬ。
②落としでシャンテン数落とすのは、この順目だと命取りかと。
対子落しで回すのは次順以降のツモによって判断すべきだねw

ちなみにこれは結果論だけど、②落としてなければ藤田プロもノベタン受けを打⑥と打②の選択になって、そこでもし打②を選んだら次順以降の振り込み回避の可能性も出てくるんだよね。
怖くて切りたくないって言ってた八も七引き→打四で一応役ありテンパイできるし。(四もすっげー怖い牌だけど、親の第1打が浮いてる字牌処理より先に一切りなので配牌に四を持ってる可能性が高い=五-八待ちより四-七待ちの方が”少しだけ”可能性が低い)
のどっち…さては弱気になってひよったな?w



『なんで主人公の能力をコレにしたん??』

街を歩いて近所の雀荘の看板を見てもらえばわかるけど、ほとんどのトコが【雀荘〇〇】じゃなくって【リーチ麻雀〇〇】って名前になってる。
つまりは「リーチ」が主流なんですよ、麻雀って。
なのに咲は主人公がリーチをかけづらい能力にしちゃってるんです。。。

なんでリーチしにくいかって??
それは麻雀のルールで咲ちゃんの得意なリンシャンに必要なカンはリーチ後だとできない場合があるんです。

具体的に言うと、
その1 待ち牌が変わるカン
その2 ツモ牌以外でのカン(送りカン)
その3 待ちの形が変わってしまうカン
その4 面子構成が変わってしまうカン
…の4つかな?
ちょっと分かりにくいので説明しますねw

まず、その1「待ち牌が変わってしまうカン」

西西西二三四四五六⑤⑤⑤⑥ ツモ⑤

これで⑤をカンしちゃうと④⑥⑦待ちが⑥のみになってしまう。これが「待ち牌が変わる」場合です。

次に、その2「ツモ牌以外でのカン」

上で述べた藤田プロの手牌がそうですね。

八八222234②③④⑤⑥ ツモ5

ここで2をカンした場合が「ツモ牌以外でのカン」です。これは「送りカン」とも言って、リーチ後ではできません。

そして、その3「待ちの形が変わってしまうカン」

②②②④⑤⑤⑤七八九234 ツモ②

こんな形でカンした場合、カンをしても待ち牌の数は③④⑥で変わらないのですが、カンをした場合はカン③待ちっていう形が無くなってしまう。
これが「待ちの形が変わってしまうカン」です。

最後に、その4「面子構成が変わってしまうカン」です。これは本当にややこしいw

東東東①②二二二三四五五五 ツモ二

これだと一見カンできそうだけど、したらチョンボになっちゃうんで注意!
カンする前の状態だと雀頭が二でも五でもとれる形なんだけど、二でカンしちゃったら雀頭が五で固定されちゃう。つまり二三四って面子がなくなってしまう。
わかりにくいかな?そしたら…少し変えて…

234②④二二二三四五五五 ツモ二

これで考えてみて下さい。二でカンしちゃうと二三四って面子がなくなる…つまり234の三色がなくなってしまう。
これが「面子構成が変わってしまうカン」です。

ね?面倒くさいっしょ?こんなルールがあるんで咲ちゃんの能力だとリーチがかけられない場面が多くなっちゃう。
勘違いしないで欲しいんだけど、”リーチしたら”カンできない状況だからね
リーチしてなければ上で挙げた全部カンできますよw

あ・そいえばレアな「カンができない状況」あったの忘れてたw
それは…

一一一二四四五六七八九九九 ツモ一

これは一二三って形で一は使ってないし、待ちもカン三のみだし、一をカンしても大丈夫そうだけど…九連宝塔っていう「役満」が無くなってしまうのでカンができませんw

え?こんな状況でリーチしねーだろって??デスヨネーwww
まぁネタ的に覚えておいてもいいんじゃないか程度のシロモノだって事ですよw

…とまぁこんな縛りがあるリーチとは相性が悪いともいえるカン(リンシャン)を主人公の能力にしちゃったんだろうw
やっぱ派手な役だからなのかな?



ここまで長々と書いてしまいましたが…
こっから先は本当に独り言なので〆ちゃいます。
半分(つーかほとんど)愚痴になってしまうので開けるの注意してね。。。
{netabare}
この咲って漫画(アニメ)のおかげで麻雀人口増えたねー。
普及って点では凄い効果だと思います。
そのおかげで昔はいわゆる「鉄火場」みたいだった雀荘も、女性でも入りやすい、綺麗な雀荘に変わったりしてるしね。

でも、そんな影響が大きい漫画(アニメ)なので言わせて貰いたい。

「登場人物の麻雀マナーが悪すぎる!!」

打牌の強打、ロン時の片手倒牌、引きツモ、点数申告etc挙げたらキリねーって感じ。。。
自分がフリーで打っててこんな客と同卓になったらソッコーでラス半入れるゎw

おいらがマナー厨に近いってのもあるかもだけど、点数申告に「ザンク」とか「チッチー」とかってキャラに略語で言わせるなよ。
あげくの果てにゃ跳満の点数申告時に「ツモ!6000-3000」とか親の点数から言う場面もあったぞ(17話の衣とか)

相手を煽るような行為をこんだけ連打されたら麻雀そのものを否定されてる気になっちゃうんだよな…
やっぱ麻雀は対人間のゲームなんだから対戦相手には敬意を持ってなくちゃいけないと思う訳ですよ。
人気があって影響力の強いモノだからこそ、マナーに関してはしっかりとしたのを描いて欲しかったな。

以上、麻雀好きなおっさんの愚痴でしたw
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

再放送がやってるということで視聴開始
麻雀が主みたいだけどどのくらいやるんだろ?

第1話
{netabare}待て待て、あのおっぱいはおかしいだろヾ(・・;)ォィォィ
全自動卓いいなあ
麻雀ができる女の子っていいなあ
そしてくぎゅうううううううううううううう
3連続プラマイ0(つまりは毎回30000点で終局)を狙ってなんて圧倒的じゃないか( ゚Д゚) ス、スゲー!

咲ちゃんはもう一回麻雀部へ
東風戦でプラマイ0はできるのか?
70符2飜を出さないとプラマイ0にならないぞう
どうするんだろと考えてたら嶺上開花で出しやがった・・・
圧倒的すぎて涙が出てきた{/netabare}

第2話
{netabare}初っ端からダブリー一発ツモ
こんなんされたら心が折れますよ(>_<)
またもや嶺上開花で今度は四暗刻かよ
強運すぎるだろ!!!

和ちゃんが泣いて走っていっちゃった
こんな負け方したら悔しいだろうけどね
咲ちゃんが入部!
これは全国も楽勝だろ{/netabare}

第3話
{netabare}記者の人が、2週間後に県予選があるとサラっと言いやがった
展開早いな(゚Д゚)ノ
和ちゃんの気持ちは妥当だよ
あんなに嶺上開花されたらね・・・

和ちゃんが怒って出て行っちゃった
全力を出していない咲ちゃんに起こっている様子
和「私も楽しませてください」可愛すぎワロタ
ちょっと百合っぽい感じがたまりませんな(*´Д`)ハァハァ{/netabare}

第4話
{netabare}なんで和ちゃんはすぐに顔を赤らめてしまうんですか?
そしてこの作品に男はいらない!
メイド喫茶、ありがとうございまーす!
やはり和ちゃんはおかしいと思うな・・・

新しく来た女性客から変なプレッシャーを感じ取った咲ちゃん
超強いじゃんと思ったらプロの方でしたか、、、
でもそのプロより強い奴が龍門渕高校にいる!?
というわけで強化合宿だ!!{/netabare}

第5話
{netabare}まずはやっぱり温泉!
べ、別に入浴シーンなんて期待してないんだからねっ
一年生'Sに個別に特訓を言い渡した部長さん
なんだかんだでよく考えてらっしゃるな部長さんは

おっぱいでイカサマってどういうことだ?
俺も麻雀合宿したいな
多分すごい辛いけど・・・
咲ちゃんが天然で和ちゃんを落としにかかってる!?{/netabare}

第6話
{netabare}天江衣ちゃんはプロも注目しちゃうレベルなんですね{
副将が和ちゃんで大将が咲ちゃんか、妥当ですね
5人全員が半荘打つのはめっちゃ長いんじゃないか?
なんやかんやで予選開始!

中堅戦まで終わって清澄が1、いや3歩はリード
主将さんの打ってる姿は今回も見れずか・・・
いつになったら見れるんでしょうね
次は和ちゃんの番
和ちゃんのデジタル打ちは成長してるのでしょうか?{/netabare}

第7話
{netabare}ネット麻雀会の伝説「のどっち」が現実世界に降臨!
圧倒的な力量差ですね
ペンギンの力は偉大ですww

咲ちゃんが46800点持ってる奴を飛ばしやがった!?
風越の耳が生えちゃってる娘が可愛すぎる〜
そして風越のコーチがうぜええええええ
龍門渕の先方が10万点飛ばし!?
もう訳が分からないよ・・・{/netabare}

第8話
{netabare}咲ちゃんと和ちゃんはラブラブだなまったく┐(´д`)┌
部長さんがしおらしいぞ
珍しいこともあるもんだ
そして可愛いぞおおおお

あれがデネブ、アルタイル、ベガですね
君が指さす夏の大三角ですね!
麻雀のメンツを集める大変さはよく分かるぞ和ちゃん!
風越の部長さんはマジでいい人だなヽ(;▽;)ノ{/netabare}

第9話
{netabare}決勝は半荘2回、、、つまりは一荘戦ってことかよ
これはハードすぎる
"タコ"が付いたらなんでもいいのね優希ちゃん
でも優希ちゃんは一度もあがれなかったぞ(>_<)

相手の牌譜の調子を見極めて麻雀するとか凄すぎるなあのイケメンちゃん
このまま独走かと思いきや、開眼した風越の部長さんが猛追
したたかなお方です・・・{/netabare}

第10話
{netabare}優希ちゃんが泣いちゃった(>_<)
俺ももらい泣きしちゃいそうだじぇ
2回戦は全員メガネさんだじぇ
初心者の娘が可愛いとか思ってたら四暗刻出しよった!?!?

衣ちゃんマジ幼女www
そして和ちゃんのペンギンちゃんが迷子ちゃんです
そんなことよりやっと
やっと部長さんの麻雀がお目にかかれるのですね!{/netabare}

第11話
{netabare}冒頭の女の子たちはたどり着けるのでしょうか??
地獄単騎は俺も好きだぜ部長さん!
そしてあがっちゃうところが流石ですね
これは風越の人が可愛そうだな、、、

部長さんのツモの仕方がかっこよすぎる!
透華様の勧誘が強引すぐるよ(;´д`)
エトペンちゃんが逝ったああああああああああ
予想通りだああああああ{/netabare}

第12話
{netabare}ここにも百合の香りがするぞおおお
てかあちらこちらに百合の香りがするぞおおおお
エトペン復活!
あの執事はなんでもできるんだな

衣ちゃんは何を言ってるかよくわからないぜ
順位がまるっきり入れ替わった中堅戦
部長さんは頼りがいがありますね
あの娘達なんとか間に合ったみたいですε-(´∀`*)ホッ
咲ちゃん実は運動できるんじゃないか?{/netabare}

第13話
{netabare}咲ちゃんがニュータイプ並の感覚で衣ちゃんの存在を感じ取ってる!?
透華さまもデジタル打ちなのか〜
デジタル同士の地味な戦いが繰り広げられてますね

のどっち降臨!
のどっち以外焼き鳥という悲しい状況に
それにしても頬が蒸気してしまうのはなぜでしょうか?
(゚Д゚)ノちょっと待て
麻雀と戦闘シーンは関係がないだろ!{/netabare}

第14話
{netabare}目立ちたいがためにデジタルを捨てた!?
しかもツモってあがってるし・・・
お化けみたいな娘がいるぞ
ステルス桃ちゃんというのか〆(._.)メモメモ

麻雀中に存在を消せるとか、どこぞのバスケの人よりも消えるのうまいんじゃないかな?
声が聞こえなくなるなんてヤヴァイよ
捨て牌まで消しちゃうとかどういうことだよ!?
{/netabare}

第15話
{netabare}ステルス桃ちゃんをのどっちが封じた
のどっちってやっぱ凄いんだな
透華様全然目立てずww

気をつけろ!
この卓には魔物が2人いるぞ!!
咲ちゃんの嶺上開花2連続キタ━(゚∀゚)━!!
嶺上3回目来るかと思ったら槍槓しやがった!?
敦賀の部長さんもやりおるな{/netabare}

第16話
{netabare}ラスト一巡目でリーチだとおお
まさかなのか?まさかするのか!?
やっぱり海底撈月がキタ━(゚∀゚)━!!
こんなのありえないよ(>_<)

敦賀の部長さんが部長さんじゃなかった!?
でもナイス差し込みです
衣ちゃんは海底撈月だけじゃないのか
あのスピードで対々和作られたらどうしようもないじゃん
みんなボロボロだよ(´;ω;`){/netabare}

第17話
{netabare}龍門渕以外の高校は皆いい関係ですね
いや、別に龍門渕が悪いんじゃなくて、他が良すぎるってことだよ(^_^;)
これは後半戦に期待大ですねヽ(・∀・)ノ

あれあれー?
猫耳ちゃんが狙い撃ちされて0点になってるぞー
絶対絶命のピンチに咲ちゃんが槍槓をさせてあげるという神プレイ
マジで神だな{/netabare}

第18話
{netabare}猫耳ちゃんが復活&数え役満!
これは凄すぎるぞΣ(゚д゚lll)
そして敦賀の部長(仮)もあがった
みんな調子いいですね

咲ちゃんが靴下脱いだ
これは覚醒クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!
2000点の安手が倍満に変わった!
これはもう悪魔ですよ(>_<){/netabare}

第19話
{netabare}衣ちゃんが完全に超能力者な件について
咲ちゃんの親番を海底撈月で流した衣ちゃん
相変わらずの鬼畜ぶりです

麻雀は楽しい!
これは真実ですね
ただ、目の前で3連続カンをされたら普通は心がへし折れますよ(^_^;)
ここ数話で麻雀の無限の可能性を見た気がするww{/netabare}

第20話
{netabare}とうとう咲のお姉ちゃん"照"ちゃんの顔見せですか
いきなり水着回キタ━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━!!!!
和ちゃんがダイナマイト!!
衣ちゃんは個人戦には出ないのか・・・

ボクっ娘の一ちゃんの服装がエキゾチック(;゚Д゚)!
個人戦は何人が全国へいけるんだろ?
人数によっちゃあ厳しい展開になるだろうなあ
お姉ちゃん怖いよ((((;゚Д゚)))){/netabare}

第21話
{netabare}個人で全国に出れるのは3人だけか・・・
これは咲ちゃんが遠慮しちゃう展開が目に見えるぜ
透華様が初心者の妹尾ちゃんに役満振り込んじゃったよwww
そして東風戦の鬼、優希ちゃん絶好調!!

とうとう部長同士の戦いが勃発
福路部長の綺麗な目を見てようやく思い出した竹井部長
熱い友情ですね(>_<)
いや、熱くはないか・・・{/netabare}

第22話
{netabare}二日目は半荘戦か
優希ちゃん終わったか・・・
半荘10回やって、合計点TOP3が全国行きか
南浦さんという南場限定の強キャラがキタ━(゚∀゚)━!
あらら、咲ちゃんプラマイ0やってるよ

和ちゃんの激励で本気を出すことを決意した咲ちゃん
追い上げるものの、9戦目で竹井部長さんたちにカンを防がれる展開に
そして桃ちゃんのステルスが発動
これは(○゚д゚)ャバィカモ・・・{/netabare}

第23話
{netabare}桃ちゃんのステルスは超集中すれば打ち破れるってことかな?
咲ちゃんが跳満あがって逆転勝利
そして最終戦の組み合わせがすごいことにΣ(゚д゚lll)

やっぱり咲ちゃんの異常性には南浦さんも勝てなかったか・・・
やはり注目すべきは部長戦(仮)ですね
その部長戦を制したのは竹井部長
清澄強すぎワロタwww{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 14

76.7 16 超能力で学園なアニメランキング16位
K(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1509)
8629人が棚に入れました
葦中学園高校の屋上で、シロこと伊佐那社は1匹の仔猫と共に昼食をとっていた。昼食後、クラスメイトのククリから学園祭の買い出しを頼まれたシロは街へと向かうが…!?
現実とは異なった歴史を歩んだ現代日本が舞台。7人の「王」それぞれの確執と、巻き込まれる少年の運命を、異能者バトルと共に描く。


声優・キャラクター
浪川大輔、杉田智和、小松未可子、津田健次郎、小野大輔、宮野真守、沢城みゆき、堀江由衣、櫻井孝宏、福山潤、中村悠一、佐藤聡美、梶裕貴、柿原徹也、飯塚昭三

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2期放送か劇場版公開後に「通して」見ると良いかも?

2012年10月 - 12月TV放送された。全13話。

7人組の覆面作家集団「GoRA」原作のオリジナルアニメ企画。
キャッチコピーは「キズナ」。

第13話(最終回)にて続編の製作が発表され、2013年5月26日
に劇場公開されることが発表された。詳細は#映画を参照。

設定&あらすじ。

パラレルワールドの現代日本を舞台に、7人の「王」の下へ
集う者同士の交流や超能力戦を描く、群像劇。

7人の王権者とその下に集ったクランたち。
第三王権者「赤の王周防尊」と、第四王権者「青の王宗像礼司」
がぶつかり合う。

極普通の高校生「伊佐那社」は"葦中学園高校"の生徒で、もう
じき始まる学園祭の準備の為に買い出しを頼まれたが・・

その途中・・赤いオーラを放つ男たちに突如襲撃され・・
絶体絶命の危機を、第七王権者「無色の王」の臣夜刀神狗朗に
救われるが・・狗朗はそんな彼に突如刃を突きつける。

「亡き主の遺命のもと、『悪しき王』を討つ!」

ありふれた幸せな日々に潜む違和感。少年の「日常」が崩れて
ゆく。「王」が背負っているものとは。

自分が自分でいられる大切な「居場所」を守るため、それぞれ
の意地とプライド、渇望と約束が火花を散らす。


感想。

主人公の声優がファイをショタっぽくした甘い小動物演技。
序盤は萌えと厨二とBLを患った様な意味不明の作風。

カラーギャング風の対立を一部の科学や人の能力が突出した
時代改変にファンタジー要素として加えたような作品。
カラーギャング風というならば「池袋ウエストゲートパーク」
の方が圧倒的に愉快痛快で、アニメならではの描写が弱い。

シュールな描写もシュールなタイミングでの音楽も多い。
猫の女体化で服を着るのが嫌いの裸美少女という無敵設定。

腐女子層を狙いつつ男性にも媚びて広い視聴層を狙った感は
あるけど・・全体的に詰めが甘くコミカル描写で笑いきれず
に、派手なバトルの割に起伏がなく散漫で中途半端な印象。

やや個性のある色使いや演出等や、表情他動きのある作画は
丁寧な感じはしたし綺麗かなと感じたけど活きてない感じ。
所々記憶があるけど再視聴する迄・・殆ど視た記憶が無い。

起承転結の「起」「承」だけ緩く描かれていて転結が無い。
ミステリー要素として咬み合わない描写が続く感じではなく
敢えてズレて咬み合わない微妙な空気感を演出した感じ・・

笑える描写が多い筈なのに微妙にずらし微妙な空気にする。
この作品だけ視ても物語の評価は難しく感じた・・

OP「KINGS」歌 - angela
ED「冷たい部屋、一人」(第2話 - 第5話、第7話 - 第12話)
歌 - ネコ(小松未可子)angelaによるプロデュース楽曲。
「Circle of Friends」(第6話)歌 - 十束多々良(梶裕貴)
「To be with U!」(第13話)歌 - angela

挿入歌
「いつかのゼロから」(第2話)歌 - angela
「レクイエム・オブ・レッド」(第13話)
歌 - 櫛名アンナ(堀江由衣)&赤のクランズマン

音楽にも拘りを強く感じるが・・

結局続編も未放送?制作状況も不明のまま。
劇場版も制作決定から2年経過・・一応2014年公開予定?

劇場公開に合わせて1期再放送や2期を考えてるのか??



伊佐那 社:浪川大輔
葦中学園高校生徒。17歳。周囲から「シロ」と呼ばれている。
お調子者の白髪の少年。何故か唐傘をよく持ち歩いている。

ネコ:小松未可子
いつも社と一緒にいる白い子猫。15歳。人化姿は美少女。
生来の特殊能力を持つ者=ストレイン。性格は猫そのもの。

夜刀神 狗朗:小野大輔
先代第七王権者「無色の王」三輪一言の家臣。俗称「黒狗」
剣術、体術、家事が得意。クール堅物な性格で一言を盲信。

赤のクラン・吠舞羅の主要メンバー

周防 尊:津田健次郎
第三王権者「赤の王」24歳。チーム・吠舞羅のキング。
仲間に絶大な信頼と敬意を置かれてる。寡黙だが情熱的。

草薙 出雲:櫻井孝宏
吠舞羅のNO.2。赤のクランズマン。「BAR HOMRA」マスター。
26歳。十束と共に吠舞羅の最古参で、頭脳担当。京都弁。

十束 多々良:梶裕貴
吠舞羅のNo.3。赤のクランズマン。人見知りしない性格。
周防や草薙と並ぶ吠舞羅の初期からのメンバーだった。

櫛名 アンナ:堀江由衣
赤のクランズマン。11歳で吠舞羅のマスコット的存在。
無口で人形のような少女。我慢強く、健気な性格。

八田 美咲:福山潤
赤のクランズマン。19歳で短気な吠舞羅の切り込み隊長。
通称「ヤタガラス」仲間思いの性格で周防に傾倒している。

鎌本 力夫:中村悠一
赤のクランズマン。20歳。草薙、十束に次ぐ古参メンバー。
八田の昔馴染み。一見強面だが情に厚い質で面倒見がよい。


青のクラン・セプター4の主要メンバー

宗像 礼司:杉田智和
セプター4室長。第四王権者「青の王」24歳。銀縁の眼鏡男。
理知的な風貌で、物腰は穏やかだが慇懃無礼な性格。

淡島 世理:沢城みゆき
セプター4副室長。22歳。セプター4のNO.2で冷徹なタイプ。
上司である宗像には純粋に敬愛の念を抱き、忠実な右腕。

伏見 猿比古:宮野真守
セプター4のNo.3。19歳。黒髪に黒縁眼鏡。
常に怠惰で覇気がなく不遜だが仕事の処理能力は高い。


常に怠惰でやる気のないそぶりを見せ、上司に向かって舌打ちをするなど態度がいいとは言えないが、

秋山 氷杜:高橋孝治
年齢は25歳。青のクランで最初に抜刀する隊員。
サーベル名は「垂氷」真面目で控えめな性格。


葦中学園高等学校

雪染 菊理:佐藤聡美
社のクラスメイト。生徒会メンバー。17歳。優しい少女。
変人であっても気にせず自然体で接することができる。

因幡 澄香:佐藤奏美
菊理の友人。一見常識人だが、挙動が少々謎めいている。

三科 草太:清水一貴
社の友人。エロス映像好き。死語を頻繁使う「お調子者」

日向 千穂:内田真礼
葦中学園生徒会会長。凛々しい性格。

浅間 桜:山本希望
葦中学園生徒会役員。会長に心酔している。

校長:加藤清司

教頭:佐藤友啓


王権者とその関係者

アドルフ・K・ヴァイスマン:柿原徹也
第一王権者「白銀の王」で天上の監視者。都市伝説的存在。
巨大飛行船ヒンメルライヒ号を属領としている。
元ドイツ軍・ドレスデン石盤の研究を担当する研究所主任。
 
國常路 大覚:飯塚昭三
「御前」と呼ばれる第二王権者「黄金の王」年齢95歳。
元日本帝国陸軍・中尉。現在最強の王にして地上の支配者。
日本金融界を牛耳り経済すら動かす存在。専属舞台を持つ。

三輪 一言:速水奨
先代の第七王権者「無色の王」故人。享年42。狗朗の主。
無色の王の能力として未来を予言する力を持っていた。

クローディア・ヴァイスマン:遠藤綾
アドルフの姉。人当たりが良い。ドレスデン爆撃で死亡。

無色の王:柿原徹也
全ての事件の裏で暗躍していたキツネ型の煙。謎の存在。
挑発的な言動と凶悪な目付きが特徴。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11
ネタバレ

吠舞羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

まさにこの時代のアニメという感じ。トリハダです

まずは全体の感想を、

とっても面白かったです。僕のユーザー名からわかるかもしれませんが、本当に、本当に面白かったです。何度も見返しました。

では、細かくレビューさせていただきます。

物語です。展開として本当に面白かったです。
この作品は前情報があまりない中で本篇がスタートしました。
見ていた時の感想は最初のうち、超能力物かとも思っていましたが、その能力というものそのものに意味を持たせて、それが使えるということは「王」に忠誠を誓っているという証。という忠義がテーマにもとれる点は、それぞれのクランの方向の種類の違う信頼に感涙を余儀なくされてしまいました。
感動できる。
伏線回収もしっかり行われています。
そしてなにより、それぞれのクランの中でのいざこざに巻き込まれてしまう主人公が実は、、、という展開は多少予測できてしまうのですが、それでもタイミングや演出が完ぺきで、各ポイントごとにぞわっっと鳥肌すら立つほどでした。

映画へのバトンパスも不自然ではなく、すべてはひとつの流れ。と感じるほどでした。

長く語れてしまうのでこのへんで物語については終わりますね。

つぎは、作画です。
これは本当にこの作品の一番のセールスポイントです。
自分でいうのもなんですが、僕はアニメの作画に対して十分に目が肥えていると思っていました。
ですが、そんな僕も1話でまさか鳥肌とは、、、
吠舞羅の八田美咲がスケボーにバットといういかにもな格好で街中を移動するシーン。そのたった数秒で、Kとはやばい。すごい。作品なんだなと示されたような気がします。

ほかにも、
赤の王のクランの炎はただののっぺらぼうな赤ではなく朱色や黄色、煌めく赤色、とにかく単色では到底表せない。奥の深い色で表現されていました。そこには、吠舞羅の結束力。周防尊への信頼や期待、さまざまな渇望が現れていると感じました。青に対して言えば、自由奔放な炎を飼いならしているようなイメージです。
青の王のクランの息吹(すいません明言できないです。炎にもみえます)も、赤と対照的にどこか命令に従順な、秩序のある動きに、蒼色、藍色どれも違うようでどこかまとまりのある。大きな道筋に付き従い、先導者へ絶対の信頼を置いている様子が伝わってくると思います。赤にたいして言えば、秩序の整う、軍隊。兵隊。そんなイメージです。

この2つのクラン以外の作画を語ろうとすると、どうしてもネタバレを含んでしまうので、代表として2つのクランを上げさせていただきました。

声優は、豪華すぎるキャスティングなんではないでしょうか。
もちろん高い評価という意味です。
ではなぜ0.5点減点されているのか、ですが。
これは、この後に続くお話への期待を込めてまだまださらにさらに豪華な声優陣を使ってくれるのではないかという意味です。
また、4.5の理由として、特に評価するのは、複数人になってしまいますが、各クランの王の、「{netabare}白銀の王{/netabare}伊佐那社役:浪川大輔さん」、「赤の王 周防尊役:津田健次郎さん」、「青の王 宗像礼司役:杉田智和さん」の演技にとても感動しました。
まぁそれぞれが有名な声優だから仕方ないといえば仕方ないのですが、本当に純粋に有名無名関係なく、演技に感動しました。
では、具体的にどこが。ですが、
王の王ゆえの苦しみや、孤独感、感情の浮き沈み、そして、王だからわかりあえるが、それぞれの道の向かう先が違うがために素直に協力できない。王同士だからこそこの任を果たすことができる。
そんな、Kの世界観のそれぞれの隠れた思いをそれぞれの場面で感じることができました。
これは、このあとの作品にも共通して言えることだと思いますがね。
もちろん、梶さんの演技や、小松未可子さんの演技にも感動します。
ですが、代表として、特に上げるとしたら王だからこそほかのキャラクターたちと違った目線から演技をされていた上記の方々を挙げさせていただきました。

音楽は、angelaさんのOPといい、小松未可子さんのEDといい、世界観を表現するにはぴったりの歌声に歌詞だと思いました。
この作品を通して、改めてOPとEDを通してすべてで1つの作品なんだなと痛感しました。

キャラについては、それぞれクランごとに違った目標、やり方をしていて、そのなかにすら個性様々なキャラクターがいますので、いい意味でおなかいっぱいです。
あのキャラはいらないんじゃとか、あのクランにはもう少し個性のあるキャラクターがいるべきなんじゃないか、もっと大穴のようにすべてを覆せるキャラクターが欲しい。本当に様々だと思いますが、そんな意見が生まれるのも、あれだけの主要登場人物があってこそだと思います。

それこそがいいところなんです。


ちなみに僕個人としては、
赤のクラン、吠舞羅を理想系と思っていますが、キャラ単体で考えるなら、周防尊、宗像礼司の二人で迷うところですね。

以上、1期の分の感想を書かせていただきました。

劇場版の公開、そして2期の作成。
ラジオの充実。とってもいい作品なんではないでしょうか。
僕は、この作品がマイナーな感じに映ってしまっているのが残念です。

あなたは、この作品を見てどんな感想を持ちましたか?

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終話まで視聴完了> いろいろともったいなかった

登場人物、いわゆるイケメンだらけで女性少なめ。
声優陣は素晴らしく豪華。作画も細かくて綺麗。
街を行き交う人々の描写も、実写映像観てるようなリアル感。
だけど・・・
スピード感溢れるアクションシーンもそこそこ見応えはありながら
結局最後まで、物足りなさと説明不足を感じてしまってた。
自分の理解力が足りなかったんだろうか・・と公式サイトを確認したら、
「現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本を舞台に」って書いてあった。
でも、1940年代の第二次世界大戦はチラッと出てきたよね。
っていうか、そこ・・けっこう大事だったんじゃなかったか。

キャラデザや作画、声だけでは引っ張れないものだなぁとつくづく思った。
どんなジャンルにおいても、物語の内容が肝心。
それに何より、いくらどれだけ脇役陣がカッコよかったとしても
主人公にある一定以上の魅力がないとね。
もしかしてその魅力を表現するシーンとして、ところどころコミカルな部分が
描かれていたようだけど、逆効果だったようにも感じずにはいられない。

何がしたいのかとか、人物関係は把握できたものの、
腑に落ちない部分がたくさんあって、なんとももったいない。
登場人物が多すぎたのかもしれないし、話があっちこっち飛びすぎて
元ネタは奥深そうで興味沸くのに、とても満足はできなかった。

男同士の愛憎に関しても、なんだか観てるとじれったいというか中途半端。
モヤがかかってスッキリしないし、そこはもう少しストレートに
表現しちゃったほうが納得もできた気がする。

とにかく、観る人の好き嫌いはハッキリ分かれそう。
なんと続編制作決定、とあったので、そちらのほうに期待すべきなのか。

音楽や声、キャラの顔つきなど、けっこう好みだったので
☆評価は高めになってしまったけれど
続編は物語をもう少し固めてくれるといいなぁ・・
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<8話の感想>

山盛りあんこ、やたらアピールされることが、解せぬ(笑)
なぜかヘリだけすごいリアルなCGで笑ってしまった。
納得できる終わり方になるのか、ちぃっと不安。
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<7話の感想>

んん?ついにか?って思ったら終わっちゃった(笑)
次回以降に期待。
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<6話までの感想>

事件のいきさつがようやくわかってきたものの、
まだ不透明なところが多い。そう、不透明さと透明、無色。
無色であるシロはいったい何者なのか?猫は何者なのか?
黒幕がまだ登場していないのだろうね。
--------------------------------------
<4話の感想>

断片的にはクスっと笑えるけれど、なかなか本題にいかないし
いかないとしても、もう少し練られた伏線を投入して欲しい。
でないと惹き込まれないし、ダレてしまうよ。
アクションシーンとか、いい台詞とか見応えを感じるシーンがほとんどなく
いろいろとすでにミスリードされてるだけで、本当はきっと
すごく単純な話なのかもしれない・・と思えてきた。
この作品、最終回後に一気に観る方が良いかもしれないね。
-----------------------------------
<3話までの感想>

原作のないオリジナルアニメということで、
毎週ごとに謎をかけられていくような気がしてきた。
反響ばかりを期待して内容が疎かにならないといいなぁ・・

部屋にある武士言葉を話す掃除機とか、食事シーンや
あっちこっちでの会話にコミカルな部分を配置してるだけでなく
今回、やや京都弁の草薙(櫻井孝宏)がマスターを勤める店で
スケボーくんの八田(福山潤)と太っちょ白パーカーサングラス男
釜本(中村悠一)が取っ組み合いの喧嘩をしてマスターに叱られるシーンが笑えた。
だってまんま『しろくまカフェ』のマスター(櫻井)とパンダ(福山)と
グリズリーベア(中村)だったから。
それに、最近は高校生や草食系青年役が多かった中村さんが久々に
ワイルドメンズな声(熊以外で)を出してくれているのが嬉しい。

で、今回は前回以上に {netabare} BLっぽいノリが随所に見て取れたので {/netabare}
やはり多くの人が感じたらしい第一印象は当たっていたのかも。
深夜枠とはいえTV放送なので、露骨な描写はないと思うけれど
今の段階で『咎狗の血』くらいな雰囲気はあるからねぇ。
個人的には全然OKなので、何でもどんどんやってくれと
楽しみにしているのだけど、軸はしっかり描いて欲しいなぁ。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 66

76.4 17 超能力で学園なアニメランキング17位
異能バトルは日常系のなかで(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1345)
8371人が棚に入れました
俺を含めた文芸部の五人は半年前、とてつもない能力に目覚めた。 そして壮大なる学園異能バトルの世界へ足を踏み入れ――なかった! ? 「なんも起きねえのかよ! 」 異能に覚醒してみたものの、日常は完全無欠に平和だ。 世界を滅ぼす秘密機関などない! 異能戦争もない! 勇者も魔王もいやしないっ! だから俺たちはこの超級異能を、「黒炎の龍にヒゲ生やせたーっ! ! 」 気軽に無駄遣いすることに決めた。 だが異能バトルに憧れ続けた俺だけは、真なる戦いの刻が近づきつつあることを確信していた――。
神スキルとたわむれる何気ない日常。 だが、それだけじゃ終わらない新・異能バトル&ラブコメ、開幕! !

声優・キャラクター
岡本信彦、山崎はるか、早見沙織、種田梨沙、山下七海、寺島拓篤、福原香織、細谷佳正、名塚佳織、加藤英美里、諸星すみれ、浅野真澄、藤村歩、井口祐一、芹澤優、竹内良太、高木美佑、村川梨衣、原紗友里
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

厨二病の説明書 ~名シーンをもつアニメ~

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
厨二的な要素をネタにした、日常系ラブコメ。バトルもするので、盛りだくさんというか、中途半端というか。

私はこの作品に出会うまで、正直、「厨二病」という言葉を、分かったような分からないような感覚で使っていました。私らオッサンが中学生の時にはなかった言葉なんで(汗) でもこの作品を観て、「なるほど~、厨二病ってこういう人達のことを言うのか~」と正式に学んだので、こんなレビュータイトルにしましたw

このアニメ、作品自体のクオリティはそこまで高くなく、個人的には評価3なんだけど、とある名シーンがあり、そのシーンだけで評価を+1査定しています。ある意味伝説的なシーンなんで、アニメ好きで未視聴の方は、今後(色々な)アニメを語る上でも、ぜひネタバレなしで視聴して欲しいっすね♪


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作品全体でいくと、前半は、おバカラブコメ要素が強く、後半はシリアスバトル要素が強い。個人的には、前半のノリが好きだった。

基本的にはハーレムものなので、どのヒロインも可愛らしく描かれ、活躍の場もそれなりにあるが、中でも幼馴染の鳩子は別格だった。

本作の主人公は、厨二病を全面に押し出した、ウザくてイタイ人物だが(なのになぜモテるのかは置いといて)、そんな主人公を正面から受け止め、なんとか理解しようとしているいじらしさは、幼馴染ならではの萌えポイント。と思わせ、実は我慢して付き合っていたというのは、なかなか無い設定だと思う。

7話もかけて、そういう「我慢」の伏線を張り、一気に爆発させた、厨二病に関しての本音。この台詞そのものが、このアニメに対するスタンスを良く表している(厨二を無条件に受け入れるわけではないという)。これは、アニメ史なんてものがあったら、確実に残る名台詞だと思う。シンプルに、一気に話す台詞としては知っている限りでは断トツで一番長いし。しかも、もの凄い正論で、「よくぞ言ってくれた!」って思った。

また、この台詞をきっかけに、これまで、「鳩子だけは無条件に自分のことを理解し、認めてくれている」と、安心しきってた、甘えていた主人公が、鳩子の本当の気持ちに気づき、動揺し、自分を振り返り、鳩子を一人の異性として捉えていくようになる過程には説得力があり、とても良かったと思う。

では、その名台詞を全文載せておきたいと思う(長いからたたみます)。これを一気に言い切った、早見さんに、拍手! (あ~、この文を教科書に載せて、現役の中学生二年生にも見せてやりたいw)

{netabare}
「分かんない…分っかんないよ、寿くんの言ってる事は一つも分かんないよ!寿くんがいいって言ってるもの何がいいのか分かんないよ!分かんない、私には分かんないの!ブラッティって何がカッコいいの?血なんてイヤだよ痛いだけだよ!黒のどこがカッコいいの?クレイジーのどこがいいのか分かんない!罪深いってなんなの?罪があるのの何がいいの?犯罪者がカッコいいの?そもそも混沌てなに?カオスだからなんなの?闇ってなに?砕ければいいの?正義と悪だとなんで悪がいいの?何で悪いほうがいいの?悪いから悪じゃない!右腕がうずくと何でカッコいいの?自分の力が制御できない感じがたまらないって、何それただの間抜けな人じゃん!ちゃんと制御できるほうがカッコいいよ!立派だよ!普段は力を隠していると何が凄いの?そんなのタダの手抜きだよ!隠したりせず全力で取り組む人の方がカッコいいよ!どうして二つ名とか異名とかいろいろをつけるの?いっぱい呼び名があったて分かりにくいだけじゃん!英語でも何でもカタカナつけないでよ!覚えられないんだよ!鎮魂歌と書いてレクイエムって呼ばないでよ!禁忌って書いてタブーって読まないでよ!聖戦って書いてジハード読まないでよ!ギリシャ神話だとか聖書とか北欧神話とか日本神話とかちょっと調べたくらいでそういう話しないでよ!内容もちゃんと教えてくれなきゃ意味がわかんないよ!教えるならちゃんと教えてよ!神話に出てくる武器の説明されても楽しくないよ!グングニルもロンギヌスもエクスカリバーもデュランダルも天叢雲剣も意味不明だよ!何がカッコいいのか全然分かんない、他の用語も謎なんだよ!原罪とか十戒とか創世記とか黙示録とかアルマゲドンとか名前がいいだろってどういうこと?雰囲気で感じろとか言われても無理だよ!相対性理論とかシュレディンガーの猫とかバイオリン族とかちょっとネットで調べただけで知ったかぶらないでよ!中途半端に説明されてもちっとも分からないんだよ!ニーチェとかゲーテの言葉引用しないでよ!知らない人の言葉使われても何が言いたいのか全然わかんないんだよ!自分の言葉で語ってよ!お願いだから私に分かる事話してよ!厨二ってなんなの?厨二ってどういうことなの?分かんない分かんない分かんない分かんない分かんなーい!!寿くんの言う事は昔から何一つこれっぽちも分かんないんだよ!!!」
{/netabare}
……これって、厨二病を全否定しているように見えて、それでも理解したかったっていう、鳩子の愛情と優しさと悲しみが土台にあるからこそ、我慢して努力してきた時間が長いからこそ、生きている台詞なんだよね。多分、これと同じ台詞を、1話でいきなり言われたり、村人A的なモブに言われたって、ちっとも良い台詞じゃないんだろう。久しぶりに全文読んでみて、改めて、良いわ~、使い方上手いわ~と思った。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

異能バトルより日常系に軸足を置いた作品・・・という事ではないと思うんですけれど^^;

この作品の原作は未読ですが、キャスト発表ではやみんと種田さんが出演されると知った時から視聴を楽しみにしていた作品でした^^

物語ですが、泉光高校の文芸部に所属する5人が、ある日突然異能の力に目覚めてしまうのです。
果たして人が異能に突如目覚めるとどうなるのか・・・と切り込みたいところですが、異能を使わなければ皆んな普通の高校生・・・いつも通りの毎日なんですよね^^;
こうして異能の力を得たところから物語が動いていきます。

物語が動くといっても日常色が強く、どちらかというとキャラ重視の設定になっています。
そのため、文芸部に所属するキャラは個性派揃いです^^

まず、主人公でもある安藤 寿来(あんどう じゅらい)
wikiには「重度の厨二病を患っている」と書かれていましたが、まさにその通りだと思います^^;
でも、妙なところで1本筋が通っていて優しい性格の持ち主です・・・
物語の展開がハーレム系になるのも分かる気がしますし、それはそれで有りだと思うのですが・・・個人的には私の敵です(爆)
何故敵なのかは後述します。

二人目は神崎 灯代(かんざき ともよ)
自分が厨二病だった事を一生懸命隠しているのですが、安藤との対話を聞いていると、とても厨二病が過去系とは思えないほど知識が豊富なんですよね^^
安藤との何気ない対話でも、私には厨二病同士がのお互い知識を駆使して議論するとこうなるんだぁ・・・的に聞こえていました^^;
彼女は自分なりの目標を持ってその目標に向かって一生懸命に努力する姿勢を垣間見せてくれます。
だから嬉しい時にはしっかり喜ぶし、しっかり悔しがりもする・・・その姿はとても好印象でした。

三人目は櫛川 鳩子(くしかわ はとこ)
安藤の幼馴染ですが、厨二病は感染らなかったようです^^
ふんわりとした柔らかいイメージの彼女・・・この作品の中で私の一推しがこの鳩子ちゃんでした(//∇//)
なんといってもCVがはやみんというのが大きかったですね^^
はやみん演じる鳩子ちゃんが好きなのか・・・鳩子ちゃんを演じるはやみんが好きなのか・・・??
途中から完全に区別できなくなっていました(//∇//)
そんな鳩子ちゃんですが、一度だけ安藤に対してキレてしまうのです・・・
その前の二人のやり取りを見ていたらどう考えても安藤が無神経過ぎ・・・
でも鳩子ちゃん・・・キレながら泣いちゃうんです(;_;)
この鳩子ちゃんの涙に胸は痛むし・・・涙腺は全く抵抗できませんでした^^;
こんな良い娘・・・絶対泣かせちゃ駄目でしょ!
という事で、鳩子ちゃんを泣かせる安藤は私の敵です(//∇//)

四人目は高梨 彩弓(たかなし さゆみ)
文芸部の部長さんです。文武両道で常に冷静な彼女ですが、全体的に少し出番が少なかったような気が・・・^^;
CVが種田さんだっただけに期待していたのですが少し残念です^^;
もう少し彼女の気持ちの移り変わりを丁寧に描いて欲しかったですね^^

最後に姫木 千冬(ひめき ちふゆ)
小学生なのですが、放課後はいつも文芸部に入り浸っている彼女・・・
高校生の中に小学生がいるので、見た感じギャップがあるのですが、そのギャップがあるが故に彼女のキャラが際立っていたように思います^^
大切な思いに少しずつ気付いていく・・・小学生ならではの良さがあったと思います^^

この文芸部の5人は全員異能の持ち主・・・そして異能の持ち主は他にもいるようなのですが、全容は明らかになっていません。
原作が連載中だからだと思うのですが、バリバリの異能バトルが堪能できる・・・という訳ではありません。でも異能とバトルを直結させないこの作品の流れ・・・これはこれで有りなんだと思います

それと、アニメーション制作はTRIGGERさんです・・・最近の作品では「キルラキル」が記憶に新しいですけれど、そのキルラキルに登場していた満艦飾 マコちゃんが10話でチラッと登場してくれます^^
こういうちょっとしたサプライズって嬉しいですよね^^

1クール12話の作品でしたが、物語的には序章といったところなのdと思います。伏線が殆ど回収されていないので、続編の制作を期待しています♪

投稿 : 2024/10/05
♥ : 38
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ヒロイン達がいい子達過ぎる

主人公は、よく中二病ごっこをやってますが、周りからは理解されません。そんなある日、突如、異能の力に目覚める。
という事から、物語が進みます。

原作見てないですが、アニメだけだとバトルシーンはほぼありません。異能の力もあまり使いません。
基本、文芸部にいる5人(小学生1名含む)を中心とした日常的な物語です。
ハーレムものと言ってもいいです。
主人公の良き理解者、幼馴染、先輩、後輩(小学生)と、視聴者の好みに合わせたヒロインが揃っています。

しかもみんな可愛いし、魅力的。
{netabare}
・神崎灯代
能力は時間を操る事で、止めたり遅くしたり早くしたりと、他の作品ならラスボスクラスの能力。
元厨二病で、現在は小説を書いていたりもする。元厨二病という事もあり、主人公の良き理解者であり、主人公に対して相談を持ち掛ける事もある。

・櫛川鳩子
能力は火、水、風、土、光(闇は無いよ)の属性を操る事が可能。外見とは裏腹に凄まじい火力の能力だっ!!
主人公の幼馴染で、途中のちょっとした回想シーンと会話から、主人公が助けられた的な事を言ってるけど詳細は不明。
ただ、厨二病の事を全く理解出来ず苦しんでいたり、主人公もそれが分かっているせいか、厨二病の話になると鳩子は蚊帳の外。

・高梨彩弓
能力は、本来あるべき姿に戻すという、小難しいもの。壊れた物を元に戻したり、人体の傷や怪我も元通り。
柔道と空手は黒帯で、勉強も出来るという、文武両道。
真面目な性格から、主人公との距離がヒロインの中では一番離れているが、他ヒロインが主人公との距離が近すぎるという感じもする。

・姫木千冬
貴重な小学生(ロリ枠)。
能力は何でも創り出せる。その為、部室内を別世界とも思えるような空間(広さも自在)に創り出したり、どこでもドアのようなものまで創り出せる。これまた他の作品ならラスボス級の能力。
小学生なので当然、文芸部の部員ではないが、良く(毎日?)文芸部に来る。時々謎めいた発言をするのも個性の1つ。
{/netabare}

で、こんな魅力的なヒロイン達から好意を寄せられてる主人公。

{netabare}
途中から、全く異能関係なく、恋愛パートに入るんだけど、見ていて思ったのが
「くそっ!こんな男のどこがいいんだよっ!」
これですっ!!

自己中な厨二病で周りを振り回し、女心にも気づかず、デリカシーの無い数々の発言。

特に7話。
主人公宅の親が不在の為、
姉から鳩子に飯を作って貰おう→主人公頼んでみるか→鳩子あっさりOK。
そして、料理をしてる最中に灯代から小説(厨二病設定)の相談のやり取りをやっていたが、鳩子が気になって聞いて来るが、
主人公「どうせお前にはわかんねぇーだろ」
鳩子「…(ぶちぎれ)わかんないよっ!!わかんないよっ!!右手が疼くと何でかっこいいの?普段は力を隠していると何が凄いの?どうして二つ名とか異名とか――」(やめてー)
あーあ、鳩子ちゃん泣いて走って行っちゃったよ。
挙句、部員を巻き込んで探すが、ここで主人公が今更弱音を吐いて、灯代からビンタを頂いて(ありがとうございますっ!)
灯代「このヘタレ野郎!」
と説教される。

「そうだそうだー!!こんなヘタレ野郎なんてどうでもいいから、女の子同士でキャッキャウフフしようぜぇ~!!」
って思いました。
{/netabare}

全体的には、普通に面白い内容でした。
キャラ評価だけなら4.5なんですが、主人公の酷さをマイナスした結果、4.0にしました。
一風変わった日常系、一風変わった異能系といった感じです。
ストーリーは中途半端な感じに終わってるので、良く分かりません。
日常系+ラブコメ、という感じだと思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10

75.2 18 超能力で学園なアニメランキング18位
咲-Saki- 全国編(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1183)
6556人が棚に入れました
更なる高みを目指して―。 宮永咲(みやながさき)は高校一年生。奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。二人の天才美少女が全国大会の頂点を目指す。熾烈な闘いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。全国の舞台で待ち受けていたのは同じく頂点を目指す強豪たちだった。果たして咲たちは全国の高みへたどり着くことが出来るのか。高校生雀士の頂点を決める闘いが今、始まる。
ネタバレ

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

咲「決勝まで行かないとお姉ちゃんと戦えない…だから…全 部 倒 す ! !」

ついに始まりましたー!!  全  国  編  !  !
1期をリアルタイムで観ていた人からすれば実に5年ぶり。長かったですね…。
これ終わったら次は何年後…と、また余計な心配をしてしまいますが、放送中はあまり考えないようにしますw
さて、物語の中心となるのは言うまでもなく清澄のいるBブロック2回戦。対戦相手となる永水、姫松、宮守はどこも特徴的で面白いです。

鹿児島の巫女さんたち永水。霧島神鏡の日本神話に基づいた能力とか使います。鹿児島といえば「桜島」で、メンバーの名前は桜にちなんだものばかり。
独特な髪形揃いの姫松。連想させるのは水棲生物!? 何か特別な意味があるのでしょうか。あと本場の関西弁にも注目!
そして宮守は、岩手の「遠野物語」を元ネタにキャラの設定が作り込まれていて、知れば知るほどに魅力が溢れてきました。

自己満足的な感想をだらだらと書き綴っています。
文章長めで読みにくいですが、作品に対する愛がいっぱいということで許してください…。



第1局「上京」

{netabare}初見の人にはちょっとキツい、キャラの初登場ラッシュ。これから戦う全国キャラをとりあえずざーっと紹介した感じですかね。服装や見た目が色々とおかしいキャラばかりでしたが、ツッコミ追いつかないのでそれはまた後ほど。 そしてEDのキャスト欄もとんでもないことにw
公式ページでは毎日一人ずつ声優さんを発表していったくらいだし、キャスティングには相当自信があるのでしょう。阿知賀編での千里山勢のちょっと不自然な関西弁を反省し(?)、関西人キャラには関西の声優さんを起用するなどこだわりも感じられます。

話は基本原作に忠実に作られていましたが、ちょいちょい追加されたシーンがありました。開会式や姫松の県突破シーン、阿知賀編で登場した各校の面々が会場に姿を現すシーンなどなど。
1話目の最初と最後を飾った宮守女子の持ち上げっぷりにもびっくり。とりあえずこの学校に注目―!というスタッフの意図が感じられます。

咲さんが抽選会で道に迷い、穏乃たちとすれ違うシーンは阿知賀編にもありましたが、視点を変えるとあら不思議、こちらでは逆に阿知賀がただならぬオーラを放っていますw
この世界では実力者は自分の知らない内に相手を威圧しているのでしょうか。
なお、穏乃はこのとき咲さんを「私の倒すべき相手」、と手強いライバルと感じとっていたようですが、対する咲さんはただの気のせいと片付けた模様。単に鈍感なのか敵に値するとも思っていないのか。何にせよ大物ですねぇ。{/netabare}



第2局「応援」

{netabare}咲さんの「全部ゴッ倒す」キター!!w
これは実質、決勝進出宣言ですね。かなり強気です。
強敵を前に小動物のように震えていた咲さんも可愛かったけど、最近の咲さんは魔王の如く恐ろしいオーラを放っていますね。でもこれはこれで魅力的だと思います!(結局何でも受け入れますw)
OPは阿知賀編に続き前作からのオマージュな感じですね。永水女子がラスボスポジションかな? …それにしても、麻雀打っているシーンがないw 牌が吹っ飛んでいるシーンはありましたけどw

さて、話は時系列的にちょっと戻って合宿編に突入。今まであまりなかった長野決勝組4校の絡みが見られるのはちょっと嬉しいです。
ところで、むっきーが持っていたプロ麻雀せんべいのカード、阿知賀編の初回版円盤を買えば特典で付いてきますw 小鍛治プロは3巻ですよ~。

全国大会には直接関係ないにしろ、冷やし透華やマホちゃんといった新たな強い打ち手との対局が今後どう活かされていくのか楽しみです。
それと、マホちゃんの中の人が1期から変わってしまったんですね~。代役の小岩井ことりさんは違和感なくこなしていたので不満はありませんが。

さて、予告を見る限り次回も合宿編かな^^;
1クールなのにこのペースでキリのいいところで終われるのかちょっと心配ですが、まだ暖かい目で見守りましょう~。続きは配信で、とかはやめて下さいね。{/netabare}



第3局「始動」

{netabare}のどか回想。
優希との出会い、高遠原中麻雀部入部、マホちゃんとの出会いを描きつつ、さりげに阿知賀編を匂わせるエピソードです。
というのもこの話は本編の番外編としてヤングガンガンビッグに掲載されたもので、阿知賀編連載が発表される半年くらい前だったと思います。決して後付けではありませんよ~。

前回、強敵臭を漂わせたマホちゃん。咲さんを震え上がらせる程とはさすがw そんな相手はもう県内にはいないと思いましたが、まさか中学生の初心者にそれをされるとは。
咲さんには一度全国大会までにヘコまされる展開が欲しいと思っていたので、これで再度気を引き締めていってもらいたいです。

そしてようやく本大会開始!主人公チームが舐められる展開もお約束。
あと原作ではいなかった解説コンビが追加されたので、どんな漫才…いえ解説が繰り広げられるか楽しみです。

EDはおなじみSDキャラによる電波ソング。あれ、清澄は…?
2回戦で当たる3校それぞれのバージョンがあるようですが、少し宮守押しかな?w{/netabare}



第4局「東風」

{netabare}初めから連続和了で飛ばしまくる優希。
長野県大会では相手に鳴かれることで勢いを消される、という弱さも見せていましたが、今回の優希はそれでも自分の力を保ち続け、なかなか頼もしかったと思います。
部長の入れ知恵、というのもあるでしょうが、彼女自身確実にステップアップしているのでしょう。のどかはまだまだ優希が心配のようでしたが。

宮守女子のシロの、迷うと手が高くなる~の元ネタは「遠野物語」のマヨヒガ(迷い家)。
プロや永水による詳しい解説が追加されていたのは嬉しかったです。
欲があっては迷い家に辿りつけない…。狙って高い手を作るのではなく、悩んだ末に自然と高い手を作り上げるという能力(?) いつもダルそうにしていて無欲なシロだからこそ成せる技、ということらしいです。

ちなみに小瀬川白望。名字の由来は、昔岩手にあった「小瀬川村」と、マヨヒガの舞台でもある「白見山」より。

今週の咲さん…。うん、しっかりと優希を応援していましたね!w{/netabare}



第5局 「神鬼」

{netabare}先鋒戦終盤~
姫松先鋒の漫ちゃん、時折見せる爆発力を買われていましたが今回は不発…
彼女も何かしら力を持っているようですが、続きはあるかないか分からない次回以降に期待w

前評判の割に序盤は静かだった神代小蒔は最後に能力を発揮。
彼女の能力を熊倉さんと永水の方々が説明してくれて助かりました。
「九面を降ろし覚醒する」。要するに従えた女神たちの誰かを自らに憑依させて力を発揮するようです。「神代」ってそもそも神の身代わりとかそういう意味だそうで。
前半は弱い神が憑依していた為影が薄く、その後憑依が解けて普通、最後に強い神を降ろした事によって、神鬼の如く本来の強い姿を見せつけていました。
対局中に「つかれて寝ていた」と言っていましたが、疲れてではなく憑かれて、だったということですねw


次鋒戦。
意気揚々と自信満々に卓につく宮守のエイスリン。次鋒戦組の中でも最も注目されている選手でしたが、経験豊富な清澄のまこは相手が悪すぎたようですね。
彼女の危機察知によって能力を発揮しきれず不完全燃焼。
他からは対策を練られ、たとえまこにしてやられていなくとも今回は能力を封じられていたかもしれません。
何となく阿知賀の玄ちゃんを思い出しました。彼女も全国1回戦くらいまではドラ爆能力で無双、2回戦では千里山にその弱点をつかれ散々。
全国大会は中途半端な能力では勝ち抜けない、県レベルくらいのエースでは、まだまだ上には上がいると思い知らされていくのでしょう。
困惑する姿はエイスリン、玄ちゃん共に可愛かったですw

エイスリンがNZ出身として宮守に留学…という設定は、宮守のモデルとなった学校が実際にNZとの交換留学生制度があったから、とか。設定が細かいですね。
そしてエイスリン・ウィッシュアートという名前にも秘密が。「エイスリン」は「夢」という意味で、ウィッシュ(望み)とアート(絵)。もうそのまんまですねw

それにしてもあいかわらず次鋒戦は短いなぁ~w いやそれでも原作10ページくらいの話を、よくここまで引き延ばせたなぁと感心するところでもありますけど。

今週の咲さん…。お疲れ~くらいしか言ってないw 順調に出番減ってますね…。{/netabare}



第6局「萎縮」

{netabare}昼休み
久々に阿知賀サイドもキター!そういえば時系列的に特訓している時期でしたね。
宮守女子。謝るエイスリンをみんながフォローする姿が微笑ましいです。なかでもシロが、ダルそうにしているくせにさらっとカッコイイ事を言ってみせるのが何ともイケメン!

中堅戦
姫松の愛宕ネキのほぼ独壇場。ウザカワ系のキャラながら強いというのがまた憎めないw
デカいこと言っても何かキマらないんですよね~w しまいには宮守の胡桃に叱られていましたし。

鹿倉胡桃の名字の由来は「カクラサマ」より。性格や容姿は遠野物語に出てくる「座敷わらし」の特徴を備えています。
どちらも見た目ちんまいという共通点がありますが、部長が言った「モモちゃんほどではないけどステルス」と評したあの打ち方は特に座敷わらしっぽいですね。

ガラにもなく緊張しまくりで、凡ミスもみせる部長。
その予兆は抽選会のときに少し出ていたんですけどね。
「悪待ち」の部長は逆境に強くとも、現状のような多くの人から応援、後押しされる状況に弱かったりするのかな。
その後勝手に気持ちを切り替えて、何だかいつも通りに戻ってしまうのもまた部長らしいといえるのでしょう。

今週の咲さん…。いつも通りに戻った部長をみてホッとしたときのゆる顔が可愛すぎるw
原作のビクッとする姿がちょっと改変されていたのが残念。{/netabare}



第7局「注目」

{netabare}中堅戦後半~
洋榎決めセリフ→胡桃ツッコミ→洋榎しょぼん(´・ω・`)のパターン再び。
強気な性格で麻雀では敵なし、な洋榎さんですが、すっかり胡桃に対しては苦手意識(?)を植えつけられてしまった様子w あんまり怒られたことがない、とかで胡桃みたいにズバズバ言ってくる人への耐性が弱かったりするのかな。

中堅戦、異能の力で派手に暴れるような打ち手はいませんでしたが、それぞれが持ち味を発揮した見応えのある対局でした。部長も最後は楽しく打てていたようで何より。

副将戦…前のあれこれ。永水のはっちゃんに驚くのどっちが可愛いw あんなお面かぶっていきなり目の前に現れたら誰でもびっくりしますが。さらには姫松の絹ちゃんにエトペンを蹴り飛ばされたりと散々な和。対局シーンの緊迫感からのこのやりとりが、胡桃の言うとおり確かに「バカみたい!」で和まされました。

お堅いイメージが強い和も、デフォルメを多様するようになってだいぶ可愛くなりましたね。エンドカードにも使われたぽかーんとしている表情など、彼女の新たな魅力に気づかされています。

副将戦開始。暴れまくる気満々の永水・はっちゃん。とそれを止める気満々の宮守・塞さん。姫松の絹ちゃんは気合が空回りしかけていたけど、副将戦前のあれこれで多少は落ち着いた様子。そして相変わらずマイペース、いつも通りを追求する清澄・和。
それぞれがどこまで自分の「らしさ」を徹底できるかが対局のポイントとなりそうです。

今週の咲さん…。2回喋りました!w あと和回想中の、優希に抱きつかれている咲さんが可愛らしくてすばらでしたね! {/netabare}



第8局「防塞」

{netabare}天使のどっち、悪石の巫女はっちゃん、防塞の神の塞さん。これぞ咲名物(?)、といった「中二異能バトル」展開がここにきてやってきました!
ロリ顔なのに不気味な雰囲気をまとったはっちゃんもいいですが、チャイナドレスに紙垂のスカートをまとった塞さんの恰好が、やっぱり何度見てもカッコ良すぎて笑ってしまいますw
相手の力を塞ぎこむという能力は相当体力を消耗するようで、火力抜群のはっちゃんを何とか完封しているものの、疲れ切って途中で倒れたりしないか心配です。実際対局後に病院送りになっている選手もいるので。(どこの園城寺さんかは言わないw)
彼女がエースポジションの先鋒や大将でないのは、やはり照や衣といった化物クラスを相手に防塞するのは彼女の身が危険だと、そういうことなのでしょう(?) 麻雀って怖いなぁ~。

臼沢塞。名前の由来はそのまんま「防塞の神」より。悪霊などの侵入を防ぐ石の神様。はっちゃんを縛り付けた岩が、実際に岩手県の三ツ石神社にあるそうです。
ちなみに、三ツ石神社のある名須川町の隣町は「愛宕」町。

はっちゃんが愛用しているあのお面は、鹿児島県にある悪石島、そこで盆の幕引きに現れる「仮面神ボゼ」。ボゼは本来は悪霊を祓ってくれる神様だそうで。

今週の咲さん…。 まさか、と思いましたがやっぱり。EDのキャスト欄から咲さんの名前が消えている! …いやいや、一瞬チラッと映りましたから。次回予告も喋っていましたから!(白目)
まぁ見せ場はこれからですからね。長野決勝ではお昼寝していたくらいだし、まだまだ…{/netabare}



第9局「出撃」

{netabare}はっちゃんが北家で東、北を鳴くたび鳥居が現れて空間が変わる演出は何度見てもワクワクしますw 塞さんと絹ちゃんは警戒しているのに、和は平然と東、北を捨てているからそんなことになる訳で。2人には悪いけど見ている分には面白いですね。

塞さんの片眼鏡は能力者の力に応じて曇ったりするわけですが、はっちゃんが北家のときはもちろん曇り、それ以外では普通になっていて能力発動の状態がとても分かりやすいです。塞さんの能力を無駄使いさせないためには重要なアイテムになっているわけですね。

悪石の巫女、鬼門を開いて役満・小四喜炸裂。凄い演出でしたね。おどろおどろしい空間でドヤ顔を浮かべるはっちゃんと、清澄に振り込ませたいという塞さんの悪人顔がまた何とも。

そしてついに大将戦! 前回出番のなかった咲さんですが、得意のリンシャンも決めたし調子は上々ですよ~。
ただし一度、末原に鳴かれたことでツモる牌をずらされ、カン材を揃えられないという場面が。咲さんがチラッと末原さんを意識する描写があります。

宮守のトヨネ。ただでさえ見た目のインパクトが強いのに「背向のトヨネ」がまた怖すぎるw 末原さんが幽霊にとり憑かれているみたいな演出になっていました。

姉帯豊音、モデルは「遠野物語」の「山女」。
山女の特徴が、美しき女・長き黒髪・白い顔・身のたけ高き女…てこれまたそのまんまトヨネですね。性格もわりと明るめのようで、それに合わせて大人っぽい雰囲気のトヨネが妙に可愛らしい、ということになっています。{/netabare}



第10局「仲間」

{netabare}休憩。普段のトヨネはやっぱり可愛いw 夜景が星空~など乙女チックな発言も。回想シーンでは涙脆い一面も見せ、内田真礼さんの演技もあって、より一層女の子らしい性格が表れていました。

宮守女子麻雀部の結成秘話。
さりげにエイスリンを誘うなどやっぱり優しいシロ。
自分を必要としてくれる友達に出会えて感極まるトヨネ。
その友情劇に魅せられ、みんなの力になりたいと入部を希望するエイスリン。
胡桃と塞も新しい仲間は大歓迎で、インターハイ出場への夢を膨らます。
こんなの見せられたら感情移入もしてしまいますよね。だが回想は負けフ(ry

トヨネが次々繰り出す異能についていけず振り回される末原さん。こちらはこちらで戦犯になりつつある危機。風越や白糸台の淡に似た負けフラグが立ちつつあります…。

熊倉さんが回想でトヨネに「とりあえず赤口で」と言ったセリフと、胡桃の「友引」発言、これまで繰り出した能力の特徴から、トヨネは六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)に関係のある能力を持つ事が判明しているようです。
赤口は回想で熊倉さんが言っているだけでどんな能力か分かりませんが、
   追っかけリーチ → 「先んずれば負ける」 → 先負
   裸単騎 → 「ぼっちじゃないよ~」 → 友を引き連れてくる → 友引
という事らしいです。…まだ3つあるんですよね。 末原さんが「対応しきれるんやろか…」と焦るのは当然ですw

一方咲さん。トヨネが暴れている間は身を潜ませ、じっくり期を待つといった様子でしょうか。焦りは感じないですね。衣と当たったときのような相手を恐れる感じもそこまではないようです。{/netabare}



第11局「脅威」

{netabare}神回。いや魔王回です。ツッコミ所多すぎて楽しい回でしたw

永水・霞さんがいよいよ動き出す。神を降ろして能力を使う、というのは小蒔ちゃんと同じですが、違うのはその神様の種類。「恐ろしいもの」とか「祓ってもらう」という発言から邪神的な、とにかく危険なものの類なのでしょう。
それにしても…何というおもちw 服がはだけて仙女モード発動したとき、服の中で何か目が光ってるし…w 他にも何かいるのでしょうか。

そんな化物たち3人を相手に奮闘する凡人末原さん。まさか霞さんの支配を最初に破るとは。心折れずに立ち向かっていく姿はまさに凡人の鑑。さんざん負けフラグ立てていたようにも思えたけど、ここに来て息を吹き返してきました。

しかし、さらにその上を行くのは咲さん。末原さんを利用し、トヨネの攻撃は受け流し、霞さんの支配は打ち破る。自分はカンしまくりで、リンシャンであがったり、あがらなかったり。完全に舐めプ状態に。
でも上がられたトヨネは何かちょっと嬉しそう…咲さんのファンになっちゃってる?w 
咲さんが本格始動してからの次々に流れる勝利BGMがまた熱いです。
全国編の新曲「脅威」に始まり、「勝利へ-決意-」、「この一手で」、「神の領域」と、音楽もテンションも徐々に盛り上がっていく演出がたまらんですね。
霞さんのおもちは風船の如く宙を舞い、塞さんの片眼鏡は砕け散り…。正直この辺は何が起こっているのか理解できませんw
まがまがしい雰囲気の中、カンして、牌をツモって、リンシャン来るか!?て期待しているとただのツモ切りだったりw ひとつひとつの仕草がもうオーラを放っています。完全に悪役のオーラですけどw

咲さん大暴れ回でした。でもまだまだ本気ではないですよね。{/netabare}



第12局「真実」

{netabare}始まってからずっと怖い表情の咲さん。あとから分かる話だと、相手3人が手強いから自分の得意な打ち方に切り替えて集中しているだけなんですよね。

そして大将戦決着。対局前は清澄と永水が勝ち抜け、と予想していましたが、まさかの清澄と姫松でした。

各校の感想。
清澄。対局終わるとただのドジッ娘に戻る咲さん可愛いw 末原さんに対して恐怖を抱いていたのは意外でした。
宮守女子。個性派ぞろいでとても好きなチームでしたが、あからさまな宮守推しと回想エピソードの多さから敗退は覚悟出来ていました。トヨネの残りの能力は気になるけど、他の人たちはもう出し尽くした感じだし、塞さんのスカウター片眼鏡は割れてしまったし。ここで敗退した方が綺麗に締められるかな。
永水女子。ちょっと消化不良気味でした。神代さんの他の強い神様を降ろしたときの力や、塞がれてないはっちゃんは個人戦で楽しみにしておきます。
姫松。何か残っている伏線といえば漫ちゃんの爆発力、絹ちゃんのサッカーにまつわる能力(?)くらいでしょうか。咲さんが唯一恐れた末原さんの覚醒にも期待。

熊倉さん&赤土さんトーク。
阿知賀編7、8話にもあったエピソードですがさらに詳しく。
熊倉さんの宮守への愛情と、赤土さんの準決に挑む意気込みが語られています。
それにしても、宮守敗退と赤土さんにプロ行き断られてと、熊倉さんには散々な一日になってしまいました。{/netabare}



第13局「旧友」

{netabare}戦い終わってひと段落。

咲さんのフラッシュバック。燃える車椅子、点滴、喪服姿(?)の照。
とりあえずここにきて過去に衝撃的な事件が起こっていたことが発覚。宮永姉妹の確執に直結しているのでしょうが、相変わらず詳細は不明です。

和、優希目線での和と阿知賀勢の再会。
久々の再会の割に結構あっさりなんですよね。穏乃たちにとっては決勝で会える事を目標にしているわけで、ここで会ってもまだ意味はないという事なのかな。
でもこれでお互いの存在を知っただけでなく、相手も自分たちを認識していると知ったわけで。決勝に向けてのモチベーションは上がりまくりですね。

宿舎で昼寝する咲さん。ほんとに寝るの好きだなぁw
再び過去の回想…。
車椅子の子の頭には、咲照にもある特徴的な髪形「宮永ホーン」が…!
間違いなく宮永家の血筋に近い親類関係なのでしょう。従姉妹か、はたまた姉妹か分かりませんが。

プレスルームで取材を受ける和と優希。
この「清澄編」で和が詳しく阿知賀を語るのは初かな? 4年前から全く変わらない穏乃と、成長しすぎて別人な憧は置いておいて…w
赤土さんがまめにブログなんて書いていたのは驚き。教え子好きすぎですね。

和と優希、すばら先輩との再会。
結局新道寺は敗退してしまう訳ですが、後輩たちが差し入れてくれたタコスでチームメイトを励まそうとするすばら先輩。雀力はチーム最弱かもしれないけども、こういう気遣いができるからこそこの人はチームに不可欠な存在なのだと改めて思ってしまいます。

戒能プロとはやりん(予想通りCV:ゆかりんw)のシーン。これは咲本編ではなくスピンオフの「シノハユ」のエピソード! …期待しちゃってもいいんですね?

阿知賀のその後シーン。灼や宥姉もしゃべったw 玄ちゃんも「うわわ」だけじゃなくまたセリフあってよかったw それを言ったら池田は「オス!」の一言で終わりでしたけど。
清澄の準決が始まっても変わらず打ち続ける穏乃。この「仲間を信じて決勝で待つ!」みたいな姿勢が好き。「もし清澄が負けて自分たちのモチベが下がったらイヤ」とか、「怖くて見ていられない」というのは穏乃の中ではないんですよね。なんの確証がなくとも「和なら絶対来る!」と思い込めるメンタルの強さというか、そういうのが穏乃らしくて良いです。

準決勝先鋒戦に入ったところでエンディングに突入。
恒例のジョージさんによるナレと、まさかあると思わなかった宮守&永水の海水浴シーンが! 欲を言えばセリフ付きで見たかった…。
宮守のみんなが笑顔で終われたので満足。楽しい思い出いっぱい作ってほしいですね。

1期OP曲と共に、これからのダイジェスト映像。こんなの見せられたら続きがまた気になってしまうじゃないですかー!
ガイトさん、漫ちゃん、ネリーとそれぞれ気になる能力ですが、有珠山の爽さんの禍々しさといったら…。 後ろで光っているのは巨人の目?w
あと、末原さんには凡人のままでいてほしかったけど目が光っているあたり、能力が覚醒したのでしょうか? 何にしても負けフラグのような…。

ラスト。照さんが咲さんの名前を…! 一応認識はしているようで安心w (ただのタイトルコールってこともありますが)
以前会ったときは相手にされなかったようですが、トーナメントを勝ち続けることで、成長している姿をみせることで、気持ちの変化が起こってきたのかもしれません。
咲さんが信じているように「麻雀を通してなら話せる」未来があることを願っています。
{/netabare}



全国編はこれにて終了。原作もっと溜まってから、準決とまとめて2クールでも良かった気がしますが、話を忘れられないようにとりあえず2回戦をアニメ化したって感じですかね。なんせ5年経ってますから。

1期の長野決勝や、阿知賀編の全国準決勝に比べれば派手さに欠けたともいえる2回戦でしたが、その分奥は深かったです。
永水、宮守の裏設定は全く麻雀に関係ないのだけど、元ネタに忠実な能力をそのまま使っていて、これとあれがぶつかるとこうなるのか~、と、設定を知れば知るほど対局シーンを楽しく観ることが出来ました。全く麻雀に関係ないのだけどw
演出についても、はっちゃんの鬼門を開くシーン、背向のトヨネや咲さんが魔王化したときの威圧感など、原作以上に盛り上げてもらって満足です。
永水と宮守に関する音楽は和楽器を用いた独特な楽曲ばかりで、これまた私のお気に入りです。



続きはまた5年くらい後ですかね…。 でもその前にスピンオフの「シノハユ」や、4コマ漫画の「咲日和」(ショートアニメ枠で!)とかアニメ化してくれると嬉しいです。原作の立先生の壮絶な漫画家人生を描く「立-Ritz-」もぜひ!

いずれまたアニメで咲さんに会える事を信じて、5年でも10年でも待っています!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 25
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ありがとうございました! ぺっこりん

力尽きました。
ラスト2話の感想は省略で、全体の感想を書いて終わりにします。

【感想】
正直言って原作との比較ばっかりして視聴してしまった感じです。
この視聴法のなんと面白くないことか。
次の展開に身構え、盛り上がるシーンを冷静に原作と比較し、淡々と視聴する感じ。
何も考えずに視聴できたのはあの回だけですね。
今後はこれを教訓にして、多少比較はしながらも原作は原作、アニメはアニメで楽しもうと思いました。

内容についての感想を述べると、演出、BGM相変わらずイイ!、オカルトチックな演出、BGMグッド!、キャラみんな可愛い!(とくに塞さん)展開は地味(感覚麻痺)ながらもよく考えられてて盛り上げ方が上手い、といった感じでしょうか。
そして一番評価したいのは声優陣!
これだけ多くの声優が出るアニメなんてまずないし、無名に近い声優さんも多い中、しっかり回せていたんじゃないでしょうか。

アニメもたくさん見所があったのですが、少しもったいない視聴法をしてしまったなと反省しています。
今後の展開もあるだけに、アニメ咲をこれからも、これまで以上に期待したいなと思います。
次は10年後くらいかな(笑)


【1話】
{netabare}1話冒頭の登場から始まり、終盤の締めに持ってくるあたり、宮守はすごく優遇されている気がします。
さすが、塞さん!主人公の風格!
まぁこれだけ優遇してもらえるのは、人気の高さと原作で予選の描写がないおかげだとは思いますが。
Vやねん!姫松!姫松は一瞬だけの登場でした。(姫松も予選描写は原作にありません。まぁ抽選会の描写があるだけ宮守が優遇されたのかな)

あと、原作の再現度が凄まじいことになっています。
・風呂場に龍門渕の二人が来た時のタコスの顔
・48校、52校の説明の時のこーこちゃんの顔
原作でも結構独特な表情をしているシーンなんですが、この表情の再現度が凄いです。
あとは抽選会の清澄メンバーの後ろにいるメガネハゲのモブなど、そこまでかよと思わせる再現度。
そして、次回予告で出た原作の迷シーン「全部ゴッ倒す!!」
しっかり全部と倒すの間にSE入れてくれました。
これは今回かなり原作に沿ったストーリー展開、そして原作の名場面の再現を期待できそうです。
第2話、そして今後が本当に楽しみです!


あと、冒頭で出た電車、あれはclannad after storyのお花畑回、夕日シーンでも出ていたのと同じJR東日本キハ100系・110系気動車ですよね。
高校の時練習試合に行って「あ、うちと同じ汽車走ってる」とは思っていましたが、さすが咲の再現度です。
原作、本編と各地の再現度が半端ない咲ですが、岩手に通っている汽車の再現もしっかりやってくれました。
これは岩手出身の人で咲全国編を見ている人たちはさぞや嬉しいんじゃないですかね?
だって私もclannad見た時嬉しかったもん(笑){/netabare}


【2話】
{netabare}ここで合同合宿きましたかー。
原作にもこの話ありますが、合同合宿は回想ではなく、時系列でやってるんですよ。
ですが今回は回想。
全国編なのに合宿かよーと思うかもしれませんが、
・時系列通りにやって第1話合宿
・回想にして2話以降に合宿
どちらで行くべきでしょうか。
まぁ回想がめちゃくちゃ多い咲で、しかも1話で済まずに次回持ち越しとなると、気になる人も絶対出てくると思います。
原作との整合性、展開の仕方、尺など色々問題はありますが、レールガンS同様にやっぱりアニメ作るのって大変なんだなぁと実感します。
冒頭の永水風呂シーンはさすがにやりすぎかと。
風呂シーンは毎回出してもらっても別に構わないけど、さすがに1話多くても2回に留めるべき。
ここで原作にない風呂シーンもってきて原作と合わせて風呂3回はリスク高すぎです。

まぁしゃーない。
咲さん!その不満全部ゴッ倒しちゃって下さい!
私も発・混一色あがってみたいなー。{/netabare}


【3話】
{netabare}原作通り以前に、やはりこの合宿がなければ後々整合性がとれないんですよね。
次回予告で気付きました。
マホの闘牌描写が想像以上にかっこよかった。
これは咲さんの描写も楽しみです。
EDに関しては、こちらも1話同様かなり宮守贔屓な感じです。
宮守押しの私としては嬉しいものはありますが、心配なのは限度を超えてしまうこと。
前回の風呂シーン3回というのもそうですが、やりすぎは良くないと思うし、宮守によって他が埋もれてしまうことは望んでいません。
宮守が好きなこと以上に、咲全てが好きなので、全体を考えた描写を第一に考えてもらいたいと思います。
(追記)
EDは3校別バージョンあるんですね。
その他の描写も均等な感じになってました。
贔屓とかの心配はいあらないみたいですね。

東1局に国士無双とかそんなん考慮しとらんよ~(泣)
私は過去二度同じ相手に同じように国士無双を振り込み、東1局でトバされました{/netabare}


【4話】
{netabare}はっちゃんヤバすぎィ!www
アニメだとカラーになる分肌の色がはっきりするわけですが、アレは流石にやりすぎww
BDでは乳首解禁になるんですかね(すっとぼけ)
逆に上重からダブリー一発直撃した時のタコスはスカートの中みえなすぎ(どんな指摘だよww)
あそこは作中屈指の穿いてないシーン、というか尻全部見えてるんですよね(笑)
流石にダブリーシーン、劇画にはならなかったですね。これはしゃーない。

姉帯さん、純君すれ違いシーン、あそこは姉帯さんのデカイ描写が原作よりも弱いです。
それは体全体を写さずに、上半身から上でしか比較していないから。
まぁ原作だと姉帯さんおよび宮守メンバーはここでようやくお披露目だっただけに、衝撃も大きくなったわけですが。
シロのマヨヒガについては原作では先鋒戦と全く関係のないところで1回出てきただけです。
ほぼアニメオリジナルですが、元々の設定があったために、原作で描写しきれなかったことを補ったイメージです。
シロの描写ははっきり言ってかなり薄かったイメージなので、このアニメ描写は私は結構好きだし、うまく絡めたと思います。
これは次鋒戦にも期待………まぁ次の話を待ちましょう。

ダブリーって結構よくあるイメージなんですよね。
ちなみに私もダブリー一発であがったことがあり、さらにはレンホーもだしたことあります。
四萬、北のシャボ待ちという鬼レンホー。{/netabare}


【5話】
{netabare}まぁある程度は覚悟してました。この回はしゃーないですよ。
咲大好きな私ですが、この回ばっかりはあまりにも原作がひどいです。
ていうか咲は全編通して次鋒戦の扱いが酷いです。
長野県予選は四暗刻以外の描写がほとんどなく、今回に関して言えば、まこしかあがった描写がありません。
阿知賀の準々決勝と肩を並べられるほどの内容の薄さです。
原作はそれどころか、手牌を映すこともなければ、エイスリンの能力描写もなし、まこがメガネはずした次のページで次鋒戦が終了します。
これこそが伝説のキンクリです。最後のエイスリン振り込みなんて原作ないですから。
先鋒戦も結構短いんですが、先鋒戦が原作6話分に対し、次鋒戦は1話!1話ですよ…

アニメでもせっかくつけた実況解説も放置、キウィー対策()、全く見せ場のない巴という感じで…まぁ原作があれなんでしゃーないですけどね。
それよりもアニメで気になったのは、小蒔が寝た理由の解説とエイスリンの描写です。
寝るっていうのもかなり微妙な印象ではありますが、もっと長く一緒に戦いたいという解説が果たして今後のあのセリフと整合性をとれるかどうか。
あとはエイスリン。
和了率全国一位=宮永照よりも上ということなんですが、それはおいておきます。
問題は鳴きに困る描写。
エイスリンが苦戦したのは、まこが危険を察知してエイスリンの思うようにさせないために鳴いたからだと思います。
しかし、あの描写ではただ単に鳴きに弱いという印象になってしまいます。
決定打は巴の鳴き。
こんな何も意図してないような鳴きですら困っているようでは、和了率全国1位は無理ですよ。
ここでこそ由子が対策をとったり、まこの狙いに気付いて合わせ打ちなどをして欲しかった。
だってエイスリンの強さを知っているわけだから。
エイスリンもただ鳴きに困る描写だけでなく、初めて自分の思い通りにいかない敵が現れて戸惑い、力を発揮できなかったとかの描写を入れたほうがまだ良かったと思います。
ベンチ描写は、宮守と永水のおとぎ話解説を追加するよりなら、こういう仲間の心配描写をしてほしかったです。

それでも流石の闘牌シーンだけあって、かなり原作の薄さをカバー出来ていたと思います。
先鋒戦で使わずにとっておいたあのBGMも使って、懐かしさと熱さが込み上げてきて、終わりは結構悪くなかったと思います。
色々あったけど、原作既読者からすれば今回の5話は予想よりは悪くなかったと思います。
とりあえず、全国編の問題回、山場は越えたと思うので、次の回に期待ですね。
中堅戦はいよいよ愛宕洋榎の登場です!
某サイトの人気投票で先全キャラの中から人気1位を獲得したほどのキャラ。
中堅戦、愛宕洋榎とどんな感じに仕上げてくるのか非常に楽しみです。{/netabare}


【6話】
{netabare}良くも悪くもイメージ通りという感じでした。
いや、イメージ通りなら素直に良かったと言っていい回だったかなと。
なんというか、あんまり書きたいことが思い浮かばないです。
愛宕ネキは期待通りの可愛さだった、胡桃も期待通りの可愛さだった、こんな感じの第6話だったかなと。
この2人のやりとりは本当に好きです。
会話に全くなってない、かつボケに対してのツッコミじゃないのにインパクトが残るやりとりをするんですよねー。

ゆーきのダブリー劇画は再現されなかったけど、部長のあの顔(口)は再現されてましたね。{/netabare}


【7話】
{netabare}夜行バスの待ち時間暇なので、スマホで暇つぶしをば。
胡桃の引き立て具合が本当に素晴らしい!
洋夏の人気の影に胡桃の活躍ありですね。
特にアイキャッチ前の「バカみたい」
これは原作には描写が無かったんですが、素晴らしい付け加えだと思います。
つーか思いっきり声に出して笑いました(笑)
そりゃあの一連のやり取り見てたらそう思うわな(笑)

そしてここからは待ちに待った塞さんのターン!
次の回が本当に楽しみです!
そしてはっちゃん。
最後の目www
サイボーグみたいになってんぞwww
まぁそれだけ能力が強大っていうことですよね。
全国初にして咲恒例のシリアスBGMもきましたね。
最後のEDへの入り、カッコよかったなー。
お は よ う のどっち
最早これ咲屈指の名言ですよねwww
のどっちの開幕ハネマンはチートイでしたね。
チートイって結構オカルトなイメージがあるんですよ。
土田システムというチートイ理論を作ってるあのお方のせいで(笑)
まぁそれだけのどっち全開ということなんでしょうね。
塞さんも楽しみですが、なんといっても大将戦が控えてるんですよね。
名言ラッシュ、心待ちにしてます(笑) {/netabare}


【8話】
{netabare}熊倉トシ入浴&塞さん隣に座っているという謎シチュエーション、原作完全再現!
なぜ風呂場なのか、なぜトシさんなのか、なぜ風呂に入ってる隣で制服姿で座っているのか。
謎だらけのシーン。
ここは小林立先生に描いた理由を聞きたい(笑)
おばあちゃん突然倒れた時のためにいるとかでしょうか?

そして、麻雀バトル開幕!
咲のこういう派手なバトル描写、久しぶりな感じですねー。
準々決勝は咲全体でも地味というか、普通っぽいというか…完全に感覚麻痺してますね(笑)
それでも、これだけ点数が拮抗している戦いは珍しいですよ(咲の中では)。

塞さんとシロの二人歩いていくシーン良かったですね。
こういう雰囲気のシーンって咲だとすごく珍しい気がします。
鶴賀や千里山でも似た会話内容のシーンはありましたが、なんか今回のシーンの演出は気合がすごく入ってる印象でした。
ちなみにこのシーンはアニメオリジナル。

はっちゃんボロボロになりましたね(笑)
はっちゃんの目の描写結構好きです。
いかにもオカルトな感じで、今までの目から炎、光という系統に新しいものが加わってきた感じで。{/netabare}


【9話】
{netabare}8話もそうなんですが、のどっちは他に描写する方法無かったのかなぁと疑問に思います。
はっきり言うと、見ていて腹が立ちます。
こんなに塞さんが頑張ってるのに!!!
まぁこれは贔屓意見だとしても、あの描写だと「のどっち空気読め!」「もう振り込めよ!」みたいに思っても仕方がない気がします。

オカルト信じないのどっちのど真ん中直球勝負というのはまぁ分かります。
なら、せっかく尺もあるんだから、追加、補足描写があっても良かったんじゃないかなと。
例えば、絹ちゃんが一枚目の東、北も迂闊にきれずにのどっちに振った時とか、
末原「まずい、清澄が永水を気にせずに手を進める分、手の進みに差が出来てしまう」
とか、周りの声があっても良かった気がしました。
オカルトを信じずに進めた分、有利になった的な描写をもっと強くしてほしかった。
でないと、準主人公的な立場なのに、マイナスなイメージばかりが強く印象に残ってしまう気がしました。

さぁそして大将戦!!
今回はまだジャブですね。
アレは次回のBパートあたりにくるかなー。
ようやく主人公の出番!{/netabare}


【第10話】
{netabare}かなりゆっくり展開したイメージでした。
私としては、宮守の回想長めで嬉しかったし、シロを誘うモブというオリジナル要素も良かったなぁと思います。
それでも、中々咲さんが本領を発揮しないとか、毎回回想多すぎとか色々不満も溜まってしまうかもしれないなーとは思いました。
諦めてください(笑)それが咲という作品だし、回想にも魅力的な話は結構ありますから。
咲の連載スピードに比べれば回想シーンなんて(笑)…

末原さん担当の寿美菜子さん、めっちゃマッチしてて良い感じですね!
全く違和感ないし、苦悩している感じがすごく伝わってきます。
姉帯さん担当の内田真礼さんも中々味が出てていいですね。
原作のイメージでは低い声で、特に追っかけるけど~の所とか、不気味な低い声をイメージしてました。
でも高い声も結構良いし、可愛いですね。

霞さん活躍フラグのところで終わりましたね。
予想の上の上くらいの遅い展開でした。
既に11話見たから言えますけど、ここで10話を終わらせたスタッフ、マジGJです!
神回を作るには、色々と展開を調整しなくちゃいけないんですよね。{/netabare}


【11話】
{netabare}ずるい!
こんな話を後半に持ってこられたら、ほかの話がどれだけ微妙でも最高の作品として記憶に残ってしまう、それだけの力を持ったチート回だったと思います。
次鋒戦キンクリとか、完全に過去の話ですよね…
前回を霞さん能力発揮前で止めたのは大正解!おかげでネタを最大限までつめ、最高の区切りをつけて11話を終わらせれたと思います。
そして、全国編で一番楽しみにしていた末原さんの名言ラッシュ!
全てのセリフが名言になってしまうとか、大将戦一番の魔物は末原さんかもですね。

内容ですが、「やりたい放題」とか言ってる割には長野の3連続カン(2回嶺上開花放棄)よりなら可愛いものだと思います。
それでも、見ていてワクワクすることに変わりはありません。
話の組み立て、見せ方が圧倒的に上手いということですよね。
役満あがったら次はW役満とか、そういう無理やりな展開にしなくても話を盛り上げられる力があるんですよね。
そしてアニメならではの演出、BGM、声優さんの演技。
どれをとっても文句なしでした。
大将戦は原作も凄かったですが、アニメはこれらの要素によって完全に原作越えてますよね。
ここの闘牌シーンは5年で進歩した技術の結晶と言えるシーンでしたね。
すごく鮮やか!めちゃめちゃかっこいい!
特に9ソウカンの和了が圧倒的にかっこよかったです。
そして、カン→ツモ切りにまさかのあのBGM(衣に大明槓責任払いのやつ)を使ってきましたね。
咲さんの見た目とBGMのマッチ感ハンパないwww
泉、高1最強とか3年三人ビビらすくらいせななれへんで。
今回は咲名物BGMのバーゲンセールという感じで、これでもかというくらい盛り上げに来ましたね。
どう見ても神回でした。本当にありがとうございました。

[全盛期の咲第11話伝説]
・ロリ霞さんはっさい(CV.大原さやかさんさんじゅうはっさい)
・恐ろしいものを降ろすために衣服を脱ぎ捨て、魔乳露わに
・のどっち以来のおっ牌返し(原作ではおっぱいで牌が隠れて、2ピンが1ピン、4ピンが2ピンになる模様)
・全体効果系(麻雀用語)
・なんなんやこの卓、予想以上に怪物の見本市
・普通の麻雀させてーな
・大将戦まできて点数が平らとかホンマおもんないわ…
・もうめげたい投げたいつらいつらい
・いやいやメゲたらあかん
・相手が怪物なら凡人に出来ることは「考える」ことや
・思考停止したらホンマの凡人
・サイコロまわして頭もまわすで!
・上8つが一人が一度に発したセリフである。(一切加工、脱字なし)
・永水のおっぱいおばけ(末原命名)
・私が試すのを見てへんかったのか(4回追っかけリーチに振り込み)
・ゴグッ!ゴグッ!ゴグッ!(見た目50,60の婆さんがカップラーメンのスープを飲み干す音)
・カップラーメンのスープを飲み干してからの気合の入った声で宮永咲について解説
・末原さんのあんぐりフェイス&メゲるわ…
・ここまで3度の和了の全てが嶺上開花、これは凄い(小並感)
・今度は“普通に”嶺上開花(感覚麻痺)
・やりたい放題やないか
・怪物二人が2位狙い&清澄への振り込み警戒
・宮永咲の目が完全に人間のものではなくなる
・カンによってモノクル破壊&霞さんのおっぱいを大きく揺らす
・ちょー怖いんだけどー(主人公){/netabare}


【一応恒例リアル麻雀コーナー】
{netabare}麻雀そんな頻繁に打つ訳じゃないんで、今回はさすがにネタ切れ感が否めないです。
一応最近国士あがりましたが、それだけだとあんまりネタになんないですよね。
パンチ力には欠けますが、もう1つの話について少しだけ。

ドラ2ソウ
「カン(1ピン)」
「リーチ」
「カン?ドラ狙いか?」
「いや…狙いはドラやない… ギータはカンでドラを乗せることはほとんどない」
「もう一個カン(2ソウ)」
「!?!?」
新ドラ1ピン
「!?!?!?!?!?!?」
「ツモ」
「リーチ、ツモ、ドラ8、赤1、裏…2!!」

役満、W役満合わせて6回ですが、うち3回が数え役満なんですよねぇ。
私の打ち筋は池田ァ!に近いのかな(笑){/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 25

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

デキるオタクはここで判断している?

更なる高みを目指して―。

宮永咲(みやながさき)は高校一年生。
奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。
原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。
二人の天才美少女が全国大会の頂点を目指す。
熾烈な闘いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
全国の舞台で待ち受けていたのは同じく頂点を目指す強豪たちだった。
果たして咲たちは全国の高みへたどり着くことが出来るのか。
高校生雀士の頂点を決める闘いが今、始まる。

咲-Saki- 全国編 第1巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第1巻。
熾烈な戦いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
しかし、全国の舞台で待ち受けていたのは、同じく頂点を目指す強豪たちだった。
高校生雀士の頂点を決める戦いが今始まる。
第1局「上京」と第2局「応援」を収録。
オーディオコメンタリー 第1局「上京」

咲-Saki- 全国編 第2巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第2巻。
熾烈な戦いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
しかし、全国の舞台で待ち受けていたのは、同じく頂点を目指す強豪たちだった。
高校生雀士の頂点を決める戦いが今始まる。
第3局「始動」と第4局「東風」を収録。

咲-Saki- 全国編 第3巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第3巻。
宮守女子・小瀬川白望の跳満ツモを受けながらも、依然順調に先鋒戦を進めていく優希。
しかし、後半戦も佳境に差し掛かった時、永水女子・神代小蒔が遂に力を発揮する。
第5局「神鬼」と第6局「萎縮」を収録。

咲-Saki- 全国編 第4巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第4巻。
調子を取り戻した久だったが、前半に大きくリードした姫松高校・愛宕洋榎には届かず、2位で中堅戦は終了。
副将戦の会場に入った和は、永水女子高校・薄墨初美の衝撃の登場に驚き…。
第7局「注目」と第8局「防塞」を収録。

咲-Saki- 全国編 第5巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第5巻。
宮守女子高校・臼沢塞の力により、完全に封じられてしまった薄墨初美。
しかし、北家のたびに初美を抑えこんでいた塞の体力は限界を迎え、初美は最後の北家で小四喜を上がり切る。
第9局「出撃」と第10局「仲間」を収録。

咲-Saki- 全国編 第6巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第6巻。
守りから攻めへと転じた永水女子高校・石戸霞の攻勢により戦局は一転。
トップから陥落した姫松高校の末原恭子は、絶一門の配牌にとある経験を思い出す。
第11局「脅威」と第12局「真実」を収録。

咲-Saki- 全国編 第7巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第7巻。
咲の活躍により、準決勝進出を決めた清澄高校。
咲はパンフレットに阿知賀女子の名前を見つけた和に誘われて会場へと向かうが、直前のところで立ち尽くしてしまう。
第13局「旧友」を収録。

【アニメキャラの魅力】「ツモ、嶺上開花」主人公は怖過ぎる?清澄の白い悪魔「宮永咲」とは?
“萌え”と“麻雀”の禁断の融合が生んだ大人気作品『咲-Saki-』。絶大な人気は未だ衰える事を知らず、メディアミックスは勢いを増すばかりです。魅力的な少女達が麻雀卓を彩る中、打牌に込める意思がひと際強い主人公、宮永咲(みやながさき)。相手のメンタルまでへし折る圧倒的な麻雀力にあてられた一部の咲ファンから、畏敬の念こめて”咲さん”とさん付けで呼ばれる彼女。嶺上牌を巧みに操り、麻雀インターハイの決勝を目指す咲さんの可愛くも恐ろしい魅力をご紹介します。

■咲さん可愛い!
モテカワスリムの愛され貧乳っ子の咲さん。麻雀をしていない彼女は、ちょっとドジな読書好きの可愛い女子高生。気弱な性格が災いして、トラブルを招く事もありますが、基本的にとてもいい子です。

インターハイチャンピオンである姉の宮永照(みやながてる)とはなにやら確執があるご様子で、麻雀を通してなら話せる気がする・・・という思いからインターハイ決勝を目指しています。うーんいじらしい。麻雀で強い相手との対戦をワクワクしてしまう反面、いざ相手の能力を垣間みると怯えてしまうなんて事もしばしば。この小さな子供の様な表情の変化に、多くの視聴者がゾクゾクさせられるのです。

■麻雀を通して!
麻雀があまり好きではなかった咲さん。原村和(はらむらのどか)との対局を通して、麻雀を楽しむ心を思い出していきます。その後、心を通わせるに至った原村さんとのやり取りは、スポ根アニメかと見まごう熱いものでした。咲さんカッコいい!

その後も他校の生徒達と友情を育んでいく訳ですが、そのなかで能力も人としても成長していく咲さんの表情は、イキイキとして素敵すぎます。咲さんと一緒に卓を囲む選手達が一緒に高め合っていくのもまたよし。「麻雀って楽しいよね、一緒に楽しもうよ!」の台詞で有名な長野予選決勝大将戦、各校の大将の“自己と手牌との葛藤”は、それはもう見応えがありました。作品中屈指のベストバウトだと個人的に思っています。(ま、我らが咲さんがものすごい上がりで全部もってっちゃうんですけどね!)

■他校の生徒が(勝手に)恐れおののく!
スピンオフ作品の「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」での一コマに、咲さんが阿知賀編の主役達、阿知賀女子学院の面々と麻雀インターハイ会場ですれ違うシーンがあります。威風堂々と通路を無表情で闊歩する咲さん。あまりの威圧感と隠しきれない麻雀力に圧倒され足が止まる阿知賀の選手達。鋭い眼光に稲妻を見た阿智賀の大将、高鴨穏乃(たかかもしずの)は、それが自らの倒すべき相手だと確信する・・・。対戦相手の少女達サイドから見ると、咲さんは怪物レベルのラスボスみたいな扱いです。初登場から馬鹿げた能力を連発しまくっていましたし、その変態的な力を増しながら今日に至りますから、まあ納得ですけどね!でもこのシーン、咲さん視点で見るとトイレに行って迷子になってしまい、涙目で会場を徘徊していただけなんですよ・・・。かわいい♪

■謎多き主人公・・・その闇は深そう
咲_Saki_全国編第13局で、断片的ではありますが咲さんの過去にまつわる回想があります。病室、車椅子、炎、そして足の不自由な女の子・・・。見ている人は思ったはずです。「あ、これ思ったより重いヤツだ」と。姉との確執は作品随所でほのめかされていますが、咲さんの過去についてはほとんど明かされていません。ネット上で様々な議論や推察が飛び交っていますが、どれも憶測の域は出ていません。

時々見せる影のある表情にミステリアスな魅力を感じるのは確かですが、その謎が解明そして解決され、咲さんの満面の笑顔を見る日が今から楽しみです!

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【小野学氏】
2015年秋放送:「学戦都市アスタリスク」
過去に関わった作品(例):「咲-Saki-」シリーズ(監)/「魔法科高校の劣等生」(監)/「境界線上のホライゾン」(監)

深夜に放送され、話題になったアニメに多数関わっている監督。監督のセクションはもちろんのこと、絵コンテとして携わっている作品も多い。また、今年はOAD化された「咲日和」の総監督も務めている。

アニメは制作会社で選ぼう!
【Studio五組】
過去の作品(例):咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(2012年)/Aチャンネル(2011年)/きんいろモザイクシリーズ

Studio五組はGONZOスタッフが独立し、2010年に設立。全作品のヒロインたちを自宅に持って帰って愛でたくなるかわいらしさ。

2012年12月にテレビアニメ『咲-Saki-』の続編となる『全国編』の製作がアニメ公式サイトで発表され、2014年1月から4月にかけて放送された。全13話。
前作の別ブロックにあたる阿知賀女子も本編が進行するほど深く関わっていくため、「阿知賀編」のレギュラーキャラもゲストとして第1話から登場している。

咲日和
『ヤングガンガン』2011年13号より掲載されている木吉紗によるパロディ4コマ漫画。麻雀に関連する描写は比較的少なく、登場人物たちの日常におけるやりとりが中心になっている。小林によると「咲日和であったことは本編でもあったことにしている」との説明がある。

当初は本編休載時の読み切りだったが、15号からの3号連続掲載を経て18号より正式に連載開始となった。増刊の『月刊ビッグガンガン』でも2011年Vol.1より『ヤングガンガン』と並行連載を開始、『ヤングガンガン』での連載は2012年17号で終了し以降は『ビッグガンガン』のみでの連載に移行している。

『ビッグガンガン』誌上や『咲-Saki-』本編13巻の帯にて、本編14巻の初回限定特装版(2015年7月発売予定)としてOVA化されることが発表された。

オープニングテーマ
「New SPARKS!」
第1話ではエンディングテーマとして使用。

エンディングテーマ
「TRUE GATE」(第2局、第7局、第9局、第11局)
「この手が奇跡を選んでる 宮守女子高校 ver.」(第3局、第8局)
「この手が奇跡を選んでる 永水女子高校 ver.」(第4局、第6局、第10局)
「この手が奇跡を選んでる 姫松高校 ver.」(第5局、第12局)
「Glossy:MMM」(第13局)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 41

82.1 19 超能力で学園なアニメランキング19位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1063)
5941人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君もヒーローになれる!! この一言にぐっときた。イズク、かっこいいぜ!

ヒーロー因子とでもいうべきDNAが発見されて、世界中でいろいろなヒーローが誕生しはじめた世界。

幼少のころからヒーローになることに憧れてきたイズク少年は、自分にヒーロー因子が
ないことが判明してコンプレックスになってしまう。

本当に終わりなのか?!
それでもヒーローになりたい!
ヒーローになる道はあるはずだ!!!!!

怪物退治の途中に出会った憧れのヒーロー、オールマイトからも可能性を否定され落ち込むイズク。
しかし、街中に現れた怪物を前に、無力で非力とわかっていても助け隊一心で飛び込んでいってしまう。

その英雄的な精神、犠牲を厭わない純粋な心をオールマイトに認められて…。
と、ここまでが1話のストーリーです。

見た目に貧弱、気弱で泣き虫な小さなヒーローの成長物語。
ここからどうやってヒーローになるのか、そしてどんなヒーローになるのか?!
ヒーローゆえの苦悩や葛藤が見所になりそうで、少年の大粒の涙が嘘ぽく思えなければ大勝利かもですね。

以下ネタバレで

2話~ 君に勇気をもらった!君はヒーローになれる!
{netabare}
オールマイトからヒーロー願望を否定されて落ち込む主人公のイズク。
遠くに上がる黒煙を見て、また事件がおきたのかと思ったら、
そこにはつい先ほどオールマイトが倒したばかりの怪物の姿が。

無茶をいってオールマイトにしがみついたせいで、
せっかく捕獲した怪物を市中に放ってしまったのだ。
自分の責任を痛感するイズク。
しかも怪物に捕らえられているのはクラスメイトではないか!

なんとかしたい、でも自分はヒーローではない…
葛藤に悩むイズクの体は自然と怪物にむかっていた。

倒せるなんて思わないけどなんとかしたい、悲痛な叫びがオールマイトに届き、
無理を通してオールマイトも変身をして窮地を救うことに成功する。

インタビューに応えるオールマイトの心中はいかに。
長年の戦いで負った傷が原因で、変身可能な時間は限られていたが、その限界をうちやぶれたのは
イズクの熱いハートだったのだ。

そして、オールマイトはイズクにむかい“君もヒーローになれる!”と断言する。

と、ここまでが2話です。
来週の3話が鍵になりそうな感じですね。
イズクがどんなヒーローになるのか?
生身のヒーロータイプ? それとも…。
{/netabare}

4話~ 能力開花! これでミニオールマイトだ!
{netabare}
オールマイトに自己犠牲の精神を認められて後継者に指名されたイズク。
ヒーローになるためには英雄学園への入学が必須条件みたいで、2人の特訓がはじまります。

もやしっこな体つきをキンニクむきむきに改造! てのは言いすぎだけど、それなりに
みっちりしたいい筋肉がついてきましたね。

どうやって能力の受け渡しをするのかと思ったら、それがオールマイトのDNAを摂取すること
なんですが、ここはちょっと安易かなw
これだとヒーローのアイテムコレクターであるとか、かなりの人がヒーローになれてしまう気もするし、
すでに研究されてておかしくない気もするけど…まあ、ご愛嬌か。

そして入学試験当日。
数多くの敵を想定したロボを倒すことでポイントを稼ぐって試験内容なんですが、
オロオロするばかりでまったくポイントの稼げないイズク。
オールマイトから太鼓判を押してはもらえたけど、まだ能力を発揮したことはないし、
それで戦えといわれても怖いですよね。

しかーし、目の前で危機に瀕した女生徒の姿をみて、助けなくちゃの精神で奮い立ったのをはじまりに、
キンニクが異常発達してミニオールマイトに変身! 一撃でロボを倒して見事に入学も許可されます。

ただ、まだ体つきが貧弱だからか、殴った右手も、ジャンプした両の足も複雑骨折してましたけどw
これはしばらくハンデ抱えたままでのバトルになりそうですね。
てか、イズクのキャラで無敵すぎてもつまらないし、ある程度は能力発動は一度限り
ワンパンチの設定でいいかもしれない。
あ、そんなアニメありましたねw

個人的には、イズクのお母さんがコロコロ体型になっているのに驚きましたw
小さいころの回想シーンでは細身でやさしそうな美人だったのに!
10年で変わってしまわれたのか…。
{/netabare}

5話~ オールマイトに言われちゃったけど、カッコいいぜ! イズク!
{netabare}
憧れの雄英高校に入学を果たしたイズクの前にまたもやとんでもない困難が!

入学早々、初日から悪ぶれした幼馴染のかっちゃんと、規律重視な委員長タイプなジェット君が言い合いに。
能力ポイントだけみれば断然断トツの実力で1位で入学した爆炎かっちゃんだけど、
あんまりヒーローらしからぬ所業てのはなぁ。

相撲でいう横綱の品格が一番大事みたいなもんのイメージでいたけど、肝心なときに
誰も助けられないヒーローでは意味がないし、そのあたりのバランスが難しそうですね。
あと、マンガ的にキャラの個性不足になっちゃうだろうしw

イズクにとって最悪だったのは、担任が一癖あるタイプのヒーローだったことか。
入学一日目から体力測定を実施して、総合成績が最低だったものを除籍処分にしちゃうとか!
それも担任の権限の内らしくて、割合教師任せの学校なんですね…。

ともあれ、いまだ能力のワンフォーオールを全力で発揮できるのは一度限り!
それも使えば複雑骨折は逃れられないイズクだけに、複数競技での採点てのは最悪の勝負といえます。
オールマイトからはパワーを調整するコツを聞いたけど、ほとんど意味不明でしたしw

焦る心とは裏腹に競技は進み採点も進む。
このままいけばビリ(それもたぶん最低)は確実?!
そこでイズク少年がとった選択は…。

ここから感想です
どんどんおもしろくなってますね。

いやぁー、毎回毎回、オールマイトに言いたいセリフを全部いわれて悔しい思いをしています。
でも言いましょう。

イズク少年! 君はかっこいい!

たしかに能力のパワーを調整するなんて上等な技能はまだない。
使うか使わないか。100か0か。

使えば使った分だけ身体が持たずに、使ったところの部位の骨は折れて大ピンチになるわけですが、
それを逆手にとった逆転のアイデアに痺れました!

腕が壊れるなら腕先だけを使えばいい。
腕先が壊れるなら指先だけ使えばいい。
たったそれだけだってイズクのもらった力はあの最強ヒーロー、オールマイトの力なんですからね!

さて、担任のイレイザーヘッド先生ですが、とても暗殺教室のコロ先生みたいではなさそうで、
どっからどうみても冷淡な首切り役人キャラ? 
イズクの敵でしかなさそうですが、分かり合える日は来るのか~

てか、相手の個性を消し去ることができるって反則ですよね。
最強のアンチヒーローな気がするのと、その能力では怪物相手には使えないだろうから、
能力を悪用する人間たち向けに活躍したりしたのか? 教師以前のエピソードが気になります。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒーローの条件とは・・・?

この作品の原作は未読でしたが、放送枠が日5と知り視聴を決めた作品です。
この日5放送される作品は個人的に名作が多いと思っています。
最近の日5作品だと「七つの大罪」「マギ」「アルスラーン戦記」など、どれも人情に熱く、仲間のためなら何をも厭わない勇気を持っている・・・
そんな作品がこれまでこの枠で放送されてきました。

そのため、この作品にもこれまでの作品同様、熱い血潮が流れているんだろう・・・と思う事自体、この作品のハードルを上げる事になってしまのですが、それはこの枠に選ばれた作品の宿命なんだと思います。

こうして第1話を視聴しましたが・・・これまでの作品とは少し毛色が異なっていた気がします。
人が皆んな超能力という個性を持って生まれる世の中・・・個性を悪用する輩を取り締まるヒーローは皆んなの憧れの存在でした。
この物語の主人公は緑谷 出久・・・彼の周りでは次々と個性が発現し始めている中、自分の個性の出現を信じて疑わなかった少年・・・ですが、検査の結果、極めて稀な「無個性」である事が判明してしまったんです。
彼は幼い頃からヒーロー・・・特にオールマイトという最強のヒーローに憧れていたのですが、無個性であるという事は同じ道を歩く事が絶望的である事・・・ヒーローとしての道が閉ざされた事を意味するモノでした。

決して誰が悪い・・・という事はありません。
ただ、個性と無個性の間には何人たりとも越えられない壁がそびえ立っている・・・という事なんです。
でも出久は決してヒーローを諦めませんでした。
それは「困っている人を助けたいから・・・」とうい純真な気持ちそのもの・・・
だから彼はどんな困難も困難と思いません・・・
全てがヒーローへの道にに繋がるなら・・・

そんな中、友人が個性を悪用する輩に捕まってしまうのです。
それを見た瞬間・・・出久は助けるために飛び出していました。
「何が出来るか」ではなく「どうしたら助けられるか」しか考えていなかったんです。
圧倒的個性の前では無個性は無力です。

でも、なりふり構わず人を助けようとする心が「ヒーローとしての資質として一番大切」である事を最強のヒーローであるオールマイトは自らの経験で身をもって知っていますし、オールマイトが現地に居合わせた事で、出久にヒーローとしての片鱗を見る事ができたのです。

こうしてオールマイトに認められた出久は、猛特訓を積み重ねヒーロー科としては日本最大の国立雄英高校への合格を果たし・・・物語が動いていきます。

出久がここまで来れたのは、ヒーローに対する強い憧れもあるのでしょうけれど、一番は誰に何と罵られても決して折れる事なく積み上げてきた不断の努力だと思います。

こうして憧れの国立雄英高校での授業が始まる訳ですが、ここで出久には嬉しいお知らせが・・・
何とオールマイトが講師として国立雄英高校で教壇に立ってくれる事になったんです。
出久にとって、こんなに頼もしいことはありません。
それは出久だけではなく、ヒーロー科1年の皆んなが同じように抱いていた期待だったと思います。

ところが、物事が順風満帆に進まないのは世の常・・・
今度はオールマイトに向けて刺客が差し向けられたんです。

最強の戦士は孤独・・・そんな事を聞いたことはあります。
そしてオールマイトもまた最強であるが故に孤独でした。
この孤独が何を意味するかが重要なポイントの一つになっています。

出久ら新入生が知るのはそれだけじゃありませんでした。
一人で出来ることは限られているという事・・・
上には上がいるという事・・・
そして誰にでも限界がある事・・・

どれも当たり前の事ばかりです。
個性を発動する事=強くなるは必ずしも合致しないんです。
身体だって、普段から個性の発動に耐えられるよう鍛えておかないと本領を発揮する事が出来ません。

こうして始まったヒーロー科の授業ですが・・・1クールで終わってしまい、物語としては中途半端な状況で終わっているので感想は難しいです。
既に続編の制作が発表されていますが、最初から2クールで放送すれば良いのに・・・と思うばかりです。
直近の日5で1クールで終わった作品って無かったんじゃないでしょうか^^;?
初めから2クールを前提にしていたら、各話の構成や作り込みも変わっていたと思います。

オープニングテーマは、ポルノグラフィティさんの「THE DAY」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「HEROES」
個人的にはオープニングの方が好みでした。
でもこれカラオケで歌うと、声のトーンが高くて頭の血管が切れそうになるんですよね・・・^^;
いつかチャレンジする日が来るのでしょうか^^;?

1クール全13話の作品でした。この作品の感想は続編を見てから改めた方が
自分自身で納得できる答えが出せると思います。
ここまで、物語序盤の出久への蔑み方が個人的にはあまり好きではありませんでしたが、総じて「続きに期待できる作品」だったのではないでしょうか。
続編の放送を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 22
ネタバレ

みゃあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

割とすんなり観られるジャンプ作品

30話まで視聴済み、原作は未読。とりあえずここまでの感想

観続けてしばらくしてソウルイーターみたいだなと感じた。同じボンズだからとは思わないが。
・専門学校
・オールマイトのキャラデザ
・特殊能力
・魔(便宜上魔としておく)との対決
・時折絶望
・クラスメイトとの優劣の意識、あるいは共闘、あるいはクラスメイトが主人公
・先生、あるいはプロと主人公たちとの関係、上級生とかの関連性がほぼ無い
・ステインは歪んだミフネみたいだ。
等々、この感じは結構長く続く。

とはいえ、努力、友情、勝利の方程式は健在で、観ていると明らかにジャンプの作品なんだと思わされるところはある。
親と子、憧れと現実、力の限界とそれを超える展開、自身への葛藤と気づきとか少年物の普遍的なテーマを乱れずに描いていて好感度と熱血度が高い良作品と思う。
ジャンプ作品が好きな人のみならず、この作品はキャラクターの多様さと、それぞれが活きていることで一般の方たちにも受けるのではないか。
人を助けるために能力を自在に使えるようになるまでに自らの体の痛みと引き換えになっているのを、わざわざ長々と描くのは、感覚として新しい気がする。
いずれにしても見始めたら止めにくい面白い作品で、用事がなければ、早く続きが観たかったりする。


一方で不満もある。
超能力が「個性」として人類の8割に出現した世界で、その能力を悪に使うことを良しとせず、自らに枷を付けながらも人の為に生きることで「ヒーロー」という役を世に認めさせた時代のはずなのだが、その割にそういう教育が小さい時からなされていない。4歳までに大体「個性」が発現するというのにだ。
主人公は幼少から「無個性であることを馬鹿にされている(笑われている)」。これはおかしい。ヴィランという明らかに能力をいわゆる悪に使う存在があるのであれば「個性」を持つ者はそれを優越感のためのものとしたり、人を貶める考え方をしないようにしなければならない。幼少よりそういう教育が必要だ。道徳教育の方が近いか。
これに正面から取り組み恐怖的に描いたのが「新世界より」だ。{netabare} 人格的に問題がある者はある日忽然といなくなり、それが当たり前となっている。 {/netabare}鬼滅の刃では煉獄杏寿郎は子供の時に母により力を何のために使わねばならないのか教えられた。{netabare}
生まれついて
人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです {/netabare}

力の両面を描いたものは過去にいくらでもある。映画で言えばSTARWARSのダークサイドに落ちた者、バットマンのダークナイトのダブルフェイス、七人の侍の野武士たち等はその力の行使において、最終的に他者の迷惑も命も顧みず己の欲望に沿ったものたちだ。

かっちゃん(爆豪)や飯田(委員長)も現時点では大分危ないところにいる。主人公も彼らもまだ子供、学生としてそれを導かれることになるのだろう。
それらのエピソードは楽しみだ。

不満の2は、8割が「個性」持ちの割に一般人が多すぎないか?という疑問がある点。「個性」は多種多様なのだうが観ている限り一般人の方が多いよね?



声優について
轟の声優が梶裕貴さんと気づいたのが割と後になってからで、自分でもちょっと不思議だった。蛙吹の声の悠木碧さん、有能だなあ。八百万の井上麻里奈さんがもっと力を出せる場面が増えるといいなあ。


音楽について
大好きな作曲家の一人、林ゆうきさんで、ここぞという時の視聴者の感情を高ぶらせる流れの曲作りに関しては非常に上手い人だと思う。実際今作でも効果的な音楽だったと思う。
アニメだけでもハイキューやボールルームへようこそ、風が強く吹いている、からくりサーカス、ガンダムビルドファイターズとか音楽に乗せられている部分も結構大きい。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

66.9 20 超能力で学園なアニメランキング20位
ハマトラ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (908)
5929人が棚に入れました
2014年横浜。ナイスとムラサキのコンビ探偵“ハマトラ”は、事務所としてテーブルを間借りしているカフェ・ノーウェアで仲間たちと一緒に今日も仕事の依頼を待っていた。そんな中、2人の元へと舞い込んだある依頼が、2人と旧知の間柄の警察官・アートが追いかける「連続殺人事件」と、奇妙な繋がりを見せる。その事件は、被害者が全員“能力者(ミニマムホルダー)”というものだった。ミニマムホルダーであるナイスとムラサキも、否応無しに事件の渦中へと巻き込まれて行く…。

声優・キャラクター
逢坂良太、羽多野渉、加藤英美里、神谷浩史、安野希世乃、喜多村英梨、中村悠一、福山潤、村瀬克輝、斧アツシ、秋元羊介、江口拓也、岡本信彦、大橋彩香
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

期待外れの二人のハマトラ

能力者(ミニマムホルダー)のコンビ探偵、ナイスとムラサキの活躍を追う異能アクション。

ジャンルとしては好きな部類なんですが、掴みの一話目は余り面白くなかったです。
人物紹介としても不十分で出演シーンも一緒くたで
一度普通に観たくらいではまだ誰が誰やら良く解らない。
誰が誰だかまた確認しないと…。

ミステリー部分に関しては、あれよという間で自己完結。
導入としてはハイペースだった気がします。
(二回目観たら納得出来ましたけども。)
大きな事件への渦が巻き始めてはいるので今後に期待して観ていこうと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

【人物メモ】
<ナイス>探偵:ヘッドフォン付けて音速移動
<ムラサキ>探偵:メガネを外すと怪力
<バースディ>便利屋:蓄電すると強力放電
<レシオ>医者:眼帯外すとアナライズ&強化籠手
<はじめ>??:食べ物のことで頭一杯 アメ食べて風(衝撃波)使い
<アート>警視:ハマトラ理解者で事件解決に利用もする存在
<コネコ>仲介屋:メガネ&しっぽの仲介屋さん
<マオ>情報屋:中華街の情報屋さん
<ハニー>ボディガード:トラペロ(チョコ)食べて解析、10分後予知
<スリー>ボディガード:本を読んで獣人化
…あと、しまじろうみたいな奴が出てくるけど謎。

※2話感想{netabare}
何だろうコレ。
一回観るとよく分からないまま終わっちゃうんだけど、
二回目ちゃんと観るとおもしろい。
私が疲れていたり理解力が低いからなのかも知れないけど探偵ものとしては
ペースが速く人物紹介がサラッとしすぎで不親切な気もします。
分かると面白い作品なので次回からは一回目から気合いを入れて観てみたいと思います。

こういうのはちょっと予想しながら観ましょうか【予想】{netabare}
ナイスの出身施設の事と猟奇殺人犯とは
『ミニマムホルダーの研究』という点で後半繋がってきそうです。
ラスボス的なのは複数の能力を使いこなしてきそうです。

あと、ナイスの能力発動条件は指パッチンだけかも。
ヘッドフォン付けるのはダミーな気がしてきました。
他のキャラの発動条件も疑っておいた方が良いかも。
{/netabare}{/netabare}

※3話感想 {netabare}
能力格差。この世界がはらんでいる問題点が浮き彫りになりました。
持たざる者の願望を利用したモラルの暗躍・犯行との戦いが
軸となって来そうなのでかなり好みの展開かも。

今回はちょっと悲しい結末でしたが、
タカヒロくんは何故に安っぽいホイッスルをぶら下げていたんでしょうか?
せめて金属製にしてあげても良かったと思っちゃいました。

それとハマトラって、もの凄いコンビだと判明。
貧乏生活なのはお人好しなのかバカなのか…。
たぶん両方かな!?
{/netabare}

※4話感想{netabare}
アートと繋がりのあるボディガード二人組登場。
アートは上手くミニマムホルダーと付き合い
事件解決に役立てている事が伺い知れました。
ハマトラともそのうち協力しそうです。

モラルが挨拶代わりに軽く事件を起こしました。
(軽くと言っても死者出てますが。)
解りやすい動画の伏線で驚きは無く物足りなさも感じますが
動き出しとしてはこんなものでしょう。
こういう対決は好物なので次回以降とても楽しみです。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
温泉回って普通は女性キャラが癒してくれるのに…。
後発ミニマムホルダーが起こした事件でモラルが裏で動いていそうすがほぼギャグ回。
余り深く考えず気楽に観てしまいました。

しかしラストではガスケさんが裏切り!
ミニマムホルダーについて勉強していたのは自身も能力者に成る為でしょうか。
何か裏切った理由がありそうです。

後発ホルダーからは能力移植できないという分析結果が出た様ですが
鑑識官殺したって隠せない所か逆に怪しまれるんじゃないのかな?
裏切りを強調する為なのでしょうけど、殺した意味があるのか疑問です。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
バースディとレシオを掘り下げつつ誘拐事件を解決。
友情物語と協力攻撃が見所でした。

ただマネージャーの動機や計画が甘いので納得行かない所もありますが…
・説明聞いてもチユウをミスティに代えるメリットが低く
 事件を起こすリスクの方が高すぎ
・マネージャーの立場なのに社会的な経済効果を優先に考えているの?
 事件後ミスティのマネージャーになれると思ってんの?
・これミスティと共謀しとかなきゃバレるし色々ダメじゃん
・やるなら本決まりになる前に動いておけ
・チユウが創る良い作品を売り上げに繋げるのはそもそもお前の仕事だろ!?
とか色々思ってしまいます。硬化のミニマムで頭まで硬くなったのかな。

そしてアートの弟の死というのが新たな気がかりですね。
この弟がどうやらアートとナイス達を繋ぐ接点だったようです。
ミニマムホルダーだったのかな? コスモス置いたのは誰?

あと鑑識官の江戸川さん殺したのには意味ありましたね。
彼に成り代わってモラル動いてました…ツッコんでゴメン。
変身能力があるとなると何処で誰と入れ替わっているか分からないので
気を付けて見ておかないといけないかも。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
前回の事件モラルが圧力をかけ強力に糸を引いていた様でツッコミ過ぎましたかね。
頭まで硬化したとか言ってゴメンよ犯人。

アートとナイス達の接点が判明。
能力持たずに卒業した同級生だったとは恐れ入りました。
アートの弟らしき子供も映っていたので大きな事故
…というより研究機関の作為で犠牲になってしまったのでしょう。
物語の根幹に関わりそうですからそのうち明らかになってくるはずです。
【予想】{netabare}
標本になっていたのはこの子で盗まれた脳の持ち主の気がします。{/netabare}

持たざる者の悔しさと持つ者の孤独に上手く焦点を当てた構成でした。
努力し続けてもナイスが常に遙か上にいて友情との板挟みになっている
アートの心情はどれ程のものか…。

そしてラストは衝撃が走りました。
まさかまさかのアートの死。予想できない急展開で悲しみよりも驚きが勝っています。
もし変身できるのがその手に掛けた者ならばこの後アートを装ったり、
既にずっとガスケさんと入れ替わっていた可能性も出てきます。
モラルの変身ミニマムの発動条件(手を翳すだけ?)も含め
その動向がますます気になります。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
色々と酷い回。
元々作画には目を瞑っていたけど、この際言う。やはりヒドい。
人物崩れているし赤茶のシミフィルターみたいなのずっと気になってます。
(最初は意味あるのかもと思いましたが無いみたいだし…。)
能力発動シーンのセンスや気合いも足りなず手抜きに見えます。

沖縄の方言入れたかったのか?キャストも酷い。
緩い沖縄弁程度なら声優さんに任せればいいのに…。

おふざけ回としても今回のシナリオは酷い。
脈絡無く無理矢理沖縄にメンバー集結させるし競技もグダグダ。
あのシーンで寝てる奴に感動や勇気与えられるのが不思議すぎる。

…わざわざ沖縄ねじ込んで何してるんだか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
スリーの過去背負った罪が明かされる回。
目の前で自分を慕う子供を殺してしまったんだからキツいですよね…。
でもどうしてあんな状況になったのか説明不足。
ハニーとの出会も含めてもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
スリーがハニーの暖かな手に救われる場面は見所のハズですが
演出と描写不足でふいにしてしまっています。

事件に関してはスリーの名誉が回復されていないのでモヤモヤします。
子供達を命がけで助ける姿を生中継させるとかして欲しかったな。
「化け物だ!」と言って怯え驚くシーンではないと思うのですが…。
報道陣もカメラ回してなかったり裏口の軍用トラックに気づかなかったりと
ツッコミ所満載でした。

モラルとの戦いを描く全体のストーリーは好きなんですけど
1話1話の作りが雑でガッカリさせられる事が多いです。
次回からモラルがラストに向け本格始動するようなので良い着地を期待しています。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
ながーいこと引っ張ってきた割には雑な感じ。

鬱屈した人間に能力を与えミニマムの力を公にして混沌の幕を開いたけど
崇高な志があるように見えないしや緻密に計算された感じでもない
ここまで酷い状況になるには説得力に欠けます。
理性を失う人間が多すぎ。釘バットとか世紀末だよ。
コメンテイターは理由も良く分からず無惨だし。

まぁ来週明かされる様なのでこれ以上は控えておきましょうか。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
まずは力を欲する者にそれ与え救ってあげた…
そしてその者に対抗するため、また多くの人がミニマムホルダーの力を欲し
やがて世界は平等(欲する者は皆ミニマムホルダー)になる。
って、言うのがモラルの考えのようです。
…浅はかな。
全員が人間だろうとミニマムホルダーだろうと才能や努力や環境で差は出てくるし
平等じゃないって感じるのは結局その人の考え方次第だと思うんだけどね。
「結果平等」って「最高の不平等」だったりもするし。

自分の価値観で勝手に平等を押しつけている様にしか見えないです。
タカヒロ君の仇と共に次回はみんなで成敗かな!?

かなり知的な頭脳犯との戦いが描かれるのだと思ってたけど、それ程のモノではなかった印象。
一般人が愚かすぎるし作画の酷さも手伝い少し萎え気味です。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ナイスとモラルとの対話で多少は彼が知能犯ぽく見えたのは収穫だけど
やはり計画としては幼稚。
力を欲している人達はミニマムホルダーに成れれば何でも良いって訳ではないでしょう?
あんな爪貰っても幸せになれる訳ないから要らないと思う…。

あと超音波殺人ボイスのミニマムホルダーは取って付けた感じが酷い。
生きる上でなんの役にも立たない所かマイナス甚だしい能力で
スポーツ観戦なんかで思わず悲鳴上げたら大惨事になっちゃうし
もう通常生活送れず殺戮マシンとしてしか生きていけないよね。

モラル本人の能力は音速を超えるワープだったけど
どういう理屈か本気を出したナイスの方が上で意外とあっさりKO。
なんで?っていう疑問もあるからスッキリはしませんでした。
折角、発動条件という設定があるのだからそこを突いて欲しかった気もしますし
ムラサキも居たんだからせめてコンビネーションで倒して
『二人でハマトラ』を演出して欲しかったです。

そして最後は何故かアートが復活してモラルを殺害しナイスにも発砲した!?…ってところで終了。
伏線放置した上に謎をぶち撒けて二期に続くみたいだけどちゃんと締めくくりは付けて欲しかったです。
{/netabare}

【総評】
モラルが暗躍し対決に至る全体としてのストーリーは好みの部類だったんですが
能力、個性、発動条件と言った設定が全く生きておらず
各話ごとのストーリーが非常にチープに出来ていて不満が溜まりっぱなしでした。
おまけに作画は近年希にみる酷さでアクションもカクカク。
折角の異能バトルが全く生きてなかったです。
はじめちゃんやコネコやハニーといった可愛い処が
ちゃんと可愛いく描けて居ないのも無惨。
他キャラも含め魅力が引き出せていませんでした。
声優さんについては程々に豪華ではありますが
演技を魅せるシーンも殆ど無かったように思います。

本当に色々目を瞑って『全体のストーリー』を楽しんではいたんですが
結局は次期に丸投げするENDで落胆してしまいました。

二期を観てからではないとちゃんと評価は出来ませんが
一期単体だと最低クラスの評価をせざるを得ません。
まだ観てない人は時間の無駄になるやも知れませんので
二期の評判を聞いてからでの視聴をオススメします。
一見して好みの作風でついつい引き寄せられてしまいましたが今期の地雷アニメでした。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 41
ネタバレ

カルマるかIS さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

探偵×異能バトル=最高にかっこいい!!(九話感想追加)

~簡単物語説明~
限られた人間しか持つことのない異能(ミニマム)そのミニマムを持った人間をミニマムホルダーといい主人公(ナイス)もそのうちの一人であった。ナイスとムラサキという探偵コンビ(ハマトラ)が事件に巻き込まれていく話です
中二なかんじが多いですが男として異能系バトルアニメは興奮してしかたがありませんw

第一話視聴しました~{netabare}最初はちょっと色使いが変な探偵アニメかな?と思っていたら能力とか使っちゃうから完全に引き込まれましたw物語の鍵となるのはやはりミニマムだけを狙った殺人事件でしょうね
なんかデュラララと功殻機動隊を足して二で割ったようなかんじに近いような気がしますがとりあえず面白いので視聴決定です!次回も楽しみですね{/netabare}

第二話視聴しました~{netabare}今回は最後のほうにおそらくラスボスであろうキャラも登場して盛りだくさんでしたね。なんだかんだいって今期のなかでもなかなか面白い部類に入ってる気がしますね
昼休みの購買にいくシーンはよくある光景をただただやってるだけかと思ってたけど爆弾魔のシーンにつなげたのはよかったです。ただキャラのミニマムの能力がいまいちはっきりしていないのが残念ですね。今のところ退屈せずに見れているのでこの先にも期待ですね{/netabare}

第三話視聴しました~{netabare}今回は物語の行く先がみえてきてとても面白くかんじました。これからの伏線になりそうなものも多くこれから大いに期待が持てますね!
今回の感想に入りますね
ミニマムホルダーという、いうなれば神に選ばれた能力を授かった人間は将来を約束されたも同然ということだけあってそれを毛嫌いする人もいるようですね。今回気になったシーンが二つほどあり一つ目はアートの過去がわかり闇落ちしてもおかしくない状況になっているということと、はじめが「これみたことある」といったシーンですね。最後に関してはいづれ大きなものに関わっているきもしますね。一番最後のシーンでこの子を助けるといっていたシーンではナイスが写っているのですがその奥にはじめものっていました
普通に考えれば一番大きく写っているナイスを助けるといっているように思えますが、ミニマムホルダーであり学園トップの成績をもつナイスをたすけようとしますかね?そういう風に考えると裏があるような気がします
なかなか面白くなってきているので次回も楽しみですね!{/netabare}

第四話視聴しました~{netabare}新キャラ登場でさらに盛り上がってきました!しかもハニー可愛いからそこらへんも満足ですwほぼ一話簡潔ですが今回みたいに前回のモラルの考えとナイスの考えが近いことで事件を解決するなどの伏線があると見てておもしろいですよね!この二人が今後どうやって敵対するかもみどころですね
それにしても途中であった婆ちゃんと密輸犯のカーチェイスおもしろかったですw最近の婆ちゃんはすごい!!次回も楽しみです{/netabare}

第五話視聴しました~{netabare}てっきり今回は温泉のサービス回だと思ってたけど事件も起きたし、黒幕がモラルというちゃんと繋がっていて素直に感動しました!まあ、事件の犯人がああいうキャラだからネタにしか見えないんですけどねwしかも今回はいつも食べてばかりのはじめも活躍しましたね!まだミニマムの能力がよくわかりませんが飴みたいなものが能力の発動源になっていることは確かですね
しかし最後の警察の爺さんの行動が気になりますね。裏でモラルと繋がっているのかとおもいましたがおそらく変身のミニマムで別の人が化けているということを信じましょう!次回も楽しみです{/netabare}

第六話視聴しました~{netabare}バースデイたちの過去編はなかなかよかったけど声優がちょっとあれだったのが残念ですね。あと体に静電気まとわせてパンチすれば倒せちゃうってのもどうなのかな...
まあ、今回はナイスがモラルまでたどり着いたという大きなことがあったしよしとしますか!というか前回ナイフで刺してたやつはやっぱり変身能力のモラルでしたねwこの先が楽しみです{/netabare}

第七話視聴しました~{netabare}今回はいろいろありすぎて整理するのが難しいですねw孤独とは弱者が経験するものだけどその逆でもあり強者には強者の孤独がある。それを解決するためにモラルは動いてるけどアートとは全く考えが合わないですよね。どう考えてもアートは殺されてしまったと考えるしかありませんが死んでから復活のミニマムが宿るとか言う展開もあるのかな?最初の頃の予想とだいぶづれてい来たので全く話の展開が読めなくなってきましたね!なかなかいい展開になってきたので期待です{/netabare}

第八話視聴しました~{netabare}ちょwちょっと待ってwあれ?前回アートが死んでそうとういいかんじできてたのに今回はサービス回?ハニーの水着が見れて大満足だけどタイミングが少しだめなきが..それにナイス!最初のほうでこいつらは雰囲気で繁華街では遊びそうにないって決めつけないでよ(泣き)なんか悲しくなってくるよ!wなんというかこのアニメはあと少しってところで道から外れて失敗していますね。雰囲気だなないようだのはなかなかいいのに宝の持ち腐れ状態になってしまっているのはもったいないですね。しかしこの後挽回して終わりよければ全てよし!にして欲しいですね{/netabare}

第九話視聴しました~{netabare}前回が微妙だったぶん今回はなかなかよかったんじゃないですか?素性が全く分からなかったスリーの過去に触れていたけどこのアニメって2クールなんですかね?それにしては早足だし1クールにしてもおろそかになってる分が多い気がしますね。とりあえずだれるのだけは回避して欲しいところです!本当にこのアニメはいろいろと惜しいので頑張って欲しいですね!{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 13

ツミツミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

超能力を持った少年少女たちのお話♪

★あらすじ★
舞台は横浜。ミニマムという超能力を持った主人公のナイスは「ハマトラ探偵事務所」の仲間たちとともに横浜の数々の事件を解決していく。ある日、ナイスたち「ハマトラ」探偵たちは彼らの旧友で警察官のアートから、ミニマムホルダーだけを狙った連続猟奇殺人事件について告げられる。その裏では人工的に開発するミニマムの研究が進んでいて…

★キャスト★
ナイスー 逢坂良太
ムラサキー 羽多野渉
はじめー 加藤英美里
アートー 神谷浩史
レシオー 中村悠一
バースデイー 福山潤
ハニーー 喜多村英梨
スリーー 村瀬克輝
コネコー 安野希世乃
マスター- 斧アツシ
セオー 岡本信彦
レイー大橋彩香
モラルー 小野友樹
モモカー 緒方恵美

豪華声優陣!

★感想★
私のお気に入りの棚に入っているアニメの一つ♡ ハマトラ、大好きです!このアニメのストーリーを簡単に言うと、超能力を持った少年少女たちのお話です(スリーだけは少年じゃありません)。そして何か他のアニメとはちょっと違う感じw最初観た時は、「こんな風なアニメもあるんだな〜」って思ったのを覚えています。
ハマトラの絵とかを見ると、なんかシリアスなバトル系のアニメなのかなって最初は思ってました。そして1話目。案の定、羽田野さんのシリアスな低い声で始まったのだけれど、ナイスの行動に爆笑。そしてその後のカフェシーンも爆笑です。

お気に入りのキャラはバースデイとマオです。バースデイは福山さんが役をやっているので、たぶんアドリブも所々してるんじゃないかな…第1話目で、レシオの新車が壊されたときに、福山さんの「Oh, コロンブス」っていう台詞の言い方がすごく笑えました。さすが、福山さん笑笑。そして、マオ。アニメではあまり出番がありませんが、すごくいい味をだしています。いつも緑色の中国服を着た、情報屋です。見た感じ、ハマトラ探偵(特にナイス)には情報を売りたくないようですが、まあなんだかんだ言ってちゃんとハマトラを助けています。(情報がなかったらモラルが誰か分かんなかったしw)そういう所が、たまらなくカッコイイ!!><泣

いつも楽しくやっているようなハマトラ探偵団。そんな個性豊かなキャラたち一人一人には、それぞれに悲しい過去が…涙。ミニマムを持つものと持たないもの----強者と弱者。こういう設定だから意外と深いお話です。もしもこういう世界が本当にあって、私がミニマムを持たない人だったら、私も後発ミニマムホルダーになってたかも…人間の欲って、怖いですね。

最後は、絶対「えーっ!」で終わります。私なんか、開いた口が塞がらない状態に。(アートォォォォ!!!)

ちなみに、ハマトラの監督は暗殺教室と同じ、岸誠二さん!だからなんとなく、雰囲気とか似てたのかなw

★主題歌★
オープニングテーマ:「FLAT」
by livetune adding Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)

エンディングテーマ:「Hikari」
by 羽多野渉

どちらも、ハマトラにピッタリの曲だと思います。結構激しいです。でも大好き♡

まだ観ていない方は、ぜひ一度観てください!すごくオススメです><

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

92.8 21 超能力で学園なアニメランキング21位
ヒナまつり(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1275)
5870人が棚に入れました
芦川組を支える若きインテリヤクザ、新田義史は大好きな壺に囲まれ、悠々自適な独身生活を送っていた。
ところがある日、謎の物体に入った少女ヒナがやってきたことで生活が一変。念動力が使えるヒナに脅され、同居を余儀なくされてしまったのだ!
暴走しがちなヒナは組関係でも学校でもやりたい放題。頭を抱える新田だが、気のいい性格が災いしていつも面倒を見る羽目に。一体、この生活はどうなってしまうのか?
お人好しなアウトローと気ままなサイキック少女の危険で賑やかな日常が始まる!

声優・キャラクター
田中貴子、中島ヨシキ、村川梨衣、本渡楓、日笠陽子、小澤亜李、小山剛志、河西健吾
ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

読めない!

今季の期待作品の一つでした。
原作は未読です。

1話まで。
{netabare}
このイクラ丼は、パロディ、ギャグを美味しく炊き上げ、SF、893、可愛いなどをトッピング。
その味は、ふうてんの寅さんその人のエレジーを感じます。

思わせぶりにクスリと笑わせるオチが心地いいです。
痛い人たちの、痛い展開。ステキな人情噺になるといいけど。
EDも秀逸。
{/netabare}

7話まで。
{netabare}
ちょっと、わかってきた・・。

この作品は、3回観るといいですね。
1回目は、中1の立場で。ピュアな可笑しみを。
2回目は、大人の立場で。シュールな人生の哀しさを。
3回目は、子どもと大人のかけあいで。肩を寄せ合って暮らす愛しさを。

観るたびに、文化のギャップに気づきます。

それぞれのしがらみやルールからズレていく落差が・・。
ハチャメチャなんだけど、いい塩梅の間の取り方がドタバタにしていない。
それが重くも軽くもなく、いいと思います。

7話のED。詩子さんだけがいないって、どういうこと?
{/netabare}

10話まで。
{netabare}
社会はみんなのもの。みんなで作り上げていくもの。それが本当によくわかる作品です。ひとり一人が主人公だとはっきりわかります。
どんなに世知辛く、からっきしにも見える大人の生き方でも、一人一人に踏みしめてきた過去があって、楽しく生き抜こうとする今日があって。

アンズも瞳も、実はとても優しい気持ちで向かっている。とても実直に。とても真剣に。

それぞれの何気ない笑いや泣き顔のなかに、心を解きほぐす上質さが描かれています。それに和まされます。この作品はとってもよくできたメソッドがとられており、普段は隠れている自分の気持ちに気づかされます。その新鮮さに出あいたくて、また観てしまうのです。

出演者たちが、だんだんステキな人たちになってきました。どんどん気持ちが絆されていきます。

どれだけ離れているのかな♪♪
離れていくのはそろそろちょっと堪えるかな。
{/netabare}

最終話まで。
{netabare}
このイクラ丼は、実に美味しかったです。おかわりしたいくらいですね。w

一話ごとに、エスプリがきっちり効いていて、視聴者に何をどのように楽しんでもらうのかが上手く表現されていたと思います。
"感動した〜っ‼"っていうほどの熱量があるわけじゃないんだけど、お腹の底でクツクツと笑い泣きのできる"可笑しみ"といった風情を感じました。

新田とヒナの交錯から始まった、人間の魅力をなにげなく再発見させてくれる物語。
醸し出されている"可笑しみ"は、キャラたちの魅力ある心根でした。

世代間のジェネレーションギャップ、オンとオフで使い分ける巧みでちょっとずるい処世術、思い込みとか勘違いとかで生まれる一方通行、そこで感じるバツの悪さを懸命に取り返そうとする場繕いなど、何気ない毎日のなかで起こるいろいろなハプニングを、絶妙なタイミングと言い回しのボケとツッコミで、サラリと乗りこえ、なかったことにしてしまう展開。ちょっと都合よすぎるよ~っていう空気感は、心地良ささえ感じました。

どうしてなのかよく分かりませんが、ヒナたちの気持ちがほだされたときにたびたび現われる光る玉の破壊力は効果抜群でした。
たぶん、あの玉の中には、嬉しさや楽しさや温かさや麗しさが入っているんでしょう。
子どもはほめて伸ばすと、あのような玉を生みだすのかもしれませんね。いや、もしかすると、大人だっておんなじなのかもしれません。
あの光る玉にはなすすべもなく降参でした。大事にしたいですね。


OP、EDのイクラ丼の馨(かぐわ)しい香りに鼻をくすぐられました。ひとくち味わってみれば上質で絶妙な塩梅。日本人好みっていうところですね。
回を重ねるごとに、ヒナの「(朝)ご飯→(昼)ご飯→(晩)ご飯」が私の健康ライフを後押ししてくれたような気がします。空腹になると、ついヒナまつりでお腹と心を満たしたくなる・・・。

例えば、ヒナは、予測不可能な無国籍料理?。瞳は、誰にでも合わせられる純和風のだし味。アンズは、旨すぎて涙が出るほどの中華風。

一品ごと?の味付けも際立っているので、それだけでも深く味わうことができるのですが、それだけじゃない。この街の住人はみんなコシヒカリのように粒立っていましたね。
イクラ丼定食っていう趣でしょうか。汁物、副菜、デザート、飲み物も欠かせませんでした。


彼らの日常は、ヒナ(≒子どもたち)まつり(≒間、釣り)。
変化を受け入れ、成長する道を歩き、自分の意志で何とかしようともする。
それは大人も等しく歩いてきた道。
そういう意味では裏切らないキャラたちです。だから、たぶん安心して見ていられたし、だから、きっと掛け値なしの正直価格で笑えるんでしょうね。

絶妙のマッチングで笑いのツボに悶絶したときは、大口を開けて舌を震わせました。シャ~~~。やってみたら案外可笑しかった。
まるでジェットコースターのようなアップダウンがとても気持ちよくて、面白かったです。
原作も読んでみようかなって思いました。
{/netabare}

おまけのお話。
{netabare}
今季、ゴールデンカムイと放送が重なっていますが、ちょっと妄想しています。
ヒナまつりは"雛≒子ども"のことですね。
ゴールデンカムイの舞台の蝦夷の"夷"は、古事記の古訓(音読みでも訓読みでもない読み方)では"ひな"と読むそうです。
夷・鄙の意味は「都から遠く離れた、開けていない所。地方。田舎」。雛の意味は「ひよこ・人形」です。転じて「未完成、発展途上」。

お話は変わりますが、質屋の発音は"ひちや"と"しちや"があります。関西では七を"ひち"なんて呼びます。反対に関東ではお昼を"おしる"なんて呼ぶ。
どうしてそうなるかというと、言語学では「調音点が接近している」からです。発音してみたらすぐ分かります。
"ひ"と"し"は、舌のわずかな動きで違いを出すのが実感できますね。
そんなことで時代と場所によって"ひな"の「ひ」は「し」に置き換わることがあります。京が大和言葉を成熟させてきたのなら「ひ」が東に移動するにつれて「し」に変わるのでしょう。

「ひな」が長野県まで移動すると「しなの=信濃」。これは「ひな→しな」+「の≒野」であり、"都"に対しての"地方"の意味です。
万葉集に「あまざかる鄙の長道(ながぢ)ゆ恋ひ来れば」があり、「天離る≒都から遠く離れている」「ひな≒いなか」という意味合いです。
長野県南部まで移動すると「いな=伊奈」に転化。中央アルプスの西の岐阜県側では「えな=恵那」に。恵那の北が「ひだ=飛騨」に。
名古屋では、「いいなも」と「ええなも」が同居しているのも面白い。もちろん関西では「ええなあ」です。
こうした言葉の転化が普通にありますね。これが方言のもとの働きでしょうか。

"蝦夷"の蝦(え)は「か」音の当て字ですが、その意味は「がまがえる、えび、まむし」など地を這う小さいものです。虫偏なのは中国では「生態の良く分からない生き物」に付けられます。蛸、蛤、蜆などがありますね。
蝦夷の名前が初めて確認できるのは平安時代(約1000年頃)ですから、京の知識人からしてみると1500㎞も離れた遠い北国に"蝦夷≒どんなところかよくわからない田舎"という字を充てることに違和感はなかったのかもしれません。


もうひとつ。
宮崎県小林市に"夷守岳"(ひなもりだけ)があります。その急峻な山容から地元では"生駒富士"と呼ばれています。この山は火山で、何度となく社殿が焼失しています。夷守は小林盆地の古名で、霧島岑神社(きりしまみねじんじゃ)が夷守神社を合祀した後、夷守神社跡地に遷座し現在に至っています。
また、『縄文時代に生駒付近で住まいしていた人々のことを日本書紀は愛瀰詩(えみし)と呼んでいます。これは、三文字とも麗わしい文字を使用している(「瀰」は水の盛なさまの意)ように尊称です』『この愛瀰詩(縄文人)が使用した縄文語の研究によれば、「イコマ」はもともと「イ・コマ」ではなく「イコ・マ」であり、イコ・マの語源を遡れば、イコ・マ→イク・オマ→ユック・オマー(yuk‐oma)となり、ユック・オマーとは、ユックがオマー(そこにいる。)という意味です。ユックとは』『鹿のこと』です。(『』は生駒検定より抜粋)。
「もののけ姫」のアシタカの相棒はヤックルでしたが、ユックが語源にあるのかもしれませんね。なお、鹿は鹿島、厳島、春日の神の神使でもあり、「もののけ姫」の神姿も「鹿」のようでした。

そんな感じで、宮崎・夷守と北海道の蝦夷との時空をつなげる「ヒナ、夷、生駒」の言霊の関連性と展開に、ちょっとびっくり、かな?
"夷守"は読んで字のごとく、子どもを守る働きがあります。転じて日本国を守る意味をもつ神域。大きく発動されることが望まれます。

とまあ、ヒナまつりとゴールデンカムイを無理やり結び付けちゃいました。
イクラ⇔鮭の卵。新田の金髪⇔隠された黄金。(笑)
OPのdistanceは"距離"の意味。「どれだけ離れているのかな、君の面影思い出す。ふとした時に。」は、子に対する親の心情でしょうか。
EDの「やけに思い出すのは、瀬々らぐあの川。」は、浅瀬の音≒子どもの声でしょうか。"瀬々らぐ"の古語は"潺"。意味は「弱々しい子どもを暗示」です。さんずいは五行の一つで"北"の意味も。

ヒナまつりとゴールデンカムイに共通する様々な言霊の要素・意味合いをシンクロニシティのひとつだと深読みすれば、「実態のよく分からない北の国にいる子どもたちの声」を示しているような・・・。
もしかしたら春アニメを使った貴いメッセージが込められているのかな?
今年のうちに、閉塞した事態が打開されるといいですね。
本当に読めません。
{/netabare}

長文をお読みいただき、ありがとうございます。
この作品が、皆に愛されますように。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 47
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個性豊かな少女たちが、真っ直ぐに生き抜いていくハートフルコメディ

ヤクザの幹部である新田のマンションに突然超能力少女が現れるという物語。
あまりにも荒唐無稽で、思わず失笑してしまうストーリーだが、
1話を見た感じでは、そこそこ楽しく見られるかもと思った。

アニメーション製作:feel.、監督:及川啓、
シリーズ構成・脚本:大知慶一郎、
キャラクターデザイン・総作画監督:神本兼利、原作:大武政夫

どこかの世界で敵を殲滅させるための道具として使われていたというヒナ。たまたまヤクザの幹部である新田のマンションにカプセルのようなものに入れられて登場し、超能力によって騒動を巻き起こしていく。最初は超能力を使わないように指示を出して一緒に暮らしていくが、超能力を使わないままでいると能力が暴走して周りを破壊してしまうというあまりにも恐ろしい設定。

これは能力とか辻褄とかリアリティを少しでも気にしたら観られない話だが、ヤクザ新田とヒナの心の交流を核にした周りのドタバタを楽しむための作品だろう。無用なツッコミは無粋というものだ。

殺人兵器のヒナと新田が今後どのように周りと折り合いをつけるのか。また学校に行ったヒナ(しかし、これ戸籍とかどうしたんだろうとか。ヤクザだから戸籍なんてどうとでもなるのかとか、つい余計なことを考えてしまう)が友人を通して、どのように成長を遂げていくのかが見どころになっていくのだろう。

{netabare}あと、1話のオチの部分の「ター○ネーターかよ」のツッコミのセリフは必要なかったかな。音楽と絵を見たらほとんどの人は分かるだろうし、映画見てない人にはセリフを聞いても分からないだろうから、余計な部分だったと思う。 {/netabare}


2話~5話レビュー
{netabare}2話から3話までを視聴した後、見どころが分からず、正直、もう切ってしまおうかと思った。中学生がバーテンダーとして働いたり、ヒナを殺しにきた超能力少女がホームレスになったりと、何がやりたいのか、よく分からない。あまりにも設定に無理がありすぎて付いていけなかったからだ。しかも、アンズが帰れなくなったのに、追手が来る気配もない。もちろん、コメディなので、そんなところにこだわっても仕方ないのだが、そのコメディ部分にも惹かれるところがなかった。
また主人公がヤクザである必要も今のところあまり感じられず、ヒナに翻弄されるために出ているだけの扱いで、あまり本筋に絡んでこない。超能力を使わないと暴走するという設定も、1話以降、なかったことのようになっていて、一貫性も感じられなかった。

ところが、4話を見たときに、この作品の楽しみ方がようやく分かった気がした。
壺を割って新田から勘当されたヒナがアンズのところでも好き勝手にやって勘当されてしまう。そこで、ようやく人の気持ちを考えることに気づき、新田の大切なものを持って謝りにいくというストーリー。Bパートではホームレスだが素直で真面目なアンズと、人から頼まれると断れない瞳の面白おかしな交流が描かれる。
超能力やヤクザなどというのは、ほんの脇の設定にすぎず、個性の強い少女たちと社会の交流を楽しめば良いことが分かった。もしかしたら原作者もこの辺りまで、どういう方向で進めたら良いのか迷っていたのではないだろうか。
5話でもAパートは、お金が欲しいアンズのためにヒナとアンズが奔走する話(ヒナはほとんど何もしていないが…)。Bパートは瞳のバイトが同級生にバレてしまうドタバタが描かれる。
結局、価値観の違う宇宙人と商店街や中学生との交流に笑いを取るというストーリー。ヒナ、アンズ、瞳の少女3人のキャラバランスがとても良く、この3人が揃って出てくる話は、だいたい面白い気がする。特にアンズの改心ぶりが際立っていて楽しめる。また、作画は安定していて安心して見られる。もう少ししたら3人目の宇宙人がやってくるのか?今後に期待が持てそうな気がしてきた。 {/netabare}

6話レビュー
今回で一気に作品の評価が上がった印象。
{netabare}Aパートは新田の実家にヒナを紹介する話だが、新田の嘘と母と妹とのやりとりがかなり面白かった。新田の嘘に騙される家族と、その家族のアホなノリに笑えた。
「ヒナへの質問はオレを通してからにしてくれ」とか「兄ちゃんが来るっていうから、昼間から酒飲んでたんだよ」とか、大爆笑してしまった。確かに事情を説明するために帰ってきているのに、母娘がポンポンビールの詮を抜いているのがおかしいと思っていたのだ。
だいたい、エビチリを食っているときに家族が殺されるとか、どういう嘘なんだw
ダメだ、この作品は真面目にレビューを書くのが難しくなってきた。
Bパートはアンズの住んでいた公園の住人たちが退去処分となってしまい、ヤッさんをはじめとした仲間たちが皆バラバラになってしまう話。アンズの真っ直ぐな想いと、皆がアンズをとても大切に思っていた気持ちが伝わってくる良い話だった。アンズがとても健気な娘で、泣きそうになった。
ただ、これだけ他人の気持ちを考えられて環境に順応できる子供だけに、以前暮らしていた世界や教育のことが気になってしまう。生まれた星のことなどが明らかになることはあるのだろうか。 {/netabare}

7話~12話レビュー
{netabare} アンズが中華料理屋の夫婦に引き取られて、そこで店を手伝うという話(しかし、学校には通わないのが謎)や、ヒナが生徒会役員に立候補する話など、やはりヒナ、アンズ、瞳の女子中学生の3人を中心にしながら話が進んでいく。そこに新田や詩子、調査のために送り込まれた宇宙人の斑鳩ケイが絡んでいくという形だ。
最終回のAパートの後に3年の月日が流れ、新たに登場したマオとミュージシャンのアツシが一緒に日本に旅立つところで終わるので、2期があった場合は高校生編になるのだろうか。
全話を通してとても楽しめた作品だったので、機会があれば刊行されているコミックスも読んでみたい。 {/netabare}

全体のレビュー
超人的な能力を持った女子中学生たちが、大人に利用されたり翻弄されたりしながらも、力強く生きていくという話がメインとなっている。ヒナ、アンズ、瞳のキャラクターが個性豊かだ。

物語の始まりは、ヤクザの新田のところに、突然、超能力を持った宇宙人のヒナが落ちてくることだが、その後、新田は脇役のような位置づけになり、少女たちが中心になる。この作品を観始めたときは、新田の目線になって物語を追っていたが、それではこの作品は楽しむことができない気がする。超人的な能力の少女たちが、大人たちに翻弄されながらも様々な困難を華麗に?切り抜けていくところを見守っていくような感覚で楽しむのが良いのかも。基本的にはコメディ路線だが、時に泣かせるような話を差し込んでくるのがとても上手い。

超能力はあくまで要素のひとつでしかなく、少女たちが自分の個性を最大限に活かし、社会の荒波のなかで生き抜いていく様が、面白おかしく、時には泣かせるようなストーリーで表現されている。あまり似たような話は目にしたことがない。新しい方向性で物語を紡いでいる挑戦的な作風だ。
(2018年6月29日初投稿)

投稿 : 2024/10/05
♥ : 90
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

全く、最近の大人ときたら…

1クール全12話。
エッジが効いてるギャグの世界。
ヒロインを取り巻く大人たちの描き方がエグイ。

<全話視聴して>

漫画原作は既刊14巻(2018年4月現在)迄
視聴前に読み終えていたが、自分の中ではアニメは原作を超えた。

アニメは、原作の灰汁を掬い、隠し味も加え、
エンタメとして非常に美味しかった。
制作スタッフの原作愛が作品から滲み出ている。

原作のネタの選出とそのギャグの間とテンポが絶妙。
感動シーンの描き方も秀逸。
本作で一番魅力あるキャラの、無垢で純真な善良さが
原作以上に輝き泣きそうになった。

脚本準備に、十分な時間を掛けて物語の構成を練れたのだろう。
アニメーション制作も、
放送スタート前に全話納品できるほどゆとりを持てたよう。
そのため、本作の及川啓監督は、
「ウマ娘 プリティーダービー」と本作の2作品を
今期同時に発表できて通常ではありえない快挙だった。

そんな制作の皆さんへの敬意と、
同一スタッフ&制作会社による二期誕生への期待を込め、
最終的に物語4.0→4.5、作画4.0→5.0、
キャラ、音楽評価を4.0→5.0で
総合評価を3.9→4.7に更新しました。

オープニングテーマ「Distance」(歌:村川梨衣)は
今期一番のお気に入りのアニソンでした。

因みに1期で手付かずの原作は少なくとも5巻分(第10-14巻)。
これまでの発刊ペースから、
2018年9月には第15巻も発売される可能性があります。
これだけのストックがあれば、早期の2期制作は十分可能でしょう。

2期に繋げたいスタッフの想いが4番目のヒロイン、マオの描き方に現れてました。
彼女にスポットが大きく当たる2期が生まれることを期待してます。
マオ役は小澤亜李さん。
個人的に「月刊少女野崎くん」の千代役以来のファンですのでなおさらです。

アニメでの杏と瞳の成長もぜひ見たいですね。

<3話まで観て>
{netabare}
ギャグとして「(あっ、)いったー」が非常に印象的。
これはアニメならではのネタ。

海外の視聴者さんで「Aita」を数えた奇特な方がネットのコメントで発表。
なんと、1話で41回、2話で35回、3話で3回使われたそうだ。
(確認したわけではないので正確かは不明。間違ってたらごめんなさい。)

原作では、ヒナの転送カプセルが当たった時に
新田が言った「いった~~~」くらいしか個人的には印象にない。
読み返して確認したら、効果的に使われたシーンのひとつ、
暴走族壊滅描写では、一度も使われてなかった。

アニメでは、その台詞を1話冒頭から多用。
あっという間に笑えるネタになった。
ラジオ番組「Little Songへようこそ」の第1回で、
瞳役の本渡楓さんによると、原作ファンが多い制作スタッフたちの中から
自然に生まれたアイデアらしい。

1話では冒頭で、本来は8巻初登場のキャラがアニメに出ると予告。
またエピソードの並び替えと合体が顕著だった。

おそらくアニメ全12話で描く範囲をまず決めて、
その範囲の原作の各エピソードを一旦解体してから俯瞰。
その順番に拘らず、美味しい所を違和感なく繋ぎ合わせる
割り切った構成方針なのだろうと察している。

また、詩子の中の人が、日笠陽子さんとは嵌り過ぎ。
「アホガール」のよしこの母、花畑よしえ再来を思わせる怪演ぶりで、もう最高!

今の所、作画も安定してる。その分、作画もギャグの冴えに貢献している。
アニメクリエイターが最後までこの作品をどう料理してくれるのか非常に楽しみだ。
{/netabare}

<原作について>
※ 以下、原作未読の方はアニメの興が削がれるので読まなぬが吉です。
もしくは、アニメ全話観てから読んでね。
{netabare}
原作は、ヒロイン達の成長が描かれる要素もあるが、
基本的に1話完結の話が多く、ネタを楽しむ類の作品。
そのため多少話を並べ替えても気にならない。

特筆すべきは14巻まで読んでも、
まともな大人は杏の関係者の中にしかいないということ。

ネタとしての存在価値しかないとまでは言わないが、
登場するほとんどの大人は、
狡く、情けなく、自己中、馬鹿ばっかで全く魅力がない。

本来メインヒロインであるはずのヒナも、
そんな大人の投影のような存在で、魅力ある存在とはとうてい言い難い。

のみならずヒナは、似たような設定の「アリスと蔵六」と真逆で、
作中ほとんど成長しないキャラなのでなおさらだ。

どうしても自分の中では、主人公とは言え、
ヒナはネタ要員以上の存在にならないのだ。

その点で、原作読んでる割には、面白いけど好きにはなり切れない作品。

杏と瞳の成長だけが楽しみで読み続けているようなもの。
もう、愛しい我が子をずっと見守りたい親と一緒の気持ちだ。

ヒナの保護者となる新田も大概な大人で、
普通のヤクザで大した志もない、壺を愛好する金満趣味な御仁。
取り柄は、家事スキルが非常に高いことくらい。

不条理だが、14巻まで読んだ時点で、そんな彼でも
自分の中で好感度がじわじわ上がっていたことに気付いた。

新田以上の大概な大人キャラが多いためだと思われる。
特に彼の親族は酷すぎる。
最近、そんな家庭環境でも立派?に育った新田は、
実は良く出来た息子なのではと勘違いしそうで怖い。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 27

64.8 22 超能力で学園なアニメランキング22位
メカクシティアクターズ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (1200)
5657人が棚に入れました
引きこもりの青年・シンタローは、パソコンに住み付いた電子の少女エネとともに、部屋の中で鬱々と過ごしていた。壊れたキーボードを買い換えるため、デパートに出かけたところ、なんと人質テロ事件に巻き込まれてしまう。そこでシンタローは謎めいた人物たちに遭遇する…

声優・キャラクター
阿澄佳奈、花澤香菜、甲斐田裕子、宮野真守、柏山奈々美、立花慎之介、富樫美鈴、保志総一朗、寺島拓篤、中原麻衣
ネタバレ

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

メカアク、キャラ説明☆

長くなります。゚(゚´Д`゚)゚。

まず、基本的にメカアクはある夏の物語です。

8月15日のメカクシ団個人の物語です
(おそらく、次の話になると物語が全く違うというのは、ここでしょう)

メカクシ団のメンバーはそれぞれ目にまつわる「能力」を持ち、その能力のせいで心に深く傷があります。

団員ナンバー的にいうと、(団員ナンバー0、アヤノは飛ばします)←特殊なためです(沙*・ω・)w


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


団員ナンバー1、キド「目を隠す」能力
{netabare} ・自宅で火事があった際お姉さんと、「蛇」に巻き込まれキドのみが戻ってきた。
・能力は、周囲からの認識を極限まで薄くします。{/netabare}


団員ナンバー2、セト「目を盗む」能力
{netabare}・友達の犬と海で溺れて、「蛇」に巻き込まれセトのみが戻ってきた。
・能力は、対象の情報を読み取る(相手の思考、感情など) {/netabare}


団員ナンバー3、カノ「目を欺く」能力
{netabare} ・自宅に強盗が入った際お母さんと、「蛇」に巻き込まれカノのみが戻ってきた。
・能力は、他人の目に映る自身の姿を偽ります。{/netabare}


団員ナンバー4、マリー「目を合わせる」能力
{netabare}・メデューサの子孫
・能力は、人を一定時間、動かなくします。{/netabare}


団員ナンバー5、モモ「目を奪う」能力
{netabare}・お父さんと海で溺れて、「蛇」に巻き込まれモモのみが戻ってきた。
・能力は、どんな人でも自分の方に集中させる能力。{/netabare}


団員ナンバー6、エネ(貴音)「目を覚ます」能力
{netabare} ・体が弱く、救護学級に通っていた。新しい「カゲロウデイズ」を開くために、「蛇」に巻き込まれた。
・能力は、不老不死。電波の飛んでいるところにはどこにでも飛べる。{/netabare}


団員ナンバー7、シンタロー「目に焼き付ける」能力
{netabare} ・アヤノが死んでから、引きニートになった。かつて女王と「このことを決して忘れない」と約束した。
・能力は、見れば即座に答えや、自分が知りたいことがわかる能力。{/netabare}


団員ナンバー8、ヒビヤ「目を凝らす」能力
{netabare} ・好きな子とトラックに引かれ、「蛇」に巻き込まれヒビヤのみ戻ってきた。
・能力は、遠方の事象や内容を認識します。{/netabare}


団員ナンバー9、コノハ(遥)「目を醒ます」能力
{netabare}・体が弱く、救護学級に通っていた。新しい「カゲロウデイズ」を開くために、「蛇」に巻き込まれた。
・能力は、自身の理想とする肉体に作り替えられます。{/netabare}



@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

です。


.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

8月14日、引き篭もりの青年如月伸太郎は、パソコンに居ついている電脳少女エネのいたずらのせいでマウスとキーボードを故障させてしまい、換えの品を購入するために止むを得ずエネとともに2年ぶりに外出するが、買い物に行った先のデパートで立て篭もり事件に巻き込まれ人質となってしまう。 一方、シンタローの妹で人気アイドルの如月桃(きさらぎ もも)は、ファンの人込みから逃れた先でメカクシ団の団長木戸つぼみ(きどつぼみ)に出会いアジトに連れて行かれる。メカクシ団は目にまつわる能力をもつ人達の集まりで、間違いで連れて来られたものの自身の持つ『目を奪う』能力に苦しんできたモモは、能力の制御を身に着けるためメカクシ団に加わることを決意する。メカクシ団の少女小桜茉莉(こざくら まり)の不始末によりモモの携帯電話が故障したため、キドの『目を隠す』能力によって姿を隠してメカクシ団全員で向かったデパートで、「たまたま」外出していたシンタロー、そして事件に遭遇する。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

エネ:阿澄佳奈
マリー:花澤香菜
モモ:柏山奈々美
キド:甲斐田裕子
カノ:立花慎之介
ヒビヤ:富樫美鈴
コノハ:宮野真守


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2014年春アニメ(2014年4月~2014年6月)

TOKYO MX 4/12(土) 24:00~


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

キャラソンとかなので、以下略。


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「人造エネミー」

2話「如月アテンション」

3話「メカクシコード」

4話「カゲロウデイズ」

5話「カイエンパンザマスト」

6話「ヘッドフォンアクター」

7話「コノハの世界事情」

8話「ロスタイムメモリー」

9話「アヤノの幸福理論」

10話「空想フォレスト」

11話「オツキミリサイタル」

12話「サマータイムレコード」(最終回)


.。o○ ○o。.補足.。o○ ○o。.

{netabare}メカクシ団9人は、女王のマリーを中心に集まりました。

そして、「カゲロウデイズ」と呼ばれる世界に巻き込まれてしまった人を助け、そして「終わらない世界」を作った事の元凶の「目が冴える」能力の蛇の企みを阻止しようとします。

私的には、個人の思い出エピソードや気持ちの変化を歌った歌もお勧めです。{/netabare}


ちなみに、
{netabare}・マリー
  140歳以上
・貴音&遥→クラスメート
  19歳
・アヤノ&シンタロー→クラスメート
  18歳
・キド&セト&カノ→同じ孤児園出身(同い年)
  17歳
・モモ→貴音&遥&アヤノ&シンタローと同じ学校
  16歳
です。(としは、アニメ内での設定の時の、です。)

キド&セト&カノは、どこの高校に行ったか不明です。 {/netabare}


あと、アヤノ&キド&セト&カノのお父さん、ケンジローは・・・
{netabare}・化学教師で貴音&遥の担任です。
・「目が冴える」能力(思考能力が異常に発達、考えるととまらない・睡眠不要、その人の願いを叶える蛇・手段を選ばない)を持っています。{/netabare}





単行本を読むと、一人一人のエピソードや、物語の進行などがよくわかりますよ(*´∀`*)

意味がわかるとハマります(o>ω<o)



.。o○ ○o。.追伸.。o○ ○o。.

メカアクの物語については、たくさんの方が書かれていらっしゃるので、そちらを参考になさってください(沙*・ω・)w





もし、あの時に戻れたら例えばそんな未来もあったかもしれない。
もし、あの日あなたに出会わなければ、
案外つまらない世界だったかもしれない。
随分平凡だったあの日を、
赤い目をこすったあの日を、
目もくらむような夏の日を、
私はきっと明日も忘れない。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 27
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

如月歳です!

ニコ動で発表されたじん(自然の敵P)さんの一連の楽曲と、をれを基にして作曲者自身によって執筆された小説をアニメ化した、ちょっと異色な出自を持つ作品です。

はっきり言って難解作品です。でも、一回見て分からなかったからと言って「駄作」の烙印を押してしまうのは、ちょっと勿体無いかな。

1話冒頭、いきなり時間ループをほのめかす描写から入ります。おぉぉ~、タイムトラベル、ループもの等、時間関連のSFに目がない私としては見ないワケにはいかない!と思い、がんばって最後まで見たのは見たのですが、見終わったときの感想は「ん~、さっぱりわからん」でした。

音楽は大変良かった(特にEDはドはまり)、声優さんも豪華、絵も美しい、作品の雰囲気もシャフトアニメと相性ばっちりだったので、たいへん残念に感じました。1話目の引きや序盤の構成とはいいと思ったのに・・・

小説や漫画が未読だから分からないのか?とも思ったけれど、なら小説を読んでみるか?という気にもならなかったので、ネタバレサイトで軽く勉強してから、もう一回最初から通しで見返してみることにしました。

見返してみて分かったことは、原作を知らない人にとってはかなりハードルが高いということ。逆に原作を良く知っていると、解釈の違いやイメージの違いが気になって、かえって楽しめない可能性があるということ。だけど、全体的に出来が良いだけに、1回見てワケわからんからと言って捨ててしまうのはちょっともったいないかな。

ということで、この作品が難解になっている理由と、原作未読者が楽しむために押さえておいたほうがいいポイントとかを、ちょろっと分析してみました。いわゆる傾向と対策というヤツです。

まず、この作品がなぜ難解なのかですが・・・
時間が重要なテーマになっている作品なだけに、時間の構成が複雑であること。

まずは、物語の展開が時系列どおりでないこと。1話の、シンタローとエネがデパートにキーボードを買いに行くお話しですが、これは時系列的にはほとんど最後の方です。最終話の1日前。それからは2話、3話と、基本は時間が進んでいくのですが、中盤で大きく過去に跳び、過去のいくつかの時間帯を行ったり来たり、現代に戻ったりしながら物語が進んでいきます。時間が飛ぶとキャラの外見や服装が大きく変わっていたり(人間でなくなったり、人間に戻ったり)するので、着いて行くのが大変です。間違いなく、この「時間の振り回し」が難解の大きな原因になっていると思います。

二つ目は、団員メンバーの群像劇のようになっていること。もう少し具体的に言えば、登場人物各々がすごした一日の出来事が、それぞれ違った視点で別のお話として表現されていることです。たとえば、1話は現代の8月14日のシンタロー目線の出来事ですが、同じ日の出来事が2話~3話(モモ)、4話(ヒビヤ・コノハ)でも語られます。最終話の日(8月15日)に至っては、5話と7話~12話、と、半分以上の回でこの日の出来事が扱われています。ときどき画面にフリップで日付けが表示されたりもするのですが、私は頭が悪いので、ほとんど助けになりませんでした。

三つ目は、物語全体が扱っている時間が非常に長いということ、言い換えれば大河ドラマだということです。物語のはじまりはいつの時代か分からない(原始時代?人間いたの?)し、周りの登場人物の服装とかから、明治か大正か昭和初期ぐらいの時代の話と思われる部分もあります。つまり、この作品は数十年、あるいは百年以上のタイムスパンを持っているということです。2話以降、ED後に絵本語り風の部分がくっついていますが、これは単に作品に雰囲気を持たせる効果のためにやっているのではなく、ここもしっかり物語の一部なのです。

四つ目は、{netabare}時間がループしていることです。それも、バケモノ(アザミ)が作ったカゲロウデイズと呼ばれる世界と、ケンジロウがマリーに時間を巻き戻させている現実世界の2つの世界がループしているようです。現実世界のループは延々と8月15日を繰り返しているのですが、シンタローだけがループの記憶を留めておける能力があり、その能力の発現として、夢の中の出来事のようなシーンが随所に埋め込まれていたりします。{/netabare}これがまた理解困難な要素になってます。

時間以外にも、登場人物が多いこと、声優の兼任(単なる兼任ではなく、関わりがあるから同じ声なのですが・・・)があること、扱っている内容が厨二的で、そもそも理解困難であること、などなど、挙げればキリがないのですが・・・

さて、次はこの作品を楽しむためにはどうしたらいいか?ということです・・・

はっきり言って、人それぞれだと思うので一概に言えないのですが、参考としてこんなやり方はどうですか?的なお勧め鑑賞法を紹介してみます。(ま、早い話「私はこうしました」なのですが・・・)

まずは、作品の雰囲気を楽しむために、何の先入観もなく1回通しで見てみます。このとき、途中で分からなくなっても気にせず、とにかく最後まで見切ってしまいます。

つぎに、ネタバレサイトや他の人の解釈なんかに触れて、ちょっと勉強してみます。この段階で小説や漫画を読むのもアリかもです。

最後に、もう一度最初から鑑賞します。今度は、分からないところがあれば見返したり、公式サイトやネタバレサイトで調べたりしながら見ていきます。ここで重要なことは、どうしても分からないところとかがあっても、あまり拘らないことです。細かいところにツッコミだしたらキリがなくなるので・・・。聞くところによると、小説もナゾだらけで、解釈とか何通りも存在するらしいですしね。

私は結局、最終話はあまり分からないままです。どうも、あそこで一気に伏線を回収し、すべてすっきり解決という展開は無理があるような気がしてます。原作が歌の歌詞ということで、小説も完結していないらしいですし、作者自身も本当のところよくわかっていない可能性すらありますね。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 29
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

続きが気にならない

ニコニコ動画発祥、VOCALOID音源のストーリー仕立て楽曲群をマルチメディア展開させた作品の一環。
マニアックなウケ方している作品なんだろなーと覚悟しつつ好奇心で視聴してみた。
シャフト制作ということで尖った演出×尖った内容という試みとしては興味深い。
尖った演出×王道的な内容の「ニセコイ」とは対照的な組み合わせだ。

さて観ていくと、思ったよりもコミカルなノリと現代人への風刺の効いた会話内容で、
もっと突き放されるのかと思いきや、案外ついていけるし楽しめる。
シャフト&会話劇なので物語シリーズの別時間軸でも観てるよう。目隠語などと勝手に呼んでた。

■続きを観る意欲
 けれど話数が進むにつれて問題が起きてきた。
それは「次の話を観る気があんまり起きない」ということだった。

一個一個の話自体は、話の中ほどまでくると「おっ」と思う部分があったりするのだけど、
1話置きに登場人物や話の流れがリセットされるパターンが多く、
物語の全容は最後の方になるまで解き明かされない群像劇風な形式だったために、展開が厳密には掴めず
また、キャラクターの人物関係を把握し直す必要があって疲れるアニメだったのだ。
(デュラララ!!がこのパターンで、楽しみ方がよくわからず断念してしまった覚えがある。)

アニメや漫画といった話数が区切られているメディアでは、続きを期待させることは重要であると思う。
なので、このような疲れる印象のせいで続きを観る意欲が湧かないというのはちょっとした問題だった。

続きを期待させるにはいくつか手段があると思う。例えば……
① 強烈な引きを用意すること
② 作風に一定の安定感を持たせて、それが展開することを期待させる

ストーリーモノなら①の方法で、次は一体どうなるんだ!?というインパクトを残すのが手っ取り早い。
しかしこの作品においては、前後関係の把握し辛さと全体的に演出が淡々としているせいでこれが薄い。
②はコメディ系によくあり、キャラクターの掛け合いなどに楽しみを見出す定番の手法だと思う。
けれどこの作品においては、キャラは多く転々とする上に展開が全然違うのでこれも期待し辛い。

期待と違うものが展開されると、不満が生じることもあるのだけれど、
この作品の場合、そもそも話の続きに期待する部分が無い状態だったので観始める意欲が湧き辛かった。

■シャフト演出との相性は?
 この組み合わせは失敗だったんじゃないかと思う節がある。
作風的には良い相性だと思うし、映える部分もあったと思うのだけれど、
会話パートを引っ張った淡々とした演出のせいで盛り上がりに欠け、メリハリがなくなってしまった。
目の能力の見せ場のシーンでも、モブ相手に正面からキャラアップ映すだけみたいなのが多く、
話的には結構熱い展開っぽいのに、臨場感に欠ける出来になっているように思えた。
掴み辛い作品ではあると思うのだけれど、これならテンプレバトルアニメ的な絵でやった方が
逆にストーリーの独特さが際立って面白かったかもなぁと思った。
尖ったもの×尖ったものの組み合わせは難解になるばかりで、視聴者は理解しにくくなってしまうのね。

■いいなーと思った部分
 話自体は正直半分しか理解できてないんじゃないかという気もするけれど、
能力の「目を○○する能力」っていうのはセンスいいなと思った。
慣用句をうまいこと特殊能力に言い換えてるよね。能力をもっと面白く活用してほしかったなぁ。
あと9話の謎CGはめっちゃ笑ったwww でも歌はやけにいいしその後の挿入絵の気合も凄すぎた。
あと過去編のつぼみちゃんが可愛い。キャラデザはみんな良かった。元気なコノハさんもかっこいいわ。
キャラとか世界観とか能力とか、やっぱ題材はユニークでいいんだなぁと思う。見せ方の問題か。

▼本編理解度まとめ
{netabare} あんまり理解できてる気がしないけど、本筋を整理してみる。
・8月15日に死ぬと、蛇(能力)をもらえる
・蛇を得た人は女王(マリー)の元に集まる
・蛇を抜かれると死ぬ これを利用して闇ヒロシはみんなを殺そうとしていた
・闇ヒロシの目的は生き延びること 闇ヒロシは願いを聞いていないと存在できない
 けれど願いを叶えてしまっても消えてしまう
・そこでマリーを絶望させてやり直しを願わせることでループ世界を作り出していた
・けれどシンタローの「目に焼き付ける」能力により、記憶を蘇らせることができ、
 アヤノの「目をかける」能力により、その記憶をマリーに伝えることでループを阻止した
・シンタローとアヤノは蛇(能力)を得たので帰ってこれた
・シンタローがその前に自殺したのは、アヤノを連れ帰り能力を得て蘇るため
 シンタローがそれに気づけたのは、マリーに接触したことで記憶を取り戻したから
 (女王は他の蛇の能力を統括することができるため、前の世界でマリーに伝える能力を託していた?)
・闇ヒロシ蛇の最期は、コノハさんの願いによってヒヨリの命の代わりにされた

なんか間違ってるところありそうだけど、大筋はこんな感じだと思った。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 18

64.4 23 超能力で学園なアニメランキング23位
マケン姫っ!(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (698)
4606人が棚に入れました
共学へ移行したばかりの元・女学園「天日学園」へ入学した、主人公・大山タケルは、そこで「マケン」という特殊な能力を持った武器の数々を目にする。この学園では、生徒1人1人にそれぞれに適した「マケン」のレプリカが与えられ、それによって「エレメント」の扱い方を学ぶことができるのであった。タケルも例外ではなく、自らの特性に合った「マケン」を与えられるはずであったが、適する「マケン」が見つからず、しばらくの間「マケン」無しで過ごさざるを得なくなってしまう。生徒らが己の「マケン」の特性を活かして部活動をしていたため、入る部活も決められずにいたタケルは、幼馴染の勧めで学園内の事件や事故などの解決役である「魔導検警機構」(通称「マケンキ」)へ所属することとした。その中で、タケルは数々のトラブルに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
前野智昭、下屋則子、野水伊織、矢作紗友里、富樫美鈴、美名、原田ひとみ、鶴岡聡、田中理恵、佐藤利奈、伊瀬茉莉也、明坂聡美、日高里菜、保村真

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

イモっぽいエロ。ヘタレ刈り上げ眼鏡のハーレム

わかりやすいパンツアニメ。
原作は漫画です。作者の方はエロゲの絵師やエロマンガ出身ですが、この漫画は一般向け作品。
もちろん、お色気は満載ですが^^
一応、学園ラブコメ&特殊能力バトルというジャンルになるのかな?
まぁ結局、エロコメである事に違いはありません。

ラブコメとしては色々お決まりのハーレム展開。
女子校から男女共学になったという聞き飽きたような設定で、女子に囲まれた学園生活を送る主人公に、幼なじみやらワケアリの女子やらが絡んでウハウハに。という定番な内容です。
ハーレムではありますが、主人公にちゃんと惚れているキャラは案外少なく、ラブコメの要素としてはラッキースケベが中心。
恋愛的なところでの見所は・・・・あんまり記憶にないです^^
いや、惚れた腫れたのエピソードは確かにあったんですが、ロクな進展も変化も何もないので忘れても問題ないぐらい何もなかったw

そもそもこの主人公、見た目もパッとしないうえに、態度も優柔不断。
別にイケメンであったり能力がハイスペックである必要はありませんが、主人公として致命的にダサいです。
とりえらしいとりえが見当たらない、好感度がえらく低い主人公です(ものすごく個人的な見解ですが)
せめてお人好しであるとか、女性に凄く優しいとか、熱血バカであるとかの付加価値でもあればいいのですが、邪な目的で入学したうえにバトルも弱く、それでいてあまり努力したり誰かの為に頑張ったりする描写が不足。
過去のくされ縁での好意をただ享受してるだけのつまんない男です。
ヘタレ刈り上げ眼鏡とは、作中でヒロインの一人が主人公を評するのに使用したフレーズ。
まさにそのとりです(´д`)


エロに関しても、主人公と同様でダサい。
パンツ描写は多いし、途中アホみたいに作画を頑張っている回などありましたが、どうにもクドい。
見せ方に品がないというか、ただ下着がみえりゃいいんだろ的なやっつけな描写が多いです。
ローアングルからの構図なのはエロ系のお約束ですが、それによって見えたものに有り難味が感じられないというか、むしろ見せるなよ?みたいな。
すっごい言葉で表現するのが難しいですが、ご覧になっていただいた方なら理解できるかと思います。
なんていうか、エロが安っぽいんです。
独善的に言わせてもらえば、制作陣のエロに対する熱意がないというか・・ほんとはエロなんかやりたくなくって嫌々作ってるんじゃない?と思いたくなります。


登場キャラは多彩ですが、人物が多すぎてこれまた魅力不足。
コメディのサブキャラっぽい立ち位置の女子がいっぱいいて、誰がどんな性格やら正直掌握しきれません。
それなら、サブキャラらしくチョイ役で終わってればいいのに、事ある度にマケンキの連中は画面に出しゃばってくるので、肝心のメインヒロイン達の出番まで食ってしまってます。
ハーレムにしたいというより、他人数ドタバタコメディにしたい意図でしょうが、おかげでストーリーやバトルが驚く程薄味でつまらない。
お色気の多様化の効果も、前述のとおりエロの出来がよくないのでキャラが多いのはマイナス要因にしか働いていません。


総じて、色々頑張れば良くなっただろうに・・・と思える残念な作品でした。
主人公がヘタレなのは仕方ないので、面白くもないバトルに注力せずに、バカエロコメディとして昇華していって欲しいと個人的には思います。

2014年冬アニメとして、2期が決定している本作。スタッフ一新で、事実上の出直しスタートだと認識しています。
この1期は、2期を見るためのプロローグ。
そう思ってご視聴なさるのがよろしいかと(^_^)b



【エロ成分】
パンツ  :☆☆☆☆
おっぱい :☆☆☆
裸    :☆☆☆
性行為  :☆
マニアック:☆☆
エロス総評:☆☆

投稿 : 2024/10/05
♥ : 21

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

アヘ

出ましたポル産アニメ、もういい加減飽きましたこういうの
とか言いつつ、下はこんなことになってまつw


普通にエロいですね、安心のおっぱい・パンツ枠です
見てると抜きたくなってくるアニメで、これを見て股間を盛り立ててエロサイトに巡回が鉄板ですよね
それと、まぁ言い飽きた文句ですが、主人公が無意味にモテるのは本当に煩わしい
普段からイメケンキャラがモテるのがウザいと語ってきてる私にとって、今作の主人公は、頭にハンバーグなんか乗せている、決してイメケンとは言い難いキャラというのが救いですが、ブサメンがモテるのもこれはこれで苛立ちますね
おっぱい・パンツに目が行きがちですが(というかそれにしか目が行かないから困るんですが)、今作は実の所超能力バトルアニメだったんですね
魅力的な能力もちらほら出て来て、それで言えば案外まともなアニメだったかも知れません

日本が誇るアヘ顔絵師、武田弘光先生のメジャー誌連載作品
いくら成人指定なしと言っても、やはり先生の描くキャラの滲み出るエロスを抑えることは出来ずか、原作既読組の漫画に対する評価は高いですね
放送局の自主規制で中途半端なエロさしか描けないアニメより、コミックのが薦められているのも納得できます
さて肝心の作画は、後半にかけてキャラが崩れるカットあり、まぁこの類の低空飛行なアニメはスタッフのモチベもそんなに上がらないでしょうし致し方ないか
光規制も、毎度の事で突っ込む気すら失せます
そういえば、昔秋葉で”マケン姫っ!ガールズ”なる養成所に通う声優の卵らしき人達がセーラー服にブルマ姿でうちわを配る事案が発生していましたね
何がしたいのかさっぱり分からないです、もう少しまともな宣伝方法はなかったのでしょうかね
ある意味話題にはなりますが、流石に引きますよねこれは

結局どこの養成所だったんでしょうか、今作の声優陣を見ても、プロダクションエース系列ということは明らかでしょうが、真相は如何に
声優に関しては、VENUS部隊とかカミガリとか、その辺のゲスト声優は無意味に豪華でしたね
よく分からない人選で、トータルで見て豪華なのか地味なのか今一つかめないです

OPはアズキ先輩役の富樫美鈴さんが歌ってますね、自分の周りでは意外に高評価でした、リズムが聞き取りやすくて楽しい曲だと思います
アニメーションでは、キャラ作画が本編より明らかに上手くなっているというか、ベテラン勢が多く原画入りしてて、かなり見所のあるOPとなっています
冒険は始まる~♪の所のタケルが非常にキモイのはご愛嬌w
EDは声優さん二人が代わる代わる歌っていく感じですね、こちらも聞き易い曲です
アニメーションのデフォルメ化されたキャラが可愛いのもまた良い

二条先生やイナホちゃんが良いですねぇ、アズキ先輩もまた、百合っ娘や書記の娘もいいかも
なんというか、エロアニメで見たことあるようなキャラが多いんですよね
それで、気持ちムラムラしてくるんでしょうかね(棒)
”2011年アニメ最高の主人公に選ばれた 「マケン姫っ!」の主人公 10の魅力”というネタ画像が非常に面白かったです
弱いし、エロいし、鈍感だし、かっこわるいし、成績悪いし、皆の足を引っ張りまくる主人公でしたね、こんな低スペックの主人公はなかなか居ません
始まる前から悪い意味で圧倒的オーラを感じるなどと言われてきて、実際始まってみても変わらず、否、さらに悪くなる始末
どうしてこんな奴を主人公にしてしまったのか、疑念は尽きません


いやぁなんかすごい適当な感じになってしまいましたけど
流し見程度で十分のアニメだった印象です
”春恋先輩!?どうして空から!?”を初めシュールな場面はいくらでもあり、笑いの瞬発力はあると思いますので
大人数でアニメを見て笑いたい時なんかに是非どうでしょう

投稿 : 2024/10/05
♥ : 17

びゃくや(白夜) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

酷すぎる

女の子の下着を見るために作られたアニメ。何というか、キャラクターの設定が、オタク狙いのテンプレ化された如何にも可愛いキャラクター設定だった。舞台設定も幼稚な上に、主人公がハーレム状態になるよう設定されている。そういうあからさまなキャラクター、どこにでもいそうなキャラクターがたくさん出てきた。とても味が無くてつまらない。ストーリーも女の子といちゃらぶしたり、女の子が活躍したりという、あからさまな萌えアニメだった。
俺は、「アニメは必ず3話まで観るべきだ」ということを推奨してきているのだが、これについては観ない方が良い。絶対に、だ。

萌えアニメにも色々ある。
割と大衆受けしそうなお菓子型の「可愛い」とみんなが呼べるタイプ。(けいおん、など)
卑猥なシーンを売りに出したもの、ただしストーリーはある(kiss×sisなど)
ストーリーも稚拙ながら、卑猥なシーンも稚拙なもの、もはや子供の妄想である(マケン姫っ!)

卑猥なシーンにどうこう言うのは、胸がむず痒くなるが、この作品の卑猥なシーンは、男の子が「あったらいいなぁ」と思う時とか、「現実を無視した」妄想した時にそっくりだ。
絶対に、気をつけていれば転ばないところで転んだり、はたまた、主人公が悪意を持ってセクハラ行為をしているとしか考えられないシーンがあったりする。しかも、連続で。もう突っ込みどころ満載という話ではない。現実からかけ離れている上に、偶発的な出来事がたくさん起こって、リアリティを無くしており、だからといって、キャラクター描写が出来ているわけではない、とんでもなくつまらないストーリーなのだ。
なぜか、パンチラシーンだけ凄く手が込んでいる。この作品のスタッフさんが怖くなってくる。もはやパンチラアニメだと割り切っているのだ。ちなみに、あからさまなパンチラは、一般人からしてみれば、狙っていることが分かり、一気に引く要因になる。女の子が何の恥じらいもなく、パンツを見せていれば、普通は引くだろう。特別なキャラ付けや絵柄による補正がかかわっていれば、話は別だが。というわけで、そういうシーンを描くとしても、自然な描き方があるわけだが、スタッフさんは欲望に忠実なようだ。間違いなく、誰が見ても引くレベルの描写だろう。
とにかくバトルするのだが、展開の仕方が単調で、子供アニメでも観ているのかと思えるレベルである。『日曜の9時にこういうアニメやってそう』、それくらいのシナリオの薄っぺらさだ。
キャラクターが生きていれば、キャラクターはもっと自然な動きが出来るはずだ。この作品のキャラクターは、作者によって意図的に操作されたとしか思えないほどの有り得ない思考回路を持っているのだ。具体的なシーンは、卑猥な事をされて主人公を許すところとかだ。そこまでされておいて、寛容になりすぎなのだ。
明らかにキャラクター設定を見ても、そういう事を許せる設定ではない。そこを許せている時点で、もう草不可避。アフリカにあるような大草原が出来上がるだろう。草刈り機は、何台、必要になるのだろうか。読者の分も含めると、たくさん必要になるかな。


......



.....



よって、このアニメはおすすめしない!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10

64.2 24 超能力で学園なアニメランキング24位
CODE:BREAKER(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (650)
3909人が棚に入れました
目には目を、歯には歯を、悪には――悪を。
尋常ならざる力“異能"を用い、法で裁けぬ悪人を闇に葬る者たちがいる
本当の名前を捨て過去も捨て、かりそめの日常を送る彼らは、
しかしひとたび任務を受けると、人知れずそれを遂行するのだった
“コード:ブレイカー"と呼ばれる、存在しない者たち
その戦いは冷徹にして熱く、その存在は刹那にして鮮烈
彼らの物語が今、明かされる――

声優・キャラクター
岡本信彦、日笠陽子、鈴村健一、木村昴、豊永利行、斎賀みつき、三木眞一郎、中田譲治、ゆかな、仙台エリ、甲斐田裕子、津田健次郎、辻谷耕史、氷上恭子
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

<最終回まで視聴完了> 2期がありそうな予感

<最終回を観終えての感想>

異能の力を持って、とある組織からの命令を受け、
悪を成敗しているコードブレイカーたち。
表立って名前を名乗るようなこともなく、いわば世のため人のため
縁の下の力持ち的存在。
その中の1人、大神と同じクラスになった桜がヒロイン。

桜のこと、最強のコードブレイカーと言われる人見の企みをはじめ、
いろいろと判明して、彼の考えには賛成できないが、その気持ちはわかる。
がしかし、なんとも哀れなコードブレイカーたち。
もう少し何らかの救いがほしかったかも。
あのままじゃモヤモヤしてしまう。
いろいろ深読みして考えたくもなるのだけれど
1クールでまとめるってほうが無理だったか。

コードブレイカーについて掘り下げてはいたけれど
何かが物足りないと感じるのは、総理を描ききれてないからなのか。
それに刻くんのお姉さんのその後はどうなっただろう・・・
映像に見えてない影での動きのほうが、気になった。
もしかして2期があるってことなんだろうか?
それなら、忘れないうちに放送してほしい(苦笑)
------------------------------------
<7話の感想>

コードブレイカーがようやく勢揃い。
で、何を争っているのか、何が狙いなのかわかってきた。
桜の家の事も、予想していたとおり。
総理大臣とどういう繋がりなのかは前回わかったわけだけど
でも、これ以上は深く掘り下げないような気もして
今後はバトル中心になっていくのかも。
各コードブレイカーたちにもう少し感情移入できる何かが欲しいな。
--------------------------------------
<6話の感想>

各人の事情がようやく少しわかってきて、
他のコードブレイカーたちの立ち位置的なことも少し理解。
ちょっと面白くなってきた。
そして泪(るい)の初登場。待ってたよ~!
まだまだ奥が深くなっていく予感。
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<5話の感想>

なんとも惨い話で。
今回は今までの中で一番哀しすぎた。
悪とは何だろう?正義とは何だろう?そう考えるとき
やはりどちらか一方だけがそうとは決められないし
答えは立場やその国の法律によって違ってきて、決してひとつじゃない。
幸せについても同じことが言えるし、法で裁けない問題も多くある。
結局、個人の価値観や使命感によるものなわけだけれど、
世の中のふたを開けて見たら矛盾と愛憎でドロドロになっていそうだ。
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<3、4話の感想>

どうにも惚れ込めないまま、淡い期待を捨てきれず4話まで視聴。
少しずつ話は進んでいるものの、まだ全貌は明かされず
ただバトルというか掃除シーン?と学園モノ部分を
見せられている感じ。
今回も作画、けっこう崩れてるシーンあってひどかったなぁ。
あと、時折入るギャグ的要素、これ必要なんだろうか。
ダークな内容だけに、少し和らげているつもりなのかもだけど
それが吉と出るかどうか・・・変な方向に行ってる感じが不安だ。
----------------------------------------

1話観た時は、なんて残虐なことをするんだという第一印象で。
桜は武道好きのお嬢様かと思いきや、実は別の意味でのお嬢な予感。
原作を知らず、予備知識ゼロの状態で観ているのでわからないが
国会議事堂が出てくるあたりもすごく気になった。

2話を観てみて、これは単なる中二病モノではないのかもなと。
蒼い炎で焼き尽くす能力をゴミ掃除と言っているので、最初は
必殺仕事人とか地獄少女みたいな印象を持ったのだけれど、
そこは多少共通するものがありそうな気もする。
{netabare}
「コードブレイカー」と呼ばれる少年たちが他にも数人いて
番号が与えられ、能力もどうやら違うものを授かっている模様。 {/netabare}
「目には目を、歯には歯を、悪には悪を」という言葉から
どうしてもキリスト教を思い起こさずにはいられないし
{netabare}
「本当の名前を捨てている」とか「俺は存在しない者」という台詞から
{/netabare}
悪には悪と言っている以上、自分らも悪、そして自分らももしかしたら
過去、悪人としての罪があって償うために雇われてるのかも?などと
自分は妄想しているのだが、どこまで描かれていくのかまだ見当もつかない。
それと、やたらニコニコ穏やかにしている桜の両親も、実は・・な何か
秘密がありそうな気がする。
まだまだ登場人物は増えそうだし、とにかく今後が見逃せなくなってきた。

ちなみに。
オープニングテーマ「DARK SHAME」は谷山紀章氏が作詞し唄い
エンディングテーマ「シロイカラス」は鈴村健一氏が作詞し唄っている。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 28
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なんか今期、厨二病多くない?

1話視聴、なにこの青エクぬーべー北斗ルルーシュは・・とか思いつつみてたけど、
普通に見やすくて、まとまってて面白かった。ヒロイン良いし、ガスバーナー式噴射!
テンペストさんは突っ切った厨二だけど、コードブレイカーは綺麗な厨二、そんな感じ。

2話視聴、やっぱり今期厨二アニメの中ではわかりやすい厨二だ、案外嫌いじゃない。
人物がけっこういいね、このヒロインは今期の中でもかなり好感もてるキャラで無理なく観れる。
萌えないヒロインとか言ってあげないでww

3話視聴、いやー面白いっすわぁ。厨二度も増してきてハチャメチャ具合も凄いが、駆け引きも面白い。
ハンムラビ法典のやつ呪文のように詠唱しまくるのヤメテwww
でも言葉でどうにもならない相手に対し、暴力で対抗するのは正当なのか?という
人が時には立ち向かっていかねばならない"悪"に対する対抗手段、まさに目には目を、歯には歯をの
報復の考え方をテーマにしていて、正義とは何か、悪とは何かを考えさせられる、
軸のあるストーリー・人物であるように思えて、教訓を残してくれる良い作品になりそう。

4話視聴、大神以外の主要キャラ登場。この動き……トキ!(なんかとな怪で似たようなシーンあったな)
異能力にも種類があるようで、公式にキャラ毎のPVが用意されている。これで想像を膨らますのも一興。
桜子おじさんがめんどくさい子呼ばわりされてるの見かけるけど、真っ直ぐでいい子じゃないか!!!
僕としては今期もっとも好感持てるヒロインだよ!

~9話
序盤は面白く観れてたんだけど、ここのところ
な、なんだ!?→ぐわあああ→だめなのだー!→さすが珍種・・みたいなパターンやってて
少年漫画はやはりぐだってしまう宿命なのか……と思ってしまったり。

10話
えーちょっと納得できないwwどうしてそうなる!?
{netabare} 過去のコードブレイカーたちを圧倒した強敵の異能者さんが一気にかませになるわ、
人々を守るいってた人見さんがにゃーんでテロリストに……? {/netabare}

最終話
終わった……のか……。 序盤好きだったけど何か一歩秀でたものがなかったように感じる。
{netabare} これ隣の芝生は青く見える、妬ましいリア充爆発しろ!を実際行動に移しちゃったわけだよね。
それは同情できんわ……。
人見の性格の変わりようが結局納得できなかったけれど、作品的にやりたいことはわかった。
闇堕ちしたかつての仲間を葛藤を交えながらも悪として裁く……まさに厨二っぽい。
悪役「予定通りだ……くくく……」 なんともありがちな展開になったものだ。
総理はなんであんな挑発頑張ってたのか……別にあの状況で憎まれ口叩く必要ないやん!
いっそピークのとき桜子おじさんが格闘スキル発揮して人見倒してくれたら爽快だったんだけどなー。
異能ないコードブレイカーとか結構やわそうじゃない、なぜあんな無抵抗に首絞めされまくってたのか。 {/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

コォォォォドブレイカーーーー!! と叫んで変身はしない異能バトル

原作は少年マガジン、ちょいシリアスな雰囲気の異能バトルです。

首相のガーディアン的役割から隠密行動(暗殺)を任務とする
秘密エージェントな少年たち6人が、故あって仲間割れして
延々内輪でもめもめするというストーリー。

もめもめ。

絶対的な信頼がおかれていたリーダーのナンバー01が反旗
を翻したことでチームは空中分解ぽい感じになり、さらに
国を脅かす事件が頻発して日本大ピンチになるのですが…。

これがなぜか見ていても一向に盛り上がらない。

たしかに異能を扱うシーンはかっこいいし、
ちょい影のあるイケメン少年もかっこいい

夜の暗いシーンが多く、たくらみも謎だらけで
謎めきキラキラ加減も増し増し

これでもかと中二病ぽい決めセリフも多用してるんですが、
どこかすでに一度見終えた紙芝居を見ているかのような虚しさが…

うーーーん、なんでだろう

最初、ヒロインの桜の通う学校にナンバー06の大神くんが
転校してくるところからはじまり、彼がまだ集団に属して
いることを知らない間はDTBのヘイのような雰囲気に
けっこう期待していたんです。

でも、謎メンバーが増え始めて、彼らを名前ではなく
ナンバー“数字”で呼び合うようになってから
なんとなくつまらなさ加減が加速したような~。

なぜ01が!?
05、お前にはわからないさ!
06、悪は滅するまで!!

んな感じですw
マシン語で話してるかビンゴ大会みたい。

デュラララやハマトラもそうでしたが、異能ものって
つい内輪もめ作品になりやすいですよね
そこにキャラの個性がないと空疎になりやすいというか、
作りやすいけど共感してもらうには何か秘訣?が欲しいような。
いまの異世界モノが多いのと同じ問題なんでしょうけど~。

特に異能者の集まりの中で、一般人と思われていたヒロイン
の桜ちゃんが浮いて見えて仕方なかったのもあるか(訳あり)
彼女はなんにでも首をつっこみたがるんですが(トラブルメイカー)
逆に何も知らないまま、06に護られていた方がおもしろかったかも。

ともあれコミックがアニメ化されたのですから
人気はあるのだろうし、そこに響かなかったということで…
ファンの人には申し訳ない感じです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4

67.3 25 超能力で学園なアニメランキング25位
世紀末オカルト学院(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (707)
3548人が棚に入れました
『世紀末オカルト学院』(せいきまつおかるとがくいん)は、A-1 Pictures制作の日本のTVアニメ。1999年長野県長野市松代の皆神山にある私立ヴァルトシュタイン学院(しかし、怪現象がしばしば起こるため、周りからは「オカルト学院」と呼ばれている)。そこの学長や生徒は日夜オカルト研究に明け暮れていた。しかし、学長死去後、オカルト嫌いの神代マヤが就任し、学院にやってきたその日に2012年からやって来た内田文明と出会う。そして2人は学院内の怪現象に遭遇しながら、内田が1999年にやって来た理由を知ることになる。

声優・キャラクター
日笠陽子、水島大宙、茅原実里、高垣彩陽、花澤香菜、子安武人、高橋広樹、小林ゆう、矢作紗友里、矢島正明
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公の能力の変化に注目すると伏線が見えると思います。

 面白かったですね。非常に。コミカルタッチで始まる前半からシリアスなタイムリープエンドへ。父娘、母子の間の葛藤などもうまく描かれていました。13話に収められた緻密なストーリーはかなりの出来ですし、作画も良かったです。造形の良さを裏切ったような残念ヒロイン系でしたが、それがまたいい味を出していました。
 声優さん、すごかったですね。千石撫子とエミリア(遊佐のほう)が会話しているみたいでした。

 本作についてはわかりづらいですが、私の理解が正しければちゃんと伏線があると思います。勘違いならすみません。

 {netabare}第1話でN05が襲われていたのは羽が生えた魔物でした。つまり、NO5が取り戻そうとした文明は黒魔女に破壊された未来でした。だから、子供のころに超能力を失っていない主人公の文明は超能力者の切り札として旅だったわけです。
 ただ、NO6は降り立つ座標を間違えました。「時空嵐」云々の話もありました。これに巻き込まれるとみぐるみ剥がされるというコメントをわざわざ入れています。裸で降りてきたということは、時空嵐に巻き込まれたということです。

 これで座標を間違えたため、この時間軸では世界を滅ぼしたのが黒魔女ではなく宇宙人に変わってしまったということなんでしょう。あえて初めて説明があるときは敵の正体を「奴等」とぼやかしています。
 その宇宙人から地球を救うために成人の文明は子供の文明から、最終回で超能力を奪い取った、という話だと思います。だから、成人の文明の過去も書き換えれ、まるで無能力者なのにこちらに来てしまったという流れになると思います。だから1回目の旅立ちの再現と2回目の記憶では内容が違うわけです。
(もちろん実施に時間を遡ったのは1回です。作中の2話になりますが、文明がマヤに事情を説明しますが、再現シーンではなく、まるで文明が嘘をマヤに説明したようにも見えます。これはミスリードだと思います。もともと文明が能力を持っていないのだとすると私の解釈は間違いとなりますが、こうでないと最終回宇宙人を退治することができないので説明がつかなくなると思います)

 あと、主人公が危機になってもNO5のようにゲートで戻るという発想がなくなっています。ここも敵が変わったから携帯の機能が変わっているということになるのでしょう。手帳の呪文で解決する前提だったのに手帳を携帯で写真をとってもキーとして認識されませんでしたし。この手帳は実際黒魔女を滅ぼしますので、本来なら携帯に写るはず。

 複雑なのでちょっと勘違いがあるかもしれませんが、この流れがあるから、黒魔女の存在と宇宙人という2重の敵になって、ご都合主義のように見えますが、解釈を間違えなければ筋が通ったストーリーになります。オカルトを強調しているのはSFであることを意識させないためだと思います。
 携帯の機能のところは相手が黒魔女だとすると不自然なので、そこだけまだ引っかかってます。

最終回は、おそらく結婚した2人のカレー皿の横にスプーンがあります。もとの時間の文明が箸を嫌がっていた理由は曲がってしまうからだとすると、やはり能力がもともとはあって、それが消えたという解釈なら辻褄があうと思います。

 その他にも伏線はちゃんとストーリーに入れ込んでいました。マヤの父親が生きているのも1話の段階でちゃんと未来のメンバーに入っていました。文明がはいった定食屋、黒魔女の初登場も時間経過の不自然さを敢えて見せています。この間に黒魔女があの巨乳の女の子になる用意をしていたのでしょう。黒魔女の正体すごかったですね。ディープキスがエロくて良かったです。{/netabare}

 それにしてもマヤの子供のころの服が高校になってもまったく同じとか、アベミノルの名前とか、ポルシェなどの意味が解らない部分がありますが、多分 これだけのレベルのアニメです。もうちょっと詳しくみるともっと工夫があるかもしれません。

 エンディングの1999年の頃の歌をキャラソンにするとか、メガネメガネのギャグとか、サイコやエクソシストのオマージュなどいろいろ面白いポイントがありました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメとして楽しむオカルト

1999年と言えば、
それほど“過去”って気もしないんですけど
この作品の時代設定は1999年
ノストラダムスの大予言の
『地球滅亡説』で騒いでた年です。

作品名からもお分かり頂けると思いますが
『オカルト』をテーマにした作品です。

ただ、安易にオカルト好きな方にオススメするのは
ちょっと待ったです。

私の場合、オカルト好きでもあるし
アニメ好きでもあります。

結論から言うと、アニメ好きだったから
最後まで楽しめました。

別にオカルトに対して手厳しいつもりもありませんが
やはり、オカルトは

「えっ?これマジ!?」

ってなるのが醍醐味でありロマンだと思います。
信じる人と信じない人と別れて
双方、真逆の見解で1つの真実を求めます。

説得力を増す上で
欠かせないのが証拠VTR
『証拠』と言いながら
CGの技術の発展により
信憑性が薄いものになってしまっていますが
ガッカリするような
ヘタクソな合成は論外として
果たして、なんでもかんでも
CGとして片付けてしまって良いのか
と思えるくらいの映像もあります。

その証拠VTRを裏付ける
更なる証拠品であったり
不可解な行動であったり
説明の付かないことが沢山あります。

『オカルト』方面からの見解の方が
筋が通ってるなんてことも・・・

しかし残念ながら
私はオカルトサイドの結論で
最終的に誰もが認めざるを得ない
オカルト側の完全勝利というものを
見たことがありません。

『地球滅亡説』に至っては
オカルト側は当たっていたとしても
どや顔を見せ付ける人類が
その時は、いないと言うことです。
(あの世でするつもりかもしれませんが・・・)
滅亡否定派は当たってたら
どや顔出来ますし
間違っていても追求される前に滅亡なので
かなり有利です。
(それを解かった上で私は2012年人類滅亡派でした
もうね、仕事が嫌だったんですよ)

さて、話を戻しますと
『世紀末オカルト学院』という作品は
オカルト好きにとって
「これ、マジか!?」
ってなれるアニメかと言うと
もうアニメの時点で、なれるわけが無いです。

「こ・・・こんな学院が、存在するなんて・・・・」

とか言ってる方は
オブラートに包んだとしても
「どんだけ純粋やねん!!」
くらいは言われます。

これが『オカルト』のみを期待して
この作品を視聴した場合です。

これに『アニメ好き』要素を加えると
物語の構成であったり
キャラであったり
よ~く観てる方には解かるちょっとしたヒントだったりと
物語の本筋を楽しんで
オカルトはひとつのテーマとして
捉えることが出来ると思いますので
全然感想が違ってきます。

私も最後は熱さを感じる熱血アニメに観えました。

ですのでオカルト好きでアニメ好きな私は
“オカルト方面の知ってることが
アニメで出てきて嬉しい”
というような感覚でしたね。
特に『月刊ムー』が出てきた時は嬉しかったです。

OPの歌が『しょこたん』と言うのも
アニメとオカルトどっちも好きで歌もうまい
確かに彼女が一番良いかもしれません。


1999年皆さんは何をしていましたか?
恐怖の大王・・・待ってたんですけどね~。

なんか子供のころから授業中に

「誰か授業に乱入してきてマシンガンぶっ放してくんねえかな~」

とか思ってました。

いや、もちろん本当にそんなことに
なったら大変ですし、
何処かでそんな事件が起こると
不謹慎発言になっちゃうんですが、
どこかトラブルを待ってる自分がいます。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 24

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

お気に入り作品メモ 隠れた名作。 時をかける少女との関連性

「時をかける少女」、「サマーウォーズ」で助監をされていた伊藤智彦監督作品。僕街、SAOの監督さんですね

このオカルト学院は細田監督の影響が強いです!
人物の立ち姿、緻密な背景、空の描き方
最終話では細田監督作品でおなじみの飛行機雲。

さて、名作と言っても信じてもらえませんよね。。
タイトルが胡散臭いですし、オカルトネタのアニメなんて
たかが知れてるって思いますよね。
しかし、これはネタアニメでは決してありません!


・作品テーマ
テーマは「過去と向き合う」
こういった事でしょうか
時間移動、地球の平和といったキーワードが当てはまるアニメなので
細田監督の2作品と通じるものがあります。

ヒロインは父親と疎遠になってしまった過去
主人公は過去の名声
2人の人物が物語を通して過去と和解し
この2人の物語がラストで収束して1つの物語として結末を迎える
1クールオリジナル作品ですが、優秀作品ですね。


・ストーリー
1999年ノストラダムスの予言の災厄が実現する世界のお話
主人公フミアキは宇宙人のテクノロジーを使って過去に
タイムトラベルをし、未来を救おうとしています。
過去で出会うのがヒロインのマヤです。
フミアキは未来から来訪してるわけですね

父がオカルトに昏倒したことで家庭崩壊したため
マヤはオカルトに詳しいですが、オカルト嫌い
詳しいだけに否定はしていません。

様々なキャラクターが毎回オカルトに関わる事件を
持ち込む形となり、メイン登場人物がそれを解決していきます
コメディ色が強目で、キャラも強烈です。
毎度超常現象に見舞われるも絶対に死なない
こずえ。あだ名はスマイルなのに、笑顔皆無で誰でも
ぼこぼこに殴るスマイル等。。
こずえは悪霊に憑依された回ではスマイルに顔の形が変わるほど
殴られていました。。

ドタバタコメディーアニメと思って視聴していると
終盤2話ほどでしっかり物語が佳境に入り、今までのコメディが
伏線であったことに驚くと思います。
中盤の物足りなさを見事に昇華させましたね
しっかりテーマに沿って進行、展開されていたことに気づきません。
タイムパラドックスを演出として見事に物語に織り込んでおり
物語の完成度の高さを感じます。


・ノストラダムスの鍵
主人公は少年時代、天才超能力少年で常に周囲から世話をやかれ
自分の意志で行動することができませんでした。。
超能力を失ってからの人生。。
最後の大舞台として過去の地球を訪れ、ミッションにあたります。

どうにも頼りないように思えた主人公でしたが、ここ一番の闘志
、根性!輝いてましたね。爽快でした。
ラストで発した言葉が実に印象に残ります。。
彼は、自分の現在、未来、過去まで救っていきました。
マヤの誠実さもとても気持ちがよいものでしたね。。


・さいごに
1クールオリジナルアニメでこれほど特殊な設定で
綺麗に纏め上げられた作品は本当に稀です。
EDが声優さんが歌う90年代ヒット曲だったのも変わってましたね。。
タイトルからは想像もできない、壮烈で誠実な物語です。
はっきりいって細田監督の映画○○の子より断然出来がよいです。。


長々とおつきあい頂きありがとうございました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 25
12
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